2021年11月20日公開
2021年11月20日更新
【エヴァンゲリオン】真希波マリのモデルが安野モヨコ説の真相は?噂の理由を考察
エヴァンゲリオン新劇場版に登場した新キャラクターの『真希波マリ』。物語の中でも様々な謎を抱えている真希波マリですが、彼女のモデルについてもファンの間で話題になっています。こちらの記事ではそんな真希波マリのモデルが、エヴァンゲリオンシリーズの監督・庵野秀明監督の妻である安野モヨコさんなのかを考察。「真希波マリ=安野モヨコ」と言われている理由をTV番組『プロフェッショナル』の放映シーンからご紹介していきます。
目次
真希波マリとは?
1995年にテレビオリジナルアニメとして一躍人気となった新世紀エヴァンゲリオン。原作・新世紀エヴァンゲリオンは1996年に全26話で放映を終了し、多くのファンからその幕引きを惜しまれましたが、約10年後の2007年に『エヴァンゲリオン新劇場版』として4部作の劇場版映画として再びファンを沸かせました。
そんなエヴァンゲリオン新劇場版の第2作目である『エヴァンゲリオン新劇場版:破』から登場した新キャラクターの『真希波マリ』。原作のテレビ版には登場せず、エヴァンゲリオン新劇場版から加入したこの真希波マリについては多くの謎が浮上しており、その正体やキャラクターのモデルについてファンの間では様々な考察がされています。
こちらの記事では、そんな真希波マリのモデルではないかと多く声が上がっている「真希波マリ=安野モヨコ」説について考察していきます。まずは真希波マリが登場するシン・エヴァンゲリオン劇場版(エヴァンゲリオン新劇場版)の作品概要・あらすじと、真希波マリのプロフィールについて解説していくので、エヴァンゲリオン新劇場版についておさらいしたい人は目を通してみてください。
シン・エヴァンゲリオン劇場版の作品情報
シン・エヴァンゲリオン劇場版の概要
真希波マリが登場するアニメ映画『エヴァンゲリオン新劇場版』。エヴァンゲリオン新劇場版は4部作の作品で、『エヴァンゲリオン新劇場版:序』『エヴァンゲリオン新劇場版:破』『エヴァンゲリオン新劇場版:Q』『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』に別れており、各作品の公開年月日は次のようになっています。
- エヴァンゲリオン新劇場版:序…2007年9月1日
- エヴァンゲリオン新劇場版:破…2009年6月27日
- エヴァンゲリオン新劇場版:Q…2012年11月17日
- シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇…2021年3月8日
最終章であるシン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇はエヴァンゲリオン新劇場の3部作目である『Q』から約10年後に公開されたこともあり、公開当時はアニメファンだけではなく様々な世代から注目を浴びました。アニメの総監督はテレビ版と同じく庵野秀明監督が務め、既存のファンからも期待の声が上がっていました。
シリーズを通して主題歌は人気歌手の宇多田ヒカルさんが担当し、エンディングテロップには有名アニメ制作会社『スタジオジブリ』の名前があったことでも話題を呼びました。作品自体も評価され、『日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞』『東京アニメアワード』『文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞』など様々な賞を受賞しています。
シン・エヴァンゲリオン劇場版のあらすじ
ユーロNERV第1号封印柱の復旧作業をするため、パリの市街地に降り立った真希波マリ。エヴァ8号機に搭乗しながら復旧作業を進めるも、敵の襲撃にあいます。邪魔が入りつつも撃退し、無事パリの復旧に成功した真希波マリ一行は、旧NERVユーロ支部にてエヴァの修理・改造パーツを手に入れます。
真希波マリのプロフィール
エヴァンゲリオン新劇場版から搭乗する新キャラクターの真希波マリ。長い茶髪を二つに縛り、赤い眼鏡がトレードマークの少女です。一見普通の女の子に見えますが、碇ゲンドウを「ゲンドウ君」と呼んだり、綾波ユイにあったことがあるような素振りを見せ、エヴァンゲリオン新劇場版鑑賞者の考察を促しました。
またエヴァンゲリオン新劇場版の劇中で実在する歌手・水前寺清子の『三百六十五歩のマーチ』や天地真理の『ひとりじゃないの』を歌っていたことから、ファンの間ではその理由がマリの正体の伏線なのではないかと様々な考察が飛び交いました。その結果、多くのファンの考察の見立て通り真希波マリの正体が碇ゲンドウと碇ユイの大学の後輩であることが判明します。
また、見た目が変わらない理由について式波・アスカ・ラングレーがエヴァンゲリオン新劇場版:Qにて「エヴァの呪縛」と言っており、エヴァのパイロットは何らかの副作用によって外見が変わらなくなることが判明しています。
真希波マリのモデルは安野モヨコ?プロフェッショナルから考察
安野モヨコは庵野秀明監督の妻
エヴァンゲリオン新劇場版に登場するメインキャラクター・真希波マリのモデルだと言われている安野モヨコさん。こちらの項目ではTV番組『プロフェッショナル』に庵野秀明監督がゲストとして出演した回に登場した人物・安野モヨコさんについてご紹介します。
TV番組『プロフェッショナル』の庵野秀明監督の回で登場した女性・安野モヨコさんは庵野秀明監督の妻で、エヴァンゲリオン新劇場版の背景小道具にも使用されているキャラクター『シュガシュガルーン』の著者の漫画家です。他にも下記のような代表作があり、庵野秀明監督との結婚が発表された際には大物作家同士の結婚ということで話題となりました。
- ハッピー・マニア(1995年)
- 脂肪と言う名の服を着て(1997年)
- 花とみつばち(2000年)
- さくらん(2001年)
- シュガシュガルーン(2003年)
- 働きマン(2004年)
- 監督不行届(2005年)
TV番組『プロフェッショナル』にも登場した庵野秀明監督の妻・安野モヨコさんですが、エヴァンゲリオン新劇場版に搭乗するキャラクター・真希波マリのモデルではないかと言われているのにはいくつか理由があります。次の項目では、エヴァンゲリオンファンの間で庵野秀明監督の妻である安野モヨコさんが真希波マリのモデルだと囁かれている理由・考察をご紹介します。
真希波マリのモデルは安野モヨコだと言われる理由
エヴァンゲリオン新劇場版から新たに登場したキャラクターの真希波マリ。原作であるTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』には登場していないにもかかわらず、劇場版で最も重要な役割をはたすキャラクターを担っており、話題性も大きかったキャラクターです。そんな彼女のモデルが庵野秀明監督の妻である安野モヨコさんではないかとファンの間で考察されている理由は主に次の3つとなっています。
- 理由その1:赤ぶちメガネが似ている
- 理由その2:TV番組『プロフェッショナル』に出演した際のセリフが似ている
- 理由その3:庵野秀明監督の状況が作品と似ている
安野モヨコさんが真希波マリのモデルと言われている1つ目の理由『赤ぶちメガネが似ている』について。安野モヨコさんはTV番組『プロフェッショナル』の庵野秀明監督の回でインタビューを受けていますが、その際に顔出しをされています。その時に身に着けていた"メガネ"が赤ぶちで、真希波マリを彷彿とさせるといった意見が多く、「真希波マリ=安野モヨコ」説が考察されている理由のひとつとなっています。
そして安野モヨコ先生がモデルではないかと考察される理由2つ目『TV番組「プロフェッショナル」に出演した際のセリフが似ている』について。真希波マリの「君がどこにいても必ず迎えに行く。だから絶対に待ってなよシンジ君」というセリフが、TV番組『プロフェッショナル』の出演時に安野モヨコさんが庵野秀明監督に言ったとされている「みんながいなくなっても私はいなくならない」というセリフと似ている点です。
そして最後の3つ目の理由『庵野秀明監督の状況が作品と似ている』について。庵野秀明監督はTV番組『プロフェッショナル』に出演した際に「自分の状況と作品がリンクする」という言葉を述べています。ファンの間では前々から「シンジは庵野監督を投影したキャラクターなのでは?」という考察が上がっており、TV番組『プロフェッショナル』に出演した際のこのセリフで「シンジ=庵野秀明監督」説が強まったようです。
その延長線で、庵野秀明監督の伴侶である点や、赤ぶちメガネが似ていたり、真希波マリが言っていたセリフと同じ意味ととれる言葉を言っていた安野モヨコさんが真希波マリのモデルではないかという見方が強くなっているようです。
真希波マリのモデルは安野モヨコではない説を考察
真希波マリのモデルは島本和彦?
TV番組『プロフェッショナル』の放送によって真希波マリのモデルとなった人物は庵野秀明監督の妻・安野モヨコさんではないかとファンの間で話題となりました。しかし、真希波マリのモデルになった人物については何人か名前が上がっています。こちらの項目では、真希波マリのモデル候補を2名ご紹介します。まずは新世紀エヴァンゲリオンシリーズの監督・庵野秀明監督の大学の同級で漫画家の島本和彦さん。
島本和彦さんは『アニメ店長』『吼えろペン』『炎の転校生』といった漫画作品の生みの親で、庵野秀明監督とは大学時代からの友人です。当時は庵野秀明監督のことをライバル視していたそうですが、現在でも交流があり、Twitterでも庵野秀明監督の作品について投稿するほどの仲の良さをみせている人物です。
男性という点や特徴などの類似点が少ないところをみると、安野モヨコさんの真希波マリ説よりはだいぶ可能性が低くなります。しかし「島本和彦さんが真希波マリのモデル」説を聞いたファンの間では、その仲の良さから「その可能性もなきしにもあらず」といった冗談もあがっているようです。
真希波マリのモデルは鈴木敏夫?
真希波マリのモデル候補2人目は有名アニメーション制作会社『スタジオジブリ』の作品プロデューサーを務める鈴木敏夫さんです。庵野秀明監督はスタジオジブリ作品の原画マンとして活躍していた時代があり、鈴木敏夫さんとはその頃からの知り合いでその年月は30年近くにもなります。
出典: https://suumo.jp
エヴァンゲリオン新劇場版シリーズを立ち上げた庵野秀明監督ですが、シリーズ完成までの間には多くの問題を抱え、一時は制作に手をつけられなくなったこともあったそうです。そんな時に庵野秀明監督を支えた人物の1人が鈴木敏夫さん。鈴木敏夫は庵野秀明監督が『シン・ゴジラ』を制作するきっかけを作ったり、「宮崎駿監督の引退後、アニメ業界を牽引していくのは庵野」と、庵野監督に大きな期待を寄せています。
そんな鈴木敏夫さんの存在もあって、一時中断していたエヴァンゲリオン新劇場版シリーズを完成させた庵野秀明監督。そんな人生の辛い時期に支えになってくれたという関係性などから、鈴木敏夫さんがシンジを導いた真希波マリの存在と近いように感じるといったファンの声があがっているようです。
真希波マリのアニメ声優
坂本真綾のプロフィール
- 愛称:マーヤ
- 誕生日:1980年3月31日
- 血液型:A型
- 身長:155センチ
- 出身地:東京都
- 事務所:フォーチュレスト
エヴァンゲリオン新劇場版から登場したキャラクター・真希波マリ。そんな彼女のモデルではないかと言われていた人物は安野モヨコさんでしたが、アニメの声を務めたのは人気声優の坂本真綾さんです。坂本真綾さんはアニメ声優の他にも洋画吹き替えや舞台などにも出演するマルチ声優。
また歌手としても注目されており、これまで数十回のライブやコンサートを経験されており、第13回アニメーション神戸賞で主題歌賞を受賞したり、TVアニメ『カードキャプターさくら』の主題歌「プラチナ」が平成アニソン大賞声優ソング賞にも選出されました。
坂本真綾の主な出演作品
1990年代から2000年代のアニメ作品に多く出演し、一躍人気声優となった坂本真綾さん。エヴァンゲリオン新劇場版の真希波マリ役以外にも『黒執事』のシエル役、『化物語』の忍野忍など様々な代表作があります。下記にはその一部をまとめたので、坂本真綾さんの出演作品が気になった人はチェックしてみてください。
- シエル・ファントムハイヴ(黒執事)
- 忍野忍(物語シリーズ)
- 藤岡ハルヒ(桜蘭高校ホスト部)
- 珠世(鬼滅の刃)
- ルナマリア・ホーク(機動戦士ガンダム SEED DESTINY)
- 強欲の魔女 エキドナ(Re:ゼロから始める異世界生活)
- 両儀式(空の境界)
- エアリス・ゲインズブール(FFⅦ)
- ジャンヌ・ダルク[ルーラー](FGO)
- 草薙素子(攻殻機動隊)
真希波マリと安野モヨコに関する感想や評価
マリさんエンドにもやがなかったわけじゃないけど庵野監督にとったらマリさんがモヨコさんなんやって考察読んで最高ありがとうになったよね、オタクって幸せだね
— カピカピのおこめ (@okomemaemuki) November 15, 2021
ファンの考察で「真希波マリ=安野モヨコ」が定説となっていますが、それを知ったファンの間では「監督が作品を私物化している」と批判の声をあげる人も多いようです。しかし中にはそんな家族愛を詰め込んでいることが逆に良いという意見も度々見かけられます。
最初はマリ=モヨコ説馬鹿にしとったけど今はもうそうとしか思えん😅だってラストがああなる理由がそれ以外無いし…😅あんなラストにするならそれなりの過程を本編で描写しとけよ😅
— ドットパーミリオン (@hun_han_ks) November 2, 2021
こちらの記事では真希波マリの見た目や安野モヨコさんの言葉から「真希波マリ=安野モヨコ」説をご紹介しましたが、シン・エヴァンゲリオン新劇場版を見た鑑賞者の中には上記の感想のように、話の流れから真希波マリのモデルが安野モヨコさんではないかと考察したかたもいたようです。
マリ=モヨコさん説よりこっちの方がありそう。庵野さんこういう小ネタ的な隠れミッキー的なこと好きそうだし https://t.co/OgoH6FfYUr
— 錫村 (@Suzumura_LAS) August 18, 2021
真希波マリのキャラモデルが庵野秀明監督の妻・安野モヨコさんではないかという話題が注目されているなか、こちらのかたのツイートでは真希波マリではなく、物語中のワンシーンに登場する女性が安野モヨコさんなのではないかと感想をあげられています。
真希波マリのモデルは安野モヨコ説まとめ
以上、エヴァンゲリオン新劇場版に登場する新キャラクター・真希波マリの正体が、庵野秀明監督の妻・安野モヨコさんなのかについて考察をご紹介してきました。その結果、TV番組『プロフェッショナル』に登場した安野モヨコさんのメガネが真希波マリのトレードマークの赤ぶちメガネと酷似していたり、インタビュー時の発言を見ると、「真希波マリ=安野モヨコ」説の可能性は高いのではないでしょうか?
鑑賞者の感想では、作品に監督の妻をモデルにしたキャラクターを登場させるたことに批判する声も多く上がっていましたが、逆に真希波マリが登場したことによって庵野秀明監督の世界観や家族愛を感じられてよかったという声もあがっています。
こちらの記事では真希波マリのモデルについての考察をご紹介しましたが、エヴァンゲリオン新劇場版には他にも多くの伏線や謎が隠されているので、劇場で見た人もまだ見ていない人も、もう一度エヴァンゲリオン新劇場版を見て謎を解き明かしてみてはいかがでしょうか?