おやすみプンプンのキャラ・登場人物まとめ！あらすじや名言もネタバレ紹介

• 作品名：おやすみプンプン
• 原作：浅野いにお
• ジャンル：日常青年漫画
• 掲載誌：週刊ヤングサンデー・ビッグコミックスピリッツ
• 発表号：2007年15号〜2008年35号（週刊ヤングサンデー）・2008年47号〜2013年49号（ビッグコミックスピリッツ）

おやすみプンプンは、2007年から週刊ヤングサンデーで連載が開始された浅野いにおの人気漫画です。おやすみプンプンは、累計発行部数300万部を突破し、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の審査委員会推薦作品にも選出された話題作品です。

第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の審査委員会推薦作品に選出された話題漫画「おやすみプンプン」の作者が、浅野いにおのです。浅野いにおは、1980年9月22日生まれ・茨城県石岡市出身の漫画家兼イラストレーターです。

浅野いにおは、高校2年生のときにギャグ漫画「菊池それはちょっとやりすぎだ‼」で漫画家デビューを果たしています。浅野いにおの代表漫画作品には、実写映画にもなった「ソラニン」をはじめ、「うみべの女の子」・「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」などがあります。

おやすみプンプンのキャラ・登場人物一覧まとめ・1人目が、おやすみプンプンの主人公・プンプンことプン山プンプン（小野寺プンプン）です。プンプンは、落書きのひよこのような姿で表現されているキャラクターです。幼少期は明るくて社交的な友達思いな男の子でしたが、友人が交通事故に遭ったことがきっかけで、感情表現が苦手になってしまった内向的な性格の主人公です。

プンプンの本来の容姿は描かれることはなく、プンプンの精神状態によって、ひょっとこのようになったり、悪魔のような角が生えたりと描写が変わるキャラクターです。本来の容姿は、作品内でジャニーズ系と評される描写があるため、イケメンだと考察されているキャラクターです。

おやすみプンプンのキャラ・登場人物一覧まとめ・2人目が、田中愛子です。田中愛子はプンプンの小学校に転校してきた、プンプンのクラスメイトです。プンプンは一目惚れをした相手であり、愛子もプンプンに恋心を抱いていたヒロインキャラクターです。両思いにも関わらず、すれ違ったまま卒業し、高校では芸能事務所に所属していたキャラクターです。

田中愛子は幼少期に両親が離婚したため父親がおらず、母子家庭で育っています。しかし、母親は宗教法人コスモさん健康センターにはまっている信者で、自身も宗教活動をさせられていました。また、母親が腰を傷めてからは肉体的・精神的な暴力で虐待され続けており、メンヘラな一面があるキャラクターです。

おやすみプンプンのキャラ・登場人物一覧まとめ・3人目が、プンプンの小学校時代のクラスメイト・晴見俊太郎です。晴見俊太郎は、ハルミンといった愛称で親しまれている異色なキャラが多いおやすみプンプンの中では、普通な性格のキャラクターで、大人になってからは小学教諭として働いています。

おやすみプンプンのキャラ・登場人物一覧まとめ・4人目が、プンプンの小学校時代のクラスメイト・清水です。清水は、常に鼻水を垂らしているキャラクターであり、おっとりした性格の持ち主です。清水は、小学校に入学する前に母親を亡くしてしまっているキャラクターです。

しかし、おやすみプンプンの作中では母親と会話している描写が見られており、清水は空想や妄想が激しいタイプではないか？と考察されています。後に、ペガサス合奏団に入団し、「チューペット」といった騎士名で活動しているキャラクターです。

おやすみプンプンのキャラ・登場人物一覧まとめ・5人目が、プンプンの中学校時代の先輩・矢口先輩です。矢口先輩は、中学校のバドミントン部に所属する男子中学生です。プンプンと同い年の小松がバドミントン部に入部するまでは、バドミントン部の絶対的エースとして活躍していた優しい性格の持ち主です。

おやすみプンプンのキャラ・登場人物一覧まとめ・6人目が、プンプンのフリーター時代に出会った不動産屋・宍戸平六です。宍戸平六は、プンプンに格安でアパートを提供した老年の男性です。お人好しな性格で、プンプンに対しても、孫のように接している優しいおじいさんです。

おやすみプンプンのキャラ・登場人物一覧まとめ・7人目が、プンプンの父親・プン山プンプンパパです。プン山プンプンパパは、プンプンの父親で、リーゼントと口ひげが特徴的なひよこのように描かれているキャラクターです。優しい性格の持ち主で、野球が好きな読売ジャイアンツファンのキャラクターです。

プン山プンプンパパは、サラリーマンとして働いていましたが、家族のために単身赴任を断ったことがきっかけで、リストラされてしまい、夫婦仲が悪くなってしまいます。また、普段は優しいですが、アルコールを呑むと口が悪くなってしまいます。プンプンと心中しようとしたプンプンママを殴ったことがきっかけで離婚し、離婚後は介護の仕事をしているキャラクターです。

おやすみプンプンのキャラ・登場人物一覧まとめ・8人目が、プンプンの母親・プン山プンプンママです。プン山プンプンママは、プンプンの母親で、パーマと口紅が特徴的なひよこのように描かれているキャラクターです。ヒステリックな自己中心的な性格の持ち主で、プンプンのことを自由を妨げた疎ましい存在と思っています。

プン山プンプンママは、愛人を作るなど母親よりも女としての自覚の方が強く、プンプンとの関係も良くない母親です。ガンを告知され、良い母親になろうと改心しますが、プンプンとは結局中が悪いまま和解せずに亡くなっています。

おやすみプンプンのキャラ・登場人物一覧まとめ・9人目が、プンプンママの弟で、プンプンの叔父・小野寺雄一です。小野寺雄一は、眼鏡が特徴的なひよこのように描かれているキャラクターです。プンプンの両親の離婚後、保護者としてプンプンと暮らすようになったキャラクターで、人間不信で自分のことも軽蔑視しているキャラクターです。

小野寺雄一は、女好きな一面があり、誘惑にすぐに負けてしまう意思の弱いキャラクターです。喫茶店で翠に会い一目惚れし、結婚しますが、自身の弱さから不倫をしたり自殺をしたりする精神的に弱いキャラクターです。

おやすみプンプンのキャラ・登場人物一覧まとめ・10人目が、小野寺翠です。小野寺翠は、プンプンが小学生のときに看護師として働いていたキャラクターです。その後、中学生のときには喫茶店で店員として働いており、雄一にアプローチされたことがきっかけで結婚しています。

精神的に弱く不安定な雄一を、献身的に支えている良き妻です。しかし、雄一が不倫をして失踪してしまい、自身の寂しさを癒やすためにプンプンと身体の関係を1度もっています。プンプンにとっては、初体験の相手でもあるキャラクターです。 

おやすみプンプンのキャラ・登場人物一覧まとめ・11人目が、南条幸です。南条幸は、プンプンの同級生の蟹江梓の姉の友人で、プンプンの高校のOGです。プンプンとは、梓とデートしているときに出会い、プンプンの物語の才能を見出したキャラクターです。

南条幸は、厳しい口調の一方で、面倒見の良い優しい性格の持ち主で、クールで美人なキャラクターです。本人は自身の外見は整形によってできたものと告白しています。また、自身に対するコンプレックスが強く、コンプレックスによる高いプライドから周囲と度々ぶつかりますが、最後までプンプンの理解者だったキャラクターです。

おやすみプンプンの漫画あらすじネタバレまとめ一覧①小学生時代では、内気な性格のプンプンが転校してきた愛子と出会うことから始まります。愛子と会話が出来るようになり喜んでいるのもつかの間、両親が暴力を伴う喧嘩をして、母親が入院し叔父と暮らすことになります。ある日、夢を発表する授業で恥ずかしくなって逃げようとしたプンプンを愛子が引き止めたことがきっかけで告白し、キスをするのでした。

そんな中、雄一の家に新興宗教団体が訪問販売に訪れてきます。その訪問者は、愛子と愛子の母親であり、翌日には愛子はおかしな宗教に入っていることが学校中に知れ渡ります。そんな中、愛子は母親から逃げ出したいとプンプンに伝え、夏休みに親戚のいる鹿児島に二人で家出をしようと約束します。

プンプンは愛子との約束を守りたいといった気持ちと、お金が無く遠出したことがないプンプンにとっては怖い気持ちが入り混じったまま、約束の当日を迎えます。その当日に、母親が病院で転倒したとの連絡が入りプンプンは病院に向かいます。愛子との約束を守らなかったプンプンは、愛子との関係性が悪くなったまま、小学校を卒業します。

おやすみプンプンの漫画あらすじネタバレまとめ一覧②中学生時代では、プンプンは今もなお愛子への思いを抱いていました。ある日、自身も所属するバド部の矢口先輩と愛子が手をつないでいる姿を目にし、プンプンはモヤモヤします。矢口と愛子は付き合っていませんでしたが、矢口は愛子に好意を抱いており、県大会で優勝したら愛子に告白しようと考えていました。

しかし、矢口は試合で大怪我をしてしまい途中棄権し、病院に搬送されます。そんな矢口を尻目に愛子はプンプンに話しかけます。そこで、プンプンは昔の約束の事を謝りますが、愛子は今から鹿児島に行こう？と狂気じみた言葉をかけてプンプンは怖くなり逃げ出してしまいます。

そのことがきっかけになり、プンプンは愛子ともとの関係には戻れないということを悟ります。そうした中、家庭では雄一と翠が婚約し、母親と4人で過ごすようになり、家庭に笑顔がこぼれます。そんな中、プンプンはどこかに闇を抱え、自分の殻に閉じこもってしまい、バド部も辞めてしまうのでした。

おやすみプンプンの漫画あらすじネタバレまとめ一覧③高校生時代では、プンプンは高校の同級生達の雰囲気に馴染めずに、どこかに穴が空いたような気持ちで高校生活を送っていました。家庭では、雄一が不倫をしてしまい、慰謝料を払うために家を引き払いますが、雄一は失踪してしまいます。翠は寂しさを癒やすために、プンプンと一度だけ身体の関係を持ってしまいます。

そんなある日、母親にガンが発覚します。プンプンは母親のガンに関しても動揺すること無く、クラスメイトの梓とデートをします。しかし、強引に彼女にキスをしてしまい振られてしまいます。その後、プンプンは恋愛をすることをせずに目立たずに高校生活を過ごすことを決意します。日々を無気力に過ごす中、母親が亡くなったことがきっかけになり、プンプンは一人暮らしを始めます。

おやすみプンプンの漫画あらすじネタバレまとめ一覧④幸との出会いでは、高校を卒業しフリーターとして一人暮らしをするプンプンは、ある日梓の姉の友人の幸と再会します。幸と最初に出会ったのは梓とデートをしていた絵画展であり、絵画展の感想ノートに描いたプンプンの感想を見て幸はプンプンに才能を感じていました。

幸はプンプンに物語の原作を担当してみないか？と持ちかけ、プンプンは原作をすることになります。幸からダメ出しをされるものの、原作を書くことにに生きがいを感じ、原作を書くことにのめり込んでいきます。そんな中、幸とプンプンは恋愛関係になりますが、キスをしようとしたときにプンプンの脳裏をよぎったのは愛子のキスでした。

おやすみプンプンの漫画あらすじネタバレまとめ一覧⑤愛子との再会では、原作を書き始めて1年後、完成した幸との漫画を編集者に持ち込みますが、編集者に酷評されてしまいます。そんな中、プンプンは自動車教習所で愛子と再会し、母親からの虐待や介護、仕事のことなど今までの身の上話を聞いていました。

そんな中、プンプンと別の男性との子を身ごもってしまったこと・でも別れたくないといったことを幸から突きつけられます。プンプンは幸の中絶手術に立ち会うと約束しますが、手術当日に愛子がプンプンの元を訪れます。愛子の虐待の痛々しい姿を見たプンプンは居ても立っても居られなくなり、愛子への好きな気持ちが爆発してしまい愛子と身体の関係を持つのでした。

おやすみプンプンの漫画あらすじネタバレまとめ一覧⑥愛子の死では、身体の関係を持ったプンプンと愛子は、二人で遠くで暮らそうとします。愛子は母親にその事を伝えますが、愛子が離れていくことに激高し包丁を持って愛子に襲いかかります。愛子を助けるためにプンプンは母親を絞め殺してしまい、二人で母親の死体を山中に埋め、鹿児島に逃亡します。

一方で、母親の事件が報道されている事実を知ります。ひと目につかないように鹿児島を二人でさまよいながら、出頭しようと二人は決意します。出頭しようと決意した夜、昔話をしながら眠りに付きますが、翌朝愛子は自殺していました。プンプンは、自身も死のうと思い、目をナイフで刺しますが、幸がプンプンを救出し、一命を取り留めるのでした。

おやすみプンプンの漫画あらすじネタバレまとめ一覧⑦エピローグでは、プンプンは夢の中で愛子に語りかけていました。執行猶予が終わり、現在では幸のマンガ制作に協力しながら仲間たちと頑張っていること・しかし泡のように亡くなってしまいたいこと・愛子の顔が曖昧になっていることなどを語りかけました。その後、目を覚ましたプンプンはどこか悲しげに仲間たちと過ごすのでした。

おやすみプンプンの名言や名セリフ・名シーン集①が、「いやぁ〜プンプンはホントいい子だねぇ…」です。この名言は、神様という謎の存在が、プンプンに言ったセリフです。愛子に恋人がいることにショックを受けながらもその事を納得しようとしているプンプンに言った言葉で、辛辣すぎる言葉が心に刺さると言われているおやすみプンプンの名言です。

おやすみプンプンの名言や名セリフ・名シーン集②が、「焦らずゆっくり考えればいいさ…」です。この名言もまた、神様がプンプンに言ったセリフで、だめな大人について神様が語っています。賛否両論が上がりましたが、良くも悪くも心に刺さる名言として支持されている名言です。

おやすみプンプンの名言や名セリフ・名シーン集③が、「あなたがずっと私を忘れませんように…」です。この名言は、愛子が小学生のときに七夕で短冊に記した言葉です。プンプンに忘れられたくないといった愛子の純粋な思いがわかるおやすみプンプンの名言です。

おやすみプンプンの名言や名セリフ・名シーン集④が、「子供の頃は…」です。この名言は、漫画家になった幸は、絵画展に出品した天の川の作品を捨てるときのセリフです。大人になると純粋に夢を追い続けられなくなるといった思いなどが詰まった、深い名言として支持されています。

おやすみプンプンの名言や名セリフ・名シーン集⑤が、「罪を背負った人間が…」です。この名言は、タクシー運転手が雄一に言ったセリフです。哲学的で深いと感じることができて感動するといった感想が多い、おやすみプンプンの名言です。

おやすみプンプンは怖い？魅力を紹介・面白い魅力1つ目が、「登場人物たちの心理描写」です。おやすみプンプンの登場キャラクターは壮絶な過去や日々を過ごしているキャラが多く、そのときの心理描写などを細かくリアルに描いています。リアリティな心理描写が、面白い魅力の1つです。

おやすみプンプンは怖い？魅力を紹介・面白い魅力2つ目が、「細かい背景」です。おやすみプンプンの登場キャラクターは、プンプンがひよこのように描かれているなどギャグ漫画っぽいキャラの一方で、背景などの描写がとてもリアルでキレイと評価されています。リアルな背景描写も、おやすみプンプンの面白い魅力の1つです。

おやすみプンプンは怖い？魅力を紹介・面白い魅力3つ目が、「愛子ちゃんの怖い発言」です。母親が宗教にはまっていたり、母親に虐待を受けていたりと心に闇を抱えた愛子の怖い発言も魅力の1つになっています。プンプンのみならず、読者もゾクッとしてしまうような愛子の発言が、面白い魅力になっています。

おやすみプンプンは、累計発行部数300万部を突破している人気漫画作品ですが、面白い作品といった声がある一方で、怖い・見ると暗くなるといった声も多い漫画作品です。評価が高い一方で、何が面白いかわからないといった声も多い話題作品です。

おやすみプンプンは怖いといった声と面白いといった声が上がる賛否両論が極端な漫画であり、好きだけど鬱になる暗い作品なので、人には勧めにくいといった声も多く上がっている漫画です。心理描写が繊細で、リアルに感じる点も怖いと感じるか面白いと感じるか分かれる人気漫画です。

おやすみプンプンは心理描写が繊細で、リアリティがあるといった声や、漫画の背景などの描写も緻密で作品に入り込んでしまうといった声が多いです。はまって何回も見てしまう人も多く、見るごとに気付くことがあるといった声が多い読み応えのある漫画作品です。

おやすみプンプンは、リアリティのある心理描写や繊細な背景描写などに引き込まれてしまうといった声が多い人気漫画です。おやすみプンプンのキャラの背負っている過去などもヘビーなものが多いですが、読み応えの多い作品と評価されています。おやすみプンプンが気になった方は、一度おやすみプンプンを見てみてはいかがでしょうか？