【リゼロ】ロイ・アルファルドは悪食の暴食の大罪司教！最後は封印された？

長月達平によるライトノベル「リゼロ」。この記事ではリゼロに登場するロイ・アルファルドを特集していきますが、その前にまずはリゼロの作品情報からお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

リゼロ（Re:ゼロから始める異世界生活）は、長月達平による日本のライトノベルです。2012年4月小説投稿サイト「小説家になろう」に発表され、以降現在まで連載が続いています。その後、電子版リゼロは書籍化され、2014年1月KADOKAWAのMF文庫Jより第1巻が出版されました。書籍版のイラストは大塚真一郎が手掛け、2022年1月現在39巻まで刊行されています。

また、2014年にはKADOKAWAの月刊コミックアライブ6月号にて短編小説「Re:ゼロから始める異世界生活 外伝」が掲載されたほか、コミカライズも行われKADOKAWAの月刊コミックアライブやスクウェア・エニックスの月刊ビッグガンガンにて連載されました。その結果、リゼロ・シリーズ累計発行部数は2021年12月時点で1100万部を超え、空前の大ヒット作品になりました。

その他のメディア展開としては、テレビアニメをはじめOVAやゲームなどが制作されています。テレビアニメは、2016年4月に第1期がテレビ東京ほかにて、2020年7月に第2期がAT-Xほかにて放送されました。

高校生のナツキ・スバルは、コンビニの帰り道で突然異世界に召喚されます。そこでチンピラに襲われるスバルでしたが、謎の銀髪少女に助けられます。お礼に彼女の無くした物を一緒に探してあげるスバル。2人が手掛かりに辿り着いたと思った次の瞬間、何者かに襲われ死亡します。ところが、息を吹き返したスバルが辺りを見回すと、そこは召喚された時にいた場所でした。スバルは「死に戻り」の能力を獲得していたのです。

ここからは、この記事のメインテーマであるロイ・アルファルドの話題に移っていきます。最初はロイのプロフィールからです。

リゼロのプリステラ編で登場したロイ・アルファルド。3人兄妹の2番目・二男で、兄はライ・バテンカイトス、妹はルイ・アルネブです。年齢は12歳から15歳といったところでしょうか？

ロイは魔女教の大罪司教で暴食を担当しています。兄の美食家ライとは違い悪食であることを自ら認めているロイ。おいしそうなので食べるということではなく、片っ端から人間の名前や記憶を平らげる悪食の大罪司教として知られています。悪食漢であるがゆえに、暴食担当の中で最も多くの被害者を出しました。また、ルイとは体を共有していますが、状況に応じて分離し別行動をとることもできます。

ここからは、ロイの最後などリゼロの様々な謎をネタバレ考察していきます。最初は悪食漢ロイの暴食の犠牲となったユリウスやヨシュアに関する謎からです。ユリウスは名前を、ヨシュアは記憶と名前をロイに食べられてしまいました。この記憶や名前は元に戻るのでしょうか？

悪食漢ロイの暴食の犠牲となった記憶や名前の治し方は、まだわかっていません。基本的には食べるということに伴う現象ですから、魔女のエキドナが言うように消化されてしまう前であれば助かるのかも知れません。実際にエミリアやレムのように回復した例もあります。また、捕まったロイが命を落とすことになれば、ユリウスやヨシュアの記憶や名前も復活するかも知れません。

次にロイ・アルファルドと黒蛇の関係について考察してみます。黒蛇とは白鯨、多兎と並び恐れられている魔獣です。ロイ・アルファルドの「アルファルド」は、うみへび座を構成する星の名前です。ロイも兄妹と同じように三大魔獣由来の名前をもっていることになります。

黒蛇は白鯨や多兎以上にコントロールができない魔獣と言われていますが、兄ライが白鯨を意のままにしたように黒蛇もロイの言うことを聞くかもしれません。

魔女因子である暴食は3つ揃ってこそ、その役割を果たすことができます。スバルが派遣したラムにより長兄のバテンカイトスは命を落とします。残された弟と妹にその影響はあるのでしょうか？

早速妹のアルネブには影響が出始めていました。それまでできなかった実体化が可能となったり、記憶を失い幼児に逆戻りする退行現象が現れます。今後ロイ・アルファルドにも何らかの影響が現れることは十分考えられます。

リゼロのロイについてのネタバレ考察、続いては「色欲」の大罪司教 カペラとの関係です。ロイはかつてカペラを「ママ」と呼んで慕っていたことがあり、カペラにはロイの母親疑惑があります。

しかし、このことはまだ疑惑の域を出ておらず、カペラがかつて「日向で生きられない優れた能力を持つ子供」を援助しようとした考えに共感して「ママ」と慕っただけなのかも知れません。

今後、ロイ・アルファルドはプレアデス監視塔から王都に引き渡されることが決まっています。悪食漢ロイが連行される時、もし母親であるならカペラが息子を救出するため王都を襲撃することも考えられます。そうした展開になれば2人の関係は明らかになることでしょう。

続いての謎の考察はロイの封印に関するネタバレです。龍剣レイドはユリウスに敗れ、中からロイ・アルファルドが現れます。ロイは捕まり鎖で体の自由を奪われた上、この世とのつながりを断ち切るシャマクの封印を施されます。この封印は、嫉妬の魔女サテラを封印するときに使われた最強の封印方法になります。

この後、封印されたロイは王都へ連行されますが、王都にはすでにラインハルトや憤怒の大罪司教シリウスが拘束されています。王都では前例のない大罪司教2人の揃い踏み状態となり、カペラの襲撃などリゼロは今後目が離せない展開となるのではないでしょうか？

ここからは、リゼロのロイ・アルファルドの強さや能力を解説していきます。最初は記憶や名前を食べる能力からです。

暴食を担当する悪食漢のロイは、暴食の権能「蝕」を使ってマナが還る場所オド・ラグナに保存されている人物の記憶と名前を食べることができます。記憶を食べられた人物は記憶を失い、名前を食べられるとその人物の記憶は周囲の人から消去されます。

記憶と名前の両方を食べられると、その人物はルアンナ・アウトリアのように「眠り姫」になってしまいます。呼吸はして体温も正常なのですが、年は取らず存在が周囲から消え去ります。

記憶を食べた人物が培った武術や魔法などの技を、労せずして再現し実行することができるのです。もちろん、実際に技を使うのはロイですから100％再現することはできません。しかし、複数の人物の技を組み合わせることにより、元の人物より強くなることも可能となります。

日食とは、食べた相手の存在そのものを自分に上書きする能力のことを言います。この場合には記憶と名前両方を食べる必要があります。

月食の場合にはコピーした技を100％完全な形で再現できませんでしたが、日食では肉体そのものが相手のものに置き換わるため相手の技を完全に再現することが可能となります。

ただし、この権能を使いすぎると相手の自我に自分の支配を許すことになり、自分の自我を失うことになってしまいます。

リゼロのロイ・アルファルドの強さや能力、最後は使用する武器について解説します。兄のライは魔女教の短刀を使ってレムやクルシュを攻撃しましたが、ロイが短刀を使うシーンはありません。

ロイ・アルファルドはバグ・ナク（虎爪）と呼ばれる鉤状の暗器を使って戦います。見てわかるように鋭い武器で相手に深いダメージを与えることができるようです。

次に、ロイ・アルファルドに名前や記憶を食べられたキャラを紹介していきます。最初はユリウスの弟ヨシュア・ユークリウスからです。

アナスタシア陣営の文官だったヨシュアは、暴食に関する情報が書かれた手紙を受け取るため制御塔へと向かいます。手紙を受け取った後、ヨシュアは運悪くロイ・アルファルドに出会ってしまいます。

たまたま側にいたシュルトに手紙を届けるように託すと、体の弱かったヨシュアが果敢にもロイに立ち向かっていきました。しかし、ロイに敵うはずもなく名前と記憶を食べられてしまいました。

ユリウス・ユークリウスはルグニカ王国の近衛騎士団に所属する「最優の騎士」と称される実力を持つ人物です。制御塔同時奪還作戦でロイ・アルファルドと対戦し、名前を奪われてしまいました。

初代「剣聖」を務めたレイド・アストレアもロイの犠牲となってしまいました。ロイが兄のライとともに制御塔を襲撃した際にロイと対峙します。

レイドは、ロイの体を奪うためわざとロイに自分を食べさせます。レイドの目論見通りロイはレイドを飲み込みます。レイドは魂の上書きをした上でロイ・アルファルドの体を奪うことに成功しました。

ここからは、リゼロのリゼロが活躍する場面をネタバレで解説します。最初はリゼロの書き下ろしショートストーリーからです。

ヨシュアの紹介欄で解説した内容になります。ロイは、制御塔から手紙を預かったヨシュアとシュルトの前に現れ行く手を阻みます。シュルトを逃がして立ち向かってきたヨシュアを食べてしまいました。

続いては、リゼロ第5章「歴史を刻む星々」でのロイの活躍です。ここでは、3度ロイの出番があります。

まず、ロイは二番街の制御塔を襲撃し、傭兵団「白竜の鱗」やオットーと対決します。白竜の鱗がオットーを逃がすと、ロイは白竜の鱗の団員を食べてしまいました。

続いては、都市庁舎屋上でのスバルやクルシュおよびユリウスとの対戦になります。スバルとクルシュは放送を止めるため塔の中に入っていったので、ロイとユリウスの一騎打ちとなりました。ところが、どちらも止めを刺すことができないまま、水門からあふれ出た濁流により勝負は中断を余儀なくされました。

最後は、王選陣営の制御塔同時奪還作戦での活躍からです。二番街の制御塔警護を任されたロイの前にユリウスとリカードが現れます。対戦はロイ・アルファルド優勢で、正々堂々と「精霊騎士ユリウス」と名乗ったユリウスの名前を食べ、リカードの記憶からユリウスを消去してしまいました。その後、ユリウスを守ろうとしたリカードの腕に重傷を負わせた上で逃走しました。

兄ライとともにプレアデス監視塔を襲撃したロイ・アルファルド。二階層「エレクトラ」で試験官の初代剣聖レイドと対戦します。暴食の権能をフルに使い暴食ぶりを発揮するロイでしたが、レイドには通用せず惨敗を喫します。ところが、レイドの作戦にハマりレイド本人を捕食したロイは、魂を上書きされ肉体を占拠されてしまいました。

ロイの肉体を乗っ取ったレイドは、精霊騎士となったユリウスと対戦。すると、レイドの肉体は限界を超え消滅してしまいました。レイドが消えた後には息も絶え絶えのロイが現れました。その後、ロイは封印された上で王都へと移送されることになりました。

ここまでリゼロのロイ・アルファルド特集をお届けしてきましたが、最後にロイに関する感想や評価をTwitterより紹介していきます。

最初に紹介するリゼロのロイに関する,感想・評価は、大罪司教3人兄妹の末っ子ルイが可愛いというツイートからです。本記事の主役ロイは鳥肌が立つくらいキモくて無理だそうです。

続いて紹介するリゼロのロイに関する感想・評価は、大罪司教3人兄妹を一番嫌いなキャラと評するツイートからです。やっと出てきたと言っていますので、期待していたキャラでもあるのでしょうか？

最後に紹介するリゼロのロイに関する感想・評価は、ロイを含む大罪司教3人兄妹をリゼロで初めて好きになったキャラと評するツイートからです。「好き」を連発しています。好きになるのに理由は要らないということでしょうか？

ここまで、リゼロに登場する悪食で暴食の大罪司教ロイ・アルファルドにスポットをあて、彼の能力や強さ、そして封印など様々な謎をネタバレで解説してきました。いかがでしたでしょうか？

主人公スバルが初めて相まみえることになった大罪司教のロイ・アルファルド。質より量を優先する悪食の大罪司教で、被害のほどは他の大罪司教の比ではありません。ロイを飲み込んだレイドがユリウスに爆破された後、ロイは瀕死の状態で顕現し封印されました。リゼロの未だ明らかになっていない疑問、すなわちユリアスやヨシュアの消えた名前や記憶が戻るのかどうか、リゼロの今後の展開を期待して見守りましょう。