【ドラゴンボール】地球が破壊・消滅した回数は？壊れなかったシーンや理由は？

週刊少年ジャンプで連載され、日本国内だけでなく海外からの人気も熱いバトル漫画作品『ドラゴンボール』。こちらの記事では『ドラゴンボール』で主人公の孫悟空が住む惑星"地球"が破壊・消滅した回数をご紹介していきますが、その前にまずは『ドラゴンボール』の作品概要と簡単なあらすじをご紹介していきます。『ドラゴンボール』についておさらいしたい人はこちらの項目にも目を通してみてください。

• 作者：鳥山明
• 出版社：集英社
• 掲載誌：週刊少年ジャンプ
• レーベル：ジャンプ・コミックス
• 発刊期間：1984年11月20日～1995年6月5日
• 巻数：全42巻（完全版：全34巻）

『ドラゴンボール』は『Dr.スランプ』の作者としても知名度の高い漫画家・鳥山明先生の代表作品で、1984年から約10年間連載された大人気作品です。『ドラゴンボール』のアニメは1986年に同タイトルで開始されたものを含め5作品制作されており、海外80カ国以上でも放映されました。

テレビアニメ・劇場版アニメの他にイベント用のアニメ作品や、掲載誌の週刊少年ジャンプで人気の他作品とのコラボアニメなども登場しています。現在もスマートフォン向けアプリゲームや家庭用ゲーム機のソフトが制作されており、若い世代から大人にまで親しまれているアニメの1つとなっています。

戦闘民族と言われる種族・サイヤ人として生まれた孫悟空。しかし生まれた時の戦闘力が低かった悟空は、他の惑星を侵略するための道具として故郷から送り出されてしまいます。そうして赤児の時に地球に送られた悟空は、孫悟飯という人間に拾われすくすくと成長し優しい心を持った少年となりました。そんなある日、悟空はブルマという少女と出会い"ドラゴンボール"という願いを叶えてくれる秘宝の存在を知ることになるのでした。

フリーザやセル、魔人ブウといった様々な強敵と戦い何度も命の危機に陥った主人公・悟空。そんな魔人ブウたちとの戦いでは悟空や仲間の命だけではなく、地球が破壊・消滅されそうになるといった人類全体が危機に陥るシーン描かれました。しかし『ドラゴンボール』の物語の中で地球が実際に破壊・消滅した回数は「魔人ブウとの戦い」と「生き返ったフリーザとの戦い」のシーンの2回のみとなっています。

こちらの項目ではそんな「魔人ブウ」「生き返ったフリーザ」との戦闘シーンについてご紹介しています。また地球が危機に陥っても最終的には壊されないことが多い理由についても考察しているので、地球が破壊・消滅した回数や地球が壊されない理由が気になっている人はこちらの項目に目を通してみてください。

『ドラゴンボールの地球が破壊・消滅した回数』1つ目のシーンは魔人ブウとの戦闘シーンです。この魔人ブウとの戦いはアニメ『ドラゴンボールZ』で描かれており、『ドラゴンボール』の物語で初めて地球が破壊・消滅したシーンとなっています。

悟飯や仲間たちが魔人ブウに吸収されてしまい、悟空とベジータは彼らを助けようと自ら魔人ブウに取り込まれます。その後吸収された仲間たちを無事に魔人ブウから引き剥がすことができた悟空ですが、その時一緒に魔人ブウの中に眠っていた良い心のブウも引き剥がしてしまいます。

すると魔人ブウは本来の邪悪だけで作られた破壊のみを求める姿に変化してしまいました。本来の姿に戻った魔人ブウは己の欲求のまま地球を破壊し、地球上に生きている多くの生命も消滅してしまうのでした。その後、破壊されてしまった地球を元の姿に戻すためナメック星の神龍・ポルンガに願い、無事地球を復活させることができました。

『ドラゴンボールの地球が破壊・消滅した回数』2つ目のシーンは生き返ったフリーザとの戦闘シーンです。アニメ『ドラゴンボールZ』で悟空たちの驚異となったキャラクターの一人フリーザ。『ドラゴンボールZ』でナメック星の爆発破壊に巻き込まれフリーザは死亡しましたが、『ドラゴンボール超』で再び復活し地球に降り立つことになります。

そして再び強敵のフリーザと戦うことになった悟空たち。フリーザはベジータとの戦いで苦戦を強いられ地面に這いつくばる体勢になりますが、一瞬の隙をついて地球を破壊することに成功します。その時運良くビルスとウイスの近くにいた悟空は地球の破壊に巻き込まれることはありませんでしたが、隙をつかれ地球を破壊されてしまったこと悔やみます。

その後ウイスの能力を使ってほんの少しですが時間を巻き戻し、地球が破壊される前に戻った悟空。超サイヤ人ゴッド超サイヤ人へと変身し絶大な力を発揮できる状態となった悟空は、フリーザが地球を破壊する直前にかめはめ波を放ちフリーザを消滅させ、地球の危機を救ったのでした。

上記では地球が破壊された「魔人ブウとの戦い」と「生き返ったフリーザとの戦い」をご紹介しましたが、『ドラゴンボール』の中では地球が危機に陥った場面は他に何度もあったにもかかわらず、実際に地球が破壊されたのはこの2回のみとなっています。

『ドラゴンボール』では物語が進むにつれ敵の戦闘力も上がっており、地球が破壊されるシーンがもっとあっても不思議ではないところですが、なぜ地球はなかなか壊れないのでしょうか？その理由について作者の鳥山明先生の口からは明言されていませんが、地球が壊れない理由を客観的に考えると「ストーリーの展開をスムーズにするため」ではないかと考えられます。

地球が破壊されてしまうと物語の舞台を他の星に移すなり、ドラゴンボールで再び地球を復活させてもらうほかありません。『ドラゴンボール』はファンの間でも戦闘力のインフレが凄いとネタにされることもありますが、新しい敵が登場する度に地球が破壊されてしまうと『ドラゴンボール』の物語の流れが遅くなってしまうため、地球がなかなか壊れないような展開にしているのではないかと考えられます。

また鳥山明先生のもう一つの代表作であるギャグ漫画『Dr.スランプ』では、主人公のアラレちゃんが地球を割るというギャグシーンが登場するため「地球が破壊される＝ギャグ」という印象を持っている読者もいるでしょう。そのため、頻繁に地球が破壊されるシーンが登場すると『ドラゴンボール』の作品自体がギャグ路線に感じられてしまうため地球が頻繁に壊れないような展開にしているのではないでしょうか？

『ドラゴンボール』の物語の中では、地球が壊れそうで壊れないシーンがいくつか登場しますが、ここからは地球が壊れそうで壊れなかったシーンを2つご紹介します。まず1つ目は『ベジータが悟空に放ったギャリック砲』です。アニメ『ドラゴンボールZ』では地球侵略のためにベジータが地球に来訪します。その際に、自分より身分の低い下級戦士サイヤ人である悟空に傷をつけられ憤慨するベジータ。

怒りに囚われたベジータは地球侵略の目的を忘れ、悟空ともども地球を破壊しようとギャリック砲を地球に向かって放ちました。しかし悟空もそのままやられるわけにはいかないためかめはめ波で応戦します。はじめは互角かと思われたかめはめ波とギャリック砲の戦いですが、悟空がさらに火力を上げたためベジータを打ち負かします。こうして地球は壊れない結果に終わりました。

地球が壊れそうで壊れないシーン2つ目は『セルの』かめはめ波。こちらはアニメ『ドラゴンボールZ』に登場する強敵・セルとの戦いです。第3形態となったものの、超サイヤ人2となった悟飯に苦戦するセルは自爆して地球を破壊しようと考えます。しかし悟空が瞬間移動をしたことによってセルは界王星に飛ばされ、地球を破壊できないまま自爆してしまいます。

しかしセルのコアが壊れていなかったため、再び復活し地球の破壊を企てたセル。太陽さえも壊す事ができる破壊力を秘めたかめはめ波を地球にロックオンしたセルに、悟飯はボロボロになりながらも、なんとか動かすことができる方の腕でかめはめ波を撃って応戦しようとします。そこへあの世から悟飯とセルの戦いを見ていた悟空が力を貸し与え、悟飯と悟空の親子二人の力が込められたかめはめ波でセルを倒します。

『ドラゴンボール』の物語で何度も崩壊の危機に瀕した地球。物語の登場人物は成り行きで地球を壊そうとする者がほとんどでしたが、『ドラゴンボール』ファンの中には、もし自分が『ドラゴンボール』の登場人物だったら最強戦士が数多く存在する地球を真っ先に破壊するという意見を持つ人もいるようです。

こちらのかたの感想では『ドラゴンボール』に登場する地球の丈夫さについて言及しています。人類の想像を超えるほどの戦いが繰り広げられ、幾度も強力な衝撃を受けた地球。現実の地球であれば、壊れることはなくともその衝撃で気候の異常や何かしらの変化が出てくるところですが、『ドラゴンボール』の地球はその後もいつも通りの状態。そんな地球の頑丈さに感心の声があがっています。

こちらのかたは『ドラゴンボール』の創作小説の物語での地球破壊ネタについて面白かった作品について話されています。現代社会の問題に面した悟空が絶望し、自ら地球を破壊するというギャグ作品となっているようです。興味のある人は上記のツイートのリプライ欄に該当作品のリンクが掲載されているのでチェックしてみてはいかがでしょうか？

以上、『ドラゴンボール』に登場する地球が破壊・消滅した回数についてご紹介してきました。『ドラゴンボール』の物語の中で地球が破壊・消滅した回数は2回で、破壊した人物は「魔人ブウ」と『ドラゴンボール超』で復活した「フリーザ」でした。他にも「ベジータ」や「セル」など、地球破壊を試みた敵キャラクターが複数登場しましたが、悟空やその仲間達によって食い止められることが殆どとなっています。