【東京卍リベンジャーズ】黒川イザナのピアスが炭治郎の耳飾りに似てる？柄の意味は？

東京卍リベンジャーズの中でも重要キャラのポジションにいる黒川イザナ。こちらの記事では「黒川イザナのピアスは鬼滅の刃の炭治郎の耳飾りのパクリではないか？」という意見についてまとめています。その前にまずは黒川イザナが登場する作品『東京卍リベンジャーズ』についての作品概要とあらすじを紹介しているので、東京卍リベンジャーズのおさらいをしたい人はこちらの項目にも目を通してみてください。

• 作者：和久井健
• 出版社：講談社
• 掲載誌：週刊少年マガジン
• レーベル：講談社コミックス
• 発刊期間：2017年3月1日～連載中（2022年1月現在）
• 巻数：25巻（2022年1月現在）

東京卍リベンジャーズは主人公の花垣武道が過去に遡り暴走族『東京卍會』の一員となって過去を変えていく物語。ヤンキー漫画とタイムリープものという今まであまり見る事の無かった掛け合わせに、漫画ファン・アニメファンともに注目を浴びている人気作です。東京卍リベンジャーズの掲載誌・週刊少年マガジンを発行している講談社が主催する講談社漫画賞でも少年部門賞を受賞し、プロ目線でも期待の作品として話題となっています。

ニュースによって中学時代に付き合っていた彼女が犯罪組織『東京卍會』によって殺害されたと知った花垣武道。その日もいつもと同じようにバイトに向かい、帰りの電車を待っていました。しかし何者かによって線路に落とされた武道は、ホームに入ってきた電車に轢かれそうになります。そして武道が意識を取り戻すと、そこは自分の中学生時代の世界となっていたのでした。

褐色の肌と色素の髪が特徴的な少年・黒川イザナ。また耳には花札のような柄のピアスをしており、漫画・アニメファンからは「鬼滅の刃の炭治郎の耳飾りのパクリ？」と言われることもあるようです。そんな黒川イザナは東京卍リベンジャーズに登場する不良集団・黒龍の八代目総長で、黒川イザナが総長として就任してからの黒龍は殺人や強盗など非道な行いにも躊躇しない組織となりました。

その後黒龍の総長を引退し、"極悪の世代"と呼ばれるメンバーを集め新たな暴走族『天竺』を結成します。東京卍リベンジャーズのキャラクターの中では佐野エマ・佐野万次郎（マイキー）・佐野真一郎と関係が深く、佐野エマとは幼い頃同じ家に住んでいた血縁関係の無い兄弟という間柄。佐野万次郎とは血が繋がっていなくともエマの兄弟ということで気に掛けられ黒川イザナも彼に懐いていました。

しかしマイキーに対しては佐野真一郎の実の弟ということや佐野真一郎が自分の創った集団・黒龍をマイキーに継がせようとしていることを知り嫉妬や佐野真一郎への独占欲から敵対心を持つようになります。そして黒川イザナが継いだ黒龍はそういった感情の果てに悪事や非道な行いに手を染める犯罪組織となってしまうのでした。また黒川イザナは圧倒的な戦闘能力とカリスマ性で黒龍・天竺ともに手下をまとめ上げる才能を見せています。

東京卍リベンジャーズの強キャラとして君臨する黒川イザナ。手下の事を駒だと割り切る冷血な顔を見せている人物ですが、執着心や嫉妬に囚われる一面もあります。黒川イザナは自分に色々な景色を見せてくれた佐野真一郎に深く執着しており、佐野真一郎が大切にしている自分以外の全てを破壊したいと考えているところがあります。その原因を作ったのは母親に捨てられた記憶。

黒川イザナと佐野エマ兄妹は幼い頃母親に捨てられており、佐野エマは血の繋がった父親・佐野家に養子として出されましたが、黒川イザナは前の夫の連れ子だったため、児童養護施設に預けられます。その出来事がきっかけで幼い黒川イザナは愛情を求めるようになります。そこへエマが養子に出された佐野家の長男・真一郎が現れ、血が繋がっていなくとも大切にしてくれる真一郎に対し異常とも言える執着を見せるようになったのでした。

東京卍リベンジャーズの強キャラの黒川イザナ。小麦色の肌や薄い髪色など、特徴的な見た目を持つキャラクターですが、その中でも目をひくのが耳に付けられている花札のピアスです。漫画・アニメファンの人であれば、どことなく既視感を覚えるこのアイテム。ネットではこの花札のピアスが『鬼滅の刃』の炭治郎の耳飾りのパクリではないかと話題になっています。

黒川イザナと炭治郎の画像を並べてみると、両方とも山のような絵の上に太陽のようなものがある構図となっており、パクリと言われるのも納得なのではないでしょうか？炭治郎が登場する鬼滅の刃は2016年から連載が開始した作品。一方黒川イザナが登場する東京卍リベンジャーズは2017年から連載が始まった作品となっているので、炭治郎の耳飾りの案の方が先に登場していたことになります。

読者からはパクリと言われる事が多い黒川イザナのピアスですが、東京卍リベンジャーズの作者・和久井健先生の口からは「鬼滅の刃の炭治郎の耳飾りを参考にした」といった発言はされていないため、パクリではなく鬼滅の刃の炭治郎というキャラクターを知らなかったために、たまたま同じ時期に似たピアスを着けたキャラクターが生まれてしまったという可能性も捨てきれません。

鬼滅の刃の炭治郎の耳飾りに似ていると言われている黒川イザナの花札柄のピアス。このピアスに描かれたの花札の柄の名前や意味をご存じでしょうか？この柄は「芒に月」という名前で、"坊主"という愛称でも呼ばれています。なぜ坊主なのかというと、花札の下に描かれている黒い山の絵が「坊主の頭に見えるから」という意味から来ているそうです。また山の上にある白い丸は名前の意味の通り月が描かれています。

では、なぜ黒川イザナがこの柄が描かれた花札をピアスとして愛用しているのか？それはこの花札が12ヶ月の間の8月の意味が込められているからだと考えられます。花札はそれぞれの柄に「1年の間の何月」という意味が込められており、ひと月の絵柄は全部で4枚あります。そしてその組み合わせでゲームを楽しむといった遊び方をします。

黒川イザナがこの8月の花札を選んだ意味はいくつかあり、「自分の誕生日」という意味、「真一郎の誕生日」という意味、「真一郎の命日」という意味が濃厚です。黒川イザナにとって"8月"にはそういった自分を構成する出来事が全て含まれているため、この「芒に月」の花札をピアスの柄として選んだのではないかと考えられます。

「炭治郎の耳飾りに似ている」「鬼滅のパクリではないか？」といった声が多い黒川イザナのピアスですが、東京卍リベンジャーズの作品ファンの間では「黒川イザナのピアスかっこいい」「欲しい！買いたい」といった肯定的な意見もあがっています。

黒川イザナのこのピアスが欲しいという人は、ネットの通販サイトなどを検索してみると東京卍リベンジャーズのコスプレグッズとして売られているので、そちらから購入してみてください。また鬼滅の刃の炭治郎の耳飾りや類似品も多数ヒットするので、いろいろな商品を見比べてみてはいかがでしょうか？

東京卍リベンジャーズの重要キャラの黒川イザナとマイキー。東京卍リベンジャーズの物語の中では登場人物たちの家族が登場することもありますが、その中でも黒川イザナは複雑な家族構成となっています。物語の中ではマイキーに「兄」と呼ばれていますが、黒川イザナはマイキーと血は繋がっていません。ではなぜマイキーは黒川イザナを兄と呼ぶのか？それは佐野エマの存在が関係しています。

エマはマイキーと母親が同じで父親がそれぞれ違うといういわゆる異父兄弟となります。幼少期はマイキーたちと離れて暮らしていたエマ。その頃は黒川イザナと同じ家で暮らしていたため、エマと黒川イザナは同じ両親から生まれたと思いがちですが黒川イザナはエマの母親の元夫の連れ子だったため、エマと黒川イザナには一切の血縁関係がありません。

黒川イザナの本当の母親はフィリピン人で、両親が離婚した際に父親側に引き取られ、その後エマの母親と結婚しました。しかしその父親もチンピラに刺され死亡。幼い黒川イザナを当時結婚していたエマの母親が引き取ったという形になります。

東京卍リベンジャーズの物語では黒川イザナがマイキーを恨んでいるような場面があります。その理由は「マイキーへの嫉妬」。黒川イザナは母親に捨てられ児童養護施設に預けられていた際に、佐野真一郎に優しくされ大きな信頼を抱きます。しかしそれは依存とも呼べるもので、真一郎が実の弟のマイキーの話をする度に、マイキーに対しての嫉妬を抱くようになっていったのでした。

東京卍リベンジャーズでは主人公の武道がタイムリープする度に多くのキャラクターが死亡しています。黒川イザナもそんな死亡キャラのひとり。関東事変では東京卍會VS天竺という戦いが繰り広げられましたが、そのワンシーンの中に黒川イザナの死亡も含まれています。稀咲鉄太は邪魔になった鶴蝶に銃を向けますが、それに気付いた黒川イザナは鶴蝶の前に飛び出て銃弾を受け死亡します。

東京卍リベンジャーズの物語で東京卍會の前に立ちはだかる黒川イザナ。物語の中ボスとも言える彼の目的は「マイキーに苦しみを与えること」です。真一郎の存在に依存している黒川イザナは真一郎の弟・マイキーへの嫉妬がいつしか殺意にまで上り詰めていました。幼い頃一緒に暮らしていた妹のエマを死に追いやってまでマイキーに苦しみを与えるほど、黒川イザナの感情は濁っていたのでした。

天竺との戦いを終えた武道が現代に戻ると、『梵天』という犯罪組織が登場します。その首領というのがマイキーでした。そんな梵天の首領になったマイキーの首の後ろには、鬼滅の刃の炭治郎の耳飾りのパクリと言われている黒川イザナのピアスの柄が彫られています。また別の世界線では、ドラケンが死んだ場合には黒川イザナのピアスの柄ではなく、ドラケンと同じ模様のタトゥーを入れています。

マイキーはなぜ首にこのピアスやタトゥーの柄を入れたのか？それは大切に思っている人物への餞なのではないかと考えられます。死亡した大切な人の特徴的なピアスやタトゥーの柄を体に刻むことで、彼らが死亡した後も意思や考えを継ぎ共に生きて行こうという覚悟を決めているのではないでしょうか？

ピアスの柄が炭治郎の耳飾りのパクリ疑惑が出ている黒川イザナ。アニメではまだ声優が誰になるのか発表されていませんが、ファンの予想で見られることの多い声優候補は2名おり、そのうちの1人が石田彰さんです。石田彰さんは『鬼滅の刃』の猗窩座、『機動戦士ガンダムSEED』のアスラン・ザラ、『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲルなどの役を演じている声優。

裏の顔があったり登場時とは印象が変わるキャラクターを演じることが多い声優です。そんな印象から、マイキーに深い執着を見せ妹のエマまでを殺すといった非道な行いを見せつつも最後には仲間の鶴蝶のために死亡した姿から、石田彰さんが務めてきたキャラクターのイメージの面からも適任なのではないかと声があがっているようです。

炭治郎の耳飾りのパクリのピアスをしていると話題になっている黒川イザナの声優候補のもう1人は梶裕貴さんです。梶裕貴さんは石田彰さんとは逆に『鬼滅の刃』の錆兎、『進撃の巨人』のエレン・イェーガー、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』の広瀬康一といった使命に向き合う正義漢役を演じることの多い声優。自分の信念のために動き続けるイメージでは梶裕貴さんもイメージにピッタリの声優です

黒川イザナのチャームポイントでもある耳のピアス。鬼滅の刃の主人公・炭治郎の耳飾りのパクリと言われることも多いですが、黒川イザナファンからは「かっこいい」「欲しい」という声も見られています。ネットの通販サイトでは黒川イザナのピアスをそのままデザインしたものやデザインが類似している花札柄の商品が多数出品されているので、気になった人は検索してみてはいかがでしょうか？

こちらのファンのかたのツイートでは、手作りした黒川イザナのピアスの写真を投稿されています。最近ではレジンなどで簡単にアクセサリーを自作できるキットなども販売されているので、こだわったピアスを作りたいという人は挑戦してみてはいかがでしょうか？

フィリピンと日本のハーフの黒川イザナ。その出自から他のキャラとは違い小麦色のはだや色素の薄い髪を持つ人物。その見た目だけでも個性的なキャラクターですが、更に耳には花札のピアスをしていることで読者の印象に残る人物となっています。そのエキゾチックな見た目に反して古来の日本文化の遊びである花札のピアスをしているのがかっこいいと話題にあがることも多いようです。

以上、黒川イザナのピアスについてご紹介してきました。鬼滅の刃の主人公・炭治郎がつけている耳飾りに似ているため「パクリなのでは？」という声も多い黒川イザナのピアス。その真偽は今のところ不明ですが、ピアスの柄は"8月"を意味しており、黒川イザナの誕生日や佐野真一郎の誕生日・命日も含まれている思い入れの深い品となっているようです。