【攻殻機動隊】アオイ（笑い男）をネタバレ解説！9課に誘われたその後や名言も紹介

本記事では「攻殻機動隊」に登場したアオイ/笑い男の名言・その後をネタバレしながら紹介していきます。その他には、アオイ/笑い男と深い関係がある「セラノゲノミクス社」の情報や、団長の正体などもまとめていきます。

アオイ/笑い男の名言・その後を知る前に、まずは「攻殻機動隊」の基本情報を紹介していきます。攻殻機動隊は1991年に発売された「士郎正宗」の漫画が原作で、1995年に劇場版アニメ「GHOST IN THE SHELL」が放映されています。2002年から2004年にはテレビアニメも制作されており、2013年からは声優・作画を一新した「攻殻機動隊ARISE」という新シリーズがスタートしています。

攻殻機動隊では公安9課と犯罪者の戦いが描かれています。主人公・草薙素子は全身を義体化したサイボーグで、公安9課の現場指揮官を務めています。アニメ「攻殻機動隊」では「笑い男事件」「個別の11人事件」「難民騒動」などのエピソードが描かれており、日本だけでなく世界から高い評価を受けています。

アオイはテレビアニメ「攻殻機動隊」の1期に登場したキャラクターです。作中では公安9課のトグサが授産施設を訪れており、そこでアオイという少年と出会っています。アオイは物静かな性格をしており、キャッチャーミットとボールを持っている姿が描かれています。物語途中にはアオイが「笑い男事件」と深い関わりを持っている事が判明しています。

ここからは「攻殻機動隊」に登場したアオイと「笑い男事件」の関係性を紹介していきます。またアオイと団長が同一人物と言われている理由や、アオイが公安9課に勧誘されたその後などもまとめていきます。攻殻機動隊の「笑い男事件」はファンから面白いと言われているようです。

笑い男事件は「攻殻機動隊」のアニメ1期で描かれたエピソードです。本編が始まる前には、「セラノゲノミクス社の瀬良野社長が誘拐される事件」「マイクロマシンの開発メーカーに対するサイバーテロ」が起こっており、その事件が「笑い男事件」と呼ばれています。正式な名称は「広域重要081号事件」ですが、テレビで「笑っている男のマーク」が広まった事で「笑い男事件」と呼ばれるようになったようです。

公安9課は「笑い男事件」の捜査を行っていませんでしたが、別の事件の捜査を行っていた時に「笑い男事件」との繋がりを見つけています。また笑い男を自称する「ナナオ」という人物は警視総監を粛清しようとしましたが、公安9課の活躍で粛清は防がれ、アジトに踏み込んだ時にナナオは死亡していました。ナナオの死亡で笑い男事件の手掛かりが無くなったため、公安9課は少しずつ笑い男事件の真相を探っていく事になります。

笑い男事件の犯人は「アオイタカシ」という少年です。作中では「電脳硬化症」に対してマイクロマシンでの治療が行われていますが、それよりも以前に「村井ワクチン」というワクチンが完成しています。ですが厚生大臣とセラノゲノミクス社が癒着していたため、村井ワクチンの存在が消されてしまいます。それを知ったアオイは正義を示すためにセラノゲノミクス社の社長を誘拐しています。

公安9課は「村井ワクチン」「厚生大臣とセラノゲノミクス社の癒着」を突き留めましたが、公表を恐れた政府連合与党の幹事長・薬島が自衛隊を使って公安9課を襲撃しています。公安9課はこの戦いに勝利しましたが、真相を知る日本医師会の会長・今来栖尚が射殺されてしまいます。そしてアオイはバトーの前に姿を見せていましたが、バトーの視覚をハッキングして再び姿を眩ませてしまいます。

攻殻機動隊の世界では「人間の電脳化・義体化」が進んでいるため、アオイ/笑い男は視覚をハッキングして「笑い男のマーク」を見せています。現実世界で同じ事を行うのは難しいですが、メディアをハッキングして偽物の映像を見せる事は可能です。また現実世界でも人間にマイクロチップを埋め込んでいるため、いつかは人間の視覚を奪えるようなハッキングが可能になるかもしれません。

攻殻機動隊の作中ではトグサの友人が「インターセプター」を利用されて車の事故を起こしています。現実世界に「インターセプター」は存在していませんが、現実世界では車の自動化が進んでいるため、車のコンピューターをハッキングして事故を起こさせる事は可能と言われています。また攻殻機動隊の世界のように、人間が電脳化・義体化する時代が来るかもしれません。

笑い男事件の5年後には「警視総監殺人未遂事件」という事件が起こっています。笑い男事件を捜査していた山口は警察上層部の不審な動きをトグサに伝えようとしましたが、車を運転中に事故を起こして死亡しています。また山口は死亡する前にトグサに写真を送っており、この写真から警察内で違法の「インターセプター」が使用されている事が判明しています。

攻殻機動隊の作中では「ナナオ」がウイルスを送り込んでおり、ウイルスに感染したSPが警視総監を殺そうとしています。この事件は公安9課の活躍で防ぐ事が出来ましたが、犯人のナナオは何者かに殺害されてしまいます。その後、事件を有耶無耶にするために警察上層部がナナオを殺害した事が分かっています。

セラノゲノミクス社はマイクロマシンメーカーで、「電脳硬化症」はセラノゲノミクス社のマイクロマシンによる治療が行われています。この治療が行われる前には村井博士が「村井ワクチン」を開発していますが、労働省のトップである今来栖尚は村井博士の同期だったため、村井博士に嫉妬してワクチンを不認可にしています。その後、建前として効果が薄いマイクロマシンによる治療が始まったと言われています。

アオイ/笑い男は村井ワクチンの真相を知ったため、セラノゲノミクス社の社長に真実を話して欲しいと頼んでいます。ですが社長がそれを拒んだため、アオイはテレビカメラの前で社長を脅迫する「笑い男事件」を起こしています。その数年後に社長は真実の公表を決意しましたが、アオイとの約束を果たす前に暗殺されてしまいます。

アオイは草薙素子に匹敵するハッキング技術を持っているため、事件が落ち着いた後に荒巻大輔がアオイを公安9課に勧誘しています。ですがアオイはそれを断っており、今まで通り自分の正義を行う事を決めています。その際には草薙素子とアオイが高度な会話を繰り広げていたため、アオイが公安9課に入った場合には名コンビになっていたかもしれません。

公安9課にはイシカワ・ボーマという電脳戦が得意なキャラクターが所属していますが、草薙素子と比べると2人の能力は劣ってしまいます。そのためアオイが公安9課に入っていたら電脳戦で最強の部隊になっていた可能性があります。またアニメ2期では公安9課のシステムがハッキングされていますが、アオイならそれを防げた可能性があります。

攻殻機動隊の作中ではトグサが「授産施設」を訪れていますが、その施設の子供たちが「団長」について話していました。この団長の正体がアオイと明言されてはいませんが、団長はアオイと同様に「ライ麦畑でつかまえての一節」を使用していたため、同一人物という考察がなされているようです。またアオイは天才ハッカーのため、トグサに偽の記憶を埋め込んだ可能性があります。

アオイのその後や団長の正体を知った後は、攻殻機動隊の作中で誕生したアオイ/笑い男の名言を一覧で紹介していきます。攻殻機動隊はセリフ選びのセンスが凄いと言われている作品のため、作中ではアオイの名言も誕生しているようです。

笑い男のマークに書かれている英文を和訳した名言です。元ネタは「ライ麦畑でつかまえて」の一節で、この言葉を聞いた草薙素子は「世の中に不満があるなら自分を変えろ」と言っています。

アオイが今来栖と話していた時に誕生した名言です。今来栖は「お前なら電脳に侵入して乗っ取れるだろ」と言いましたが、アオイは自らの口で真実を公表して欲しいと頼んでいます。

攻殻機動隊のアニメ1期最終話で誕生したアオイの名言です。荒巻課長はアオイを勧誘した時に「9人目のレギュラーにならんか？」と聞いていたため、アオイも野球を例にして返答しています。

アオイのその後や団長の正体を知った後は、「攻殻機動隊」で描かれた「笑い男マーク」を紹介していきます。また「笑い男のモデル」と言われている作品をまとめていきます。

アオイは瀬良野を誘拐した時にメディアに姿を見せており、メディアと周囲の人間の視覚情報をハッキングして「帽子を被って笑っている男のマーク」を表示しています。このマークが世間に広く知られた事でアオイは「笑い男」と呼ばれるようになりました。また若者を中心に人気になったため、ロゴを使用したグッズが作られています。

笑い男は「J・D・サリンジャーの小説」が元ネタのようです。小説の中で「団長と呼ばれる男」が「笑い男」の話をしており、この話の内容は「ヴィクトル・ユーゴー」の小説が元ネタになっているようです。またアオイと草薙素子は小説の一節を使った高度な会話を行っています。

アオイのその後や団長の正体を知った後は、アニメ「攻殻機動隊」でアオイの声を演じた声優を紹介していきます。声優のプロフィール・経歴や、過去に出演した作品をまとめていきます。アオイの声はアニメ「攻殻機動隊」で他のキャラクターも演じているようです。

アニメ「攻殻機動隊」でアオイの声を演じたのは声優の山寺宏一です。山寺宏一は宮城県出身で、1985年から声優活動を行っている人物です。俳優・声優の啓発本を読んで役者に興味を抱いており、声優を目指して養成所に入所したようです。2021年11月時点の所属事務所は「アクロスエンタテインメント」で、ファンからは「やまちゃん」という愛称で呼ばれています。

声優・山寺宏一はアニメ「攻殻機動隊」で「トグサ」というキャラクターも演じています。トグサは公安9課のメンバーで、草薙素子が失踪した後には隊長に任命されています。強い正義感を持っており、他のメンバーとは違ってほとんど電脳化・義体化を行っていません。また拳銃に拘りを持っているため、普段からマテバ社製のリボルバーを携帯しています。

声優・山寺宏一はその他にも、「らんま1/2」「蒼天の拳」「カウボーイビバップ」「新世紀エヴァンゲリオン」などの作品でキャラクターの声を演じています。高い演技力・広域の声を持つため、同業者・ファンから「七色の声を持つ男」と呼ばれています。またタレントとして様々なバラエティー番組で司会を務めていました。

アオイと団長の関係性や、声を演じた声優を知った後は、「攻殻機動隊」に関する視聴者の感想を紹介していきます。本記事で紹介したアオイや笑い男事件に関する感想などもまとめていきます。攻殻機動隊は長年人気がある作品のため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。

攻殻機動隊の「笑い男事件」は名作と言われているため、ファンから面白いという感想が多く挙がっているようです。また攻殻機動隊の世界はクズな人間が多いという感想も挙がっているようです。

本記事で紹介したように、アオイは荒巻課長の勧誘を断っています。このアオイの選択が攻殻機動隊らしい終わり方で良かったという感想が挙がっているようです。

前述したように、攻殻機動隊の「笑い男事件」は人気エピソードのため、リメイクアニメを制作して欲しいという感想が挙がっているようです。また攻殻機動隊はシリーズ毎にストーリー・キャラクター設定が違うため、テレビアニメ版の続きが見たいという感想も挙がっているようです。

本記事では「攻殻機動隊」に登場したアオイの名言・声優・その後や、団長の正体を紹介していきましたがいかがだったでしょうか？攻殻機動隊は面白いエピソードが多いですが、アオイが登場した「笑い男事件」は特に人気があるエピソードのようです。そんな本作を見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい。