【東京卍リベンジャーズ】黒川イザナと鶴蝶との関係は王と下僕？二人の出会いは？

「東京卍リベンジャーズ」は2017年から週刊少年マガジンで連載中の漫画で、作者は和久井健、略称は「東リベ」、または「東卍（トーマン）」です。2021年12月にコミック最新刊・25巻が発売されています。また、「東京卍リベンジャーズ」は「東京リベンジャーズ」というタイトルでテレビアニメ化され、第1期として2021年4月から9月まで放送されました。

アニメ「東京リベンジャーズ」の第1期の内容は、原作漫画の1巻から9巻の「血のハロウィン編」までとなっています。今後、アニメ第2期「聖夜決戦編」の制作が予定されています。また、「東京リベンジャーズ」は2021年7月に主演・北村匠海、他豪華キャストによる実写映画が公開され、大好評を博しました。

「東京卍リベンジャーズ」はタイムリープに目覚めた主人公がその能力で最悪な運命を変えようと奮闘する物語です。2021年7月に公開された豪華俳優陣による実写映画「東京リベンジャーズ」は興行収入35億円を超える大ヒットとなりました。この作品は2021年8月に舞台化もされており、大阪、東京、横浜で公演されました。2022年3月には「血のハロウィン編」が舞台化され、大阪と東京で公演予定となっています。

「東京卍リベンジャーズ」の主人公・花垣武道（タケミチ）は中学生の時つき合っていた恋人、橘日向（ヒナタ）が東京卍會の抗争の犠牲になり死亡したことを知ります。その翌日、死にそうな体験をしたタケミチはその瞬間、自身の中学時代にタイムリープします。タケミチはヒナタの死を回避するため奮闘しますが失敗。その後もタイムリープを繰り返しながら、ヒナタを救うために東京卍會で頂点に立つ戦いに挑みます。

黒川イザナは「天竺」の初代総長で元は「黒龍（ブラックドラゴン）」の八代目総長です。生年月日・1987年8月30日、身長・165㎝、体重・58㎏、愛車・CBR400F。佐野エマは生き別れた妹で、自身は施設出身です。12歳のとき自分をリンチした暴走族のリーダーを自殺に追い込んだことで少年院に収監されます。少年院時代に同年齢の6人で作った「S62世代」の絶対王者となります。「S62世代」は「極悪の世代」とも呼ばれます。

鶴蝶（カクチョー）は「喧嘩屋」と呼ばれる元「天竺」の四天王筆頭、「六波羅単代」首席を経て、現「梵天」のナンバー3です。生年月日・1991年、身長などは不明です。思いやりのある性格から「天竺」の良心と呼ばれました。黒川イザナとの出会いは施設でした。喧嘩の強さは他を超越しており、イザナによると他の四天王は鶴蝶に比べると雑魚（ざこ）だということです。

鶴蝶はタケミチとは幼なじみとして育ち、互いに「カクちゃん」、「バカミチ」と呼び合う友達でした。鶴蝶は今でこそ「喧嘩屋」と呼ばれますが、子どもの頃は喧嘩が弱く、いつも負けてばかりでした。鶴蝶が喧嘩に負けて泣いて帰ってくると、タケミチが仕返しに行ってくれるという、そんな子ども時代を過ごしていました。この時代のことを忘れずにいる鶴蝶は、タケミチは「ヒーロー」だと言っています。

「東京卍リベンジャーズ」の実写映画「東京リベンジャーズ」が2021年7月に公開されました。主人公のタケミチ役には北村匠海、マイキー役には吉沢亮、ドラケン役には山田裕貴など、豪華キャストが話題になりました。鶴蝶は実写映画第1弾では登場していませんが、もし鶴蝶が実写化されるなら、俳優・染谷翔太が似合うのでは？という声があります。

鶴蝶の特徴について見てみると、外見は坊主頭、きりっとした眉毛と眼光の鋭さが挙げられます。また、「喧嘩屋」と言われるほどの強いオーラを放ちながらも、おだやかで思いやりのある人物です。ヤクザ役を演じたことのある染谷将太なら魅力的に演じてくれるのでは？と言われています。

ここまで「東京卍リベンジャーズ」の黒川イザナと鶴蝶のプロフィールを紹介しました。ここからは、黒川イザナと鶴蝶の出会いや二人の関係は王と下僕？と言われていることについて考察していきます。

幼い頃からタケミチと遊び、いつも助けてもらっていた鶴蝶ですが、小学2年生のとき、そのタケミチと別れなければならなくなりました。その理由は、交通事故で鶴蝶の両親が亡くなったからです。鶴蝶も両親と共に事故に遭遇したのですが、彼だけが生き残ったのでした。鶴蝶の顔の傷はそのときの傷跡です。孤児になった鶴蝶は施設に預けられます。

次に、イザナと鶴蝶の出会いは？について見ていきます。イザナと鶴蝶の出会いは施設でした。小学2年生で施設に入った鶴蝶は、そこで黒川イザナと出会います。施設で虐めを受けていた鶴蝶は絶望感を抱くようになり、自分も死ぬつもりで両親のお墓を作っていました。それを見ていたイザナが、鶴蝶が作り上げたお墓を壊してしまい、死んだ者はお前を守ってくれないと語り掛けます。

「お前に価値がないから誰も守ってくれない」と続けたイザナは、鶴蝶に「お前に生きる価値をやる」と言いました。鶴蝶の「生きる価値」とは、王であるイザナに仕える下僕になることでした。死のうと思っていた鶴蝶に生きる価値を与えたイザナ。鶴蝶はイザナとの出会いによってこれからも生きていく理由を与えられたのでした。こうして、イザナとの出会いを果たした鶴蝶は、イザナが王で自身は下僕という関係になりました。

鶴蝶はイザナとの出会いによって生きる理由を与えられ、王と下僕の関係になっていきました。「黒龍」の八代目総長を辞任し、「S62世代」を率いて「天竺」を創ったイザナ。鶴蝶は「天竺」の四天王筆頭としてイザナを支えようとします。そこに、マイキーに東京卍會（東卍）を除名された稀咲鉄太（キサキ）がイザナと接触し、「天竺」の参謀に就任しました。

稀咲は「東卍」にリベンジしたいと考え、「東卍」と「天竺」が戦う「関東事変」を起こしました。稀咲は自分が犯罪集団の頂点に君臨したいという野望を持っています。そんな稀咲の加入によって「天竺」は人を殺すことにためらいがなくなっていました。「天竺」の良心と呼ばれる鶴蝶は、イザナが稀咲に利用されていることに怒りを感じており、稀咲のせいで変わってしまった「天竺」に不満を募らせていました。

関東事変で戦況を冷静に見極めていた鶴蝶は、拳銃を手にするイザナを説得しています。また、ナイフを手に持ったムーチョ（武藤泰宏）を「アンタまで天竺に染まるな」と言い、制止します。このように鶴蝶は、誰も死ぬことがないよう、細心の注意を払って立ちまわるのでした。

ここまで「東京卍リベンジャーズ」の黒川イザナと鶴蝶の出会い、関係について考察してきました。王と下僕の関係を結んだイザナと鶴蝶ですが、「天竺」に稀咲鉄太が加入したことで鶴蝶は不満を抱くようになりました。ここからは、稀咲鉄太が起こしたとされる「東卍」と「天竺」の抗争、関東事変でイザナが死亡？について見ていきます。

関東事変は「東卍」の参番隊・隊長をつとめていた稀咲が「東卍」を除名されたことから引き起こされた「東卍」と「天竺」の抗争です。「東卍」を追い出された稀咲はマイキーと「東卍」を自分の思い通りに動かしたいという野望を抱き、関東事変を画策します。そのためにまずイザナに接触した稀咲は「天竺」の参謀となります。早速抗争の準備を整えた稀咲は、ついに2006年2月22日、「天竺」400人で「東卍」に奇襲を仕掛けます。

「天竺」の奇襲から始まった関東事変で、アングリー（河田ソウヤ）を倒した鶴蝶はタケミチと対決することになります。鶴蝶にとってタケミチは幼いころにいつも助けてもらっていたヒーローでした。しかし、今では「喧嘩屋」と呼ばれ、天竺四天王筆頭の鶴蝶はタケミチを圧倒します。そんな中でも鶴蝶は誰も死なないよう周囲の状況に気を配ります。そして、とうとう「天竺」と「東卍」の総長同士の対決が始まりました。

イザナとマイキーの戦いの序盤はイザナが優勢でしたが、後半、イザナの攻撃はマイキーに読まれてしまい、当たらなくなってしまいます。そして、マイキーの強烈な蹴りを受けたイザナの精神は次第に壊れていきます。追い詰められたイザナはマイキーに向かって拳銃を構えます。すると、イザナが持っている拳銃を鶴蝶が叩き落としました。鶴蝶は「もういいだろ？オレらの負けだ」とイザナに語り掛けます。

鶴蝶は人殺しだけは許さないという確固たる信念を持っており、稀咲の思い通りになっているこの状況を苦々しく思っていたと考えられます。イザナを説得する鶴蝶に怒った稀咲が、鶴蝶に向かって発砲しました。撃たれた鶴蝶が稀咲に向かって行こうとすると、さらに発砲する稀咲。しかし、その銃弾は鶴蝶を庇ったイザナに当たりました。イザナは鶴蝶を守るために自ら銃の前に体を投げ出したのです。

非情で冷酷なイザナでしたが、最後に命を懸けて大切なものを守ってみせたのでした。イザナは「天竺」の敗北と自身の生い立ちについて語り、死亡しました。イザナを一人で逝かせたくないと、鶴蝶はイザナの手を取ります。意識が遠のく中でイザナと共に過ごした子どもの頃の思い出がよみがえる鶴蝶。そして鶴蝶は意識を失いました。病院に運び込まれた鶴蝶は危険な状態でしたが、治療を受けて一命を取り留めることができました。

病院のベッドで目覚めた鶴蝶は自分だけが生き残ったことを実感します。見舞いに訪れたタケミチに、イザナの死によって二人で描いた「天竺」での夢が終わったと言います。それは今後の「カクちゃん次第だ」と答えたタケミチは、命を懸けて守ってくれたイザナのためにも生きていくことだと言います。退院した鶴蝶はイザナと暮らした施設を訪れ、イザナのお墓を創り、彼の遺品のピアスを供えます。

鶴蝶はイザナの死後、寺野南（サウス）の勧めで「六波羅単代」に入りますが、12年後の現代（第2章）では「梵天」の幹部、ナンバー3という立場で登場します。「梵天」での鶴蝶は外見の変化だけでなく、内面にも変化が現れます。「天竺」の良心と呼ばれた鶴蝶でしたが、残酷な面を見せるようになりました。

「梵天」の総長となっているのがマイキーで、ナンバー2は三途春千夜、幹部には望月莞爾、灰谷蘭、灰谷竜胆、九井一（ココ）、というメンバーです。「梵天」は日本で最大の犯罪集団になっており、あらゆる犯罪に裏で関わっていると言われています。その内幕は警察でも完全に把握できていません。この「梵天」の幹部たちは刺青を入れているのですが、そのデザインがイザナが付けていたピアスと同じだということです。

マイキーはうなじ、三途春千夜は右腕、灰谷蘭、竜胆兄弟は喉仏、九井一は頭部にそれぞれ刺青を入れています。鶴蝶も左胸に入れていることが明らかになっており、望月莞爾も入れていると考えられています。イザナと「梵天」の関係については今後明らかになっていくと考えられています。また、幹部たちはそれぞれ高校時代に所属していた「関東卍會」、「六波羅単代」、そして「梵（ブラフマン）」の出身者たちです。

ここまで「東京卍リベンジャーズ」の黒川イザナの死亡についてと、鶴蝶のその後について見てきました。ここからは、黒川イザナが初代総長を務めた「天竺」について紹介し、そのメンバー紹介も行っていきます。

「天竺」とは横浜を本拠地として、黒川イザナが結成した暴走族です。結成時期は「黒龍」の八代目総長だったイザナが「黒龍」を引退した3年後になります。そこに「東卍」を除名された稀咲鉄太が合流し、稀咲は「天竺」の総参謀となっています。イザナが「天竺」と名付けた理由は、施設にいた頃に鶴蝶と共に描いた理想の国の名が「天竺」だったからです。

施設時代、ある雪の降る日にイザナと鶴蝶はかまくらを作っていました。イザナは、親や身を寄せる所のない子たちに居場所を与えてやりたいと語ります。その居場所とはイザナが作った王国で、自分は三蔵法師、鶴蝶は孫悟空だと言います。そして、イザナが考えた王国の名前が「天竺」だったのです。

「天竺」には四天王と呼ばれる強者がいます。その四天王筆頭が鶴蝶です。イザナとは王と下僕の関係を築いている鶴蝶は四天王の中で最強の実力者です。他の四天王はイザナが少年院にいたころの仲間「S62世代」の望月莞爾（モッチー）、班目獅音、灰谷蘭です。望月莞爾は「天竺」の主力・望月隊を率いています。班目獅音は四天王の中で一番弱く、灰谷蘭は憧れていたイザナが死亡した際、開いていた彼の目を閉じています。

次に、「天竺」の幹部について紹介します。「天竺」で幹部の地位にいるのは、武藤泰宏（ムーチョ）、灰谷竜胆（リンドウ）、九井一（ココ）の3人です。

「天竺」の幹部の一人、武藤泰宏（ムーチョ）は元「東卍」の伍番隊・隊長で、「S62世代」の一人です。ムーチョにとってイザナは絶対王者で、イザナと共に理想の組織を創るために「東卍」を裏切り、「天竺」に入りました。豪快な柔道技が得意で、特に背負い投げの威力は強烈です。この技で相手を下半身麻痺にしてしまったことがあります。

「天竺」の幹部の一人、灰谷竜胆（リンドウ）は四天王の灰谷蘭の弟です。リンドウにとって要領がよく仕切りたがりの兄・蘭は厄介な存在だということです。灰谷兄弟といえば六本木灰狂戦争で「狂極」の総長、副総長と戦ったエピソードが有名です。リンドウが副総長を関節技で締め上げたところに蘭が副総長を殴り殺しています。この戦いで六本木の勢力地図が塗り替えられました。

「天竺」の幹部の一人、九井一（ココ）は元・十代目「黒龍」の親衛隊長です。想いを寄せていた乾青宗の姉・赤音の火傷の治療費を稼ごうとして罪を犯したのが犯罪集団に入ったきっかけです。その際、十代目「黒龍」の総長・柴大寿に金を生む能力を買われて「黒龍」の親衛隊長になりました。ココの能力を求めるイザナのためにムーチョがタケミチと乾青宗を拉致。ココは二人を救うために「天竺」入りを承諾しました。

ここまで「東京卍リベンジャーズ」の黒川イザナが結成した「天竺」について紹介しました。ここからは、黒川イザナが施設に預けられた理由と、マイキーの兄・佐野真一郎との関係について見ていきます。

黒川イザナの家族構成から見ていくと、イザナの家族は母・黒川カレン、妹・エマということでしたが、実はイザナの本当の母は黒川カレンではなく、エマとも血はつながっていません。エマの父は佐野真（真一郎とマイキーの実父）で、母は黒川カレンです。しかし、イザナの父は黒川カレンの元夫で、母はフィリピン人です。そのため、イザナはカレン、真一郎、マイキー、エマの誰とも血がつながっていません。

佐野真の娘であるエマが佐野家に引き取られたとき、イザナは施設に入れられることになりました。イザナだけが施設に入れられたのは、イザナが佐野家の誰とも血縁関係ではないからでした。この時カレンはイザナの事を、血がつながっていないよその子、と言っています。

イザナと佐野真一郎の関係について見ていくと、ネタバレ①で紹介したとおり、真一郎とイザナは血縁関係ではありません。真一郎は弟のマイキーと共に佐野真と桜子の子どもです。しかし、真一郎は血がつながっていなくても施設に入ったイザナのことを本当の弟のように愛情を注ぎました。イザナが少年院に入ったときでも常に気に掛けてくれました。そんな真一郎に心を開いたイザナは、真一郎を本当の兄のように慕いました。

「東京卍リベンジャーズ」の中でも「天竺」がチームとしては一番好きで、イザナと鶴蝶、灰谷兄弟が好きだということです。「天竺」という理想の王国を創りたかったイザナと鶴蝶。最後はイザナが鶴蝶を庇って亡くなりますが、そんな二人のシーンに涙が出るという感想です。

「東京卍リベンジャーズ」の黒川イザナと鶴蝶のシーンに泣いたという感想です。血のつながりに拘っていたイザナ。一人で施設に入れられたイザナは鶴蝶と出会い、最初は王と下僕という関係でしたが、最後は命を懸けて鶴蝶を守りました。イザナは最後に本当に大切なことは血縁ではないことに気づいたのではないかと言われています。そんなイザナの心が救われたと信じたいという感想です。

「東京卍リベンジャーズ」の黒川イザナと鶴蝶の関係についての感想です。イザナと鶴蝶は施設で出会い、王と下僕の関係を結びました。鶴蝶がイザナに心からの愛と忠誠を注いでいるところがとても痺れる、という感想です。また、そんな二人の関係に理解を示す灰谷兄弟も好きだということです。

いかがでしたか？「東京卍リベンジャーズ」の黒川イザナと鶴蝶の関係について見てきました。イザナと鶴蝶は施設で出会い、王と下僕の関係を結びました。施設では、イザナと鶴蝶は理想の王国「天竺」をいつか創りたいという夢を抱いていました。その後、イザナは「天竺」の初代総長となり、鶴蝶は四天王筆頭としてイザナを支えました。

しかし、関東事変でイザナは鶴蝶を庇って死亡してしまいます。イザナを一人で逝かせないと言い、手を取った鶴蝶。そんな二人に泣いたという感想も寄せられていました。イザナは死亡してしまいましたが、二人のシーンに注目して、「東京卍リベンジャーズ」をお楽しみください。