【ワンピース】ロジャーはゴムゴムの実の能力者だった？ルフィの悪魔の実の前任者？

かつてこの世の全てを手に入れたとされる海賊王ゴール・D・ロジャーは、『ワンピース』を語る上で欠かせない人物です。今までロジャーについてあまり語られず、どのような経緯で偉大なる航路の制覇と、その到達点「ラフテル」の実在を確認したのか明らかになっていませんでしたが、おでんが登場したあたりからロジャーの秘密が明かされるようになっていきました。そこで、ここからはロジャーの悪魔の実について解説していきます。

それではまず、ロジャーが登場する『ONE PIECE(ワンピース)』の作品情報から見ていきましょう。ワンピースとは、1997年7月22日に連載が発表された漫画家・尾田栄一郎による大人気漫画です。掲載誌は週刊少年ジャンプで、1997年34号より連載されています。2021年12月時点では既刊101巻となっており、全世界発行部数は4億9000万部を突破。また、フジテレビ系列にて1999年からテレビアニメが放送されました。

『ワンピース』の物語は「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡る少年モンキー・D・ルフィを主人公に据えています。

そして、ひとつなぎの大秘宝を巡って幾多の海賊たちが覇権を賭けて争う時代のことを大航海時代と言い、その幕開けとなったのが海賊王ゴール・D・ロジャーの公開処刑でした。ルフィもまたロジャーのような海賊王になることを夢見ており、東の海編の第1巻「冒険の始まり」にてルフィがフーシャ村を旅立ったところから物語が始まります。

• 名前：ゴール・D・ロジャー
• 異名：海賊王
• 誕生日：12月31日(53歳没)
• 出身地：「東の海」ローグタウン
• 血液型：S型
• 身長：274cm
• 好きな食べ物：酒、ヒガシザメのステーキ
• 嫌いな食べ物：薬
• 所属：ロジャー海賊団
• 懸賞金：55億6489万ベリー

『ワンピース』に登場するゴール・D・ロジャーは、かつてこの世の全てを手に入れたとされる海賊王です。ロジャーが「ひとつなぎの大秘宝」を遺したと発言したことにより、幾多の海賊たちが覇権を賭けて争う時代「大航海時代」の幕が開けるなど多大な影響力を持っています。そんなロジャーは普段から子供のように単純かつ真っ直ぐではあるものの、怒らせると凶暴になる性格をしていたようです。

また「海賊王」として名を馳せたロジャーは生前から畏怖と畏敬をもって語られる存在であり、世間の評判は最悪ですが、愛する者を失うことを極度に嫌う性格により仲間たちからの信頼は絶大でした。愛刀は最上大業物の「エース」。レイリー曰く「万物の声を聞ける」能力を持っており、また覇王色をはじめすべての覇気が使える覇気使いでもありました。

『ワンピース』のロジャーは空島スカイピアにある黄金の大鐘楼の「歴史の本文」にメッセージを残した後、魚人島、ワノ国、ゾウを経て4つの「ロード歴史の本文」を集め、「偉大なる航路」の最後の島に辿り着いています。

それ以来、ロジャーは「海賊王」と呼ばれるようになるわけですが、どうやらロジャーは先代のゴムゴムの実の能力者でありルフィの前任者と言われているようです。そこで、ロジャーが先代のゴムゴムの実の能力者であるという噂について考察していきます。

まず初めにルフィがゴムゴムの実を食べるきっかけを生んだのがシャンクスです。シャンクスはルフィが海賊王を夢見るようになった原因でもありました。そんなシャンクスはゴール・Ｄ・ロジャー率いるロジャー海賊団の船に見習いとして乗っていた過去があり、ロジャーの公開処刑後に赤髪海賊団の船長として四皇にまで上り詰めています。

果たして彼はどういった経緯でゴムゴムの実を手に入れたのでしょうか？そもそも悪魔の実は保有していた機関や組織との売買で手に入れたり、はたまた略奪して手に入れたりする場合が多いです。悪魔の実の市場価値は非常に高く、伝説と言われるほど希少な悪魔の実であれば何億ベリーの価値があります。それゆえに人工の悪魔の実が開発されて闇取引に扱われるほどで、多くの人が恐れると同時に喉から手が出るほど欲しいものでもありました。

ではゴムゴムの実の価値はというと、読み切り漫画「Romance town」にて50億ベリーで取り引きされていたようです。そして、赤髪海賊団のクルーであるラッキー・ルウ曰く「商船から奪ったゴムゴムの実」と語っています。シャンクスは高価なものに興味を示さないため、商船から奪ってまで手に入れたかった悪魔の実であることが窺えます。

つまり、ロジャーが先代のゴムゴムの実の能力者であると仮定すれば、シャンクスが見習いとして世話になったロジャーのゴムゴムの実をどうしても手に入れたいと考えるのは自然なことだと考えられます。そして、シャンクスがゴムゴムの実を手に入れてルフィのフーシャ村を訪れたのも、ひと通り旅をしていたロジャーの足跡を追ってのことかもしれません。

ルフィの悪魔の実がゴムゴムの実だったことを知ったコビーは「あのゴムゴムの実を食べていたなんて」と言っているのですが、「あのゴムゴムの実」という反応から先代ゴムゴムの実の能力者が有名どころであることが予想されます。そもそも、「ゴムゴムの実」と聞いてもあまり強そうなイメージが湧きません。少なくとも先代のゴムゴムの実の能力者が有名だと予想され、その前任者がロジャーであれば納得のいく反応だと言えるでしょう。

悪魔の実についてはどのような経緯で生まれるのか、どのような仕組みになっているのかなどまだ解明されていない部分が多いです。それでも「悪魔の実の能力者が死ぬと世界のどこかで再生する」という明確な事実が存在しています。

実際にメラメラの実の能力者であるエースは頂上決戦にて死亡しますが、ドレスローザ編にて世界のどこかで発見されたメラメラの実がコリーダコロシアムの景品となっていました。ルフィはメラメラの実を前任者であるエースの形見として必死に手に入れようとしています。ルフィとエースの立場をシャンクスとロジャーで置き換えれば、シャンクスもまたルフィと同じようにゴムゴムの実を手に入れようとしていた可能性が考えられます。

前任者が死ぬと世界のどこかに再生するという悪魔の実(ゴムゴムの実)の事実を元に、シャンクスがゴムゴムの実を持っていた経緯とコビーのセリフから先代のゴムゴムの実の能力者がロジャーであるという説を考察してきましたが、ネット上では逆にロジャーが先代のゴムゴムの実の能力者ではないという説が囁かれていました。そこで、ここからはロジャーが先代のゴムゴムの実の能力者ではないという説について考察していきます。

先代のゴムゴムの実の能力者だと囁かれているロジャーは、ロジャー海賊団を率いて世界初かつ歴史上唯一世界一周・偉大なる航路の制覇と、その到達点「ラフテル」の実在を証明していました。そんな偉業を成し遂げたロジャー海賊団のクルーは有名どころが揃っており、本編開始時点で名を馳せている海賊として“冥王”シルバーズ・レイリーや“赤髪”シャンクス、“道化のバギー、光月おでん、マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)などがいました。

この他にも多くのクルーがロジャー海賊団に所属しています。今では悪魔の実の能力者があたり前のように登場していますが、実はバギーがロジャー海賊団にいた時に、ロジャー海賊団のクルーが悪魔の実の存在に疑問を抱いていたことから当時は半ば伝説のようなものだったと考えられます。有名どころの海賊が乗っているロジャー海賊団ですら噂しか知らない様子だったため、おそらく他の海賊団でも同じような反応を見せるはずです。

ただし、あくまでもロジャー海賊団の下っ端が言っているだけで、ロジャーやレイリーが悪魔の実の存在に疑問を持っていたわけではありません。これらの事実から仮にロジャーがゴムゴムの実の前任者だった場合、ロジャーがクルーに能力者であることを隠していたか、バギーが能力を手に入れた後にロジャーが先代のゴムゴムの実の能力者になったことの2つが考えられます。

ロジャーがゴムゴムの実の前任者だったと仮定すると能力者であることを隠していたか、あるいは後からゴムゴムの実の能力者になったと考えられますが、おそらく、ロジャー海賊団のレイリーやクロッカス、そして海軍のガープがルフィがゴムゴムの実の能力者であることに対して、特別な反応を見せていないことから後者である可能性は低いと考えられます。

なぜなら、ロジャーがゴムゴムの実の前任者だった場合は何かしらの反応を見せるはずだからです。また、特別な反応を見せなかったロジャー海賊団副船長のレイリーにまでゴムゴムの実の能力者であることをロジャーが隠していたとも考えられないため、前者の可能性もまた低いと言えるでしょう。

ネット上ではロジャーがルフィの父親なのではないかと囁かれていました。ゴール・D・ロジャーとモンキー・D・ルフィ、名前の中に「D」が含まれていることが父親説に繋がったのでしょうか？しかし、実際はロジャーの息子がポートガス・D・エースだと判明しています。そこで、ここからはロジャーとエースの関係性やルフィの父親が誰なのかを解説していきます。

白ひげ海賊団2番隊隊長として活躍していたポートガス・D・エースは、ロジャーのロジャーの息子だと判明し死亡しました。エースは「火拳のエース」という異名で知られており、上半身裸にハーフパンツ、オレンジ色のテンガロンハットを被っているのが特徴です。ルフィとは盃を交わし合った兄弟で、礼儀正しさと常識を持ち合わせていました。

白ひげからは「性格は親父とは似つかない」と言われていますが、仲間を守るためならどんな相手を前にしても決して逃げないところがロジャーと共通しています。そんなエースはロジャーとポートガス・D・ルージュとの間に生まれていました。しかし、ルージュがエースを生んだ時に力尽きて命を落とし、一方、ロジャーが処刑されるということで出産に立ち会ったガープに引き取られています。

ネット上ではロジャーとポートガス・D・ルージュとの間に生まれたのがルフィだったという説が囁かれているようです。しかし、ロジャーの息子はエースであり、ルフィの父親が革命軍総司令官のモンキー・D・ドラゴンであることは確定しています。

当初、ルフィは父親が誰なのか知りませんでしたが、ウォーターセブン編にて再会したガープからドラゴンが父親であることを明かされました。一方、ドラゴンはローグタウンでルフィの「偉大なる航路」進出を見届けていたり、革命軍本拠地にてルフィがいる方向を向いて黄昏ていたりと息子との再会を望んでいるような描写が描かれています。

愛する者を失うことを極度に嫌う性格により仲間たちから絶大な信頼を得ている海賊王ゴール・D・ロジャー。初対面だったレイリーを無理やり誘って共に海に出るなど子供のように単純かつ真っ直ぐな性格をしており、海軍のセンゴク、ガープ、白ひげ、金獅子のシキなど今では伝説と言われる大物たちと幾度も激闘を繰り広げていました。ここからは、そんなロジャーの声を担当したアニメ声優の情報を見ていきましょう。

アニメ『ワンピース』の第1話から590話にてゴール・D・ロジャーを演じたアニメ声優は東京都世田谷区出身の声優・大塚周夫(おおつちかお)です。大塚周夫氏は1929年7月5日生まれの声優・俳優・ナレーターで、2015年1月15日まで声優事務所「青二プロダクション」に所属していました。

アニメデビュー作は1963年1月1日から1966年12月31日まで放送されたアニメ『鉄腕アトム』で、1963年から声優活動をスタートしています。声優として活動する際は主にアニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーションのジャンルを担当。主な出演作品には『ゲゲゲの鬼太郎(ねずみ男役)』、『ルパン三世(石川五ェ門役)』、『名探偵ホームズ(モリアーティ教授役)』、『ピーターパンの冒険(フック船長役)』などがあります。

アニメ『ワンピース』の第849話からゴール・D・ロジャーを演じたアニメ声優は沖縄県那覇市出身の声優・津嘉山正種(つかやままさね)です。津嘉山正種氏は1944年2月6日生まれ(78歳)の声優・声優で、現在は劇団青年座に所属しています。

アニメデビュー作は1966年7月4日から1967年9月25日まで放送されたアニメ『マグマ大使』です。活動ジャンルはテレビドラマ、映画、演劇、吹き替え、アニメとなっています。アニメの主な出演作品には『ルパン三世 ワルサーP38(ドクター役)』、『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜(鷲巣巌役)』、『逆境無頼カイジ(兵藤和尊役)』、『中間管理録トネガワ(兵藤和尊役)』などがあります。

アニメ『ワンピース』のゴール・D・ロジャー(青年期)を演じたアニメ声優は埼玉県所沢市出身の声優・草尾毅(くさおたけし)です。草尾毅氏は1965年11月20日生まれ(56歳)の声優・俳優・歌手・ラジオパーソナリティで、現在は声優事務所「青二プロダクション」に所属しています。

アニメデビュー作は1988年に公開されたアニメ映画『AKIRA』で、1987年から声優活動をスタートしています。声優として活動する際は主にアニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーションのジャンルを担当。主な出演作品には『ドラゴンボールZ(ピゲロ、トランクス、ゴテンクス役)』、『手塚治虫物語 ぼくは孫悟空(手塚治虫〈中学〉役)』、『桃太郎伝説 PEACHBOY LEGEND(浦島太郎、青魔鬼役)』、『SLAM DUNK(桜木花道役)』などがあります。

これまでロジャーが先代のゴムゴムの実の能力者でルフィの前任者なのか、その疑問について先代のゴムゴムの実の能力者ではないという説と共に考察してきました。では、ネット上ではロジャーが先代のゴムゴムの実の能力者であったという説やゴムゴムの実に対してどのような反応となっているのか？ここからは、ネット上に寄せられた感想や評価を見ていきましょう。

『ワンピース』に登場する主人公ルフィの悪魔の実(ゴムゴムの実)の前任者・先代にに関する感想があがっています。こちらではルフィの悪魔の実(ゴムゴムの実)の前任者が誰なのか考察されているようで、前任者候補としてロジャー、ロックス、ジョイボーイ、ニカの4人の名前が挙げられています。やはり悪魔の実(ゴムゴムの実)を政府が護送していたということが注目ポイントとなっているのでしょうか？

『ワンピース』に登場する主人公ルフィの悪魔の実(ゴムゴムの実)の前任者・先代に関する感想があがっています。こちらではコピーが主人公ルフィの悪魔の実(ゴムゴムの実)について「あの」と言っていることから、超重要なアイテムであることが予想されているようです。また、前任者が有名どころではないかとも言われているため、ロジャーが先代ゴムゴムの実の能力者であった可能性も考えられます。

『ワンピース』に登場する主人公ルフィの悪魔の実(ゴムゴムの実)の伏線に関する感想があがっています。こちらでは先代のゴムゴムの実の能力者とは関係ありませんが、ゴムゴムの実とロジャーの懸賞金の額に注目されているようです。ロジャーの懸賞金の額は56億であり、数字を文字に起こすとゴムとなります。そして、ルフィのゴムゴムの実はゴムという言葉が2つあるということから、ルフィがロジャーを超える伏線と言われています。

『ワンピース』に登場する主人公ルフィの悪魔の実(ゴムゴムの実)の前任者がロジャーだったのかを解説してきましたがいかがでしたか？ひとつなぎの大秘宝を巡って幾多の海賊たちが覇権を賭けて争う「大航海時代」を作り出した海賊王ゴール・D・ロジャーは、病に侵されていた晩年でもおでんを圧倒する実力を持っていました。

やはり、そんな人物がどんな悪魔の実の能力だったのか気になっている方はきっと多いことでしょう。そして、ルフィのゴムゴムの実に関する情報が明らかになっていくうちにロジャーが前任者だったのではないかと注目されるようになりました。

やはり読者にとってはどこかで再生したゴムゴムの実を探し出したシャンクスが、ロジャーの故郷である東の海を訪れた時にルフィが食べることによって「伝説が再び始まる」という展開が理想ではないでしょうか？これからもゴムゴムの実の情報に目を光らせておきましょう。