【ゴールデンカムイ】金塊の金額・量と各陣営の思惑は？隠し場所は五稜郭？

北海道出身の野田サトル（漫画家）さんによって描かれている「ゴールデンカムイ」は、単行本において28巻（2021年12月）まで刊行されている漫画となっています。漫画が原作となってテレビアニメも放送されているゴールデンカムイは、さまざまな事情を抱えた人たちが金塊を巡って争ったり、旅をしたりするサバイバルバトルが繰り広げられています。歴史も堪能できる人気作となりました。

週刊ヤングジャンプ（2014年8月から）によって連載されているゴールデンカムイは、アイヌ文化を丁寧に描いており、さらに北海道樺太ならではの狩猟グルメも披露している魅力たっぷりの作品となりました。単行本では1800万部（2022年2月）の累計発行部数を記録しています。そこで、ゴールデンカムイで話題になっている金塊の金額・量や各陣営の目的ネタバレ！暗号や隠し場所は五稜郭？最終回についても紹介します。

TOKYO MXほかからテレビアニメが放送されるようになったゴールデンカムイは、全12話によって放送された第一期（2018年4月9日～6月）が好評だったため、第二期（2018年10月～12月）のテレビアニメも同じく全12話で放送されました。第一期・第二期のテレビアニメ放送でゴールデンカムイ熱が増したことで、第三期（2020年10月～12月）も全12話で放送されることになります。多くの人々から支持を得る作品となりました。

当時のアイヌ文化が豊かに描かれているゴールデンカムイは、狩猟グルメも美味しそうだと注目を集めています。作中では北海道樺太ならではの珍しい動物たちも登場しており、北海道の自然を満喫できる作品となっています。自分の欲望を満たすためや人の命を救うためなどさまざまな事情を抱えた人たちを狂わせる金塊を巡って壮絶なバトルが繰り広げられていきました。生き方や考え方を見つめ直す作品としても話題となっています。

基本的に穏やかな性格で情に厚い杉元佐一は、戦場において不死身と呼ばれ周囲から恐れられていました。敵に対して容赦しない残忍な一面を持っている杉元でしたが、日露戦争が終わり家に帰れるようになります。久しぶりに帰ることができた故郷では幼馴染みの梅子が眼病を患っていました。心優しい杉元は梅子の眼を治してあげたい一心で砂金を採っていましたが、金塊があるという情報を得た際には探しに出かけます。

ゴールデンカムイでは、さまざまな境遇の人間が出会ってやり取りをしていく中で絆が生まれるなど、感動的なシーンが登場しています。その中で人々の出会いの中心になっていたのは自分たちの生活を支えてくれる「金塊」だったのです。そこで、ゴールデンカムイで金塊が集められた理由や金額・量を考察していきます。まずは、金塊が集められた理由から考察していきます。

ゴールデンカムイで登場している金塊については、明治時代の北海道での様子を元に描かれていました。明治時代の北海道では、ゴールドラッシュという時代があったのです。ゴールドラッシュの時代は、北海道の各地で大量の砂金がザクザク採れるという夢のような状態となっていました。しかし、砂金に目がくらんでしまった人間のせいで川が汚染され、魚が川を泳げなくなり次々と死んでいくようになってしまったのです。

アイヌでは魚を神と考えていたことから、このままでは神である魚が絶滅してしまうと考えるようになりました。自然を守ろうとしたアイヌたちは砂金を採ることを止めて、採れた砂金を隠すようになったようです。そのため、アイヌが隠した金塊の隠し場所に注目が集まるようになりました。金額・量や隠し場所も話題となっている金塊（砂金）は、現在ではどこにあるのか、本当に存在しているのかもわからない状態となっているようです。

ゴールデンカムイでゴールドラッシュの時代（明治時代）北海道では砂金が大量に採れたため、多くの人々が飛びつき自然を破壊するという状況が起きました。その状況を見てこれ以上自然を壊してはいけないと考えたアイヌたちは、砂金採りを止めて採取した砂金を全て隠してしまったのです。その隠した砂金はアイヌ民族を迫害する日本人と戦うための資金として蓄えられたようです。

金額・量や隠し場所は五稜郭？と話題となっている金塊は、そのような状態でアイヌが隠すようになりました。そのアイヌたちがかつて隠した金塊を狙って旅をしていたのが、幼馴染みの目を治したい杉元佐一だったのです。その他にもさまざまな目的で鶴見や土方らも金塊を狙っていました。かつて、アイヌたちが金塊の隠し場所を変えようとした際にある事件が発生します。

金塊の隠し場所を変えようとした際に、七人の仲間を皆殺しにして独り占めしてしまった人がいたのです。アイヌの金塊を独り占めしようとして仲間を皆殺しにした犯人はすぐに捕まりました。しかし、支笏湖で逮捕された際にはすでに金塊は別の場所へ隠された後だったのです。それ以降、金塊の行方が分からなくなってしまったようです。その時の犯人は「のっぺらぼう」と呼ばれるようになったウイルク（アシㇼパの父）でした。

ゴールデンカムイでのっぺらぼう（ウイルク：アシㇼパの父）と呼ばれている犯人が、かつてアイヌの金塊を独り占めして逃走した事件が発生しました。仲間のアイヌ七人を皆殺しにしたのっぺらぼうは、すぐに捕まりますがすでに金塊の行方は分からない状態となっていたようです。捕まったのっぺらぼうは、収容所において囚人たちに金塊を半分渡すという条件で、刺青を彫り暗号を残していきました。

暗号の刺青を彫られた当時の囚人たちは、報酬としての金塊について金額にして8万円分（現在では8億円相当）と聞かされていたようです。金塊の量的には、20貫（現在で約75kg）となっていました。8億円相当と聞いて大金であるものの、かなり少ないと思った人も多かったようですが、実際はその1000倍の金額・量が隠されていることが明らかになります。現在において金額では8千億円分、金塊の量としては72トンのようです。

8千億円であれば、独立国家を目指している土方歳三や鶴見中尉が狙っていてもおかしくない金額だといえそうです。目的ネタバレや暗号にも注目が集まている金塊ですが、あまりにも大きな量であるため本当に存在しているのか疑問視されるようになりました。隠し場所は五稜郭？と囁かれている金塊はあまりにも大きな金額・量であるため本当にあるのか今後の動きに注目が集まるようになりました。

ゴールデンカムイでの金塊争奪戦について作者（野田サトルさん）は、数年前の公式サイトでコメントしていました。作者は金塊争奪戦の結末や事件の真相については既に決まっているとコメントしていたのです。数々の取材を行い、物語を緻密に組立てている作者であるため当然だろうといえますが、すでに数年経っているため状況が変わることもあるかもしれません。

金塊を巡って隠し場所は五稜郭？金額や量、暗号などにも注目が集まっているゴールデンカムイは、謎解きが楽しいと評判の作品となっていきました。そこで、ゴールデンカムイで金塊を巡る三つ巴の戦い・各陣営の目的や思惑をネタバレしていきます。ここまでテレビアニメで見たり、漫画で読んだりしていない方はネタバレにご注意ください。

ゴールデンカムイで杉元一行が金塊を探す目的とは、当初はそれぞれバラバラでした。お互いの目的を達成するために協力し合う関係となっていたのです。顔に傷がある杉元佐一は梅子の眼病を治すため、心優しいアシㇼパは父親の真相を知るため、白石は分け前を得たいためとなっていました。しかし、旅を続けていくことで関係が深くなっていったため、お互いを思いやり目的を尊重し合うようになります。

金塊の金額・量や各陣営の目的ネタバレも話題になっているゴールデンカムイで、三人で行動していた杉元一行に新たな仲間が二人加わりました。新たなメンバーは刺青囚人の一人である海賊房太郎とロシアの凄腕狙撃手といわれているヴァシリです。金塊の隠し場所は五稜郭？と注目を集めている作中で、純粋な心を持っているアシㇼパとの出会いによって救われるようになった杉元佐一は少しずつ目的が変わっていくようになります。

その思いを日本語がわからないヴァシリに打ち明けていました。そのため、穢れて欲しくないという思いからアシㇼパには下りて欲しいと考えるようになったのです。しかし、樺太編でさまざまな体験をしたアシㇼパは当初の目的はもちろん、アイヌのために金塊を見つけたいという気持ちが芽生えるようになりました。

ゴールデンカムイで北海道に軍事政権を作りたいと考えている第七師団は、何としても金塊を自分たちのものにしたいと考えていました。第七師団は日露戦争において本来の目的は達成したものの、多くの戦死者を出したということで不当な扱いを受けていたのです。そのため、金塊を手に入れることで戦死してしまった仲間たちも報われると鶴見らは信じて争奪戦に加わっていました。

ゴールデンカムイで北海道に自分たちの居場所を作りたいと考えている第七師団では、谷垣や尾形などの離反者が次々と出ていました。さらに、鶴見の側近とされていた菊田が中央政府のスパイだったことが明らかになります。作中で量や金額にも注目が集まっている金塊を巡って様々な思惑が交差しているようです。金塊を鶴見が見つけた際に殺すようにいわれている菊田の正体は鶴見も気付いているようでもありました。

ゴールデンカムイで土方一味が金塊を探しているのは北海道を独立させるためのようです。金塊の隠し場所は五稜郭？とさまざまに探っている土方一味は、蝦夷共和国の再建を北海道で実現しようとしていました。金額・量や暗号にも注目が集まっている金塊さえ手に入れることができれば北海道を独立させることができると考えていたのです。歳を重ねた土方歳三は、どのような状態になっても日本のために戦っていました。

ゴールデンカムイでかつて革命運動をしていたソフィアとキロランケ、ウイルクは、ロシア皇帝を殺害して逃亡生活を送っていました。少数民族の未来を危惧していたキロランケとウイルク、ロシアの社会主義を実現させようとしていたソフィアらが金塊を手にして何をしたかったのかは明らかになっていませんが何か知っているようです。ソフィアの元へ向かったアシㇼパは、父親が残した金塊の鍵を思い出すことができました。

ゴールデンカムイでは金塊の金額・量や隠し場所、暗号などがさまざまに考察されていますが、娘のアシㇼパは、旅を続ければ続けるほどアチャはアイヌを殺していなかったという証拠を見つけるようになります。また、網走監獄で犯人として捕まっていたのっぺらぼう（アチャ）も自分はアイヌを殺していないといい放っていました。そのことはアイヌの文様に似た柄が描かれている金貨を見る限りでも明らかとなっていました。

ゴールデンカムイで多くのバトルが繰り広げられていますが、バトルの中心となっているのは金塊となっていました。そこで、ゴールデンカムイで登場している金塊の隠し場所はどこ？五稜郭？について考察していきます。まずは、大金であると推測されている金塊を入手するには刺青人皮を解読することが必要なのかを探っていきます。のっぺらぼうが囚人の身体に刻んだ刺青は24種類となっていました。

そのため、ゴールデンカムイで金塊を入手する際には、24枚の刺青人皮を集めることが最優先課題とされています。24枚の刺青人皮を集めた上で、ウイルクのアイヌ名（ホロケウオシコニ）を使用して情報を読み解くことがスタンダードな方法だとされているようです。金額・量が話題となっている金塊を探すには、隠し場所を見つけるための暗号の解読が必要ですが、24枚全てが必要ではなさそうです。

隠し場所は五稜郭？と囁かれている金塊ですが、ウイルクのアイヌ名（ホロケウオシコニ）の漢字が刻まれている刺青人皮を見つけることができれば、合理的に暗号を解読できるとも考えることができます。娘であるアシㇼパと行動を共にしていた杉元佐一らはほとんどの刺青人皮を集めることができましたが、鶴見中尉にほとんど奪われてしまいました。さらに、目くらましのための偽ものまで登場するようになったのです。

ゴールデンカムイで金額や量にも注目が集まっている金塊を見つけ出すには、刺青人皮の暗号を解く方法が一番の近道のようになっていますが、刺青人皮の暗号を解かなくても手に入れる方法があるようです。隠し場所は五稜郭？と話題になっている金塊は、かつてアイヌの七人の仲間を皆殺しにしたとされているのっぺらぼうの言葉をヒントにすることで見つけることができそうです。

支笏湖で捕まったのっぺらぼうは、金塊の一部を落としたと話していました。そのため、のっぺらぼうが落とした金塊を探し出して産地を特定してもらうことで、ある程度の隠し場所を突き止めることができそうです。ある程度の隠し場所を突き止めた際には、その周辺に住んでいるアイヌ民族を探し出して埋蔵金などの情報を聞きまわるという方法です。時間はかかりそうですが金塊を見つける一つの方法といえるでしょう。

ゴールデンカムイで話題の中心となっている金塊について、各陣営によって手に入れたい目的が異なっていました。そのため、金塊を見つける目的のネタバレにも注目が集まるようになります。それぞれさまざまな理由や目的を持って金塊を探していましたが、海賊房太郎という素潜りの名人と出会った杉元佐一は、彼が刺青囚人の一人であったため手を組むようになります。

隠し場所は五稜郭？と囁かれている金塊を多くの人が探していますが、海賊房太郎は仲間となったアシㇼパに対して砂金と支笏湖に沈んでいたという金貨（金塊）を渡しました。その金貨には刺青人皮に刻まれている模様と同じデザインが施されていたのです。

そのため、支笏湖から発見された金貨は行方が分からなくなった金塊を探す鍵になるかもしれません。金貨（金塊）のデザインは、「少数民族の団結」を目指していたウイルクの心を思わせるようなアイヌの十字の紋様に似ていたため父は犯人ではないと思えるようになったようです。

ゴールデンカムイでは金塊を見つける目的ネタバレにも注目が集まっていますが、暗号を解く鍵を握っている娘のアシㇼパは、ソフィアやキロランケと一緒に行動したことで父から教えてもらっていた金塊の鍵を思い出したようです。金額・量も話題となっている金塊についての鍵は、幼少期に誰にも話してはいけないと父親からいわれていた父のアイヌ名（ホロケウオシコニ）であると気付きます。

隠し場所は五稜郭？と囁かれている金塊のありかを示している囚人の刺青にそれらの言葉を意味する漢字がそれぞれ刻まれていることにアシㇼパは発見しました。金塊の鍵を思い出したアシㇼパでしたが、その暗号を解かなければ金塊を見つけることはできません。しかし、美しく快活なアシㇼパには心温かい杉元佐一などの仲間がいるためきっと暗号を解くことができるでしょう。

ゴールデンカムイでは金塊について金額・量や各陣営の目的ネタバレも話題となっていましたが、ついに金塊の隠し場所が明らかとなりました。ゴールデンカムイの280話・決意の号砲では、土方歳三たちと合流した杉元佐一らはお互い集めた刺青人皮を合わせることで金塊の隠し場所を突き止めることができたのです。暗号の解読に成功した杉元佐一らは、アイヌの金塊は五稜郭に隠されていると解読することができました。

蝦夷地の箱館に建造された城が五稜郭となっています。蝦夷地の箱館とは現在の北海道函館市を意味していました。五稜郭は江戸時代に立てられた城となっており、土方歳三にとっては若き日に夢を託した意味深い城でもあったのです。

第七師団を取り仕切っている鶴見中尉の部下である鯉登少尉にとっても縁のある場所となっていました。しかし、陸軍の練兵所として活用されている場所となっているため隠し場所がわかってもすぐに金塊を探しに行ける場所ではなかったのです。

ゴールデンカムイで金塊の金額・量のネタバレやそれぞれの目的にも注目が集まっていますが、いよいよ最終章に突入していきました。ジャックザリッパーと戦うはずだった杉元一行でしたが、第七師団との戦いとなってしまい、全ての鍵を握っているアシㇼパが捕らえられてしまいます。自力で逃げ出そうとしたアシㇼパでしたが、七人のアイヌの情報や父親の真相をちらつかせる第七師団によって動揺してしまいました。

ゴールデンカムイで第七師団は何としてもアシㇼパを捕まえようとしました。しかし、父親の真相よりもアイヌの未来を優先させてほしいという父親に託された思いを大切にしたことで逃げ出すことに成功します。しかし、門倉が持っていた刺青人皮は奪われてしまいました。最終的に杉元が駆けつけアシㇼパを守りながら戦いを終えることができるでしょう。もしかしたら、金塊の行方よりもアシㇼパを優先するかもしれません。

ゴールデンカムイという漫画は金塊争奪はほんのスパイスだと感想を寄せている人もいました。物語を通して己の役割を全うする、精一杯生きるという群青劇だと評価している人もいました。そのため、連載が終了してしまったとしても再び1話からじっくり読み直したくなるような作品だと感じている人もいるようです。

この先、ゴールデンカムイがどのような展開になったとしても、孤独を背負っている尾形百之助が第七師団になることは絶対にないだろうと感想を寄せている人もいました。それだけは何だかわかってしまうと感じている人もいたのです。金塊の金額・量や各陣営の目的ネタバレも話題となっている作中で、誰が金塊を手にしても誰が生き残っても尾形の生き方は変わらない、他の人もそうだろうと予想している人もいました。

ゴールデンカムイで金塊の隠し場所は五稜郭？金額・量にも注目して見ている人の中には、今回も金塊が見つかりませんでしたと感想を寄せている人もいました。また、土方歳三に対して生き延びてアイヌの金塊争奪戦に参加してほしいと感じている人もいるようです。

ゴールデンカムイで金塊の隠し場所を探す暗号や金額・量についてさまざまに考察されていますが、なかなか見つからない、謎めいている程物語が魅力的に感じている人もいるようです。アイヌの未来がかかっているかもしれない金塊に対して特に興味がなかったアシㇼパも、謎を追求していくうちに考えが変わっていきます。金塊を通して多くの人の感情や生き方がぶつかり合う魅力的な物語だと評価されるようになりました。