【呪術廻戦】伏黒恵の名言一覧！「不平等に人を助ける」などかっこいい名セリフを紹介

伏黒恵は『呪術廻戦』に登場する主要キャラクターの1人。主人公の虎杖悠仁が初めて邂逅した呪術師です。ここでは、そんな伏黒恵のかっこいい名言・名セリフを一覧で紹介。また、伏黒恵のバトルシーンについてやかっこいい魅力、アニメ『呪術廻戦』で伏黒恵の声を担当した声優についても触れていきます。

名言・名セリフなどを見れば、伏黒恵がどんなキャラクターでどんな魅力を持っているのかがわかるでしょう。伏黒恵について詳しく見ていく前に、まずは『呪術廻戦』の基本情報から押さえておきましょう。

漫画家・芥見下々が世に送り出した漫画作品『呪術廻戦』。この作品は、2018年から『週刊少年ジャンプ』で連載開始となりました。2021年10月現在、絶賛連載中。既刊は17巻となっています。ファンの間で使われている略称は「呪術」。本編は『呪術廻戦』ですが、その前日譚として『東京都立呪術高等専門学校』という作品があり、単行本0巻として発売されています。2020年3月にテレビアニメ化され、話題となりました。

2021年12月には、本編の前日譚である0巻を原作とした『劇場版 呪術廻戦0』が全国映画館で公開予定となっています。海外でも人気となっており、200以上の国・地域から約1500万人のファンが投票したアニメアワードで、大賞の「アニメ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。そんな世界規模の人気から、今後のさらなるメディア展開に注目が集まっている作品です。

ひょんなことから特級呪物「両面宿儺の指」を食べ、その身に宿る危険性から処刑対象となった高校生の虎杖悠仁。彼の処刑には執行猶予がつけられました。全部で20本ある宿儺の指を取り込み、内に宿る宿儺もろとも死ぬことになったのです。全ての指を取り込む日まで、虎杖は人間の負の感情から生まれる呪霊と戦う呪術師として生きることになり、呪術師を養成する学校・呪術高等専門学校に通うことになります。

伏黒恵は『呪術廻戦』の主要キャラクターの1人。物語の主人公・虎杖悠仁の同級生です。12月22日生まれで、年齢は15歳。身長は約175センチで、まだ伸び続けているようです。出身地は埼玉県。趣味は実話系の本を読むこと。好きな食べ物は生姜に合うもので、嫌いな食べ物はパプリカと甘いおかず全般だそうです。等級は二級呪術師で、呪術高専東京校に通う1年生の中では唯一単独で任務に出ることを許可されています。

彼は呪術界で強大な発言力を持つ3つの名家「御三家」の1つである禪院家の血を引いています。禪院家の出身であった父親が家を出奔して外で作ったのが伏黒でした。伏黒は禪院家の相伝術式を受け継いでおり、そのため将来有望な呪術師だと見込まれています。容姿はあまり動かないクールな表情とツンツンした髪型が特徴的。性格は静かで真面目。周囲に対して素っ気ない態度を取りがちですが、認めた者には情が厚く仲間思いです。

影を媒体とした式神と連携しながら戦うのが基本的なスタイル。この戦い方は、禪院家の相伝術式の1つ「十種影法術（とくさのかげぼうじゅつ）」を受け継いでいるからできることです。よく使用する式神は玉犬。また伏黒は完成度はまだまだ未熟ながらも、一部の者しか使えない「領域展開」を使うことができます。そのことからも、彼がセンスのある優れた呪術師であることがわかります。

「俺は不平等に…」など、伏黒恵のかっこいい名言や名セリフ一覧その1。特級呪物「両面宿儺の指」を回収するため仙台にやってきた伏黒。彼はそこで虎杖悠仁に出会い、ともに呪霊が蠢く夜の学校へと向かいます。伏黒は呪霊との戦いで重傷を負い、絶体絶命のピンチに陥ります。それを救ったのは虎杖でした。伏黒と違って一般人である虎杖に呪霊を倒す力はありません。そこで虎杖は「両面宿儺の指」を食べ、戦う力を得たのです。

それは、呪いの王・両面宿儺の受肉を意味していました。幸い、虎杖は宿儺を抑え込むことができ、またその場に特級呪術師の五条悟が到着。宿儺が暴れ回って犠牲者が出るという最悪の事態は免れます。五条は伏黒に対し、虎杖をどうするべきか訊ねました。

たとえ虎杖が宿儺を制御できる人間であったとしても、呪術規定に則れば処刑対象です。しかし伏黒は規定に背いてでも虎杖を助けたいと思っていました。損得や決まり事ではなく、自分の良心に従った伏黒の決意のこもった一言でした。以上、「俺は不平等に…」など、伏黒恵のかっこいい名言や名セリフ一覧その1でした。

「俺は不平等に…」など、伏黒恵のかっこいい名言や名セリフ一覧その2。危機を脱するために宿儺に体の主導権を渡し、表になかなか戻ってこれない虎杖。その間に宿儺は虎杖の心臓を抜き取り、虎杖の体を人質に取りました。虎杖を助けるため、伏黒は宿儺に向かっていきます。宿儺と向き合いながら、伏黒は自分が虎杖のために命を懸けている理由について思いを巡らせました。

伏黒には津美紀という義理の姉がいました。彼女は疑う余地のない善人でしたが、呪われて意識不明の状態になっています。一方、子どものことを顧みなかった伏黒の父は、今もどこかでのうのうと生きています。因果応報は全自動ではなく、人間には不平等な現実が平等に与えられている。それが伏黒の考え方でした。

不平等な現実の中でなるべく多くの善人が平等を享受できるようにするには、例えば善人と悪人がいたら善人を優先して助けるといったような不平等が必要です。だからこそ、伏黒は自分が善人だと思っている虎杖を命懸けで助けようとしていたのです。伏黒の哲学がわかる名言・名セリフでした。以上、「俺は不平等に…」など、伏黒恵のかっこいい名言や名セリフ一覧その2でした。

「俺は不平等に…」など、伏黒恵のかっこいい名言や名セリフ一覧その3。心臓を抜き取られた虎杖を救うため、宿儺と戦っていた伏黒。そんな伏黒の前で、虎杖は宿儺から体の主導権を取り戻します。しかし、心臓を抜かれた状態で元に戻ることは、死を意味していました。虎杖は伏黒を救うため、死を覚悟で体を取り戻したのです。そんな虎杖に対し、伏黒は最初に出会ったときに虎杖を助けた理由を語りました。

損得だとか、こうするべきだとかいう考えは、あのとき伏黒にはありませんでした。虎杖を助けたのは「善人が死ぬのを見たくなかった」という伏黒個人の感情です。人を救うことを使命とする正義の味方なら、自分の感情で助ける助けないを決めるのは悪いことかもしれません。

しかし、伏黒は呪術師です。だから感情で人助けするかどうか決めるし、その感情で虎杖を救ったことに後悔はない。伏黒の思いがわかる一言でした。以上、「俺は不平等に…」など、伏黒恵のかっこいい名言や名セリフ一覧その3でした。

「俺は不平等に…」など、伏黒恵のかっこいい名言や名セリフ一覧その4。京都姉妹校交流会にて、伏黒が京都校の3年生・加茂憲紀と戦った際に発言した名言・名セリフ。加茂は虎杖を殺すつもりでした。加茂は伏黒のことを自分と同類だと思っており、その判断を理解できるはずだと言います。しかし、それは全くの間違いでした。加茂は御三家の1つである加茂家の人間としてどうするべきかと考え判断しています。

伏黒は同じく御三家の1つである禪院家の血を引いていますが、そのことは彼の判断基準に関係しません。伏黒は常に自分の良心に従って行動しています。伏黒の良心が虎杖のような善人を助けたいと訴えており、虎杖を殺すべきだと考える加茂の考えは伏黒を否定するものでした。否定された以上は戦うという、伏黒の強い意思が表れています。以上、「俺は不平等に…」など、伏黒恵のかっこいい名言や名セリフ一覧その4でした。

「俺は不平等に…」など、伏黒恵のかっこいい名言や名セリフ一覧その5。以前、伏黒と虎杖はそれぞれの意見が異なっていることを認識し合いました。どんな人間でも「間違った死」から救いたい虎杖と、不平等に人を助ける伏黒。2人の考えはどちらも正しいと言え、どちらも間違っていると言えます。正解や不正解のない自分の理想・我を通すためには、強さが必要だと伏黒は感じていました。

そして現状、虎杖は着々と強くなっており自分の我を通せる可能性が広がりつつあります。そんな虎杖を前に、自分も自分の我を通せるほど強くなってみせるという決意を、伏黒は見せました。伏黒と虎杖、2人の互いを高め合う関係性が現れた名言・名セリフです。以上、「俺は不平等に…」など、伏黒恵のかっこいい名言や名セリフ一覧その5でした。

「俺は不平等に…」など、伏黒恵のかっこいい名言や名セリフ一覧その6。渋谷事変にて、伏黒はサイドテールが特徴的な呪詛師・重面春太と対峙していました。重傷を負った伏黒はそこで切り札を使います。伏黒は十種影法術で式神を使って戦うのですが、最初に与えられる2匹の玉犬以外の式神は調伏することで扱っています。強い式神を調伏すればするほど、戦力になるのです。

調伏は複数人でもできるのですが、複数人で調伏するとその調伏は後に無効化されます。一見、それは意味のない調伏に見えますが、実は戦闘においてある効果があります。それは、超強力な式神を呼び出してその調伏の儀式に相手を強制的に巻き込むことができるということ。

喚び出された式神は、当然調伏されまいと暴れます。伏黒はこれを狙ったのです。しかし、この一手を使うと伏黒は死ぬことになります。呼び出した「八握剣異戒神将魔虚羅」からの攻撃を受ける間際に伏黒が敵に言い残したのがこのセリフでした。以上、「俺は不平等に…」など、伏黒恵のかっこいい名言や名セリフ一覧その6でした。

八握剣異戒神将魔虚羅の召喚は、召喚に相手を巻き込むことで自身と敵を魔虚羅に倒させるという技。いわば、自分の命と引き換えにどんな強敵も倒せる必殺技です。伏黒は何度か八握剣異戒神将魔虚羅の召喚を行おうとしていました。最初に登場したのは、宿儺が虎杖を人質に取ったときのことです。

両面宿儺という強力な敵を前に奥の手を使わざるを得ないと判断した伏黒は、構えて「布瑠部由良由良」という祓詞を唱えました。これが八握剣異戒神将魔虚羅の召喚の手順なのです。しかし、このときは虎杖が自力で宿儺を抑え込み体の主導権を取り戻したため、中断されています。

領域展開とは、一部の呪術師しか使えない呪術戦の極致。術式を付与した生得領域、つまりは自身の心の中を呪力で周囲に構築する技術のことです。伏黒もこの極致に達しようとしていました。伏黒が初めて領域展開を見せたのは、鯉ノ口渓谷八十八橋に任務で赴いたときのこと。

現れた特級呪霊と戦うため、彼は初めて領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」を使用しました。これによって形勢は逆転しましたが、このときの領域展開はまだまだ不完全。しかし、ある程度の形が作れただけでもすごいことです。伏黒が成長して領域展開が完璧なものになったらどうなるのか、と多くのファンが期待しました。

伏黒が2度目の領域展開を行ったのは、渋谷事変のときです。特級呪霊・陀艮が展開した領域内に侵入するため、伏黒は「嵌合暗翳庭」を使用しました。そのとき、すでに陀艮と禪院直毘人・七海健人・禪院真希ら呪術師が戦っており、術師たち3人は苦戦を強いられていたのですが、伏黒が現れたことによって戦況が一変。伏黒は3人の危機を救うことができたのです。

伏黒恵のかっこいい魅力その1、容姿。伏黒は非常に整った顔をしており、ファンの間でもその人気は上位です。整った容姿のイケメンと言えば『呪術廻戦』では五条悟の名前がよく上がりますが、伏黒も負けてはいません。

クールな性格と黒髪という、昔から女性に人気のあるタイプの正統派イケメンです。無表情でいることが多いですが、だからこそ時折見ることができる微笑みや、戦闘時のちょっとハイになった顔などの破壊力が高い様子。『呪術廻戦』のキャラクターの中で一番伏黒の容姿が好みであるという人は多いです。

伏黒恵のかっこいい魅力その2、好みの女性のタイプ。京都姉妹校交流会が始まる直前のことです。東京校に京都校の東堂葵と禪院真衣が現れ、東京校メンバーにちょっかいをかけていくという事件がありました。その際、伏黒は東堂に絡まれ好みの女性のタイプを訊かれました。その問いかけに対して伏黒は「その人に揺るがない人間性があればそれ以上は何も求めません」と答えています。

その際、伏黒の脳裏に浮かんでいたのは義理の姉・津美紀でした。津美紀が揺るがない人間性の持ち主であり、伏黒は姉のそんなところを好ましく思っていたため、強いて言うならとタイプとして挙げたのかもしれません。伏黒のこの答えは、同級生の釘崎野薔薇や京都校の禪院真衣からは高評価でした。しかし、女性陣にとっては優等生な答えでしたが、男の東堂にとってはつまらない答えだったらしく、このあと攻撃されています。

伏黒恵のかっこいい魅力その3、恋バナに食いつく。虎杖に想いを寄せる少女・小沢優子が登場したときのことです。虎杖の元同級生である小沢は、虎杖と一緒にいた釘崎に声をかけ、その流れで小沢・釘崎・伏黒の3人が虎杖の恋愛事情について話し合うというシーンがありました。この際、伏黒は意外なほどノリノリで女子たちの恋バナに食いついています。

当初、ファンの間では「伏黒は意外と恋バナ好き」だと思われていましたが、作者によると実際は違う様子。伏黒は人の恋愛事情に興味を持つタイプというわけではなく、ただ自分の持っている情報から現状虎杖は恋愛をしていないと認識していたので、彼女たちとの会話で自分の認識が合っているかどうかの答え合わせをしている感覚だったようです。そんな普通の男子高校生とは少しズレたところも伏黒らしいと好評です。

伏黒恵のかっこいい魅力その4、友達思い。クールで素っ気なく見える伏黒ですが、実はとても仲間思いな人間です。彼は自分の役割を正しく認識し、仲間のためにどう動けばいいかを考えて行動に移すことができます。仲間を助けるためならば、自分の命を捨てる選択も厭いません。素っ気ない態度を取りながら実は仲間に対して献身的である伏黒の性格は、かっこいいと多くの人から好評です。

アニメ『呪術廻戦』で伏黒恵の声を担当したのは、声優・歌手の内田雄馬です。内田雄馬は1992年9月21日生まれで、血液型はA型。東京都出身で、所属事務所はアイムエンタープライズです。人気女性声優・内田真礼は、彼の実の姉です。内田雄馬は17歳の頃に声優になることを本格的に考え始め、日本ナレーション演技研究所に入学しました。声優デビューをしたのは、養成所に在籍していた2012年のことです。

養成所を卒業後、2013年に現事務所所属となりました。2014年にはテレビアニメで初主演を果たし、2017年には第11回声優アワードで新人男優賞を受賞。2019年には第13回声優アワードで主演男優賞を受賞しています。また声優としての活動だけでなく、2018年からKING AMUSEMENT CREATIVEに所属して歌手デビューも果たしています。仲が良い声優は、『ハイキュー!!』の影山飛雄役などで知られる石川界人だそうです。

アニメ『呪術廻戦』で伏黒恵の声を担当した声優・内田雄馬の主な出演作品は『うたの☆プリンスさまっ♪』（鳳瑛二）、『マクロスΔ』（ハヤテ・インメルマン）、『弱虫ペダル』（新開悠人）、『ダイヤのA』（奥村光舟）、『BANANA FISH』（アッシュ・リンクス）、『抱かれたい男1位に脅されています。』（成宮涼）、『フルーツバスケット』（草摩夾）、『ギヴン』（上ノ山立夏）、『KING OF PRISM』（涼野ユウ）などです。

また声優の内田雄馬は『アイドルマスターSideM』（桜庭薫）、『アイ★チュウ』（赤羽根双海）、『バンドやろうぜ！』（来栖真琴）、『スタンドマイヒーローズ』（大谷羽鳥）、『あんさんぶるスターズ』（漣ジュン）、『囚われのパルマ』（アオイ）、『ワールドエンドヒーローズ』（伊勢崎敬）などのゲーム作品、『ブレイク・ビーターズ』（アレックス』、『モーリス』（アレック）などの映画吹き替えでも活躍しています。

中学時代、実は荒れていてよく喧嘩をしていた伏黒。クールな様子からは想像できなかった過去に衝撃を受けたファンは多かったようです。しかしそのギャップが魅力となり、さらに多くの人を虜にしました。

伏黒恵の声を担当している声優の内田雄馬は、明るくて元気いっぱいな人物。伏黒とは正反対の性格の持ち主です。しかしアニメ『呪術廻戦』では、伏黒のクールさを見事に声で表現していました。

八十八橋編は伏黒の過去を垣間見ることができたり、伏黒1回目の領域展開を見ることができたりするエピソードです。伏黒の魅力が詰まっていますので、伏黒に惹かれている人は必見です。

『呪術廻戦』に登場するキャラクター・伏黒恵のかっこいい名言・名セリフや数々の魅力、アニメでの担当声優などについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？名言・名セリフを見てみると、伏黒が独自のポリシーを持って生きている人間であることがわかります。

そんなブレない芯の強さと、クールだけど仲間思いな面が伏黒の大きな魅力です。伏黒恵というキャラクターに興味を持った人は、ぜひ漫画・アニメ『呪術廻戦』で彼の活躍をチェックしてみてください。