蜘蛛ですが、なにか?の原作小説のネタバレあらすじ!登場キャラや作品の魅力は?

「蜘蛛ですが、なにか?」は小説家になろうで連載されていた馬場翁の小説で、2015年にカドカワBOOKSより小説の単行本が発売、翌年にはかかし朝浩によってコミカライズされ、また2018年7月にはアニメ化も発表されました。ここではそんな今大変話題の「蜘蛛ですが、なにか?」について、原作小説のあらすじや魅力、登場キャラや読者の感想なども含めネタバレ紹介していきます。

蜘蛛ですが、なにか?の原作小説のネタバレあらすじ!登場キャラや作品の魅力は?のイメージ

目次

  1. 蜘蛛ですが、なにか?のあらすじをネタバレ!原作小説の登場キャラや感想は?
  2. 蜘蛛ですが、なにか?とは?
  3. 蜘蛛ですが、なにか?のあらすじをネタバレ解説〜原作小説〜
  4. 蜘蛛ですが、なにか?の登場キャラを紹介!
  5. 蜘蛛ですが、なにか?の魅力3選!
  6. 蜘蛛ですが、なにか?の原作小説を読んだ人の感想・評価は?
  7. 蜘蛛ですが、なにか?がアニメ化!声優・スタッフ一覧
  8. 蜘蛛ですが、なにか?の原作小説まとめ

蜘蛛ですが、なにか?のあらすじをネタバレ!原作小説の登場キャラや感想は?

今年7月にアニメ化が発表された「蜘蛛ですが、なにか?」という小説をご存知でしょうか?異世界転生ものにしては珍しく、転生先が世界でも最弱レベルの蜘蛛の魔物という斬新な設定に加え、読み進めるうちに世界の謎の全容が明らかになっていく謎解きの要素も絡み、ネット上で大きな話題となっています。ここではそんな「蜘蛛ですが、なにか?」のあらすじや魅力など、ネタバレをしつつ紹介していきます。

蜘蛛ですが、なにか?とは?

「蜘蛛ですが、なにか?」とは馬場翁のweb小説を元に、2015年12月にカドカワBOOKSより単行本化された異世界ファンタジーです。主人公の「私」を含むクラスメイト全員教室から異世界へ転生させられ、「私」を含む魔物サイドと「シュン(S)」を中心とする人間サイドの視点が交互に入れ替わり、一見無関係に進行している二つの物語が実は密接に関係し合っていることが判明してくる、という構成で話が進みます。

いわゆる「異世界転生モノ」であり、「蜘蛛ですが、なにか?」以前に同じく「小説家になろう」にて連載されていた「転生したらスライムだった件」を作者が愛読していたこともあり、その影響を強く受けていると言われています。また当時「小説家になろう」で流行していたお約束事を意図的に外す手法を取っていて、それもまた当時は斬新なやり方として評価されていました。

小説が単行本化した翌年の2016年7月にはかかし朝浩によるweb漫画も単行本化されていますし、2016年2月からはテレビCM、公式PVとラジオドラマが公開され、徐々にその知名度を広げていきます。2017年版「このライトノベルがすごい!」ではノベルズ部門第3位、2018年版では2位を獲得しており、シリーズ累計発行部数は120万部を超えています。

尚、web版と書籍版の基本設定は同じですが、細かい部分で違いがあり、展開も多少変わっています。またコミカライズ版では書籍版に準拠しているものの、小説のように魔物サイド、人間サイドと交互に話が展開するのではなく、ほぼ魔物サイド(主人公である「私」視点)でのみ話が進んでいきます。今回は特にこの「蜘蛛ですが、なにか?」の原作である小説版を中心に、あらすじなどネタバレ紹介していきます。

蜘蛛ですが、なにか?のあらすじをネタバレ解説〜原作小説〜

女子高生が蜘蛛として異世界に転生する!「蜘蛛ですが、なにか?」原作小説第1巻のあらすじをネタバレ!

スキルやステータスといったシステムに支配されている異世界を舞台に、勇者の代表する人族と魔王が代表する魔族が長い年月の間争いを続けていました。そんなさなか、勇者と魔王がお互いを倒すために放った必殺の魔法の余波が次元を超えて、日本のとある高校まで飛んできてしまいます。

その余波を受けてしまったその高校の生徒や先生は皆死んでしまうのですが、その魂は勇者と魔王のいる異世界まで流れていき、高校にいた記憶を持ったまま新たな生として転生してしまいます。ほとんどの生徒や先生は「人」として転生するのですが、主人公の「私」はモンスターの蜘蛛に転生してしまうのでした。しかも戦闘力は最弱、生きることだけでも精いっぱいのサバイバルが有無を言わさず始まってしまうのです。

弱肉強食の魔物の世界にて、弱いながらも知恵を絞り、敵を倒し、飢えてくればその敵を食し、最弱の蜘蛛のモンスターになってしまってからも、「私」は力強く生きて行きます。例えば、転生直後、卵から生まれてさっそく直面するのは「親蜘蛛による共食い」の危機でした。何とか逃げ延びるもその先はさらに多くのモンスターが待ち構える巣窟だったのです。

蜘蛛の天敵である毒ガエルのモンスターや大蛇、巨大猿、果ては龍などという恐ろしいモンスターまで、「私」に向かってくるのです。そんな危険な状況を、元人族であるアドバンテージ・知識や知性を武器に、また「ステータス向上系スキル」という異世界ならではの特殊能力をフル活用して危機を潜り抜けていくのです。

炎を操る魔物、火竜との戦い!「蜘蛛ですが、なにか?」原作小説第2巻のあらすじをネタバレ!

韋駄天という俊足のスキルを活かしてどんどんと実力をつけていく「私」が描かれます。蜘蛛の糸との合わせ技を使いこなし、また罠を上手に使って敵を追い詰め、そのフロアのモンスターたちではかなわなくなるほどにレベルアップし戦いなれていく「私」ですが、新たな世界「中層」に辿り着いた先で相対するのが、炎を操るモンスター火竜です。

体をちりちりと焦がすような灼熱の空間と、休む間もなく襲い来る火竜の攻撃に、「私」は圧倒されてしまいます。蜘蛛の糸を貼っても熱ですぐに燃えてしまう火竜の住処での戦いはそもそも非常に不利で、それでもあきらめずに知恵を絞り、根性を出し立ち向かっていく勇気ある姿はじんと胸が熱くなる展開と評判です。

そしてそんな絶望的な状況でも機転を利かせ、なんとか攻略するシーンでは多くの読者が心を打たれたと言われています。またこの巻から少しずつ、「私」のクラスメイトの状況が判明してきます。つまり、彼女以外の転生者のシーンに移り変わるのです。人族としてさまよっていたクラスの人がこの異世界に来てどう過ごしているのかや、人族サイドでの新たな局面を迎えつつある状況が描写されています。

大迷宮の主、地龍アラバとの決戦と死の恐怖!「蜘蛛ですが、なにか?」原作小説第3巻のあらすじをネタバレ!

強敵ぞろいの中層の戦いを潜り抜けて経験値を獲得することでさらに「私」は進化し、もはやその辺の雑魚敵くらいなら彼女の姿を見ただけで逃げ出すほどに力をつけていきます。ほぼほぼ無双状態の「私」ですが、ここで新たな壁にぶち当たることとなります。大陸を渡るため巨大な迷宮に挑むことになるのですが、そこで巨大な迷宮の主「地龍アラバ」との対決が避けて通れなくなってしまったのです。

アラバは今までの敵とは全く違う、「私」が初めて「死」を意識させられる強敵でした。頭脳戦による攻防、そして今まで得た様々な知識やスキルを最大限駆使して戦う戦闘シーンは迫力そのもので、「蜘蛛ですが、なにか?」の原作小説の中でも一番に盛り上がるシーンとして評価が高い一戦です。またさらに、この巻からは「管理者」と名乗る黒幕との接触もあり、異世界の秘密が少しずつ明らかになっていきます。

一方人族の方でも、これまでとは様相が変化してきます。戦争が起こってしまうのです。「蜘蛛ですが、なにか?」原作小説のもう1人の主人公とされるシュンは、国を統治する王族の息子に転生するのですが、兄がなくなってしまうことで勇者の称号も引き継いでいました。けれどもある組織の謀略で国王暗殺の罪に問われ、エルフの村に逃げ込まなければいけなくなったのです。

蜘蛛種の女王・マザーとの苛烈な戦い!「蜘蛛ですが、なにか?」原作小説第4巻のあらすじをネタバレ!

強敵との死闘の末ついに迷宮を攻略、シュンをはじめとする人族の大陸に足を踏み入れる「私」ですが、そこには「蜘蛛の女王・マザー」が待ち受けていました。マザーは蜘蛛である「私」の生みの親にあたります。迷宮の最後の最後というところで現れた強敵に、「私」はまたしても苦戦を強いられてしまいます。マザーの技は強力で、相手に反撃を許す間も無く連続でダメージを与えてくる、いわばハメ技のような攻撃でした。

攻撃されるがままで全く歯が立たたず、あと一歩で死んでしまうという中で、けれども「私」の機転が窮地を救い、大逆転を成し遂げます。最後、敗れたマザーは敗北の間際、「魔王」と呼ばれる存在に助けを求めます。その場では魔王の存在についてそれ以上は触れられませんが、最後の最後できになるワードを残し、マザーは退場することになるのです。

一方、シュンたちの人族のストーリーも進むにつれ、驚くべき事実が発覚します。これまで語られていた「私」の時間軸とシュンたちの時間軸に差があったことが分かるのです。各所に散りばめられた伏線が少しずつ回収され、世界の謎にまた一歩近づく巻となっています。

元クラスメイトとの再会で「私」の人間関係が明らかに!「蜘蛛ですが、なにか?」原作小説第5巻のあらすじをネタバレ!

この巻ではとうとう「私」がほかの転生者、つまり元クラスメイトとの再会が果たされます。吸血鬼の伯爵令嬢として転生していたクラスメイトですが、ちょうど盗賊に襲われているところを助け、それがきっかけでまさかの神獣扱いされ、崇められる存在になってしまいます。そのため魔王に見つかり殺されかけたり、エルフの長にも目をつけられ死闘を繰り広げたりと、様々な困難に立ち向かっていく様が見られます。

また「私」のクラスにおける立ち位置や登場人物の背景なども徐々に明らかになっていきます。なお、今まで「私」の一人語りゆえどうしても「私」が陰気で目立たないといったイメージで描かれていましたが、蓋を開けてみるとクラスではまるで高嶺の花扱いの絶世の美女という設定。読者の予想をいろいろな面で覆してくれる展開が見られます。

また5巻では今まで以上に「私」以外の視点の話も多く挿入されています。いつの間にかシュンの時間軸と「私」の時間軸もだんだんと近づいてきていて、それぞれの話がどこでどう絡み合ってきているのかが判明してきます。

仲間との旅路で新たな関係を構築!「蜘蛛ですが、なにか?」原作小説第6巻のあらすじをネタバレ!

前巻とは打って変わって、まるまる一冊「私」視点の巻となります。アラクネに進化した「私」と、和解を遂げた魔王、前巻で登場した吸血鬼とその従僕たちと、一気に仲間が増えていき、彼女らの関係が深まっていく様が見られます。またそれぞれの会話シーンや心情の描写も深く、その関係性の構築は今後の話の展開にも大きく関わってくる可能性が示唆される一幕です。

とにかく、キャラクター1人1人にスポットが当てられ、そのやりとりを和やかに見ることができる巻となっています。また戦闘面では「私」の能力的な上昇のペースはやっと落ち着いてきた印象がありますが、糸の活用法なども含め、まだまだ成長幅もあるように書かれています。

まさかのSF展開、「私」が神になる!「蜘蛛ですが、なにか?」原作小説第7巻のあらすじをネタバレ!

新たなる敵と、これでもかというほどの戦闘が繰り広げられます。UFOやら、戦車、戦闘機といった未来兵器など、今までにない強敵がどんどん登場し、「私」をはじめ主人公のパーティーメンバーも若干戦闘力がインフラしがちではあります。が、その分その迫力は見ものとも言われています。

また世界観の設定についても、種明かしが始まります。特に一般的にイメージされるものとはずいぶんギャップのある「エルフ」とその所有する機械文明の謎が明らかにされていくのです。

神となりまさかの弱体化?「蜘蛛ですが、なにか?」原作小説第8巻のあらすじをネタバレ!

前回とは打って変わって、神へとグレードアップしたはずの「私」は今まで習得したスキルなどをすべて失ってしまい、見た目も体力も転生前の運動音痴な人間の状態まで戻ってしまいます。ただ危機一髪の状態でなんとか糸だけは出せるようになったり、吸血鬼を助けるために火事場の馬鹿力を発揮するなど、ところどころで今まで見せていたガッツを改めて見せてくれます。

またここでの一番の見所は、もちろん主人公の「私」の活躍もそうですが、何よりゴブリンから始まった笹島京也の転生人生について多く語られています。

なぜ「私」だけが蜘蛛に?これまでの謎が明らかになる!原作小説第9巻のあらすじをネタバレ!

現世で死亡したクラスメイトの多くが人に転生している中なぜ「私」だけが蜘蛛のモンスターに転生してしまっていたのか、他の人と何が違うのか、そしてタイトルの本当の意味とは。これまでの伏線がしっかりと回収されてくる巻で、思わず「そうだったのか!」となること請け合いです。

力を失っていて戦闘では全く役に立たなかった「私」もやっと力を取り戻し、世界の謎も解き明かされて、まさにこれから物語の佳境に入っていくのだろうと期待させてくれる展開となっています。

蜘蛛ですが、なにか?の登場キャラを紹介!

「蜘蛛ですが、なにか?」には非常に多くのキャラが登場し、一見まったく関わりがなさそうなキャラでもどこかで密接に絡んできたりするところが1つの魅力となっています。そんな登場キャラのうち主要なメンバーをネタバレ含め紹介していきます。

「私」(転生前の名前:不明)

異世界の迷宮に生まれる蜘蛛に転生してしまった主人公の少女。転生した直後から周囲は敵だらけ、しかも迷宮内でも最底辺の種族ということで、転生後しばらくは常に死と隣り合わせの状況を必死に生き延びるために、孤独な戦いを続けます。

なお、転生前の名前について、本人は「若葉姫色(わかばひいろ)」と認識しているのですが、鑑定のスキルを使うと「個体名はなし」と表記されています。他の転生者は皆転生前の名前が表示されることから、ここにもまだ何かしらの謎が隠されていると言われています。

ソフィア・ケレン(転生前:根岸彰子)

根岸彰子はサリエーラ国のケレン伯爵家令嬢として転生し、転生特典として「吸血鬼」のスキルを得て吸血鬼に転生しました。転生前は青白い肌に虚ろな目、それこそ吸血鬼のような長い犬歯と不気味な外見だったことから、リアルホラー子、略してリホ子と呼ばれていました。

悪漢に襲われ殺されかけたところを「私」に助けられ、後に「私」からの英才教育により、幼少期からスキルとステータスを大きく伸ばしていきます。大剣による接近戦闘を基本にしながら、氷や水の攻撃魔法を使いこなし、吸血鬼ならではの耐久性なども合わさり、圧倒的な力を見せるに至ります。

アリエル

最古の神獣とも呼ばれる魔王で、外見こそ10代前半の美少女ですが、実のところ本質は蜘蛛であり、世界中の蜘蛛の魔物の始祖ともいうべき存在です。もともとは「私」に倒されそうになったマザーの要請を受けて「私」を倒すために現れたのですが、紆余曲折を経て「私」と意気投合し、深い友情を気づくに至ります。その後人族と魔族の全面戦争である人魔大戦を引き起こします。

シュレイン・サガン・アナレイト(転生前の名前:山田俊介)

アナレイト王国の第4王子で、王族の義務を自覚し、弱者を守ることを当然のように思っているものの、そのために他者の命を奪うことについては躊躇うなど、よく見る典型的な勇者像を体現しています。先代勇者が死んでしまったことにより勇者の座と称号を受け継ぐのですが、管理者の陰謀で父王を殺され、その罪を着せられて祖国を追われることとなってしまいます。

蜘蛛ですが、なにか?の魅力3選!

主人公のキャラがよい!

主人公の「私」の語りを読む限りだとどうしても「私」の人間時代は陰キャの印象を受けますが、読み進めていくうちに誰もがそれを間違いだと気づくでしょう。まさかの最弱の蜘蛛の魔物に転生させられてしまったというにも関わらず、不平不満はほとんど漏らさず、明るく前向きに物事を捉えようとします。

「はい切り替えていこう!!」という言葉にもあるように、次は何をすれば良いか、蜘蛛の姿だったとしても自分が快適に過ごすにはどうすればいいかなど常に事態の好転を考えています。

また見た目は蜘蛛でも中身はあくまでも女子高生で、女子高生特有のちょっとハイは部分もちらほら見えてきます。「我輩は蜘蛛である。名前はまだない」「ヒャッホイ」「またお前かい!なんでやねん!思わずエセ関西弁が出ちゃったじゃないか」「私、アホだわ!」などなど。

本来なら絶望してもおかしくない状況なのにどこかお祭りな気分を醸し出しているのです。この「私」の1人語りが何よりもこの「蜘蛛ですが、なにか?」の魅力を最大限引き出していると言っても過言ではないと言われています。

最弱主人公がどんどん強くなっていく!

ここ最近の異世界転生ものというと、我々のいる現代から剣と魔法、そして魔物が跋扈する中世のファンタジー世界へ行き、現代の知識はそのままに転生し、転生ボーナスとして何かしらの能力が付与されていることがほとんどです。場合によってはほとんどチートのような能力で無双することもあるほどです。

けれどもこの「蜘蛛ですが、なにか?」は全く逆です。あらすじでも触れましたが、主人公の「私」が転生したのは魔物で、しかもその中でも最弱の蜘蛛の魔物です。さらに最悪なことに、「私」が生まれてしまったのはエルロー大迷宮という魔物の巣窟で、魔物たちは日々お互いを殺し合い、排除し合う弱肉強食の世界が繰り広げられていたのです。

味方は1人もおらず四面楚歌の中、「私」は知恵を絞り、工夫をして敵を倒し、寝床を確保し、罠を貼り、必死に生き延びていきます。背に腹は変えられないと狩った魔物も食していきます。そんな彼女の必死に生きようとする様は、特に最近の異世界転生ものにはない大きな魅力の1つと言えるでしょう。

世界の謎が深い!謎解きがおもしろい!

初めこそ「私」の視点で物語が進んでいきますが、途中から他のクラスメイトの転生後の人生も追っていくことになります。その絡め方というのがなんとも巧妙なのです。人間サイドの視点の中心人物になるのがシュンという少年になるのですが、読み進めていくうちに「私」サイドの話とシュンサイドの話に違和感を感じるようになるのですが、実はこの2つのフェーズは全く違う時間軸で動いていたのです。

それが分かるにつれて、あの時のこれはこういうことだったのか、と気づかされるのです。また物語中には多くのミスリードを誘うような内容が含まれており、話の展開も良い意味で読者の期待を裏切ってくれます。けれども全ての伏線が逆を行くわけでもなく、だからこそ読者は「これは本当にこれで良いのだろうか?」「今度こそこの伏線はこういうことなのではないか?」と想像を膨らませる余地を与えてくれるのです。

現在また物語中には多くのミスリードを誘うような内容が含まれており、話の展開も良い意味で読者の期待を裏切ってくれます。けれども全ての伏線が逆を行くわけでもなく、だからこそ読者は「これは本当にこれで良いのだろうか?」「今度こそこの伏線はこういうことなのではないか?」と想像を膨らませる余地を与えてくれるのです。

原作の小説では世界の仕組みや「私」の謎が徐々に解き明かされていってますが、これまでの伏線を見事に回収しているのです。これこそが、この「蜘蛛ですが、なにか?」の最大の魅力であるのです。

蜘蛛ですが、なにか?の原作小説を読んだ人の感想・評価は?

蜘蛛に転生してしまった「私」がとにかくかわいい!という声が多く聞かれています。彼女のキャラクターはもはや「蜘蛛ですが、なにか?」を語る上でなくてはならない要素です。

1つひとつの戦闘シーンが知恵を工夫を凝らしていて、非常に見所があると言われています。自分よりはるかに格上の敵ともなんとか知恵を絞って渡り合う、そんな描写はここ最近の異世界転生ものではなかなか見ない展開ではないでしょうか。

戦闘シーンに付随して、一人称形式で語る「私」のセリフがとても面白く、また可愛いという声も多いのです。

そしてやはり、上手に貼られた物語の伏線を徐々に、綺麗に回収していき世界の謎が解き明かされていくのは、読んでいてもとても気持ちがいいとのことです。

蜘蛛ですが、なにか?がアニメ化!声優・スタッフ一覧

蜘蛛ですが、なにか?は2018年7月にアニメ化が発表されました。まだ詳しいことはほとんど公開されていませんが、唯一主人公の「私」の声優が発表されています。

主人公・蜘蛛(私):悠木碧

突然異世界に転生させられ、あろうことか蜘蛛として第二の人生、いや蜘蛛生を生きることとなったひきこもり女子高生の「私」を演じるのは悠木碧さんです。魔法少女まどか☆マギカの鹿目まどか、妖怪ウォッチの未空イナホなど人気アニメの主役級の役柄な他、アニメ映画では君の名はの名取早耶香なども演じています。

もともとは子役として映画やテレビドラマ、バラエティ番組などに出演していましたが、2003年小学5年生の時にキノの旅にてさくら役として初めて声優の仕事をして以来、声優業に力を入れるようになっていったと言われています。独特のイントネーションが特徴とされていて、今では幼児から高校生までの少女役をメインに、様々な役を演じています。今回の「私」役も非常に楽しみと言われています。

蜘蛛ですが、なにか?の原作小説まとめ

いかがでしたでしょうか?「蜘蛛ですが、なにか?」のあらすじや魅力、登場キャラクターなどをネタバレしつつ紹介してきました。アニメ化が発表されたといってもまだ主人公の声優が公開されただけの状況で、今後少しずつその全容が明らかになってくるでしょう。もしまだ読んだことのない人は、是非ともそれまでに、一度原作小説を読んでいただき、その魅力を確認してみてはいかがでしょうか?

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