【ワンピース】金獅子のシキの懸賞金は？強さ・危険度から四皇やロジャーと比較考察

ワンピースのキャラクターの中でも特殊な位置にいるのが金獅子のシキです。今回はそんな金獅子のシキについてまとめて紹介していきます。

金獅子のシキが活躍するワンピースは1997年から週刊少年ジャンプにて尾田栄一郎先生が連載している海賊を題材とした海洋ロマン、バトル漫画です。少年漫画らしい王道な展開と壮大で精巧に練り込まれた世界観をベースにしたストーリーが国内外で高い人気を集めた作品で2021年には国内累計発行部数で国内最高記録となる4億部を突破している作品です。

海外でも高い人気と評価を受けており、2015年には「最も多く発光された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス記録にも認定されています。メディアミックス展開も積極的に行われており、1999年に始まったアニメを皮切りに、劇場版映画化、小説化、ゲーム化などから、歌舞伎の題材としても扱われるなど幅広いメディアで展開された作品になっています。

海賊王に憧れる少年モンキー・D・ルフィは行く先々の島で仲間を集め麦わらの一味を結成しながら偉大なる航路（グランドライン）へと突入します。偉大なる航路（グランドライン）での航海を続ける麦わらの一味の元に一東の海（イーストブルー）の島々が襲撃されているというニュースが飛び込んできます。旅を中断して東の海行きすらも考える麦わらの一味の前に現れたのが今回紹介する金獅子のシキです。

金獅子のシキはワンピースの劇場版映画10作目「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」に敵キャラクターとして登場したキャラクターです。金獅子海賊団の提督でロジャーや白ひげと共にしのぎを削った伝説の海賊です。超人系悪魔の実、フワフワの実の能力者であり、異名にもなっている指示のような金の長髪と常に加えた葉巻が特徴的なキャラクターです。

それまでのワンピースの劇場版映画と違い、金獅子のシキが登場したONE PIECE FILM STRONG WORLDは原作者の尾田栄一郎先生が最終的に総指揮を取る程に深く関わった作品です。原作者の尾田栄一郎先生が関わった事でそれまでの劇場版映画と比較しても原作との繋がりが強い作品で、金獅子のシキ自身も元々は原作にて登場する予定のキャラクターでした。

実際に原作では映画に先駆けて名前が登場した他、ワノ国編にてロジャーの前の海賊団として名前が上がったロックス海賊団の元メンバーとして名前が上がるなど劇場版映画だけでなく原作の歴史にも深く関わっているキャラクターになっています。

金獅子のシキは白ひげやロジャーと並ぶ伝説の海賊として登場しますが、登場当時白ひげやロジャーの懸賞金が不明だった事、金獅子のシキの懸賞金から四皇やロジャーの懸賞金を予想されるのを避ける為もあってか、残念ながら懸賞金が描かれる事はありませんでした。本編登場後に後々懸賞金が明らかになるキャラクターもいますが、金獅子のシキについては2022年2月現在も懸賞金は不明のままになっています。

懸賞金は不明のまま退場してしまった金獅子のシキですが、その後ロジャーや四皇の懸賞金が明らかになった事である程度予想する事が出来るようになりました。まず第1にロジャーの懸賞金は55億6480万ベリーでこれは海賊史上最高の懸賞金額である事が明らかにされているので少なくとも金獅子のシキがこれより高いという事はありません。

ただ金獅子のシキは20年前当時、ロジャー、白ひげ、ビッグ・マムと並び当時の四皇として暴れまわっていた事、ロジャーとは真逆に「支配」を標榜する事から世界政府への危険度は高い事、単身でマリンフォードを半壊させる程の死闘を演じた事などを考えるとその懸賞金の額は相当に高いと考えられます。ルフィに倒される前のビッグ・マムが43億8800万ベリーなので少なくとも40億を超える懸賞金なのは確実だと予想されています。

金獅子のシキの強さを高めている要因になっているのが超人系悪魔の実「フワフワの実」の能力です。自身はもちろん様々な物を浮遊させる事が出来る能力で本来悪魔の実の能力者の弱点である水さえも操る事が出来ます。さらに能力の範囲や強さは島や戦艦を浮かせる程であり、金獅子のシキ登場当時にはまだ概念が登場していなかった為描写はありませんがおそらく「覚醒」段階に至っていたと予想されています。

最新のワンピースに登場していたらまず間違いなく覚醒しているとされるであろうと予想される金獅子のシキ。劇場版映画の中でそんな金獅子のシキをまだシャボンディ諸島到達前、覇気を使う事が出来なかったルフィが倒しています。ただルフィが勝てたのはフワフワの実の弱点が大きく影響しています。フワフワの実はその能力の特性上、天候の影響を非常に受けやすいのです。

実は劇場版映画の中でルフィとシキが戦った時、周囲の天候は嵐でした。加えて金獅子のシキは自身の性格により20年潜伏しており前線から遠ざかっていた事、白ひげと変わらない程の老齢からくる弱体化、当時登場していなかったとはいえ覇気を使用しなかったなどルフィが倒した金獅子のシキはロジャーとしのぎを削った時の全盛期とは程遠い強さにありました。

元々原作に登場する予定だったキャラクターの金獅子のシキは他の劇場版映画のキャラクターとは一線を画す扱いをされており、それが映画に関わらない部分でも名前が登場するなどしている点です。その中の1つがセンゴクから語られたロジャーの前の伝説的な海賊「ロックス海賊団」でした。この海賊団には後に四皇として名を馳せる白ひげ、ビッグ・マム、カイドウなども在籍していました。

それ以外にもロックス海賊団に在籍したメンバーとして名前が上がったキャラクターの1人が金獅子のシキです。この時はあくまでも話題は四皇やロジャーについてであった為深堀りはされていませんが、金獅子のシキの歴史が描かれた1幕になっています。

その後ロックス海賊団がゴッドバレー事件で解散する事になると金獅子のシキは独立し、金獅子海賊団を設立します。そんな金獅子のシキとしのぎを削ったのがロジャーです。実際に何度も衝突した事が明らかになっており、それが「エンド・ウォーの海戦」でした。ロジャーに自身の右腕になることを半ば脅迫したシキとロジャーが衝突する事になった戦いでした。

いわばライバルとも言える関係にある金獅子のシキとロジャーですが、同時に金獅子のシキはロジャーを誰よりも認めていました。そんなロジャーとの関係性と関連して起こったのがシキによるマリンフォード襲撃です。ロジャーが自首して海軍に捕縛された際には激情に駆られて自身でロジャーにトドメを刺そうとマリンフォードを襲撃しました。このことからも金獅子のシキはロジャーをかなり意識していたと言えます。

ロジャーの捕縛から行われた金獅子のシキによるマリンフォード襲撃、その時に金獅子のシキと相対したのがセンゴクとガープでした。当時まだまだ現役バリバリの2人相手にマリンフォードが半壊するほどの激闘を繰り広げるなどの圧倒的な強さを見せつけました。最終的には敗北してインペルダウンに投獄される事になりますが金獅子のシキが伝説的な海賊と言われる1つの要因になっています。

インペルダウン収監後も金獅子のシキの伝説は終わりません、投獄から2年後、海楼石の錠に繋がれた両足を切り落として脱獄する事に成功するのです。この事から金獅子のシキはインペルダウン初の脱獄者となりました。後に人知れず脱獄したものがいた事が明らかになっていますが、看守達を相手に表立って逃げ出したのは金獅子のシキが初めてです。

金獅子のシキは激情家な一面も持っていますが、同時に狡猾で用意周到な部分もあります。実際インペルダウン脱獄からの四皇に復帰するなどの活躍がないのは金獅子のシキ自身が「世界を支配」するべく潜伏する道を選んだ為です。そして準部を終えた金獅子のシキは「全世界の支配」を目的に再び行動を開始、そしてルフィ達の前に現れる事になります。

金獅子のシキは自身の能力が天候を弱点としている事を理解している為、天候に詳しい学者などを常にヘッドハンティングしています。そこで目を付けたのが予想や予測といった範囲を越えて天候を肌で感じ取るナミでした。ナミを誘拐した上で仲間に勧誘しますが、ナミはこれを拒否し脱走します。

脱走したナミはルフィ達との合流を果たしますが、そこにシキが追いかけてきます。シキはルフィ、ゾロ、サンジ、チョッパー、ウソップの5人相手に圧倒的な強さを発揮して生き埋め状態にしてしまいます。その様子にナミは麦わらの一味を守るべく自らの意志で金獅子のシキの元に戻る事を決めます。

新たな仲間に加わったナミを含め金獅子海賊団の傘下に入った海賊団と共に総会をしていた金獅子のシキですがそこに麦わらの一味がナミを取り戻すべく乱入してきます。内部の情報を集めていたナミの活躍もあって金獅子海賊団が壊滅状態に追い込まれると金獅子のシキはルフィとの最終決戦に挑む事になります。

当初は優位に戦いを進めていましたが、ナミが金獅子海賊団の船メルヴィユを嵐のど真ん中に誘導した事で形成が逆転、さらに雷に撃たれたルフィが敗れたと勘違いし油断した事で「ゴムゴムのの巨人の雷斧（ギガントトールアックス）」を真正面から受けて敗北する事になりました。その後メルヴィユが海に落ちた事で海軍が金獅子のシキを捕縛しようとしていますが、金獅子のシキのその後については描かれておらず消息不明となっています。

ワンピースの劇場版映画「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」にて金獅子のシキの声優を担当したのが竹中直人さんです。原作者の尾田栄一郎先生の要望から配役され以降も劇場版ワンピース作品のいくつかに参加しています。仕事を選ばない主義の俳優で、俳優以外にも声優、タレント、コメディアン、映画監督、大学教授など様々な分野で活躍しています。

竹中直人さんがこれまでに声優として出演した作品としては「劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI」のエンテイ役、「機動警察パトレイバー 2 the Movie」の荒川茂樹役、「アベンジャーズ」のニック・フューリー役、「アイス・エイジ」シリーズのディエゴ役などを担当しています。

ここからは既にワンピースを視聴している人の金獅子のシキについての感想を紹介していきます。金獅子のシキはその伝説などに対して登場するのが早すぎたという声が非常に多いです。新世界で四皇をしていた時期すらもあるはずなのにまだワンピース本編にまともに登場していなかった事から覇気を使っていなかったりと油断だけでは片付けられない違和感があり、今の情報でもう1度金獅子のシキを描いてほしいという声すらあります。

能力も協力でおそらくは覚醒していたと予想されており、老年による衰退など様々な要因が重なっての敗北とはいえ、また当時のルフィはまだ覇気を使えなかった事を考えても勝っていい相手ではなかったとする声も多くなっています。

登場時期的に仕方なかったとはいえ以降も原作に名前が登場しているなど他の劇場版映画キャラクターとは違う扱いを受けているキャラクターだけに過去編などが描かれれてば懸賞金や強さを含む新たな情報が描かれる可能性もあるのではないかと予想しているファンも多いです。キャラクターとしては人気が高い事、特にまだ謎が多いままになっているロックス海賊団でのエピソードなどが描かれるのではないかと予想されています。

金獅子のシキは様々な要因において登場が早すぎたと言われるキャラクターです。登場当時はまだ四皇やロジャーの懸賞金が不明であった事から彼らと肩を並べていたと思われる金獅子のシキの懸賞金も不明のままになっています。ただ当時の四皇ポジションだったという情報などから少なくともその懸賞金は40億を越えていても不思議ではないとされています。

金獅子のシキについては元ロックス海賊団のメンバーという事も明らかになっており、ロックス海賊団についての過去編などが描かれれば或いは原作に再登場するのではないかとも予想されています。他の劇場版映画と違い元々原作に登場する予定だったキャラクターだけに実際に登場する可能性も十分にあるので金獅子のシキの再登場にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？