【王様ランキング】 ボッジが選んだ武器は針の剣！強さやデスパーとの修行も考察

ボッジは、「王様ランキング」の主人公であり、ボッス王国の第一王子です。最強と評される父親・ボッスを父親に持ちますが、子供用の武器すら扱えないほど非力です。生まれつき耳も聞こえず話すこともできない障害を抱えており、国民たちからはダメ王子と見下されています。しかし、周囲からの悪口や嘲笑にもめげず、将来立派な王様になることを目標にしています。

「王様ランキング」とは、非力な王子が強い王様を目指すファンタジー漫画です。作者は脱サラして漫画家になった十日草輔です。漫画配信サイト「マンガハック」にて、2017年5月20日から連載されています。2017年5月20日に発売された最新刊12巻で第1部が終了し、第2部に突入しました。テレビアニメは、2021年10月15日から2クールにかけて放送がスタートしました。

ボッス王国第一王子のボッジは、先天的に耳が聞こえずしゃべることもできない障害を持っていました。巨人族でありながらも小柄で、子供用の剣すら振れないほど弱く、国民からは見下され笑われていました。しかし、周囲からの心ない悪口や嘲笑にめげず、将来は強い王様になることを目指していました。ある日、嫌われ者の暗殺集団・影一族の生き残りであるカゲと出会い、ボッジの人生に転機が訪れます。

「王様ランキング」のボッジは、ボッス王国の第一王子です。先天的に耳が聞こえず、しゃべることもできない障害を抱えています。非常に小柄で非力であり、子供用の武器も扱うことができません。父親は最強といわれたボッス、母親はシーナであり、どちらも巨人族です。父親の再婚相手で継母のヒリング、異母兄弟に第二王子のダイダがいます。剣術指南役は、王国四天王の1人でソードマスターのドーマスが務めています。

容姿は黒髪、青い服に白のボトムスをはいています。もともと王冠をかぶっていましたが、あることがきっかけで紛失してからは、カゲ手作りの王冠型の帽子を身につけています。年齢、身長などのプロフィールは明かされていません。今のところ、手話なしでボッジの言葉を理解できるのは、親友のカゲのみです。純粋で優しい性格であり、どんな逆境にもめげない勇気を持っています。

ボッジは非常に小柄で非力ですが、両親はどちらも屈強な巨人族です。これは、父親のボッスが魔神と契約した呪いによるものでした。力を求めていたボッスは、魔神に生まれてくる子供の力奪って自分に与えてもらうという契約を交わします。

契約通り、ボッジの力はボッスに奪われてしまいます。デスパーによると、ボッジには膂力がなく、元がないからこの先いくら鍛えようが強くなることはないといいます。しかし、生まれた時からすでに呪いがかかっているため、呪いガスが効かないというメリットもあります。

ボッジは、呪いの影響でショートソードも扱えないほど非力でした。剣術指南役だったドーマスは、非力なボッジをどう指導して良いのかわからず、いつしか指導を諦めるようになります。ボッジは、デスパーに弟子入りした後に武器庫へ連れて行かれ、自分に合った武器を選びます。

膂力がなく非力なボッジが使える武器は、限られていました。数ある武器の中でボッジが選んだのは、少ない力量で扱える刀身が短く細い針のような剣でした。ハッタリとして、鞘は太めのものを使用しています。この武器を選び修行を積んだボッジは、才能を開花させます。

「王様ランキング」の作者・十日草輔は、以前絵本を描いていたことがあり、コンテストで大賞をとったこともあります。作ろうとしていた絵本の一つに、「針の王子様」というタイトルのものがあります。「針の王子様」は、「王様ランキング」の元になったアイデアでした。インタビューで十日草輔は、描きたいことが絵本の短い尺では収まりきらなかったため、漫画にしたと語っていました。

過去にボッジは、母親のシーナと将来立派な王様になるという約束を交わしています。さらにシーナは、どんな嫌なことも乗り越えていけるとボッジを励ましていました。母親との約束と励ましの言葉が支えとなり、ボッジはどんなに周りにバカにされようが、それを跳ね除け努力を重ねていけたのでした。シーナは、ボッジを無数の矢から庇い亡くなっています。ただ守られる存在ではなく、守れる強さを求めるようになったのでした。

「王様ランキング」のボッジは、生まれつき耳が聞こえずしゃべることもできませんが、優れた視力を持っています。相手の口の動きを読んで言葉を理解する読唇術を習得している他、どんな攻撃も素早く交わすことも可能です。ボッジの動きを見たミランジョは、超人の域と評価していました。読唇術も攻撃回避も、過去に助けた大蛇・ミツマタから教わったものでした。

攻撃回避の訓練でミツマタは、視覚に頼るのではなく、感覚を研ぎ澄ませるようにとアドバイスしていました。ダイダとの試合では、持ち前の攻撃回避能力を活かして木刀を体に入れていました。しかし、この戦い方は一生懸命戦っている相手を馬鹿にしているようで卑怯だと評価されてしまいます。

ボッジの父親・ボッスは、生まれてくる子供の強さを奪い自分に与えてもらうという契約を魔神と交わしていました。ボッジの非力さは、契約による呪いによるものでした。すでに呪われているため、呪いガスが通用しないというメリットも存在します。

さらに、巨人族はあらゆる物を丸呑みすることから、胃が頑丈にできており、ちょっとした毒は効かないという特性があります。呪いで非力になったボッジですが、この特性は受け継いでいました。なんでも食べることができるため、味音痴であり料理をさせると周りが危険な目にあいます。

「王様ランキング」のベビンは、ボッス王国四天王の1人であり、第二王子ダイダの剣術指南役も務めています。ヘビ使いでもあり、諜報の役割もになっています。常にニヤニヤとした笑みを浮かべた悪人顔であり、腹の底が見えない人物です。剣士としての技術が今ひとつ伸びない中、ミツマタの紹介で冥府にいるデスパーに弟子入りした過去があります。

そこで才能が開花し必殺技を身につけ、王国四天王にまで上り詰めます。この必殺技を習得したことにより、今まで勝てなかった相手にも勝利しています。ダイダのことを第一に考えているベビンですが、ボッジのことも評価していました。ボッジを助けることはいずれダイダを救うことにもつながると考え、デスパーにボッジを紹介します。

ベビンの推薦状と報酬を受け取ったデスパーは、ボッジの弟子入りを許可します。デスパーの家で住み込みで働くことになったボッジの一日は、早起きして図書館で勉強するところから始まります。カゲとともに家の掃除をしたり、攻撃回避の訓練なども行います。

食事を終えると、デスパーと2人で稽古をします。一度食事の支度をしたボッジでしたが、巨人族の特性上料理させることは危険と判断され、以来カゲが担当することになりました。カゲは、どんな稽古をしているのか教えてもらっていませんでしたが、家事やボッジの精神面のサポートに勤しみます。

ボッジがデスパーに弟子入りしてから3ヵ月が経ちました。カゲは、どんな稽古をしているのか聞かされていませんでしたが、ボッジの才能が開花することを信じ続け、サポート役に徹します。ある時、稽古場から大きな音が鳴り響きました。様子を見に稽古場を覗くと、破壊された巨大岩の前に立つボッジの姿がありました。カゲは、ボッジが岩をどうやって破壊したのかわからず、困惑するのでした。

ボッス王国でボッジの剣術指南役を務めたのは、ソードマスターのドーマスでした。ドーマスは、相手の剣を正面から受け合う力が必要な剣術を使います。そのため、子供用の剣すら扱えない非力なボッジをどう指導すればいいのかわからずにいました。

デスパーに弟子入りした後ボッジが選んだ武器は、刀身が短く細い針剣でした。この武器で、相手の神経を直接攻撃し血管を拡張させます。攻撃を受けた相手は、脳へと血液を流すことができず気絶してしまいます。力は必要ありませんが、目の良さと素早さが必要な剣術です。視力や攻撃回避に優れたボッジにぴったりでした。

「王様ランキング」のデスパーは、平凡な人を王様にまでしたという実績がありました。デスパーによると、その人物は、どんなに周りから見下されようとも、自分や他人を信じて前に進み続ける勇気を持っており、いつしか周囲からも認められるようになったといいます。ボッジにも勇気が備わっているとわかっていたデスパーは、誰よりも強くなれると励ましの言葉を贈っています。

「王様ランキング」のボッジは、デスパーのもとで修行を積み才能を開花させます。武器の針剣を使い、相手の急所を攻撃して失神させ無傷で倒す術を身につけました。しかし、もっとすごい必殺技を習得していました。デスパーの稽古中、カゲはボッジが巨大な岩を破壊した現場を目撃しました。

これが、その必殺技と関係していました。ボッジは、針剣を使って相手の武器を壊す必殺技を身につけていました。集合体の劣化している箇所を見抜き、対象箇所を攻撃することで破壊できるといいます。「王様ランキング」作中では、この必殺技で、戦った相手の石斧や棍棒をも破壊しています。

アニメ「王様ランキング」でボッジ役を演じた声優は、日向未南です。日向未南は、福島県出身1月24日生まれ、声優事務所・アクセルワンに所属しています。煙突掃除夫の少年たちを描いた世界名作劇場のアニメ「ロミオの青い空」を見たことがきっかけで声優を志すようになります。所属事務所の代表取締役を務める声優・森川智之から学び、2020年にデビューを果たしました。

アニメ「王様ランキング」ボッジ役の声優・日向未南の主な出演作品や演じたキャラは、2022年1月12日から放送がスタートした異世界ファンタジーアニメ「賢者の弟子を名乗る賢者」ルミナリア役、2021年10月1日から12月24日にかけて放送されたロボットアニメ「メガトン級ムサシ」日下部早紀役、2021年4月から放送が始まったファンタジーアニメ「マジカパーティ」スメル役などがあります。

「王様ランキング」ボッジは、デスパーの元で3ヶ月修行を積み、才能を開花させます。一方、ボッス王国は、冥府の罪人や魔獣の襲撃で大混乱となっていました。ボッジは、窮地に追い込まれていた継母のヒリングを武器の針剣で倒しています。才能を開花させ成長したボッジがかっこよかったという感想もありました。

「王様ランキング」ボッジは、呪いによって強さを奪われ非力になりました。年齢や身長は明かされていませんが、弟のダイダよりも小柄です。呪いの影響は、外見やその他の部分にも影響しているのかと疑問に思う声もありました。

「王様ランキング」ボッジは、デスパーの元で修行して才能を開花させる前から、読唇術や攻撃回避能力などを持っていました。もし、呪いがなかったとしたら、どれだけの強さを持っていたのか気になるといった感想もありました。

「王様ランキング」ボッジの才能開花後の強さや能力、選んだ武器や、デスパーとの修行などを紹介してきました。読唇術や攻撃回避能力は、大蛇のミツマタの指導のもと習得しました。デスパーとの修行で才能が覚醒した後は、武器の針剣を使い相手の急所を刺激して失神させ、無傷で倒せるようになります。さらに、相手の武器の脆い箇所を攻撃して破壊する必殺技も身につけていました。