【キングダム】函谷関の戦いをネタバレ解説!秦国と合従軍の配置と結果は?

「キングダム」の函谷関の戦いとは、秦国が合従軍を相手に激戦を繰り広げた作中屈指の長さを誇る戦いです。今回はそんな「キングダム」の函谷関の戦いのあらすじをネタバレで紹介し、秦国と合従軍の配置や戦いの結果、その後の蕞の戦いなどをみていきます。さらに「キングダム」の合従軍編(函谷関)はアニメや原作漫画ではそれぞれ何話に描かれているのかについても、紹介していきます。

【キングダム】函谷関の戦いをネタバレ解説!秦国と合従軍の配置と結果は?のイメージ

目次

  1. キングダムとは?
  2. キングダムの函谷関の戦いネタバレ!秦国と合従軍の配置は?
  3. キングダムの函谷関の戦いネタバレ!運命の十五日目へ
  4. キングダムの函谷関の戦いネタバレ!戦いの結果は?
  5. キングダムの函谷関の戦いのその後は蕞の戦いへ
  6. キングダムの合従軍編(函谷関)はアニメ・漫画の何話?
  7. キングダムの函谷関に関する感想や評価
  8. キングダムの函谷関まとめ

キングダムとは?

キングダムの概要

「キングダム」は2006年1月から「週刊ヤングジャンプ」で連載中の、原泰久先生による中華時代劇漫画です。そして「キングダム」のコミックの累計発行部数は8300万部(2021年7月時点)を突破。2013年からは第17回「手塚治虫文化賞」においてマンガ大賞を受賞しました。

さらに「キングダム」のテレビアニメは第1シリーズが2012年6月4日~2013年2月25日に放送され、第2シリーズは2013年6月8日~2014年3月2日に放送されていました。第3シリーズは中断を挟みながら2020年4月6日~2021年10月18日に放送。第4シリーズが2020年春頃から放送開始予定です。また「キングダム」は他にも、ゲーム化や実写映画化も実現しています。

今回は「キングダム」の合従軍編の中でも、激戦として知られる函谷関(かんこくかん)の戦いをネタバレでみていきます。さらに「キングダム」の合従軍編(函谷関)はアニメや原作漫画では、何話にあたるのかなどを紹介していきます。

キングダムのあらすじ

春秋戦国時代の末期、秦国で暮らす信と漂という下僕の少年2人は低い身分ながら、天下の大将軍になるべく日夜剣の稽古をしていました。あるとき、漂だけが士官しますが、その後、城から瀕死の状態で帰還。息絶える間際の漂から紙を受け取った信はそこに書かれた場所に赴き、漂と激似の秦王・嬴政と出会います。最初こそ、信は漂の死の原因となった政に反発していましたが、漂と夢見た天下の大将軍を目指し、乱世に挑んでいきます。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

キングダムの函谷関の戦いネタバレ!秦国と合従軍の配置は?

「キングダム」の合従軍編の中でも激戦として知られる函谷関の戦いについて、まず秦国と合従軍の配置などをネタバレでみていきます。

ネタバレ①頭角を現す趙の慶舎

「キングダム」の秦国と合従軍の配置をネタバレ、1つ目をみていくと、そもそも秦軍と合従軍との激戦となった函谷関の戦いは、楚の侵攻がきっかけで始まりました。秦軍のもとに楚、魏、趙、燕、韓、斉の6つの周辺国の軍隊で構成された合従軍が、秦の王都である咸陽(かんよう)を落とすべく進軍中との急報が届きます。合従軍が咸陽に向かっていると、秦国が確信したときにはすでに合従軍はかなり咸陽に迫ってきていました。

特に楚は国境にある南虎塁(なんこるい)という防衛壁を容易に陥落し、咸陽に急接近していました。秦軍の本営の対応が全然追いつかない中、騰(とう)軍が独自の情報網を駆使し、わずかな兵力で楚軍の足止めを試みます。しかし、このとき騰軍の第五軍長である同金(どうきん)が楚の武将・臨武君によって討たれてしまいました。一方、秦から見て東に位置する斉は進軍しながらも、まだ秦の領土には足を踏み入れていませんでした。

そこで、秦は最大限の外交力を駆使し、なんとか斉を合従軍から離脱させることに成功しました。斉が離脱したことで、秦は楚、魏、趙、燕、韓の5つの国の軍隊と対立することになります。そして、長時間文官たちが議論した結果、合従軍を秦の国門である函谷関で迎え撃ち、何とか秦の函谷関を死守するという打開策が導き出されました。そこで、函谷関に秦の名だたる将軍たちが招集されます。

このときの配置をみていくと、蒙武(もうぶ)軍6万と騰軍3万に対し、敵の楚軍は15万。麃公(ひょうこう)軍4万に対し、趙軍12万。王翦(おうせん)軍7万に対し、燕軍15万が対峙。そして、函谷関の守りを固める蒙驁軍(もうごう)と張唐(ちょうとう)軍と桓騎(かんき)軍の連合軍が睨み合うのが、魏軍10万と韓軍5万でした。また、その後ろで合従軍本陣の李牧率いる趙軍と春申くん率いる楚軍が控えています。

ちなみに、主人公の信率いる飛信隊は麃公軍に入り、最右翼に配置されました。一方、趙軍は副将の慶舎を筆頭にして、中央に李白、右翼に公孫龍、左翼に万極(まんごく)を配置。函谷関の戦いの中で、最初に戦局が動いたのが秦の麃公と趙の慶舎の戦場でした。本能型の極みとも言われる麃公に対し、同じ本能型の慶舎は「沈黙の狩人」の異名を持ち、蜘蛛の巣のような布陣で敵を翻弄するのが得意です。

そして、趙軍12万対秦軍2万という劣勢の中、麃公軍と飛信隊は驚異的な攻撃力で正面の李白軍を蹴散らしていきます。しかし「守備の李白」の異名を持つ李白が何の策を講じず、ただ麃公軍と飛信隊に圧倒されているだけの奇妙な事態。実はそれは麃公の勘の良さを逆手に取るような、慶舎の仕掛けた罠だったのです。

慶舎は右翼の公孫龍軍を無意味に10歩動かしますが、勘の良い麃公はこの動きに反応。公孫龍軍に狙いを変更し、右を急襲し始めました。慶舎はこの瞬間を待っていたのです。奥へと入り込んでしまった麃公軍を趙軍が挟み撃ちにしようと狙ってきます。そして、秦への恨みの深い万極軍が麃公軍の背後から奇襲を仕掛けてきました。疲労困憊の麃公軍は突如、背後を狙われ、何もできずに倒れていきます。

このまま麃公軍の後方部隊がすべて万極軍にやられてしまうのかという状況で、本能型に目覚め始めていた信が危機を察知します。しかし、このときの飛信隊の兵士たちは逃げ場をなくして追い詰められ、勢いのついた趙軍に少数で向かっていく無謀な策にためらっていました。しかし、信は兵士たちを自らの背中で鼓舞し、士気を高めます。そして、飛信隊が決死の逆走をして、万極軍を迎え撃ち、麃公軍の危機を救いました。

ネタバレ②超大型井闌車により橋がかかる

「キングダム」の秦国と合従軍の配置をネタバレ、2つ目をみていくと、巨大な国門の函谷関には井闌車の構造対策がなされているため、橋を架けることはできないと考えられていました。しかし、兵器開発の天才と言われる魏の呉鳳明が、自身の叡智の詰まった超大型井闌車により橋を架けてしまいます。

それにより、苦戦を強いられるかと思われた秦軍でしたが、桓騎将軍が超大型井闌車に油をかけ、それに向けて火矢を放ちます。こうして、超大型井闌車を燃やすことで危機を脱しました。

ネタバレ③録嗚未との戦い

「キングダム」の秦国と合従軍の配置をネタバレ、3つ目をみていくと、函谷関の中で最大規模の戦場となっているのが蒙武軍6万と騰軍3万の連合軍で、楚軍15万に挑む戦場です。蒙武軍と騰軍の連合軍には、信と同世代の若き武将、王賁(おうほん)と蒙恬(もうてん)も加わっていました。彼らは同世代の楚軍の若き武将・功翼(こうよく)と白麗(はくれい)と激戦を展開します。

白麗は楚の武将で、かなりの長距離からでも強力で正確な射撃が可能です。そして、王騎軍の第1軍長を務めたこともある秦の武将・録嗚未(ろくおみ)と、楚軍の武将・臨武君(りんぶくん)が互角の勝負を展開。しかし、弓の名手である白麗がそこへ割り込んでいきます。王賁と蒙恬の活躍で、白麗の射撃も一時中断させられますが、録嗚未と臨武君の戦いはまだ終わっていません。そこへ王騎と並び称される秦の武将・騰が現れました。

ネタバレ④臨武君を討つ騰

「キングダム」の秦国と合従軍の配置をネタバレ、4つ目をみていくと、臨武君によって、録嗚未が重傷を負わされ、王騎軍で録嗚未と一緒だった鱗坊(りんぼう)も白麗の矢に射抜かれて死亡します。そんな秦軍の危機に大将軍の1人である騰が現れ、いとも簡単に臨武君を倒してしまいました。このとき、騰が臨武君から受けたのは額の左側のかすり傷のみです。

さすが蒙武に対して「私は元から強い」と自称するだけあり、騰はその圧倒的な強さを見せつけました。また、秦は楚との戦いで本軍の軸として蒙武を配置し、汗明(かんめい)大将軍にぶつける作戦をとっています。そのため、その他の強敵はすべて騰軍が排除していくのが作戦の要となっていました。

ネタバレ⑤万極を討つ信

「キングダム」の秦国と合従軍の配置をネタバレ、5つ目をみていくと、麃公軍を逆走し、背後を狙って来た万極を迎え撃った飛信隊。万極軍は「長平の呪い」と呼ばれる存在で、秦への深い憎しみに囚われていました。かつて六大将軍の時代に白起(はくき)が起こした、長平での趙の民衆40万人の生き埋め事件。その家族や当事者のみで構成された万極軍は秦国に対して、恐ろしいほどの憎しみを抱いていました。

そんな万極軍を率いる万極に対し、信は下の言葉を投げかけ、得意の飛び斬りを仕掛けます。こうして、咸陽(かんよう)に近づけたくない厄介な敵として、秦がマークしていた万極は、信によって討ち取られました。

お前は憐れな奴だ こんな気色悪ィ亡霊共をしょいこまされちまって
こいつらの重みでお前はぶっ壊れちまったんだよ
分かってんのか万極 一番呪われちまったのはお前自身なんだぞ

ネタバレ⑥媧燐の答え

「キングダム」の秦国と合従軍の配置をネタバレ、6つ目をみていくと、楚の第2軍を指揮する大将軍・媧燐(かりん)はかなり大柄な女性の武将で、自他ともに認める「戦いの天才」です。この戦いで全く動きを見せない彼女に対し、楚の大将軍である汗明が直々に理由を尋ねます。

そこで、彼女は下のセリフを答えました。そして、その進言を本陣で受けた李牧(りぼく)も「なるほど本物ですね」と納得。これにより、合従軍は軽い攻めの凡戦を積み重ねていくことになるのでした。

全軍大いなる凡戦を連ねて十日後に函谷関を落とすべし

ネタバレ⑦成恢の毒攻撃

「キングダム」の秦国と合従軍の配置をネタバレ、7つ目をみていくと、媧燐の指示により、合従軍が凡戦を展開する中、戦国七雄の中で最弱とされる韓の総大将・成恢(せいかい)が動き出します。そして、毒兵器部隊を率いる彼の毒攻撃が繰り出され、韓の兵が放った矢から立ち上る煙は実は毒でしたが、それに秦が気付いたのは合従軍の凡戦作戦の後でした。

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キングダムの函谷関の戦いネタバレ!運命の十五日目へ

「キングダム」の合従軍編の中でも激戦として知られる函谷関の戦いについて、運命の十五日目などをネタバレでみていきます。

ネタバレ①運命の十五日目

「キングダム」の運命の十五日目へのネタバレ、1つ目をみていくと、媧燐の指示した運命の15日目を迎え、合従軍の全軍が函谷関を陥落させようと猛攻を仕掛けてきます。まず、楚軍15万と対峙する蒙武軍6万と騰軍3万の連合軍についてみていくと、蒙武は自身の本陣にいる軍勢だけ残し、全軍を斜陣がけに突撃させます。蒙武にしては珍しく軍略を使用しましたが、実はこれは昌平君が考えた作戦でした。

ネタバレ②媧燐軍と騰軍の戦い

「キングダム」の運命の十五日目へのネタバレ、2つ目をみていくと、楚軍との注目の戦局として、媧燐軍と騰軍の戦いをみていくと、媧燐軍は戦象を使用してきます。媧燐の狙いは騰軍を戦象を使って倒すことではなく、騰軍の布陣をかき乱すことにありました。戦象をたやすく撃退した騰軍でしたが、気づいたときには楚の第2軍が媧燐の指揮の下、連鎖的に騰軍の陣営を取り囲む布陣を敷いていました。

一気に形勢不利となった騰軍は先に戦象と戦っていた録嗚未たちを見捨て、本陣の守りを優先させます。さらに、騰は玉鳳隊を率いる王賁と、楽華隊を率いる蒙恬にそれぞれ左軍と右軍の陣の指揮権を渡しました。こうして、王賁と蒙恬はそれぞれが5千の兵を率いて、本陣の防御を担うことになります。

ネタバレ③桓騎の策

「キングダム」の運命の十五日目へのネタバレ、3つ目をみていくと、函谷関突破の役割を任された魏の呉鳳明と韓の成恢。超大型の弩も用意していた呉鳳明はそれを使って、無数の網を壁に打ち込み、兵士たちが函谷関の壁を登れるようにします。さらに、初日に橋を架けた超大型井闌車が再び登場。今度は燃やされないように大量の水を吸わせていました。

徐々に楚軍が函谷関の上に到達する中で、成恢が事前に仕掛けていた毒が利き始めた張唐は瀕死状態となります。そして、どんどん悪化する戦況の中、桓騎は楚軍の超大型井闌車を逆に利用し、それを使って地上に降りるという大胆な策を実行します。魏軍から奪った旗を掲げ、魏の兵の甲冑を着込んだ桓騎軍は400人ほどのいくつかの小さな部隊に分散。そのまま韓の本陣に攻め入ります。

この作戦には瀕死状態の張唐も参加していました。彼らの狙いは韓の総大将である成恢です。張唐は最後の力を振り絞り、敵に背を向けて逃げ出そうとする成恢を一刀両断。見事、成恢を討ち取った張唐でしたが、彼も力尽き、そのまま命を落としました。

一方、呉鳳明は成恢を討ち取られても、最後まで諦めずに攻撃を続けていました。函谷関では巨大な3階建ての望楼が炎上しており、桓騎が任されていた場所は陥落。秦国にとってピンチな状況が続くのでした。

ネタバレ④罠にはまるオルド

「キングダム」の運命の十五日目へのネタバレ、4つ目をみていくと、燕の総大将を務めるオルド大将軍は北の山岳族から王になった人物でした。そんなオルドと山側で戦うことになった王翦(おうせん)は砦を作り上げます。しかし、難攻不落に思えた王翦の砦をオルドは見事攻略します。そこで、王翦は死守すべき山側の砦を早めに見限り、後方に退却します。そこで、オルドは山岳部隊に函谷関の裏側に通じる絶壁を登らせます。

しかし、そのすべてが王翦の仕掛けた罠でした。山を登っている最中の燕軍の山岳部隊の背後に、大勢の王翦軍が現れ、オルドは山攻めの要となる8000人もの山岳部隊の兵士を失いました。山読みに長けたオルドでしたが、退却を余儀なくされ、王翦が作った砦に籠ります。そして、罠にはまったオルドはまったく身動きが取れなくなってしまいました。

ネタバレ⑤媧燐軍の突撃

「キングダム」の運命の十五日目へのネタバレ、5つ目をみていくと、媧燐軍と騰軍の戦いは激しさを増していました、そんな中、王賁と蒙恬の支援策によって、秦側はギリギリ守りを保てている状態でした。そこへ強靭な媧燐率いる本軍が隆国(りゅうこく)軍の前方を急襲します。そこが突破されれば、その先にある騰軍本陣を守り抜くことは至難の業となります。

そのため、王賁と蒙恬も隆国軍のもとへ援軍を送りますが、左軍にも右軍にも限界が見えてきていました。そこへ戦象との戦いで捨て置かれた録鳴未と干央(かんおう)が現れます。それにより、騰軍の本陣を落とす難易度が上がったと判断した媧燐は方向転換を命じ、軍の一部を引き連れて、蒙武軍のいる方へ向かいました。

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キングダムの函谷関の戦いネタバレ!戦いの結果は?

「キングダム」の合従軍編の中でも激戦として知られる函谷関の戦いについて、戦いの結果などをネタバレでみていきます。

ネタバレ①汗明を討つ蒙武

「キングダム」の戦いの結果をネタバレ、1つ目をみていくと、秦軍の最大戦力を率いる蒙武軍と騰軍は、同じく合従軍の最大戦力である楚軍と対峙していました。合従軍を倒すためには合従軍の武の要で「楚の巨人」の異名を持つ大将軍・汗明を討ち取る必要がありました。また、秦軍の総司令官・昌平君は、事前に蒙武と騰に汗明を倒す作戦を伝えていました。昌平君の策の要は、無傷のまま蒙武軍を汗明軍にぶつけることでした。

それは直接対決で汗明を討ち取るしかないという強硬突破の策で、蒙武の武を信じ、汗明を討ち取れるのは蒙武しかいないと昌平君は判断したのです。そのため、騰軍だけで臨武君軍と媧燐軍を相手にしなければなりませんでした。ただ、臨武君に関しては初日で騰が討ち取っています。しかし、臨武君がいなくなっても、楚の第2軍を指揮する媧燐が相手では、逆に苦戦を強いられ、騰軍の本陣を突撃されてしまいます。

しかし、騰軍の左軍と右軍に配置されていた王賁と蒙恬の活躍で危機を脱することができました。一方、秦の命運を背負った蒙武は汗明との一騎打ちで、やや劣勢に立たされます。汗明の方が武が勝る中、それでも蒙武は果敢に攻め続け、最終的に汗明の頭部を粉砕し、討ち取ることに成功しました。

ただ、実は蒙武と汗明の一騎打ちの最中、媧燐の弟にあたる媧偃(かえん)が妨害に入り、それを阻止するために蒙恬が斬られる事態が起きていました。重体となった蒙恬でしたが、父親の蒙武は「その程度では死にはせぬ」とだけ言い、汗明軍の残党狩りに向かっていきました。

ネタバレ②媧燐軍の精鋭五千

「キングダム」の戦いの結果をネタバレ、2つ目をみていくと、合従軍の武の象徴・汗明を討ち取ったことで、秦国の防衛が優勢かと思いきや、実はひそかに函谷関を抜くため、媧燐は別働隊を準備していました。函谷関の裏側から媧燐軍の精鋭5000人が突撃し、門に配置された巨大な岩が動かされます。この岩が門を突き破れば、函谷関の門前で戦っている合従軍が秦の王都・咸陽に続く道になだれ込むこととなります。

もし函谷関がこのまま突破されてしまえば、函谷関の守りに全軍を投じている秦軍が咸陽を守りきることは難しくなります。そんな危機を救ったのが王翦軍でした。王翦軍が媧燐軍を背後から襲撃し、蹴散らし、媧燐の策略は破綻。秦は函谷関を守り切ることができました。そして、函谷関の突破は難しいと判断した合従軍は、全軍を開戦時と同じ配置まで退却します。

ネタバレ③李牧は次の作戦へ

「キングダム」の戦いの結果をネタバレ、3つ目をみていくと、合従軍が後退した日の晩、李牧がひそかに本陣を離れます。そして、その3日後、咸陽は奇妙な報告を受けました。それは函谷関とは別の方向にある南道沿いの小さな都市「華沙」が敵に襲撃されたというものでした。実は李牧は函谷関の突破が叶わなかった場合の別の作戦もきちんと用意していたのです。

彼は開戦時よりも兵を少しずつ動かし、函谷関の南側にある細い道に軍を向かわせます。秦にとっては別の道から既に咸陽に迫られている状況でしたが、函谷関の門前で大軍を相手にしている中、南道を突き進む李牧の別働隊を止めることは至難の業でした。その結果、李牧の別動隊は大した武将が配置されていない南道をどんどん突き進んでいきます。

ネタバレ④立ちはだかる龐煖

「キングダム」の戦いの結果をネタバレ、4つ目をみていくと、本能型の武将で直観に優れた麃公は、合従軍側の兵の動きに違和感を感じ、持ち場を離れます。ちなみに、飛信隊も麃公軍に同行していました。そして、軍勢を率いて南道を進む麃公に李牧が罠を仕掛けてきます。それを攻略した麃公は李牧との一騎打ちになりますが、そこに趙の大将軍・龐煖(ほうけん)が割って入り、麃公の前に立ちはだかりました。

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キングダムの函谷関の戦いのその後は蕞の戦いへ

「キングダム」の合従軍編の中でも激戦として知られる函谷関の戦いについて、その後の蕞の戦いなどを見ていきます。

ネタバレ①李牧と麃公大将軍との戦い

「キングダム」のその後の蕞の戦いをネタバレ、1つ目をみていくと、李牧はそんな麃公軍に流動という陣形を仕掛けてきます。そのせいで途中、分断されて統率がとれなくなりますが、それでも麃公軍はなんとか李牧の別動隊に追いつきました。一方、李牧は直感だけを頼りに流動を見破った麃公のことを「本能型の極み」と褒め称えます。しかし、そこにかつて天下の大将軍だった王騎を討ち取った、武神と名高い龐煖が現れました。

ネタバレ②麃公は信に盾を託し死亡する

「キングダム」のその後の蕞の戦いをネタバレ、2つ目をみていくと、麃公と龐煖の一騎打ちとなり、圧倒的な武力を有する龐煖によって、麃公も大きなダメージを負います。一方、流動を搔い潜り、麃公のもとへ駆け付けようとする信でしたが、麃公はそんな彼に向けて自身の盾を放り投げ、咸陽を守れと伝えます。そして、龐煖の片腕を折った麃公は、信に「火を絶やすでないぞォ」と言った直後、龐煖によって討ち取られてしまいました。

ネタバレ③嬴政は蕞で民間人を率いて戦う

「キングダム」のその後の蕞の戦いをネタバレ、3つ目をみていくと、麃公という大きな存在を失い、窮地に立たされた秦。そこで、咸陽から程近い都市「蕞(さい)」で李牧の進撃を阻止すべく、秦王・嬴政(えいせい)が自ら出陣することを決意。咸陽を発ち、蕞に向かいました。一方、麃公軍の残党や、麃公から盾を受け取った信ら飛信隊、壁(へき)も命からがら蕞に辿り着きました。

目の前で麃公を討ち取られ、生気のなかった信でしたが、政の姿を見て一気に活力を取り戻します。ただ、蕞には軍がいませんでした。しかし、政が自ら民間人の前で語り、鼓舞したことで、子どもや老人を含め、李牧の兵力を超える3万の民間人の兵を集めることができました。

ただ、正規兵を率いる李牧に対し、秦側はその場しのぎに民間人を兵にしたにすぎませんでした。また、指揮官も少ない状態でしたが、昌平君の部下の介億(かいおく)らも加わり、完璧とは言えないまでも、李牧が率いる軍勢を迎え撃つ準備ができました。

ネタバレ④なんとか持ちこたえる蕞

「キングダム」のその後の蕞の戦いをネタバレ、4つ目をみていくと、政によって鼓舞され、士気の高まった3万人の蕞の民兵たちは見事に李牧軍を抑え込みます。さらに、麃公軍の残党や飛信隊の活躍もあり、名だたる武将がいない中でも、蕞はなんとかギリギリのところで、数日持ちこたえている状態が続いていました。

そんな状況を李牧も不思議に思います。そのため、蕞には「只者ではない」人物がいると推察。下のセリフのように、政の王としての器の大きさやカリスマ性に気づくこととなりました。

二年前の秦趙同盟の時に呂不韋の傀儡と思っていた。
蕞を不落の城としたのは正に偉大な王の御業であり、傀儡にはできぬ。
しかも、加冠前の十八かそこらの若王が為しえた。
ひょっとすると列国が呂不韋に気を取られて気づかぬうちに秦には恐ろしい王が誕生していたのやもしれぬ―
だとしたらなおさらここで秦をつぶしておかねばならぬ!

ネタバレ⑤楊端和が訪れる

「キングダム」のその後の蕞の戦いをネタバレ、5つ目をみていくと、李牧が最終戦になると認識していた蕞の戦いも6日目を迎えます。しかし、政の鼓舞があっても、民兵の体力はすでに限界に達していました。何もできずに命を落とす者が出る中、戦況は悪化。北壁にてすべての壁のパワーバランスをひたすら整えていた介億にも限界が訪れます。

ここにきて、壁の1つが李牧軍の力を下回り、その結果、蕞の門が開かれ、秦は絶体絶命となります。そこへ楊端和(ようたんわ)が山の民を大勢引き連れて援軍に来ます。この事態はさすがの李牧でも想定外だったようです。この楊端和の援軍により、戦況は秦軍が優勢となりました。

ネタバレ⑥龐煖と信の戦い

「キングダム」のその後の蕞の戦いをネタバレ、6つ目をみていくと、李牧軍は撤退しか選べない状況まで追い込まれます。しかし、そこへ龐煖が現れ、信と対峙します。王騎や麃公を討ち取った龐煖の武の方が信よりも勝っていますが、信はなんとか渾身の一撃で龐煖の矛を弾き飛ばし、一撃を与えることに成功しました。

麃公が最後に龐煖の片腕を折っていたから可能だった一撃ですが、これがきっかけで李牧は全軍撤退を命じます。こうして、合従軍は撤退し、最初に反旗を翻した斉に向かって敗走していきます。そして、少し斉に侵攻し、その後、各国の軍はそれぞれ帰っていきました。

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キングダムの合従軍編(函谷関)はアニメ・漫画の何話?

ここまで「キングダム」の合従軍編の中でも激戦として知られる函谷関の戦いをネタバレでみてきました。次に「キングダム」の合従軍編(函谷関)は、アニメや原作漫画では何話で描かれているのかを紹介していきます。

キングダムの合従軍編(函谷関)はアニメの何話?

「キングダム」の合従軍編(函谷関)はテレビアニメでは第3シーズンで描かれています。多くの見せ場となる戦場が登場し、息もつかせぬ展開が繰り広げられていると、ファンの間でも評判です。

キングダムの合従軍編(函谷関)は原作漫画の何話?

「キングダム」の合従軍編(函谷関)は原作漫画では、コミック25巻収録の262話~33巻収録の354話で描かれています。約2年にわたり、計93話分を費やして描かれた函谷関の戦いは「キングダム」史上屈指の長い戦いとして知られています。

Thumb【キングダム】龐煖(ほうけん)は信との一騎打ちで死亡?敗因や史実での最後は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

キングダムの函谷関に関する感想や評価

ここまで「キングダム」の函谷関の戦いのあらすじをネタバレで紹介してきました。次に「キングダム」の函谷関の戦いに関する感想や評価をみていきます。

こちらは「キングダム」の合従軍編(函谷関)に関するツイートです。「キングダム」の函谷関編での合従軍との戦いがとても好きだという感想となっています。

こちらも「キングダム」の合従軍編(函谷関)に関するツイートです。「キングダム」テレビアニメ3期で函谷関の戦い~蕞攻防戦が描かれ、とても好きなエピソードなのでアニメでも見られて良かったという感想となっています。

こちらも「キングダム」の合従軍編(函谷関)に関するツイートです。「キングダム」の函谷関の戦いで、合従軍に突撃するなど、他の将軍たちができないことを平然とやってしまう、麃公将軍がかっこいいと評価されています。

Thumb【キングダム】李牧の最後は悲惨でかわいそう?処刑された?史実での死因を考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

キングダムの函谷関まとめ

いかがでしたか?「キングダム」作中屈指の長さを誇り、秦国が合従軍を相手に激戦を繰り広げた函谷関の戦いをネタバレで紹介し、秦国と合従軍の配置や戦いの結果、その後の蕞の戦いなどをみてきました。

さらに「キングダム」の合従軍編(函谷関)はアニメや原作漫画ではそれぞれ何話に描かれているのかについても紹介し、テレビアニメでは第3シリーズで、原作漫画では25巻から33巻でそれぞれ描かれたことが分かりました。皆さんもぜひ秦国と合従軍が激戦を繰り広げた「キングダム」の函谷関の戦いに注目してみてください!

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