2021年10月19日公開
2021年10月19日更新
【おやすみプンプン】清水は最後集団自殺で死んだ?母親の存在や関との関係は?
「おやすみプンプン」は浅野いにお原作の漫画です。主人公プンプンの日常を描いた作品ですが徐々に日常が歪んでいくといく鬱なストーリー展開で賛否両論を巻き起こしたと言われています。「おやすみプンプン」の登場キャラクターの中でも狂気を孕んでいると評されているのが清水です。ここでは「おやすみプンプン」の清水を特集します。清水は最後に死んだのでしょうか?それとも記憶喪失になったのでしょうか?清水の最後や母親の存在、そして関との関係にスポットを当てていきます。
目次
おやすみプンプンの清水とは?
「おやすみプンプン」は浅野いにおが2000年代後半から2010年代前半にかけて執筆していた漫画です。「おやすみプンプン」は主人公プンプンの何気ない日常を描いた作品ですが、鬱展開で読者に衝撃を与えたと評されています。「おやすみプンプン」の登場キャラクターの中で狂気を感じさせる存在が清水です。ここでは「おやすみプンプン」の清水と関の関係、母親との関係、そして最後に死んだのか記憶喪失になったのかを紹介します。
おやすみプンプンの作品情報
「おやすみプンプン」は主人公プンプンの日常を描いた漫画です。ストーリーが進むにつれて展開が鬱屈した方向へ進んでいったことで知られています。特に最終章「愛子編」はあまりの鬱展開で読む者に強烈なインパクトを与えたと評されています。「おやすみプンプン」とはどのような作品でしょうか?ここでは「おやすみプンプン」の基本的なデータやあらすじを紹介します。それでは「おやすみプンプン」の作品情報をご覧ください。
おやすみプンプンの概要
「おやすみプンプン」は週刊ヤングサンデーにて2007年より連載がスタートしました。2008年に同誌が休刊したことを受けてビッグコミックスピリッツに移籍しました。「おやすみプンプン」はビッグコミックスピリッツ2008年47号から2013年49号まで連載されました。「おやすみプンプン」の単行本は全13巻が刊行中です。電子書籍版もあり手軽に読むことができます。同作品の単行本の累計発行部数は300万部を突破しています。
「おやすみプンプン」の原作者は浅野いにおです。浅野いにおは1998年に漫画家デビューしました。浅野いにおが注目されるきっかけになったのは2005年に発表された「ソラニン」です。「ソラニン」は単行本の発行部数が90万部を超えるヒット作となり、2010年の実写映画化でさらに人気を獲得したと言われています。浅野いにおの最新作は日常と非日常が交錯する長編漫画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」です。
おやすみプンプンのあらすじ
「おやすみプンプン」の主人公プンプンはどこにでもいる普通の少年です。しかし、プンプンとその家族や親戚たちは読者から見るとヒヨコや鳥のような姿にしか見えません。物語はプンプンが小学5年生の頃から始まります。プンプンのクラスに練馬から田中愛子という少女が転校してきました。プンプンは乳歯が抜けたことで前歯が1本欠けている愛子に一目惚れしました。プンプンと愛子は下校の帰り道で将来の話などをするのでした。
清水のプロフィール
ここでは「おやすみプンプン」に登場する清水のプロフィールを紹介していきます。清水はプンプンの小学生時代のクラスメイトだった少年です。清水はいつも鼻水を垂らしている小学生でしたが、卒業後も鼻水を垂らしている描写が見られます。小学校卒業後はプンプンと疎遠になりますが幼馴染の関真澄との友人関係はずっと続いていきます。そして、清水と関の関係はそのまま「おやすみプンプン」のもう一つの物語になるのです。
おやすみプンプンの清水は最後集団自殺で死んだ?関との関係は?
浅野いにお原作の漫画「おやすみプンプン」のもう一つの物語である清水と関の友人関係は2人が成長してからも続いていましたが2人の関係も清水が「ペガサス合奏団」に入ったことで変化していきます。さらに清水は集団自殺に巻き込まれて死んだという説や記憶喪失になったという説が出てくるのです。ここでは「おやすみプンプン」の清水が死んだのか、記憶喪失になったのかをネタバレ紹介します。また、関との関係も取り上げます。
清水は集団自殺に巻き込まれた?
ここでは「おやすみプンプン」に登場する清水が集団自殺に巻き込まれて死んだのか、それとも記憶喪失になってしまったのかについてネタバレ紹介していきます。清水は大学入学を境に関と疎遠になっていきます。その原因は清水が「ペガサス合奏団」の活動に入れ込んでしまったからでした。「ペガサス合奏団」がどんな集団であるのかについては後述します。清水は長年関に依存する人生を送っていましたが、自我が目覚めたのです。
「おやすみプンプン」の清水が死んだのか記憶喪失になったのかをネタバレ紹介します。関は清水が「ペガサス合奏団」の活動にのめり込んでいくことに不安と恐怖を覚えていました。ひどいことが起こるのではないかと危惧しました。そこで関は「ペガサス合奏団」のメンバーである和田と接触し清水を巻き込まないでほしいと訴えましたが、全ては清水の自由意志でやっていることだと一蹴されました。そして清水も関を拒絶しました。
「ペガサス合奏団」のメンバーは宗教団体「コスモさん健康センター」に集まりました。彼らは集団自殺をするつもりです。そこには清水もいました。しかし、なかなか自殺が始まらないので業を煮やした和田が入り口にガソリンを撒いて放火したのです。火事に気づいた関は清水を救出するためにセンターに入りました。そこには頭から血を流している清水や服毒自殺した者、業火に焼かれる者たちがいました。清水は死んだのでしょうか?
清水はその後記憶喪失になった?関の反応は?
ここでは人気漫画「おやすみプンプン」に登場する清水が最後に死んだのか、それとも記憶喪失になったのかをネタバレを交えて紹介していきます。「ペガサス合奏団」の集団自殺に参加した清水は和田の放火によって死んだかと思われました。しかし、清水は駆けつけた関と消防隊の懸命の救助によって助かりました。頭からひどく出血していたので関も死んだかと諦めかけていましたが、多くの犠牲者が出た中で清水は生還しました。
それでは「おやすみプンプン」の清水が記憶喪失になったのは本当なのでしょうか?あらすじをネタバレ紹介していきます。「ペガサス合奏団」の集団自殺事件では助けにやって来た関も怪我を負いました。特に目を負傷したことで眼帯姿が痛々しいです。そこにおでこに絆創膏を貼った清水が現れました。清水は笑顔を浮かべており思いのほか元気そうです。しかし、関が「帰るか」と言った瞬間に清水は無表情で「誰?」と言うのでした。
清水は集団自殺のショックで記憶喪失になったようでした。関はもしかすると清水は記憶喪失ではなくメンタルに深い傷を負ったのではないかとも考えていました。関はかなり動揺しました。しかし、細かいことはどうでもいいと思うようになりました。関は清水のことを疎んじていた時期もありましたが、実は彼のことがかけがえのない存在であることに気づいたのです。記憶喪失であろうと関係ないのです。2人の友情は最後まで続きます。
おやすみプンプンの清水が所属したペガサス合奏団とは?
2000年代後半から2010年代前半にかけて連載された人気漫画「おやすみプンプン」に登場する清水は物語の途中から「ペガサス合奏団」という集団に加入しました。そして、どんどん活動にのめり込んでいきました。清水が自我に目覚めるきっかけとなりながらも最後には悲しい結末を迎える原因となった「ペガサス合奏団」とはどんな集団なのでしょうか?ここでは「おやすみプンプン」の「ペガサス合奏団」をネタバレ紹介します。
ペガサス合奏団とは?
ここでは「おやすみプンプン」に登場する「ペガサス合奏団」についてネタバレ紹介します。「ペガサス合奏団」とは細川俊樹という人物が作った合奏団です。細川俊樹はペガサスというニックネームで呼ばれているので合奏団の名前になっています。「ペガサス合奏団」の大きな特徴は団員をニックネームで呼ぶことです。例えば集団自殺で放火した和田は「スウィートプリティーロンリーハートもふもふお兄ちゃま」と呼ばれています。
「おやすみプンプン」の「ペガサス合奏団」についてネタバレ紹介しています。「ペガサス合奏団」は清水が加入した集団なので、プンプンとは直接関係ありません。ただ、清水の他にもプンプンの同級生だった沼田裕美が加入しており、間接的に関係があると評されています。「ペガサス合奏団」は合奏団としての活動も行っており、夏祭りでの「ミュージックフェスタ」というイベントでピアニカで「翼をください」を演奏しました。
リーダーのペガサス(星川俊樹)とは?
ここでは人気漫画「おやすみプンプン」に登場する「ペガサス合奏団」のリーダーである細川俊樹について紹介していきます。細川俊樹は宗教団体「コスモさん健康センター」の創設者・教祖の息子です。「コスモさん健康センター」はヒロインである田中愛子の母親が信仰していた団体です。細川俊樹はやがて訪れる世界の滅亡を回避するために人知れず戦っていると言われています。細川俊樹の口癖は「グッドバイブレーション」です。
「ペガサス合奏団」のリーダーである細川俊樹は奇天烈な言動や行動を繰り返していましたが、カリスマ性があったので合奏団のメンバーが追従したのではないかと言われています。和田も細川俊樹の不思議な力を認めていると言われています。清水も細川俊樹に魅せられて「ペガサス合奏団」に加入し、チューペットという騎士名を与えられました。しかし、最後の集団自殺の場で細川俊樹は鉄棒が体を貫き業火に焼かれて死んだのでした。
おやすみプンプンの清水の母親は死んだ?うんこ神とは?
浅野いにお原作の大ヒット漫画「おやすみプンプン」に登場する清水は小学生時代からエキセントリックな行動や言動が目立っていたと言われています。その中でも不思議だと言われていたのが母親との関係と清水にしか見えないと言われているうんこ神の存在です。清水と母親との間に一体何があったのでしょうか?ここでは「おやすみプンプン」の清水と母親との関係、そしてうんこ神についてネタバレ紹介していきます。ご覧ください。
清水しかわからないうんこ神とは?
ビッグコミックスピリッツに連載中されていた人気漫画「おやすみプンプン」に登場するうんこ神をネタバレ紹介します。うんこ神とは清水にしか見えない神様のことです。頭部がうんこでできており、袈裟のようなものを着ています。清水は一度うんこ神の話を関にしたことがありましたが殴られてしまいました。その後うんこ神は登場しませんでしたが「ペガサス合奏団」の集団自殺の際に関が円盤に乗ったうんこ神を目撃しました。
清水の母親は死んだ?
ここでは「おやすみプンプン」に登場する清水と母親との関係について紹介します。清水は父親・祖父・妹との4人暮らしです。清水は交通事故で母親を亡くしました。しかし、その場に居合わせた関が清水を気遣って「おばさんは生きている」と言ったことを受けて彼は自分の中にいない母親を作り出したのです。そしてあたかも母親が生きているかのように振る舞っていたのでした。清水が母親の死に直面したのがいつなのかは不明です。
おやすみプンプンの清水に関する感想や評価
ここでは大ヒット漫画「おやすみプンプン」に登場する清水に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「おやすみプンプン」の清水はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?それではご覧ください。
あと30話くらいで関くん清水くん回に入る…はぁ…はぁ…いつも推しだけ見たいからって飛ばし読みするのに、飛ばし読みせず読んだ漫画はおやすみプンプンが初めてだよ…
— サバ缶 (@sabakan_itizi) October 11, 2021
「おやすみプンプン」の大ファンだと思われる方のツイートです。「おやすみプンプン」の中では清水回が特に好きで最後まで飛ばし読みせずに読破されたことをつぶやかれています。
浅野いにおさんBL描くのこんなうまいんだ…って思ったけどよく考えたらおやすみプンプンの関と清水もBLのようなもん
— けーおー/KO (@obaobafever) October 7, 2021
同じく「おやすみプンプン」の大ファンだと思われる方のツイートです。原作者浅野いにおがBL作品を描くのが上手だとの感想をお持ちで、その原型が清水と関の関係なのではないかと分析されています。
おやすみプンプンは愛子ちゃんもいいけど、関と清水くんがやっぱり1番苦しいんだよな。すき。
— 🐟💨 (@skn_tan333) September 21, 2021
同じく「おやすみプンプン」の大ファンだと思われる方のツイートです。「おやすみプンプン」の中では田中愛子も好きだけど、清水と関の関係が苦しくて好きだという感想をつぶやかれています。
おやすみプンプンの清水まとめ
ここでは2000年代後半から2010年代前半にかけてビッグコミックスピリッツに連載されていた人気漫画「おやすみプンプン」に登場する清水を特集しました。清水と関の関係、清水が最後にどうなったのか、「ペガサス合奏団」と細川俊樹についてなどを紹介してきました。清水と関の悲しくも美しい関係に注目しながら「おやすみプンプン」をご覧ください。