【蜘蛛ですが、なにか？】ユリウスは人族最強の勇者！強さや死亡シーンもネタバレ

蜘蛛ですが、なにか？の作中で人族最強の勇者として登場するユリウス。蜘蛛ですが、なにか？に登場するユリウスはアナレイト王国の第2王子にあたるキャラクターであり、シュンやスーの兄という立場にあります。その強さは作中でトップクラスとなっているものの、人魔大戦で白の腐蝕攻撃によって死亡してしまいました。本記事ではそんな勇者のユリウスについて強さや過去、白によって殺された死亡シーンなどをご紹介していきます。

では勇者・ユリウスの強さや過去、白に殺された死亡シーンなどをご紹介する前に、ユリウスが登場する蜘蛛ですが、なにか？の作品情報について簡単に見ていきましょう。ユリウスが登場する蜘蛛ですが、なにか？とは馬場翁が描くWEB小説投稿サイト｢小説家になろう｣原作のライトノベル作品です。蜘蛛ですが、なにか？は蜘蛛の魔物になって異世界に転生した主人公の活躍を描いた作品であり、元々2015年の12月に書籍化されました。

本作は書籍化と同時にWEBコミックサイト｢ヤングエースUP｣で漫画化も行われ、2021年9月現在までにスピンオフ漫画やテレビアニメなどのメディアン展開が行われています。2021年9月現在も蜘蛛ですが、なにか？の原作小説は続いており、2021年9月時点で合計14巻の単行本が刊行されています。その人気は累計発行部数400万部を記録するほど非常に高く、2018年には｢このライトノベルがすごい！｣の2位にランクインしました。

蜘蛛ですが、なにか？の舞台となる異世界では勇者と魔王による戦いが続いていました。そんなある日、勇者と魔王が放った攻撃が次元の壁を破り、日本のとある高校で炸裂してしまいます。これにより高校の生徒や先生は全員死亡し、魂が異世界で転生します。主人公の｢私｣も勇者と魔王の攻撃で死亡し、異世界に転生してしまいました。しかし｢私｣は姿が蜘蛛の魔物となっており、突然異世界でサバイバル生活を強いられるのでした。

本記事で強さや過去、白に殺された死亡シーンなどをご紹介するユリウスとは蜘蛛ですが、なにか？に登場するキャラクターの1人です。蜘蛛ですが、なにか？に登場するユリウスは魔王と戦う勇者のキャラクターであり、青い髪の毛と青い瞳が特徴となっています。ユリウスは本名を｢ユリウス・ザガン・アナレイト｣といい、アナレイト王国の第2王子という立場にあります。そのためシュンやスーにとってユリウスは兄にあたります。

ユリウスの性格は温厚で正義感が非常に強く、自己犠牲を厭いません。またユリウスは無闇に殺傷を行わない慈悲の精神と強い覚悟も持っており、弟のシュンから大いに信頼されています。そんなユリウスは作中で聖女・ヤーナや盾のハイリンス、冒険者・ジスカンや盗賊・ホーキンといった面々とパーティーを組んで行動しています。しかしユリウスは人魔大戦でパーティーの仲間達を失い、自分も白に殺されて死亡することになりました。

ではここからは蜘蛛ですが、なにか？に登場する勇者・ユリウスの強さについてご紹介していきます。上述でご紹介した通り、蜘蛛ですが、なにか？に登場するユリウスは｢勇者｣の称号を持ったキャラクターです。蜘蛛ですが、なにか？の世界で勇者は唯一無二の存在であり、人類の守護者が大きな役割となっています。｢勇者｣という称号はステータスを全て向上させる補正がかかっており、魔王と戦うことで魔王の力を上回ることが出来ます。

そのため勇者は魔王の対となる存在とされています。そんな｢勇者｣の称号を持つユリウスは剣の腕前が非常に高く、ロナントの修行で光魔法も使えます。なのでユリウスは人族で最強の強さを持つ存在となっています。しかしユリウスは｢勇者｣の称号を持っているだけの人族なので、災害級の魔物に大きく劣っています。この弱点を補うためにユリウスはパーティーで協力し合っているのですが、人魔大戦で全滅してしまうことになりました。

｢勇者｣の称号を持つ蜘蛛ですが、なにか？のユリウス。｢勇者｣の称号は天の声で世代ごとに決められるものであり、選ばれた者しかなれません。ユリウスは6歳の時に天に選ばれ、勇者となりました。勇者となった者は｢勇者剣｣を使う資格が与えられます。｢勇者剣｣とはその名の通り勇者の剣であり、数百年に一度神さえ倒すことが出来る能力を持っています。ユリウスはそんな｢勇者剣｣を持ってるものの、一度も使うことなく死亡しました。

ではここからは蜘蛛ですが、なにか？に登場する勇者・ユリウスの活躍と死亡シーンについてまとめてご紹介していきます。蜘蛛ですが、なにか？の舞台となる異世界はしばらくの間、勇者と魔王の戦いが起こっていませんでした。しかしある日、魔族の王である魔王が人族に対して戦争を宣言し、｢人魔大戦｣が勃発してしまいます。人族で最強の強さを持ったユリウスはパーティーの仲間と共に、この人魔大戦に参戦することになりました。

しかし人族と魔族の戦いは長い期間行われていなかったため、人々の多くが戦いの未経験者でした。もちろん勇者のユリウスも先代から｢勇者｣の称号を引き継いだ後、一度も大きな戦いを経験していませんでした。一方長命の魔族は先の大戦を知っています。そのため人魔大戦に臨むユリウスは大きな不安を抱いていました。しかし自己犠牲の精神と強い正義感を持つユリウスは心の中の不安を押し殺し、人魔大戦の戦場に立つのでした。

人族と魔族の大戦｢人魔大戦｣に人族最強の勇者として参戦したユリウス。人族に敵対している魔族は合計10個の軍団に分かれており、それぞれ軍団長なる者が率いていました。その中で魔族軍の第7軍を率いている団長のブロウは勇者のユリウスに立ち向かいます。実はこれは白こと魔族軍第10軍団長・白織が命じたことでした。上述でご紹介した通りユリウスは｢勇者｣の称号を持っているため、魔王と戦えばほぼ百%ユリウスが勝ちます。

それを予想した白織は魔族軍第7軍団長のブロウに命じ、ユリウスを排除しようとしたのです。ブロウは軍団長を務めるほど強力な強さを持った魔族です。そのためユリウスは本気を出し、｢聖光｣の力でブロウにダメージを与え続けます。当初ブロウは回復魔王によって無敵の状態でした。しかしブロウはユリウスの度重なる攻撃で回復魔法が効かなくなります。そしてブロウは白の名前を残し、ユリウスの前で死亡することになるのでした。

｢聖光｣の力により、魔族軍第7軍団長のブロウを倒したユリウス。その後ユリウスは魔族軍第1軍団長のアーグナー・ライセップを倒し、一気に進撃を開始します。これに魔族軍はクイーンタラクテトという魔物の頂点に立つ神話級の魔物を召喚し、ユリウスの勇者パーティーに当たらせます。クイーンタラテクトは神話級の魔物であることから人族には対応出来ない強さを持っており、ユリウス以外の勇者パーティーが全滅してしまいます。

仲間を殺されたユリウスは魔王との戦いのために｢勇者剣｣を温存し、ハイリンスや兵士と共にクイーンタラテクトに立ち向かいます。そしてユリウスは｢聖光線｣の魔法と炸裂剣でクイーンタラテクトに勝利を飾りました。するとその瞬間、ユリウスの前に魔族軍第10軍団長の白こと白織が現れます。姿を見せた白織は腐蝕魔法をユリウスに放ちます。この白織の腐蝕魔法を受けたユリウスは倒れ、呆気なく死亡してしまうことになりました。

クイーンタラテクト戦の勝利の後、白織の腐蝕魔法で死亡してしまったユリウス。このユリウスの死を受けたハイリンスは自身の無力を恥じ、シュレインことシュンに土下座をして謝ります。そして土下座をしたハイリンスはユリウスが持っていた不死鳥の羽をシュンに手渡しました。この不死鳥の羽は一時的に不死になれるアイテムです。実はユリウスはパーティーで盾役を担うハイリンスを心配し、彼に不死鳥の羽を手渡していたのでした。

シュンへ不死鳥の羽を手渡したハイリンスはユリウスの死体の前に立った時、ある物を持ち帰っていました。過去にユリウスの母はクイーンタラテクトの糸で編んだ首巻をユリウスへ渡していました。過去に母が編んだ首巻は腐蝕魔法の効果を受けておらず、ユリウスの首元に残ったままでした。ユリウスと母の過去を知るハイリンスはユリウスの死体から首巻を持ち帰ります。そしてハイリンスは首巻を持ち、シュンの下へ駆けつけました。

ではここからは蜘蛛ですが、なにか？に登場する勇者・ユリウスの過去についてご紹介していきます。上述でご紹介した通り、ユリウスは6歳の時に天の声で勇者となりました。しかしユリウスは国の道具として扱われる日々を送ることになりました。そんな中、ユリウスは｢ザトナの悲劇｣に遭遇し、勇者としての覚悟が芽生え始めます。しかしユリウスは｢ザトナの悲劇｣を目撃した過去により、蜘蛛を非常に毛嫌いすることになりました。

｢ザトナの悲劇｣の後、ユリウスは｢ケレン防衛戦｣に巻き込まれ、ロナントと出会います。この時ユリウスはロナントに認められ、彼の弟子となりました。ユリウスはロナントの過酷な修行を乗り越え、魔法を会得します。しかしロナントはユリウスに大きな怪我を負わせてしまい、師匠と弟子の関係が終わってしまいました。

ロナントの修行で魔法を会得したユリウスは修練に励み、11歳の時に人身売買討伐軍の指揮官に選ばれます。これは｢勇者｣の称号を利用したものであり、誰もユリウスを指揮官として扱おうとしませんでした。しかしユリウスは副官のティーバに正義感と実力を認められたことがきっかけとなって本当の指揮官になります。その後指揮官となったユリウスは人身売買の組織を2年間討伐し続け、勇者パーティーを結成することになりました。

人身売買の組織を討伐し、勇者パーティーを結成したユリウスは本格的に魔物の退治を始めます。ユリウスは不死鳥や｢悪夢の残滓｣などの討伐戦で功績を挙げ、一躍英雄となりました。そしてユリウスは7年後、アナレイト王国の隠し部屋で最強の武器｢勇者の剣｣を手に入れます。しかしその後人魔大戦が勃発し、勇者のユリウスはパーティーと共に無残な最後を遂げることになってしまうのでした。

アニメ蜘蛛ですが、なにか？でユリウスを演じたのは日本の男性声優である榎木淳弥です。ユリウスを演じた榎木淳弥とは2012年にテレビアニメデビューした声優であり、2021年9月現在アトミックモンキーに所属しながら活動しています。過去に榎木淳弥は｢天元突破グレンラガン｣を見て声優を志したらしく、2014年頃に名前が知られるようになりました。その後榎木淳弥は2021年9月現在までに多数のアニメ作品に出演してます。

• 2014年のアニメ｢カードファイト！！ヴァンガードG｣：綺場シオン役
• 2016年のアニメ｢宇宙パトロールルル子｣：AΩ・ノヴァ役
• 2018年のアニメ｢ジョジョの奇妙な冒険黄金の嵐｣：パンナコッタ・フーゴ役
• 2019年のアニメ｢この音とまれ！｣：倉田武蔵役
• 2020年のアニメ｢呪術廻戦｣：虎杖悠仁役
• 2015年のゲーム｢アイドルマスターSideMシリーズ｣：舞田類役
• 2015年のゲーム｢刀剣乱舞シリーズ｣：堀川国広役

蜘蛛ですが、なにか？に登場するユリウスに関する感想ではユリウスがイケメンだといった感想が多く寄せられていました。蜘蛛ですが、なにか？に登場するユリウスはさすが勇者といっていいほど非常にかっこいい容姿を持ったキャラクターです。これに加えてユリウスは人族で最強の強さを持っています。そのためユリウスは蜘蛛ですが、なにか？ファンに非常に高い人気を博しています。

蜘蛛ですが、なにか？に登場するユリウスに関する感想ではユリウスのアニメの登場に歓喜する感想も多く寄せられていました。上述の感想でご紹介した通り、勇者・ユリウスは蜘蛛ですが、なにか？ファンに高い人気を博しているキャラクターです。この人気からユリウスは蜘蛛ですが、なにか？のアニメで登場した際、多数のファンを喜ばせました。

蜘蛛ですが、なにか？に登場するユリウスに関する感想ではユリウスを殺した白に注目する感想も多く見受けられました。蜘蛛ですが、なにか？の作中でユリウスを殺したのは白織という真っ白な少女です。実は白織の正体は神に進化した主人公｢私｣です。作中で主人公は古代遺跡にあった膨大なエネルギーを取り込み、神へと進化します。その時主人公は最上級神｢D｣に｢白織｣という名前を貰い、｢白｣と呼ばれることになりました。

本記事では蜘蛛ですが、なにか？に登場する勇者・ユリウスについて強さや過去、死亡シーンなどをご紹介しました。勇者のユリウスは人魔大戦で白に殺され、呆気なく死亡してしまいます。しかしユリウスの死は白の正体である主人公の秘密に大きく関わっており、非常に重要なエピソードとなっています。なのでユリウスの死亡シーンまでしか見ていない方は是非一度それ以降のストーリーもチェックしてみて下さい。