2021年09月22日公開
2021年09月22日更新
【怪物事変】結は晶の双子の兄!雪男子としての役割や壮絶な過去をネタバレ
オカルト・ファンタジー漫画『怪物事変』では、怪異現象を専門に扱う隠神事務所のメンバーが活躍する姿が描かれています。今回は後に主人公の仲間となる結を紹介。結の苗字は「岩木山雪里白那之五十五子(いわきやまゆきさとしろなのごじゅうごし)」と非常に長いのですが、名前をよく見ると雪の里出身であることが分かります。結は晶と同じ雪男子で、さらに雪の里の長でもありました。当記事では『怪物事変』で描かれた、結の雪男子としての役割や壮絶な過去をネタバレしていきます。
怪物事変の結は晶の双子の兄
『怪物事変』では「岩木山雪里白那之五十五子 結(いわきやまゆきさとしろなのごじゅうごし ゆい)」という名前の雪男子が登場しています。結は晶の双子の兄で、後に主人公たちの仲間となるメインキャラです。ここからは結の壮絶な過去と雪男子としての役割をネタバレ有りで紹介していきます。それではまず、『怪物事変』の作品情報と結のプロフィール情報からご覧ください。
怪物事変の作品情報
怪物事変の概要
『怪物事変(けものじへん)』とは、2017年からジャンプスクエアにて連載されているオカルト・ファンタジー漫画です。2021年3月時点でシリーズ累計発行部数が420万部を突破している人気作品で、怪異現象を専門に扱う隠神事務所のメンバーが活躍する姿が描かれています。また、2021年1月10日から同年3月28日にかけてテレビアニメが放送されました。
怪物事変のあらすじ
出典: https://abema.tv
ここでは『怪物事変』のあらすじをネタバレ紹介します。主人公は物心つく前に、旅館を経営する叔母一家の元へと預けられた過去を持つ夏羽(かばね)です。さらに、夏羽には鬼の子として虐げられた過去があり、地元では「泥田坊」と呼ばれていました。物語はそんな夏羽と、とある事件の調査で夏羽の地元を訪れた隠神が出会った時から始まります。
隠神は普段から正体を隠しているものの、実はタヌキの怪物でした。ただ、隠神の場合は人間を襲う怪物ではなく、他の怪物が引き起こす怪異現象を解決する怪物です。そして隠神は夏羽と出会った瞬間、彼が人間と屍鬼(クーラー)との間に生まれた半妖であることを見抜きます。そこで、隠神は夏羽を閉鎖的かつ悲惨な境遇から救い出すべく、東京の隠神事務所へと連れ帰ることにしました…
結のプロフィール
ここでは『怪物事変』に登場する結のプロフィールを見ていきましょう。結の苗字は「岩木山雪里白那之五十五子(いわきやまゆきさとしろなのごじゅうごし)」です。苗字から分かる通り、結は雪男子(ユキオノコ)の青年で、雪の里の出身でした。
そして結が雪男子と言われるゆえんは、雪の里の特徴が関係しています。雪の里は雪女子と呼ばれる同種の女性がいるのですが、200人ほどの雪女子が里で暮らしています。しかし一方で、雪男子は結と晶だけでした。そのため、結と晶は雪の里における厳しい掟に苦しめられた過去があります。
怪物事変の結の雪男子としての役割や壮絶な過去
『怪物事変』の物語では、夏羽が探偵事務所の一員として次々と持ち込まれる怪異事件を解決し、さらには織の親子を救い出す展開が描かれています。そしてその直後に晶に関するエピソードが展開されました。
そのエピソードでは晶が夏羽たちと喧嘩したことにより事務所を飛び出していますが、その後故郷で起きた事件が原因で生き別れていた兄の「岩木山雪里白那之五十五子 結(いわきやまゆきさとしろなのごじゅうごし ゆい)」と再会を果たします。それから晶との再会を果たしたことで、結の過去や境遇が明らかとなっていきました。そこで、ここからは作中で明らかとなった結の過去や境遇をネタバレ紹介していきます。
ネタバレ①100年に1度しか生まれない雪男子
まず初めに結の雪男子という特徴に焦点を当ててネタバレ紹介します。結が雪の里出身であるということは前述しましたが、実は雪の里では「100年に1度だけ雪男子が生まれる」という言い伝えがありました。そして雪男子が里のために役割を果たすことで、里は次の雪男子が生まれてくるまで子孫繁栄しつつ存続していくという流れになります。
実際に100年前には結と晶の父親がいたようです。言い伝えとその事実により、雪の里で生まれた雪男子はとある役割を担うことになります。しかし言い伝えに反して結と晶の二人が同時に生まれたことが、トラブルの引き掛けとなってしまうのでした。
ネタバレ②怪物の里での雪男子の役割
続いては前述で触れた雪男子の役割についてネタバレ紹介します。結のプロフィールでは雪の里における厳しい掟が存在しているとお伝えしました。結と晶はまだ幼かった頃、身の回りの世話はすべて雪女子がおこない、外に出て遊ぶことすら禁止されるなど徹底した監視下に置かれていた過去があります。
つまり結と晶は里を存続させるため、子孫繁栄の道具にされていたということです。実際に結が雪女子の目をかいくぐって外を探索していた時に牢屋にいる老人の男の声を聞いていますが、その声は正気を失っていました。さらに老人の男の体はガリガリにやせ細っていたのです。老人の男が心も体もボロボロになった挙句牢屋に繋がれていたのには、雪女子に用済みと判断されたことが関係しているのでしょう。
ネタバレ③長となった結は晶を守ろうと考える
最後に結が雪の里の長になった頃についてネタバレ紹介します。結は正気を失った老人の男を見た後、その老人と自分の将来の姿を重ねたのか、結が長になることで晶を守ろうと考えました。ある日、結は先代の雪男子の子を一番多く生み、狩猟もできることから絶大な権力を持つ氷雨という雪女子に雪男子の役割を担う長を決定する旨を伝えられます。
氷雨曰く、長になるのは「早く精通した方を村の長にする」とのことでした。また、その際に氷雨が「家畜と同様、男も一緒だ」、「我らが育てしものは子に非ず、種だ!」と言ったことにより、いかに雪男子の処遇と雪の里の状況が悪いのかが伝わってきました。その後結が里の長となりますが、雪男子の長としての役割を果たした結はその厳しさを実感し「晶にはこのような思いをさせたくない」と感じます。
そこで、結は晶の雪男子としての役割を放棄させるため、後に精通した晶にその事実を伏せるように伝えて里から逃がそうと考えました。そして結は長として、氷雨に晶の身が持たないという理由で雪男子としての役割を果たせないことから、自分が全員を相手にすることと引き換えに雪の里を追放することを提案。
その提案を氷雨がのんだことにより、晶は隠神探偵事務所を目指すことになります。しかし氷雨が提案をのんだことは見せかけでした。氷雨は結に知られないように晶に追手を放っていたのです。その後、氷雨が晶に追手を放っていたことを知った結は怒りを露わにします。その結果、結は零結石に力を与えてもらえるように懇願し事件を引き起こすのでした。
怪物事変の結のアニメ声優
雪の里の雪男子として生まれてしまったがゆえに壮絶な過去を送ることとなった結ですが、その経験が生かされているのか、結は双子の弟である晶とは対照的に雄々しい性格をしています。また、結についての感想では「晶の純粋無垢な気持ちを気遣っていたことに感動した」といった声があがっていることから、優しい性格をしているのがうかがえます。ここからは、そんな結の声を担当した声優を見ていきましょう。
石川界人のプロフィール
『怪物事変』で結役を演じたアニメ声優は、声優事務所「プロ・フィット」で活動する石川界人(いしかわ かいと)です。石川界人は1993年10月13日生、東京都文京区出身の声優で『AKIBA'S TRIP』への出演を機に声優デビューしています。そして2012年に『あの夏で待ってる』でアニメデビューを果たしました。さらに2013年4月にはアニメ『翠星のガルガンティア』のレド役で初の主役を演じています。
2010年から声優活動を開始して以来、主にアニメやゲーム、吹き替えのジャンルを中心に活動中。2014年に第8回声優アワード新人男優賞し、2020年には第14回声優アワードで助演男優賞を受賞するなど今もなお活躍しています。なお、影響を受けた作品として『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウの吹き替え版のセリフを挙げており、また尊敬する人物として実父を挙げています。
石川界人の主な出演作品
- 2013年~:Super Seisyun Brothers -超青春姉弟s-(斉藤マオ 役)
- 2013年~:イナズマイレブンGO ギャラクシー(瞬木隼人 役)
- 2014年~:エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜(ロジックス・フィクサリオ 役)
- 2014年~:テラフォーマーズ(マルコス・エリングラッド・ガルシア 役)
- 2016年~:双星の陰陽師(斑鳩士門 役)
- 2016年~:僕のヒーローアカデミア(飯田天哉 役)
- 2016年~:ポケットモンスター サン&ムーン(カキ、シブ、ジュンサーのデカグース、ヤトウモリ、ダダリン 役)
- 2017年~:アイドルマスター SideM(プロデューサー 役)
- 2018年~:銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅(ダスティ・アッテンボロー 役)
- 2019年~:かつて神だった獣たちへ(クロード 役)
怪物事変の結に関する感想や評価
これまで『怪物事変』に登場する晶の双子の兄・結について、雪男子としての役割や壮絶な過去をネタバレ紹介してきました。結は壮絶な過去を送ったことにより他人に心を閉ざしているところがありましたが、最終的に晶の想いや夏羽の助けもあって徐々に人間らしさを取り戻していきます。そんなところも見どころの一つと言えるでしょう。そこでここからは、結について寄せられた読者の感想を紹介していきます。
怪物事変アニメ最終話面白かったです〜👏👏✨
— にゃず汰@低浮上 (@nyazu_illust) March 29, 2021
結兄さんたちの戦闘シーン最高でした❄️#怪物事変ファンアート pic.twitter.com/NO3cjGuxQN
こちらでは『怪物事変』に登場する結の戦闘シーンに関する感想や評価があがっています。感想では「結兄さんたちの戦闘シーン最高」と言われているのですが、おそらく結の強さが際立っていたからこそこのような感想が抱かれているのでしょう。結は凍結能力を持っているため、相手を一瞬にして凍らせたり、氷で城などの物体を作り出したりしていました。
怪物事変 結兄さん#イラスト #怪物事変#岩木山雪里白那之五十五子結#結兄さん#お絵描き pic.twitter.com/RgIpFSnLSo
— ネイビー (@neibi__blue_bii) March 27, 2021
こちらでは『怪物事変』に登場する結のイラストが投稿されています。他にも結のイラストやコスプレ写真が投稿されているので、結の見た目が高く評価されているのが分かります。また、結というキャラクター性が人気であることの裏付けとなっていると言えるでしょう。興味を持った方は結の見た目にも注目してみると良いかもしれません。
【ネタバレ注意】怪物事変11話より
— ボニー(サブ垢) (@ponnysub0809) March 24, 2021
結兄さんはあきら思いのお兄さん!!
あきらの純粋無垢な気持ちを気遣ってたんやなぁぁ!!!感動😭👍
戦闘シーン激アツだぜ🔥🔥🔥
#怪物事変 #アニメ垢 #フォロバ99
#アニメ好きと繋がりたい
#アニメ好きな人と繋がりたい
#RTした人全員フォロー #通知ON pic.twitter.com/MKnxx2oujs
こちらでは『怪物事変』に登場する結の性格に関する感想や評価があがっています。どうやら、この方は結の晶を想う気持ちと気遣いに感動しているようです。こちらの感想でも結の戦闘シーンが高く評価されています。
もしかすると結の強い気持ちが白熱した熱い戦いへと実を結んでいるからこそ、戦闘シーンが高く評価されているのかもしれません。また、他の感想では「夏羽と野火丸の共闘がいろいろな意味で熱い」と言われているので、結だけでなく夏羽たちが共闘する様子にも注目してみると良いでしょう。
怪物事変面白いよ、、、結と晶が好き、、紺も可愛い、、、
— ぺこ🥟新刊通販中 (@sayapeco38) April 20, 2021
こちらでは『怪物事変』に登場するキャラクターに関する感想や評価があがっています。どうやらこの方は結と晶が好きなようです。また、紺が可愛いと言われているのですが、彼女も『怪物事変』における人気キャラクターの1人です。
他の感想では結と晶の兄弟愛が高く評価されており、二人が一緒にいるイラストが投稿されていたりと人気を博しています。当記事では結に焦点を当てて紹介していますが、寡黙な結と能天気な晶が一緒にいる姿が魅力的なので、興味を持たれた方はぜひ『怪物事変』で二人が一緒にいる様子や活躍していく様子をご覧になってみてください。
怪物事変の結まとめ
『怪物事変』に登場する晶の双子の兄・結について、結の雪男子としての役割や壮絶な過去をネタバレ紹介してきましたがいかがでしたか?雪の里の雪男子として生まれてしまったがゆえに壮絶な過去を送ることとなった結。彼は双子の弟である晶とは対照的に雄々しい性格をしており、自分が雪の里の長となって晶を守ろうとするなど逞しい姿を見せています。
晶を守るために長となった結ですが、彼の性格や行動を見るとリーダーとしての素質も持ち合わせているのがうかがえます。『怪物事変』の物語では、最終的に晶の想いや夏羽の助けもあって徐々に人間らしさを取り戻していく姿が見られるので、彼が成長していく様子に注目するのも良いでしょう。また当記事で結に興味を持った方はぜひ、『怪物事変』で描かれる彼の強さや能力にも焦点を当ててみてください。