【ドラゴンボール】フリーザ一族をまとめて紹介！家族の名前や母親・女キャラは？

フリーザ編にて初登場する悪役のフリーザは、『ドラゴンボール』の中でも知名度の高いキャラクターです。初登場時から主人公・孫悟空ですら足元にも及ばない圧倒的な戦闘力を見せつけ、さらにその後、覚醒して互角の勝負に持ち込んだと思いきや変身して戦闘力を跳ね上げるなど強烈なインパクトを与えていました。ここからは、そんなフリーザの身内であるフリーザ一族について紹介していきます。

『ドラゴンボール』とは、鳥山明氏によるファンタジー・バトル漫画です。本作は世界中に散らばった七つの球「ドラゴンボール」を集める孫悟空を主人公に据えた作品で、『週刊少年ジャンプ(集英社)』にて連載されています。連載期間は1984年51号から1995年25号までの約10年半で、1986年からはフジテレビ系列にて『ドラゴンボール』、『ドラゴンボールZ』が放送され、その後ドラゴンボールシリーズとして人気を博しています。

ここでは当記事で紹介するフリーザ一族のメンバー・フリーザが登場した、『ドラゴンボール フリーザ編』のあらすじを簡単にまとめていきます。不老不死を求めてドラゴンボールを集めていた宇宙の帝王・フリーザ。彼はナメック星人を次々と殺害してドラゴンボールを略奪していました。そこで、悟飯はフリーザ一味の悪行を阻止すべく、フリーザ一味とドラゴンボールを巡る戦いを繰り広げていきます。

『ドラゴンボール』に登場するフリーザ一族とは、宇宙の帝王であるフリーザと同系列の一族です。そのため、フリーザ一族の家族は球体のような頭部や爬虫類のような尻尾、三本の足、白い外骨格などの特徴が共通しています。そのほかフリーザ一族の一部の家族は体の各所からツノを生やしている者もおり、またフリーザやクラウのように変身形態を持つ者も存在していました。

宇宙の帝王であるフリーザと同系列のフリーザ一族は、フリーザと同様に球体のような頭部や爬虫類のような尻尾を持っていました。ここからはそれらの特徴を踏まえた上で、『ドラゴンボール』に登場するフリーザ一族のキャラや家族の名前を一覧形式で見ていきましょう。ここで一覧化するのは、原作『ドラゴンボール』に登場したフリーザ一族のキャラや家族です。

フリーザ一族の家族一覧でまとめる1人目のキャラの名前は、『ドラゴンボール』21巻247話にて初登場したフリーザです。ナメック星に現れたフリーザは、フリーザ軍の頂点に立つ存在としてザーボンやドドリアなどの戦士たちを従えていました。そして、初登場時のフリーザの戦闘力は53万。この戦闘力は変身前である第一形態の数値ですが、それでも当時の悟空が戦っても兄元にも及びません。

さらに、フリーザは第一形態、第二形態、第三形態、最終形態、フルパワー形態、メカフリーザ、ゴールデンフリーザといった7つの姿に変身することができ、変身に伴い戦闘力も桁違いに上がっていきます。当時の『ドラゴンボール』における史上最強の敵であったと言っても過言ではありません。ただ、悟空との激戦を繰り広げたフリーザは、その後何度も登場すると同時にフリーザ軍が壊滅させられる事態となっています。

しかし、それでも軍が解体されていないことから相当なカリスマ性を持っていると言えるでしょう。今でもなお、フリーザは悟空たちの前に立ちはだかる敵ではありますが、悟空との戦いを経てきた結果、最近では悟空とフリーザの間にピリピリした緊張感がありませんでした。やはり、漫画『ドラゴンボール超』第6巻から第9巻にて描かれた力の大会で第七宇宙の危機を回避するために共闘した経験が関係しているのかもしれません。

フリーザ一族の家族一覧でまとめる2人目のキャラの名前は、フリーザの父親にあたるコルド大王です。フリーザ一族の中でも凶暴性や残忍性が極めて高いキャラで、フリーザはそんなゴルド大王の特性を色濃く引き継いだ存在だと言われています。フリーザ軍の影の首領でもあるため、フリーザ一族や直属の部下以外はゴルド大王の存在を知りませんでした。作中では「人造人間編」のプロローグにて登場。

フリーザが悟空に敗れて瀕死の状態で宇宙空間を漂っていたため、その復讐のためにフリーザと共に地球に来襲しています。しかし、その途中で未来からやってきたトランクスに行く手を阻まれてしまいました。その時に「宇宙一の力を持つ者は、必ず我が一族でなければならん」と発言していたり、フリーザを一瞬にして切り刻んだトランクスをスカウトしたりしていたことから、フリーザ一族全体の力を何よりも重視していることが窺えます。

息子がやられてしまったのにも関わらず非情な態度を取っていたゴルド大王ですが、最後はあっけなく死亡してしまいます。前章で死闘を繰り広げたフリーザの父親であり、宇宙最強の一族と自称するフリーザ一族の長でもあるという鳴り物入りで登場したキャラでしたが、最後に隙を突いてトランクスに斬りかかるも敵わず、心臓を気功波で撃ち抜かれて死亡しました。ゴルド大王は、そんな強烈な出落ちぶりからネタキャラとして愛されています。

ここからは『ドラゴンボール』の派生作品に登場するフリーザ一族のキャラや家族の名前を一覧形式で見ていきます。なお、フリーザ一族のキャラや家族が登場した派生作品には、映画『とびっきりの最強対最強』、『エピソードオブバーダック』、漫画『ネコマジン』、『ドラゴンボール超』などがありました。

フリーザ一族の家族一覧でまとめる1人目のキャラの名前は、フリーザの兄にあたるクウラです。『ドラゴンボール』の派生作品である映画『とびっきりの最強対最強』と『激突!!100億パワーの戦士たち』の2作品に登場しています。クウラは悟空たちを苦戦させたフリーザを遥かに凌ぐ戦闘力を誇っており、フリーザが4段階までの変身形態を持つのに対してクウラは5段階までの変身形態を持っていました。

フリーザを倒して一族に泥を塗った悟空(サイヤ人)への復讐を目的に地球へと来襲してきたクウラは、あくまでも「一族に泥を塗ったから復讐する」という行動から窺い知れる通り、フリーザ以上に冷酷かつ残忍な性格をしています。武人気質でもあるため、ゴルド大王やフリーザが優秀であれば相手をスカウトして味方に引き込もうとするのに対して、クウラはとにかく相手を倒すことしか考えていません。

そのため、戦闘においては非常に用心深いです。もし敵の姿を見失ったとなれば、広範囲攻撃を放って周囲一帯を破壊するなど徹底して相手を潰そうとします。また、自分の状況が不利だと判断すれば星ごと破壊する決断を下すことから、手段を選ばない側面も持ち合わせているのが窺えます。フリーザが「悪の帝王」だとすれば、クウラは「武闘派集団の隊長」と言えるでしょう。

フリーザ一族の家族一覧でまとめる2人目のキャラの名前は、ゴルド大王やフリーザの遠い先祖にあたるチルドです。『ドラゴンボール』の派生作品である『エピソードオブバーダック』に登場しています。見た目はフリーザの第一形態によく似た姿をしていました。「宇宙最強」を自称していることや、相手が子供でも容赦なく殺害しようとするなど残忍な性格がフリーザやゴルド大王ら子孫と共通しています。

ただ、フリーザが軍を率いているのに対し、チルドはリーダーとして宇宙海賊を率いているためフリーザ一族の先祖としては少々規模が小さいと感じるかもしれません。しかし、戦闘力はフリーザに引けを取りません。チルドの部下たちがバーダックにやられた際はリーダーとしてバーダックと対峙していますが、その時にバーダックが「なんてパワーだ」と言っていることから、チルドはかなり強い力を有していることが分かります。

最後は自身の不甲斐なさを痛感して超サイヤ人に覚醒したバーダックに敗北。チルドは超サイヤ人となったバーダックを惑星プラントごと消し去ろうとするも、エネルギー波の撃ち合いに押されて宇宙まで飛ばれました。宇宙まで飛ばされた後は瀕死の状態で部下たちに回収されますが、結局フリーザ一族に「黄金に変化するサイヤ人に気を付けろ」と遺言を残して命を落とすのでした。

フリーザ一族の家族一覧でまとめる3人目のキャラの名前は、フリーザの息子にあたるクリーザです。ドラゴンボールシリーズから少し離れてしまいますが、クリーザは『ドラゴンボール』の作者・鳥山明氏による漫画『ネコマジン』に登場しています。クリーザは父親のフリーザと外見が似ていますが、白と茶色の体色と栗のように後頭部が尖っていること、そしてツノが無いことの3要素がフリーザとの相違点となっていました。

喋り方は敬語を使用しており、フリーザのことを「パパ」と呼んで慕っています。また、超サイヤ人にも変身可能なオニオよりも強いとされているなど父親譲りの高い戦闘力を持つものの、クリーザが登場した漫画『ネコマジン』はSF・バトル漫画であるドラゴンボールシリーズとは異なり、ギャグ漫画となっているため高い戦闘力を活かす機会は少ないです。

作中ではオニオに連れられて地球に来襲し、ネコマジンZを倒そうとするもネコマジンZによるギャグ展開によって見せ場を失ってしまいます。さらに、その後ネコマジンZの家で世話になり、それから数日を経て彼との関係を深めたのかサッカーに興じていました。

フリーザ一族の家族一覧でまとめる4人目のキャラの名前は、第6宇宙のフリーザ一族のキャラ・フロストです。『ドラゴンボール超』に登場しています。フロストがいる第6宇宙は、悟空たちのいる第7宇宙の対関係にあります。また、『ドラゴンボール』の世界では12個の宇宙が存在しており、その内の一つである第6宇宙もサイヤ人やナメック星人、そしてフリーザと同じ種族もいました。

フロストが作中に初登場したのは、漫画『ドラゴンボール』第7話にて描かれた悟空たちがいる第7宇宙とフロストがいる第6宇宙の格闘試合です。そこに現れたフロストはフリーザと見た目が良く似ているため、第6宇宙のフリーザ版と言われれば納得がいくかもしれません。ただ、フロストの性格はフリーザとは少々異なります。

対戦相手となった悟空に「よろしく！」と握手を求めるなどフレンドリーかつ紳士的な姿を見せていたからです。しかし、いざ試合となるとその雰囲気は鳴りを潜め、予め体に忍ばせていた針で悟空とピッコロを倒すなど卑怯極まりない一面を見せます。実は、最初に見せていたフレンドリーかつ紳士的な姿はフロストの演技でした。最初に人を欺くような性格をしている分フリーザよりも質が悪く厄介なキャラと言えるでしょう。

これまでフリーザ一族のキャラや家族を見てきましたが、途中でなぜフリーザ一族には女性キャラや母親がいないのかと疑問に思った方はきっと多いことでしょう。フリーザの母親やフリーザ一族の女性キャラは作中で登場しておらず、また母親やフリーザ一族の女性キャラについては『ドラゴンボール』の原作漫画やスピンオフ作品でも明言されていないようです。

では、女性キャラが存在しないフリーザ一族はどのようにして誕生するのか？それについては、フリーザが悟空に敗れたことによって、体の大部分が失われた際に登場した再生装置を元に考察できます。

フリーザは再生装置を使ってバラバラ状態の体を元に戻していました。この事実からフリーザ一族は女性の体から生まれるのではなく、一族の細胞分裂によって誕生しているのではないかと考えられるわけです。だからこそ、フリーザ一族のキャラは家族が倒されても非情な態度をとっていたのではないでしょうか？

母親がいないことや再生装置によって体を元に戻すことのできるフリーザ一族ですが、果たして彼らは何の種族なのでしょうか？それについて調べてみたところ、フリーザの種族や宇宙人の中で何星人なのか分かりませんでした。ただ、フリーザ一族が管理している「惑星フリーザ」という名称の植民地が存在しており、さらに惑星フリーザにはNo.〇〇という名称が付いているため、フリーザの母星は何番目かの惑星フリーザだと考えられます。

アニメ『ドラゴンボール』に登場するフリーザ役を演じたのは、声優事務所「81プロデュース」所属の声優・中尾隆聖(なかおりゅうせい)さんです。プロフィールは生年月日が1951年2月5日(71歳)、出身地が東京都、愛称がトモちゃんとなっています。声優としてのデビュー作品はドラマ『わが家はいっぱい』。テレビアニメではアニメ『宇宙パトロールホッパ』の主人公・ジュン役がデビュー作となっています。

声優デビュー後はアニメ、ゲーム、吹き替えのジャンルを中心に声優活動をおこなっています。やなせたかしさんによれば「セクシーな声」と形容される声質の持ち主で、受賞歴には第25回日本映画批評家大賞・アニメ部門最優秀声優賞、第11回声優アワード・富山敬賞の二つがありました。また、「人気声優200人が本気で選んだ!声優総選挙!3時間SP」では第8位に選ばれています。

• 1965年～：宇宙パトロールホッパ(ジュン 役)
• 1973年～：ゼロテスター(荒石ゴウ 役)
• 1982年～：科学救助隊テクノボイジャー(サミー・エドキンス・ジュニア 役)
• 1988年～：それいけ!アンパンマン(ばいきんまん、だだんだん1号 役)
• 1994年～：モンタナ・ジョーンズ(アルフレッド 役)
• 2002年～：王ドロボウJING(キール 役)
• 2005年～：BLEACH(涅マユリ 役)
• 2008年～：ゲゲゲの鬼太郎（第5作）(おんもらき 役)
• 2011年～：スイートプリキュア♪(ノイズ〈ピーちゃん〉 役)
• 2018年～：魔法少女サイト(サイト管理人 漆 役)

ここまでドラゴンボールシリーズに登場したフリーザ一族のキャラや家族の名前を原作と派生作品に分けて一覧化し、最後にフリーザ一族の母親や女性キャラ、そしてフリーザ一族が何星人なのかを考察してきました。では、フリーザ一族について、ネット上ではどのような感想や評価があがっているのでしょうか？ここからはネット上に寄せられたフリーザ一族に関する感想や評価を紹介していきます。

『ドラゴンボール』に登場するフリーザの母親に関する感想があがっています。こちらではフリーザの母親について気になっているようです。他のツイートではそもそもフリーザの母親が存在するのか？と疑問視されていました。

さらに、コルド大王の細胞分裂によって、フリーザ一族が誕生したのだと考察されています。確かにフリーザ一族の誕生にコルド大王の細胞分裂が関係している可能性は否定しきれません。フリーザ一族に母親が存在していないとすれば、どうやって一族が誕生したのか？非常に気になるところです。

『ドラゴンボール』に登場するフリーザの母親に関する感想があがっています。こちらでは、物語の「あれが地球だよパパ… フリーザ親子の逆襲」というタイトル画像と共にフリーザの母親の存在について言及されています。やはりタイトルの「パパ」や「フリーザ親子」といった言葉は、自然と母親の存在に意識が向くのかもしれません。

『ドラゴンボール』に登場するフリーザの女説に関する感想があがっています。母親の存在が疑問視されつつも、結局登場しなかったフリーザ一族の母親。その結果、フリーザが女ではないかと疑問視されるようになったようです。フリーザが女ではないかと疑問視されるようになったのには、やはりフリーザ一族の母親の存在が関係しているのでしょうか？あるいはフリーザの性格や言動が女性をイメージさせてもいるのかもしれません。

『ドラゴンボール』に登場するフリーザ一族について、家族の名前を一覧化しつつ母親・女キャラをまとめて紹介してきましたがいかがでしたか？フリーザ一族のキャラや家族はフリーザを含めて全部で6人いました。その名前はフリーザ、コルド大王、クウラ、チルド、クリーザ、フロストです。

そして、フリーザとコルド大王は『ドラゴンボール』の原作漫画に登場していますが、残りのクウラ、チルド、クリーザ、フロストは映画『とびっきりの最強対最強』、『エピソードオブバーダック』、漫画『ネコマジン』、『ドラゴンボール超』といったドラゴンボールシリーズの派生作品に登場していました。これを機にフリーザ一族のキャラや家族を原作と派生作品を見てチェックしてみてください。