【ワンピース 】太陽の神ニカの正体とは？ルフィの先祖？共通点や元ネタを考察

「ワンピース（ONE PIECE）」は1997年7月から週刊少年ジャンプにて連載がスタート。2022年2月現在も連載中の国民的漫画です。さらに「ワンピース」はテレビアニメも1999年10月から放送中で、2021年11月には放送回が1000話を突破しました。また、2000年から劇場アニメも10作品以上が発表されており、2022年8月には新作の劇場版アニメも公開予定となっています。

今回はそんな「ワンピース」に登場する太陽の神ニカの正体や謎を考察し、「ワンピース」作中でフーズ・フーが語った伝説やジョイボーイ説やルナーリア族説などをみていきます。さらに、ルフィ説やウソップ説、元ネタやシャンドラとの関係などについてもネタバレで考察してきます。まず、次に「ワンピース」のあらすじをみていきます。

海賊王ゴール・D・ロジャーの最期の言葉により、世界は大海賊時代に突入。イーストブルーで赤髪のシャンクスという海賊と仲良くなった少年モンキー・D・ルフィも、海賊に憧れます。その後、シャンクスに命を助けられたルフィは彼との別れ際、大事な麦わら帽子を預かり、いつか立派な海賊になって再会することを約束。10年後、ルフィは海賊王になる夢を抱き、ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）を目指す冒険に出発するのでした。

「ワンピース」の太陽の神ニカとは？正体を考察、1つ目はフーズ・フーが太陽の神・ニカのことを看守から聞いたことについてです。「ワンピース」に登場するフーズ・フーとは、四皇カイドウ率いる百獣海賊団の幹部「真打ち」の中でも、特に飛び抜けた強さを誇る最強の6人「飛び六胞」の1人です。フーズ・フーはジンベエとの戦闘の中で、太陽の神ニカについて語っています。

かつてCP9だったフーズ・フーはゴムゴムの実の護送の任務に失敗。その責任を問われて投獄された彼は、看守から太陽の神ニカについての伝説を聞かされたそうです。

フーズ・フーが聞いた「太陽の神ニカ」とは、人々を笑わせ、苦悩から解放してくれる伝説の戦士で、実在したのかは不明ですが、大昔に奴隷だった人々がいつか自分たちを救ってくれると、その存在を信じていたようです。フーズ・フーも辛い牢獄生活の中で看守から、その話を聞かされ、太陽の神ニカの伝説に思わずすがったと語っています。

「ワンピース」の太陽の神ニカとは？正体を考察、2つ目はかつて奴隷だった人々が信じていたニカに関する伝説についてです。かつて奴隷だった人々は、太陽の神ニカがいつか自分たちのことを救ってくれるはずだと信じていたそうです。そのことから、太陽の神ニカはかつて奴隷だった人々にとって、救いの神のような存在であり、彼らは太陽の神ニカの伝説を心の拠り所としていたようです。

「ワンピース」の太陽の神ニカとは？正体を考察、3つ目はフーズ・フーに喋った看守のその後についてです。太陽の神ニカの伝説を投獄されていたフーズ・フーに喋った看守は後日、消されたそうで、自分も危ないと感じたフーズ・フーもその後、命がけで脱獄。何かにすがりたい囚人や奴隷たちの間で囁かれるただの伝説かと思いきや、看守が消されたという事実から、余計に太陽の神ニカの信憑性が増したと考えられています。

「ワンピース」の太陽の神ニカとは？正体を考察、4つ目は太陽の神・ニカが政府の機密情報である可能性です。「ワンピース」の原作漫画1080話にて、CP0はフーズ・フーが何らかの政府の機密情報を持ち出したと話しています。さらに、フーズ・フーに太陽の神ニカの伝説を教えた看守が消された事実から、フーズ・フーが持ち出した政府の機密情報こそ「太陽の神ニカ」の伝説なのではないかと推測されています。

「ワンピース」の太陽の神ニカの正体や謎を考察、1つ目はフィッシャー・タイガーが奴隷を解放する際に助けた存在という説です。「ワンピース」に登場するフィッシャー・タイガーとは、魚人街出身の冒険家で鯛の魚人で、聖地マリージョアを単独で襲撃し、奴隷たちを解放した人物でもあります。

そのことで、フィッシャー・タイガーは世界政府によって指名手配されますが、その時に解放された元奴隷やタイガーを支持する魚人・人魚たちと共にタイヨウの海賊団を結成。魚人・人魚の特性を活かした海上戦での強さから、一躍有名な海賊団となります。

そのマリージョア襲撃の際、フィッシャー・タイガーは単独で襲撃たと言われていますが、いくら彼が強くても、たった1人で戦い、奴隷たちを解放するのは難しいのではないかと考えられています。

そこで、もしかしたら太陽の神ニカが実在し、フィッシャー・タイガーに協力したのではないかと考えられています。また、フィッシャー・タイガーがその後、率いた「タイヨウの海賊団」という名前も、太陽の神ニカに関係があるのではないかとも言われています。

「ワンピース」の太陽の神ニカの正体や謎を考察、2つ目はジョイボーイ説です。ジョイボーイの名前が「ワンピース」作中で初めて登場したのは、「ワンピース」魚人島編での戦いの後でした。魚人島でロビンが見つけたポーネグリフにはジョイボーイの謝罪文が刻まれており、ロビンはネプチューン王にジョイボーイについて尋ねていました。さらに、ゴール・D・ロジャーや光月おでん、カイドウらもその名を口にしています。

そのため「ワンピース」ワノ国編にて初めてその名前が登場した太陽の神ニカも、ジョイボーイもその正体はまだ不明ですが、「ワンピース」の物語におけるかなりの重要人物であるころがうかがえます。また、太陽の神ニカも、ジョイボーイもどちらも「ワンピース」作中において「世界に夜明けをもたらす存在」「世界の闇を照らす存在」というイメージで描かれています。

そこで、太陽の神ニカとジョイボーイは同一人物で、「ジョイボーイ」という名前も本名ではなく、愛称のようなものではないかと考えられています。そして、人々を笑わせ、苦悩から解放してくれるとされる太陽の神ニカとは、喜びや嬉しさを表す「joy（ジョイ）」が名前に入るジョイボーイの別名なのではないかとも、考察されているようです。

「ワンピース」の太陽の神ニカの正体や謎を考察、3つ目はルナーリア族キングという説です。ルナーリア族であるキングこそ太陽の神ニカなのではないかと考察されています。まず「ワンピース」に登場するキングやルナーリア族についてみていくと、キングは百獣海賊団の最古参メンバーで「火災のキング」の二つ名を持ち、同海賊団の最高幹部「大看板」の筆頭にあたります。

そして、悪魔の実「リュウリュウの実」の古代種”プテラノドン”の能力者でもあります。また、キングは「ワンピース」作中にて、四皇の1人であるビッグマム（シャーロット・リンリン）の治める万国（トットランド：あらゆる種族が暮らしている）に存在しない3つの種族のうちの1つ、絶滅したとされる「ルナーリア族」の生き残りだと判明しています。

マルコがかつて白ひげから聞いた話では、マリージョアができる前の大昔、レッドラインには「神の国」が存在し、そこには「発火する種族」が暮らしていたそうです。それがルナーリア族であり、彼らが人々から「神」と呼ばれていた時代もあったそうです。確かにキングの背中からはいつも火が燃えています。

さらに、ルナーリア族は捕まえられなくても、政府に通報するだけで「1億ベリー」もの破格の懸賞金がもらえる種族だということが明らかになっています。そして、ゾロとの戦いで明らかになったキングの容姿から、ルナーリア族は白髪に褐色の肌、背には黒い大きな翼を持つという、3つの大きな特徴を持つことが判明しました。キングはその目立つ容姿を隠すため、自身の素顔や素肌を黒い衣装で覆っていたようです。

また、キングと同じく大看板のクイーンによると、ルナーリア族は「自然界のあらゆる環境下で生存できる怪物」だそうです。そして、どれだけゾロが攻撃しても余裕で受けきれるほどの硬い皮膚を持ち、背中で火が燃えているときは驚異的な防御力を誇ります。また、火が消えているときは防御力は落ちるものの、その分スピードが増すことも判明しました。

そんな種族がなぜ絶滅まで追い込まれたのかはまだ明かされていませんが、その特異な容姿、発火する体質、「神」と呼ばれていた過去、驚異的な身体能力などから、ルナーリア族こそ「太陽の神ニカ」なのではないかと考察されています。ここで、太陽の神ニカは大昔の伝説なので、太陽の神ニカとはキング個人を指すのではなく、ルナーリア族全体を指していると考えられています。

「ワンピース」の太陽の神ニカの正体や謎を考察、4つ目は伝説上の存在という説です。「ワンピース」の世界では妖精の存在が明らかになっています。ウォーターセブンにて、フランキーは船乗りの間で語り継がれる伝説の妖精「クラバウターマン」の話をウソップに聞かせました。

そして、クラバウターマンは全くの空想上の存在というわけではなく、空島では船員たちの代わりに船を修理。ルフィたちのエニエス・ロビーからの脱出にも協力しました。そのため、太陽の神ニカも、クラバウターマンのような伝説上の存在なのではないかと考察されています。ただ、もし本当に太陽の神ニカの正体が妖精なら、その伝説の話をした看守を消してまで、政府がひた隠しにする必要はないのではないかという指摘もあります。

「ワンピース」の太陽の神ニカの正体や謎を考察、5つ目は太陽の神ニカの正体は政府の敵という説です。フーズ・フーやCP0の発言から、政府が太陽の神ニカの存在をひた隠しにしようとしていることが分かります。

さらに、太陽の神ニカの情報に関しては、海軍がロックスの存在を極秘にしていたこと以上に厳重に取り扱われている印象も受けます。そのため、太陽の神ニカは政府にとって不都合な、政府の敵に当たる存在なのではないかと考察されています。

「ワンピース」のニカの正体や謎を考察、6つ目は空島の先祖という説です。「ワンピース」空島編でシャンディアの民が「太陽の神に迎えられる」と発言していました。さらに、シャンディアの人々は祖先を神のように尊敬しているという話もあったため、その2つの発言から太陽の神ニカの正体はシャンディアの先祖ではないかという説が浮上しました。

さらに、フーズ・フーが「太陽の神ニカ」の話をしていたときに背景に出ていた太陽の神ニカのシルエットと、空島の人々のシルエットがそっくりだという指摘もあります。そのため、太陽の神ニカと空島には深いつながりがあるのではないかと考察されています。

「ワンピース」の太陽の神ニカの正体や謎を考察、7つ目はジンベエは太陽の神ニカの正体を知っている説についてです。「ワンピース」作中で初めて「太陽の神ニカ」の名前を出したフーズ・フーですが、なぜかジンベエに太陽の神ニカについて尋ねていました。

それについて、魚人族や人魚族に奴隷が多かったことから、フーズ・フーがそのような発言をしたと考えられますが、その際のジンベエの「おのれに話すことは何もありゃあせん！」という発言から、ジンベエは太陽の神ニカについて何か知っているのではないかと考えられています。

また、ジンベエの故郷の魚人島では、約束を破ったことに対するジョイボーイの人魚姫に宛てた謝罪文と共に、「いずれ必ずジョイボーイに代わって約束を果たしに来る者が現れる」という言い伝えが存在していました。そのため、奴隷たちの救いの神のような存在である太陽の神ニカが、ジョイボーイと同一人物である可能性も考察されています。

太陽の神ニカの正体がルフィの先祖という説も浮上しています。それというのも、ルフィはメラメラの実などの炎系の能力者でもないのに、ギア2の状態で「ゴムゴムの火拳銃（レッドホーク）」、ギア4の状態では「ゴムゴムの業火拳銃（レッドロック）」などの炎系の必殺技を使用しています。

太陽は火や炎のイメージが強いため、もしルフィが太陽の神ニカの末裔だとすれば、炎系の能力者でないにもかかわらず、炎系の必殺技が使えたことも納得と言われています。また、ルフィやロジャーなど「ワンピース」作中には「D」の名前を持つキャラが何人も登場しており、彼らは「Dの一族」と呼ばれています。

そして、もしその「Dの一族」と太陽の神ニカに繋がりがあるなら、彼らの「D」とは「ニカっ」と笑ったときの口の形を表しているのではないかという説も考えられています。また、ロジャーやエース、ローグタウンで死を覚悟したルフィが、死に直面したときに笑顔だったことから、「Dの一族」とは最期の瞬間に笑みを浮かべる一族なのでは？という指摘もあります。

そのため「人を笑わせ、苦悩から解放してくれる」戦士である太陽の神ニカは、笑顔が象徴的な「Dの一族」を表しているという説も支持されているようです。さらに、太陽の神ニカは「Dの一族」の中でも、ルフィそのものなのではないかという説もあります。太陽の神ニカは奴隷たちにとって、自分たちをいつか救ってくれると望みを託している存在です。

そして「ワンピース」の世界でそれに当てはまりそうな人物こそ、ルフィだと考えられているのです。また、空島でのエネルとの戦いの後、みんなで宴をしたときのルフィのシルエットが、フーズ・フーの会話中に背景に出てきた太陽の神ニカのシルエットにそっくりだという声も多数あがっています。

そのため、太陽の神ニカがいつか人々を救うという伝説は本当で、いずれ天竜人と対峙することになるであろうルフィこそ、みんなの救世主「太陽の神ニカ」なのではないかと予想されているのです。

ニカの正体がウソップなのではないかという説も浮上しています。ウソップは人を笑わせることが得意で、実際、彼の故郷・シロップ村に住むカヤは彼の嘘によって救われました。さらに、ウソップの夢は父ヤソップのような「勇敢なる海の戦士になる」ことで、巨人族の王国「エルバフ」の戦士に強く憧れています。

また、ドレスローザでウソップはおもちゃに姿を変えられ、奴隷のように働かされていた者たちを一斉に救い「伝説のヒーロー」となりました。そして、それにより付けられた異名が「ゴッド・ウソップ」です。

この「人を笑わせることが得意」なことや「伝説」「戦士」というキーワード、「奴隷を解放した」ことや「ゴッド（神）」の異名を持つことから、もしかしたらウソップこそ「太陽の神ニカ」なのではないかという説も囁かれているそうです。次にそんな様々な考察がされている「ワンピース」の太陽の神ニカの名前の元ネタやシャンドラとの関係について考察していきます。

ここまで「ワンピース」に登場する太陽の神ニカの正体や謎に関する、様々な考察をネタバレでみてきました。そんな太陽の神ニカには元ネタがあるのでしょうか？次に「ワンピース」の太陽の神ニカの元ネタやシャンディアとの関係を考察していきます。

「ワンピース」に登場するニカの名前の元ネタは何なのでしょうか？公式では太陽の神ニカの元ネタについて、まだ明らかにされていません。ただ「ワンピース」ファンの間では太陽の神ニカの元ネタについて、女神「ニケ」ではないかと予想されています。太陽の神ニカの元ネタとされる女神「ニケ」とは、ギリシャ神話に登場する勝利の女神です。実際、ギリシャ語で「ニケ」は「勝利」を意味するそうです。

そして、勝利を収めれば自然と笑顔になることから、「ワンピース」の太陽の神「ニカ」というキャラ名には、元ネタとされる女神「ニケ」の「勝利」と「ニカっと笑う」笑顔の2つの意味が込められているのではないかと言われています。

女神「ニケ」が元ネタとされる「ワンピース」の太陽の神ニカ。「ワンピース」ファンの間では、そのシルエットが空島で暮らすシャンディアの人々の衣装や装飾、武器とよく似ていると言われています。さらに、シャンディアの人々は上記の通り「太陽の神」を信仰しており、先祖を神のように尊敬しています。そのため、シャンディアの人々と太陽の神ニカには深いつながりがあるのではないかと考えられています。

また、上空1万ｍの場所にある空島と、海底1万mの場所にある魚人島。非常に距離の離れた2つの場所ですが、ジンベエの反応から、魚人族の間でも「太陽の神」について何らかの言い伝えがあるのではないかと考えられています。そして、太陽の神ニカと、シャンディアや魚人島との繋がりは800年以上前の「空白の100年」にまで遡るのではないかとも推察されています。

こちらは「ワンピース」のニカに関するツイートです。「ワンピース」ワノ国編で太陽の神ニカの名前が初めて出たことから、今後「ワンピース」本編にて、さらに情報が出てくるだろうという考察となっています。

こちらも「ワンピース」のニカに関するツイートです。「ワンピース」作中に登場したシャンディアやルナーリア族がニカの末裔ではないかという考察で、羽やタトゥーなどから繋がりを感じるという感想となっています。

こちらも「ワンピース」のニカに関するツイートです。「ワンピース」作中で描かれた太陽の神ニカのシルエットから、シャンドラの戦士や空島でのルフィのシルエットを連想するという感想で、ルフィにはニカやジョイボーイの可能性を感じるそうです。

いかがでしたか？「ワンピース」の太陽の神ニカとは、人々を笑わせ、苦悩から解放してくれる伝説の戦士で、大昔に奴隷だった人々がいつか自分たちを救ってくれると、その存在を信じていたことが分かりました。さらに「ワンピース」の太陽の神ニカの正体や謎について、ジョイボーイ説やルナーリア族説などを紹介し、政府の敵と考えられていることや、ルフィ説やウソップ説などがあることが分かりました。

また「ワンピース」の太陽の神ニカの元ネタや空島、シャンディアとの関係を考察し、元ネタは勝利の女神ニケだと考えられていることや、そのシルエットから分かる衣装や装飾などが、シャンディアの人々と関係があると考えられていること。空島でのルフィのシルエットとそっくりだと言われていることなどが分かりました。今後、新たな情報が出てくるかもしれない「ワンピース」の太陽の神ニカの正体や謎に注目していきましょう！