【ワンピース】ナンバーズのメンバーと強さ一覧！正体は人造の古代巨人族の失敗作？

本文では『ワンピース』の単行本954話にて初登場したナンバーズの名前と強さを一覧形式で紹介していきます。また、ナンバーズの正体とは何なのか、失敗作と言われる理由や喋れない理由などを考察していくので併せてご覧ください。

それではまず、ナンバーズが登場する『ワンピース』の作品情報から見ていきましょう。ワンピースとは、"ひとつなぎの大秘宝"を巡る海洋冒険漫画です。作者は尾田栄一郎(愛称：尾田っち)。本作は週刊少年ジャンプにて1997年34号より連載が開始された後、2021年12月時点で単行本第101巻まで刊行されています。また、1999年からフジテレビ系列にてテレビアニメが放送されています。

今回ご紹介するナンバーズはワノ国編(90巻～92巻)にて初登場しています。ワノ国編の舞台は、四皇カイドウと黒炭オロチが支配する鎖国国家・ワノ国。物語はルフィがお玉という少女をカイドウの一味「百獣海賊団」から救い出したところから始まります。そして、ルフィ一行が企てた百獣海賊団の活動拠点・鬼ヶ島への討ち入りでは、ナンバーズを含む百獣海賊団のメンバーがルフィ一行の前に立ち塞がりました。

『ワンピース』に登場するナンバーズとは、四皇カイドウ率いる百獣海賊団の最高戦力の一つです。単行本954話にて初登場し、巨人族を思わせる姿を見せていました。メンバーは一美(インビ)、二牙(フーガ)、三鬼(ザンキ)、四鬼(ジャキ)、五鬼(ゴーキ)、六鬼(ロッキ)、七鬼(ナンギ)、八茶(はっちゃ)、九忍(クニュン)、十鬼(ジューキ)と全部で10人います。それでは、ここからナンバーズの名前と強さを一覧で見ていきましょう。

ナンバーズのメンバーの名前や強さ一覧、1人目は「イビビビ」という笑い方と長い髭が特徴の一美(インビ)です。ワンピースの単行本第1030話「諸行無常の響きあり」にて初登場を果たしています。アプーの傍にいるナンバーズ1番で、作中では岩戸の間でゆっくりと酒を飲んでいました。

ナンバーズのメンバーの名前や強さ一覧、2人目は「フガガガ」という笑い方と小太りな体型が特徴の二牙(フーガ)です。ワンピースの単行本第1030話「諸行無常の響きあり」にて初登場を果たしています。二牙も一美と同様にアプーの傍にいるナンバーズ2番で、作中ではヤマトに気付いてから彼女の後を追っていく様子が描かれていました。

ナンバーズのメンバーの名前や強さ一覧、3人目は「ザギギギ」という笑い方と真上に伸びた角が特徴の三鬼(ザンキ)です。ワンピースの単行本第1030話「諸行無常の響きあり」にて初登場を果たしています。三鬼も二牙と同様にアプーの傍にいるナンバーズ3番で、作中ではドレークやアプーたちと共にCP-0と戦い返り討ちにされていました。

ナンバーズのメンバーの名前や強さ一覧、4人目は「ジャキキキ」という笑い方と鋭い牙が特徴の四鬼(ジャキ)です。ワンピースの単行本第989話「負ける気がしねぇ」にて初登場を果たしています。体に肆という数字の4を表す漢字が記されたナンバーズ4番で、作中ではフランキーのラディカルビームによって敗北を喫していました。

ナンバーズのメンバーの名前や強さ一覧、5人目は「ゴキキキキ」という笑い方と首が太く長いのが特徴の五鬼(ゴーキ)です。ワンピースの単行本第989話「負ける気がしねぇ」にて初登場を果たしています。体に伍という数字の5を表す漢字が記されたナンバーズ5番で、作中では上階に向かおうとするルフィたちの前に立ち塞がるもルフィのゴムゴムの猿王銃を受けて倒されてしまいました。

ナンバーズのメンバーの名前や強さ一覧、6人目は「ロキロキ」という笑い方と丸っこい中年男性の様な姿が特徴の六鬼(ロッキ)です。ワンピースの単行本第1036話「武士道と云うは死ぬことと見つけたり」にて初登場を果たしています。体に陸という数字の6を表す漢字が記されたナンバーズ6番で、作中では二牙の突進攻撃によって武器庫の扉を破壊されて取り押さえられていました。

ナンバーズのメンバーの名前や強さ一覧、7人目は「ナギギギ」という笑い方とモジャモジャの髪が特徴の七鬼(ナンギ)です。ワンピースの単行本第988話「待たせたな」にて初登場を果たしています。ナンバーズの中でも最も鬼に近い容姿をしたナンバーズ7番で、角が生えたモジャモジャの髪に加えて雷のパンツを履いているのが印象的です。

ナンバーズのメンバーの名前や強さ一覧、8人目は「ハチャチャ」という笑い方とマッシュルームヘアが特徴の八茶(はっちゃ)です。ワンピースの単行本第981話「参戦」にて初登場を果たしています。体に捌という数字の8を表す漢字が記されたナンバーズ8番で、作中では城内で暴れていた時に現れたヤマトの鳴鏑を受けて倒されてしまいました。

ナンバーズのメンバーの名前や強さ一覧、9人目は「くにゅにゅにゅ」という笑い方と唯一女性らしい姿が特徴の九忍(クニュン)です。ワンピースの単行本第1020話「ロビンvs.ブラックマリア」にて初登場を果たしています。体に玖という数字の9を表す漢字が記されたナンバーズ9番で、作中ではブラックマリア撃破後にブルックのフラーズダルム"管弦楽(オーケストラ)"で倒されてしまいました。

ナンバーズのメンバーの名前や強さ一覧、10人目は「ジュキキキ」という笑い方と頭部にある二本の黒い角が特徴の十鬼(ジューキ)です。ワンピースの単行本第989話「負ける気がしねぇ」にて初登場を果たしています。体に拾という数字の10を表す漢字が記されたナンバーズ10番で、作中ではドレークのX狩場(カリバー)で倒されてしまいました。

ナンバーズはカイドウと共に鬼ヶ島を拠点にしていることから、「鬼ヶ島のナンバーズ」と呼ばれており、全員が共通して鬼のような姿をしています。また鬼の姿のほかに言葉を話せない、知能が低く独特な声を発する、酒癖が悪い、大きな体格などの特徴があります。では、ナンバーズの正体とは何なのか？結論から言うと、ナンバーズの正体は「古代巨人族」です。

第989話「負ける気がしねえ」にてナンバーズを見たビッグ・マムの発言によりその正体が判明していますが、そもそも古代巨人族とは何者なのでしょうか？実は、これまでに作中では古代巨人族が2人登場しています。その2人というのが第456話のスリラーバーグ編にて登場したオーガと、第555話の頂上決戦にて登場したリトルオーズ.Jrです。そして、オーガとリトルオーズ.Jrは巨人族の倍以上の体格を持っているということが共通しています。

先にナンバーズの正体が古代巨人族とお伝えしましたが、厳密にはカイドウがパンクハザード島で買い取った古代巨人族の失敗作です。そして、パンクハザードのパンクはペガパンクが由来とされていることから、ナンバーズはペがパンクの研究により誕生した人造古代巨人族と言えます。そのため、ナンバーズの体に漢数字が記された理由もペがパンクに開発された痕跡の一つの可能性が高いです。

ナンバーズの買取先であるパンクハザードは、龍の人造悪魔の実が発見された場所でした。また、本物の悪魔の実の開発にこぎつけた研究機関であり、囚人や子供を引っ張ってきては薬物投与や人体実験を施し、研究の一部として巨大化していた子供が発見された研究機関でもあります。これらの事実を考慮するとナンバーズたちも成功した人造古代巨人族だった可能性もあるのではないでしょうか？

カイドウに重用されるほどの戦闘能力を持つナンバーズですが、なぜかビッグ・マムに「古代巨人族の失敗作」と言われています。また、作中ではシーザーが「人体の巨大化に失敗したそうだな」と言っていることから、ナンバーズが失敗作であることは共通認識となっているのが分かります。

では、その理由は何なのでしょうか？ナンバーズが失敗作と言われ理由は、低身長であることと知能が低いことの二つが考えられます。ナンバーズの身長はおおよそ15～20ｍ程度であるのに対して、純粋な古代巨人族の身長は60ｍです。

また通常の巨人族でも身長20mあるため、巨人族を人工的に生み出すことを前提にナンバーズを開発したのであれば、失敗作と言われる理由としては十分だと言えるでしょう。次に知能の低さですが、ナンバーズが人語を話せない程度の知能に対して、純粋な巨大巨人族は普通に人語を話せます。このことから古代巨人族を忠実に再現できているとは言い難い出来だと言えるでしょう。

• 一美(インビ)：イビビビ
• 二牙(フーガ)：フガガガ
• 三鬼(ザンキ)：ザギギギ
• 四鬼(ジャキ)：ジャキキキ
• 五鬼(ゴーキ)：ゴキキキキ
• 六鬼(ロッキ)：ロキロキ
• 七鬼(ナンギ)：ナギギギ
• 八茶(はっちゃ)：ハチャチャ
• 九忍(クニュン)：くにゅにゅにゅ
• 十鬼(ジューキ)：ジュキキキ

ナンバーズは上記一覧のように名前に沿った笑い声を発するだけで人語を話すことができません。では、なぜ人語を話せないのか？ナンバーズが人語を話せない原因については諸説ありますが、その中でも可能性が高いのが巨人化の実験の影響で知能指数が低下した説です。また、可能性は低いものの、この説以外にSMILEの覚醒者である説と悪魔の実を食べさせられた説の二つがあります。

作中ではナミとチョッパーがパンクハザード内にて「氷漬けの巨人」を発見していましたが、結局その巨人が何だったのか明かされずにパンクハザード編が終わってしまいました。しかし、その後ワノ国編へと突入し、終盤のシーンにてナンバーズが登場し始めた今では「氷漬けの巨人は実験の失敗作」という説が浮上しています。

つまり、氷漬けの巨人はナンバーズの同類というわけです。そして氷漬けの巨人が失敗作だとすれば、カイドウがナンバーズをパンクハザードから買い取ったという事実とも矛盾せず、戦闘に使える個体としてナンバーズが買い取られたのだと考えられます。

単行本第995話にてクイーンがサンジの手配書を見ながら「一味にジャッジの息子がいるとは」と言っていることから、クイーンとジャッジが知り合いである可能性が高いと言えます。一見すると二人に関連性があるとは思えませんが、実際はクイーンが自身で開発した「病原体」を込めた銃弾を多用する、ジャッジが「血統因子の操作」を得意としているといった事実から二人は「科学者」であり、それが二人の共通点となっています。

つまり、二人の共通点が科学者であるとすれば、若い頃は科学者として同じ研究チームに在籍していた可能性が浮上するわけです。そしてクイーンの病原体を開発するために必要な「ウイルス学」の知識と、ジャッジの血統因子の操作に必要な「遺伝子操作」の知識はどちらも巨人化実験に必要な知識だと考えられるため、二人が巨人化実験に立ち会っていた可能性は高いと言えるのではないでしょうか？

ビッグ・マムの反応を見る限り、ナンバーズを欲しがっていないように見えます。ビッグ・マムは人工的な巨人族を集めることを目的にしているのですが、なぜナンバーズを欲しがっていないのでしょうか？その理由にはビッグ・マムの夢が関係していると考えられます。そもそもビッグ・マムが巨人を欲しているのは、人種を超えて誰もが同じ目線で暮らすという夢を叶えるために必要なことだからです。

では、ナンバーズはビッグ・マムの夢を叶えるのに適しているのか？というとそうではありません。なぜなら、ビッグ・マムがいうように「失敗作」であるナンバーズは人語を話せず知能が低いからです。このような点がビッグ・マムがナンバーズを欲していない理由だと考えられます。

カイドウが重用するナンバーズはペガパンク経由で手に入れた存在でした。そう考えるとなぜペガパンクを味方につけている海軍がナンバーズのような人間巨大兵士を使っていないのか疑問が残ります。

海軍にもナンバーズのような存在としてパシフィスタがいますが、ナンバーズとは違ってパシフィスタは製造コストが膨大で量産化できません。しかし、モモの助の龍の悪魔の実も失敗作と語っていたことを踏まえると、敢えてナンバーズを使用していないだけなのかもしれません。

先にナンバーズのメンバーの名前を一覧で紹介しましたが、名前を見るとなぜ八茶と九忍だけ名前に「鬼」が付いていないのか気になりませんでしたか？どうやらネット上では、八茶と九忍が百獣海賊団に潜入しているスパイという説が浮上しているようです。ワノ国編では傳ジローやカン十郎などの裏切りが次々と発覚しているため、八茶と九忍の正体についてチェックしてみるのも良いかもしれません。

アニメ『ワンピース』で四鬼を演じたアニメ声優は、北海道札幌市出身の声優・増谷康紀(ますたにやすのり)です。増谷康紀は1961年7月5日生まれ(60歳)の声優・ナレーターで、現在は声優事務所「青二プロダクション」に所属しています。

声優として活動する際は主にアニメ、ゲーム、吹き替え、ナレータションのジャンルを担当。デビュー作は『SLAM DUNK』で、1990年代から声優活動をスタートしています。主な出演作品には『キン肉マンII世(ガゼルマン役)』、『トランスフォーマー スーパーリンク(メガザラック役)』、『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ(ドクター・ストレンジ、ハンク・ピム博士役)』などがあります。

アニメ『ワンピース』で五鬼を演じたアニメ声優は、兵庫県加古川市出身の声優・高塚正也(たかつかまさや)です。高塚正也は1969年8月15日生まれ(52歳)の声優・ナレーターで、現在は声優事務所「青二プロダクション」に所属しています。

声優として活動する際は主にアニメ、ゲーム、吹き替え、ラジオ、ナレーションのジャンルを担当。デビュー作は『ゲゲゲの鬼太郎』で、1990年代から声優活動をスタートしています。主な出演作品には『ののちゃん(タブチ先生役)』、『キングダム(龐煖役)』、『戦国無双SP 真田の章(直江兼続役)』、『タイガーマスクW(本間朋晃役)』などがあります。

アニメ『ワンピース』で七鬼を演じたアニメ声優は、宮城県仙台市出身の声優・織田優成(おだゆうせい)です。織田優成は1969年9月19日生まれ(52歳)の声優・ナレーターで、現在は声優事務所「青二プロダクション」に所属しています。声優として活動する際は主にアニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーションのジャンルを担当。

デビュー作は『クッキングパパ』で、1992年から声優活動をスタートしています。主な出演作品には『電光超特急ヒカリアン(ライトニングバスターセブン、特車隊ポリスウィン役)』、『リトルバスターズ!(宮沢謙吾役)』、『かぎなど(宮沢謙吾役)』などがあります。

アニメ『ワンピース』で八茶を演じたアニメ声優は、北海道出身の声優・宮崎寛務(みやざきひろむ)です。宮崎寛務は1987年5月7日生まれ(34歳)の声優で、現在は声優事務所「青二プロダクション」に所属しています。声優として活動する際は主にアニメ、ゲーム、吹き替えのジャンルを担当。デビュー作は『クロム・ブレイカー』で、2007年 から声優活動をスタートしています。

主な出演作品には『バカとテストと召喚獣(根本恭二役)』、『ダンボール戦機(神崎ショウ役)』、『デジモンクロスウォーズ 〜悪のデスジェネラルと七つの王国〜(サジタリモン役)』、『とある魔術の禁書目録II(ロッド役)』などがあります。

アニメ『ワンピース』で十鬼を演じたアニメ声優は、神奈川県出身の声優・服巻浩司(はらまきこうじ)です。服巻浩司は1971年1月28日生まれ(51歳)の声優・ナレーター・保育士で、現在は声優事務所「青二プロダクション」に所属しています。

声優として活動する際は主にアニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーションのジャンルを担当。デビュー作は『週刊ストーリーランド』で、1999年から声優活動をスタートしています。主な出演作品には『ちびまる子ちゃん(ヒデキ、野口冨士男役)』、『ボボボーボ・ボーボボ(ピカリ、ジュース師匠役)』などがあります。

『ワンピース』に登場するナンバーズの正体に関する感想があがっています。また、パンクハザードで見つかった巨人の骨が「古代巨人族」の失敗作と言われているのですが、これはナンバーズの正体が古代巨人族の失敗作だということでしょうか？オーズの正体も古代巨人族の可能性が高いと予想されているので、ナンバーズとの関連性に注目してみると良いかもしれません。

『ワンピース』に登場するナンバーズの正体・巨大巨人族に関する感想があがっています。こちらではナンバーズの正体が古代巨人族だということが明かされた結果、それがまともな人間の骨をしていなかったことと関係しているのではないかと予想されています。ナンバーズと古代巨人族、それぞれの特徴を比較してみると良いかもしれません。

『ワンピース』に登場するナンバーズの正体に関する感想があがっています。こちらではナンバーズの正体が古代巨人族だということを前提にした上で古代巨人族の行動へと結びつけられているようです。古代巨人族が開発をおこなっていたのかと疑問視されているので、これを機に古代巨人族にも注目してみると良いでしょう。

『ワンピース』に登場するナンバーズのメンバーの名前と強さを一覧化し、その正体が人造の古代巨人族の失敗作なのかを考察してきましたがいかがでしたか？巨人に近い体格から圧倒的な攻撃力を誇っていたナンバーズでしたが、残念ながらほとんど活躍することなくやられ役のような立ち位置にいました。

2022年2月時点ではワノ国編がクライマックスとなっているので、ナンバーズの正体やペガパンクとの関係性が明らかになってくるかもしれません。今後もナンバースの情報について注目しておきましょう。