バケモノの子がつまらない・ひどいと言われる理由は？評価やパクリ疑惑も紹介

物語がつまらない・ひどい・面白くないと言われている理由やパクリ疑惑について知る前に、まずは「バケモノの子」の基本情報を紹介していきます。バケモノの子は2015年に放映された日本のアニメ映画で、「スタジオ地図」が制作しています。監督の細田守は富山県出身で、大学を卒業した後に「東映」に入社しています。東映に入社する前はスタジオジブリの研修生をしていましたが、最終選考で不採用になった事が分かっています。

アニメ映画「バケモノの子」では人間の少年・九太と熊のバケモノ・熊徹の物語が描かれています。事故で母親を失った九太はバケモノの世界に迷い込んでおり、そこで熊徹と出会っています。粗暴な熊徹は九太を威圧しましたが、それでも向かってくる九太の事が気に入って弟子にしています。また九太は両親に対する怒りで攻撃的な性格をしていましたが、熊徹との修行を経て強い心を持つようになります。

ここからはアニメ映画「バケモノの子」がつまらない・ひどい・面白くないと言われている理由を考察していきます。アニメ映画「バケモノの子」は大ヒットしていますが、批判的な意見を挙げている視聴者もいるようです。登場キャラクターや物語の完結に関する意見などもまとめていきます。

母親を事故で失った九太はバケモノの世界で熊徹の弟子になっていますが、17歳になった時に人間界に戻っています。その時に九太は何故か図書館を訪れているため、この行動の意味がよく分からないという声が挙がっているようです。17歳以前の九太が本好きという描写はなかったため、一貫性のない行動がひどい・面白くないという感想に繋がっているようです。

アニメ映画ではよく分からない行動を取っていた九太ですが、小説版には「街中のおびただしい文字に吐き気を覚え、読めない文字よりも自分が知る文字を読みたい」という理由で図書館を訪れた事が説明されています。九太は自分が読める文字を見て安心したかったのかもしれませんが、拒否反応が出ている文字を再び読もうとする行動が意味不明だという声が挙がっているようです。

読めない文字に対して拒否反応が出ていた九太ですが、物語途中に「高等学校卒業程度認定試験」を受ける事を決めています。図書館で出会った楓が九太に影響を与えている可能性がありますが、急にこれまでとはまったく違う生き方を選んでいるため、九太の意味不明な行動がつまらない・ひどい・面白くないという声に繋がっているようです。

熊徹の弟子になった九太は修行でボコボコにされていますが、持ち前の負けん気の強さを発揮して武術の才能を開花させています。そのため久しぶりに訪れた人間社会に負けている気がして「高等学校卒業程度認定試験」を受ける事を決めたのかもしれません。また熊徹は九太はずっとバケモノの世界で生きると思っていたため、勉強している事を知って怒っています。

作中では九太に憎しみを抱いていた一郎彦が闇堕ちしており、一郎彦を止めるために九太が人間界で戦っています。また九太が窮地に立たされた事で熊徹は付喪神に転生しており、付喪神になった熊徹は九太の心の中に入っています。物語終盤には急に設定やエピソードが増えているため、視聴者から詰め込みすぎという声が挙がっているようです。

10万を超えるバケモノを束ねている宗師は後継者を探しており、九太を弟子にした熊徹が後継者候補の1人になっています。そのため物語途中までは九太と熊徹の成長の物語が描かれていましたが、いきなり熊徹が付喪神になる事を選んでいるため、突拍子もない展開が理解できなかった視聴者も多いようです。そのため詰め込みすぎの設定・エピソードがひどい・面白くないという声に繋がっているようです。

監督・細田守の過去作品である「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」には「家族愛」「家族の絆」という大きなテーマがありましたが、「バケモノの子」は「何を伝えたいのか分からない」という声が挙がっているようです。また九太は熊徹から武術を習っていますが、一郎彦との戦いではほとんど武術を使用していないため、途中の修行の意味が分からないという声も挙がっているようです。

アニメ映画「バケモノの子」の熊徹は九太の父親のような存在になっています。そのため「父親と子供の絆」を描いた可能性がありますが、熊徹のぶっきらぼうな性格がテーマを分かりにくくしたのかもしれません。また九太は念動力を使用できますが、一郎彦との戦いでは特殊な能力は使用していないため、能力を使わなかった理由が分からないという声が挙がっているようです。

九太と一郎彦の戦いでは大爆発が起きていますが、後に死傷者がゼロだった事が分かっています。またチコというキャラクターは九太の心の支えになっていますが、チコの正体は明かされないまま完結しているため、設定が中途半端という厳しい評価が挙がっているようです。そのため理解できない内容・脚本がひどい・面白くないという声に繋がっているようです。

ヒロインの楓は九太と出会って日が浅いですが、九太の事を深く理解しているような姿が描かれています。そのため楓というキャラクターが必要ないという厳しい声が挙がっているようです。また細田守作品の女性キャラクターは視聴者の評判があまり良くないようです。

物語終盤には九太が巨大なクジラと対峙しています。このクジラには「自分自身の心の闇と対峙する」という意味があるようですが、普通に作品を見ただけでは理解できない部分があります。そのため急にクジラを登場させた意味が分からないという厳しい声が挙がっているようです。また「サマーウォーズ」「竜とそばかすの姫」にもクジラが描かれているため、細田守はクジラが好き過ぎるという意見が挙がっているようです。

アニメ映画「バケモノの子」のアクションシーンの作画は高い評価を受けているようです。ですが九太は熊徹から学んだ武術をほとんど使用していないため、アクションシーンに中途半端な印象を受けた視聴者もいるようです。監督の細田守はアクションシーンに拘りを持っていたようですが、自己満足な内容になってしまったのかもしれません。

アニメ映画「バケモノの子」には大勢のキャラクターが登場していますが、物語に必要がないキャラクターが多すぎるという声が挙がっているようです。過去作品の「サマーウォーズ」にも大勢のキャラクターが登場していますが、キャラクターそれぞれに役割があったため、「バケモノの子」のキャラクターには意味がないという厳しい声が挙がっているようです。

物語終盤には熊徹が付喪神に転生しているため、見る方によってはバッドエンドのように映ってしまったようです。また熊徹は九太の胸の中で生きる事を選んでいるため、物語の完結方法に賛否両論の意見があるようです。

物語がつまらない・ひどい・面白くないと言われている理由を知った後は、アニメ映画「バケモノの子」のパクリ疑惑を考察していきます。アニメ映画「バケモノの子」は他作品に似ている部分があるため、視聴者の間でパクリ疑惑が浮上しているようです。

アニメ映画「バケモノの子」は「夏目友人帳」のパクリという説が浮上しているようです。夏目友人帳では人間と妖怪の交流が描かれているため、人間とバケモノの交流が描かれている「バケモノの子」と設定が似ているという声が挙がっているようです。妖怪やバケモノはよくある設定ではありますが、厳しい感想・評価が多い事で「バケモノの子」のパクリ疑惑が浮上した可能性があります。

夏目友人帳は2003年から連載されている漫画で、2008年から2017年までアニメが放送されていました。原作者の「緑川ゆき」は1998年から活動している漫画家で、中学生時代から漫画家を目指していたようです。夏目友人帳は累計発行部数1500万部を突破している大ヒット漫画のため、ファンの間で「バケモノの子」のパクリ疑惑が浮上したのかもしれません。

アニメ映画「バケモノの子」は「千と千尋の神隠し」のパクリという説が浮上しているようです。千と千尋の神隠しでは主人公が「人間が足を踏み入れてはいけない世界」に入っているため、「バケモノの子」の人間がバケモノの世界に入る設定がパクリと言われているようです。また主人公が両親と離れ離れになる設定もパクリ疑惑が浮上した理由なのかもしれません。

つまらない・ひどい・面白くないと言われている理由やパクリ疑惑を考察した後は、アニメ映画「バケモノの子」の面白い魅力をまとめていきます。前述したようにアニメ映画「バケモノの子」には批判的な意見が挙がっていますが、それ以上に面白いという声も挙がっているようです。

アニメ映画「バケモノの子」では「九太の成長物語」「九太と熊徹の絆の物語」が描かれています。そんな分かりやすい王道ストーリーが面白いという声が挙がっているようです。前述したように細かい部分は面白くないという厳しい意見が挙がっていますが、大筋のストーリーは面白いという意見が多いようです。

物語終盤には九太を救うために熊徹が大太刀の付喪神に転生しており、熊徹は九太の胸の中の剣になって支えています。そんな2人の絆が描かれたシーンが感動的だったという声が挙がっているようです。熊徹はぶっきらぼうな性格をしているため、最後の最後に九太に対する愛情を示しています。

一郎彦は容姿端麗な美少年ですが、心には深い闇を抱えており、物語終盤には九太に対する憎しみで闇堕ちしています。そんな一郎彦のキャラクター設定が良かったという感想や、声優に宮野真守を起用した事が高評価のようです。

内容が分かりにくいという声が挙がっている「バケモノの子」ですが、小説はアニメ映画を補完するような内容になっています。そのため小説を読んだ方が内容を深く理解できるという声が挙がっているようです。

つまらない・ひどい・面白くないと言われている理由やパクリ疑惑を考察した後は、アニメ映画「バケモノの子」に出演している声優を一覧でまとめていきます。アニメ映画「バケモノの子」では有名俳優・女優がキャラクターの声を演じているようです。声優が演じたキャラクターの情報などもまとめていきます。

アニメ映画「バケモノの子」で幼少期の九太を演じたのは宮崎あおいです。宮崎あおいは東京都出身で、1989年から芸能活動を行っている人物です。元々は子役でキャリアをスタートさせており、これまでに「連続テレビ小説/純情きらり」「少年メリケンサック」「ツレがうつになりまして。」などの作品に出演しています。九太の本名は蓮ですが、熊徹から「9歳だから九太」という理由で新しい名前を付けられています。

アニメ映画「バケモノの子」で青年期の九太を演じたのは染谷将太です。染谷将太は東京都出身で、2001年から芸能活動を行っている人物です。7歳から子役の活動を行っており、これまでに「旅のおわり世界のはじまり」「大河ドラマ/龍馬伝」「竜とそばかすの姫」などの作品に出演しています。青年期の九太は楓から勉強を教わっており、武術の面では熊徹を投げ飛ばせるほどの強さを身に着けています。

アニメ映画「バケモノの子」で熊徹を演じたのは役所広司です。役所広司は長崎県出身で、1978年から芸能活動を行っている人物です。俳優になる前は区役所に勤務しており、これまでに「それでもボクはやってない」「大河ドラマ/おんな太閤記」「七つの会議」などの作品に出演しています。熊徹は九太の師匠で、粗暴な性格をしているキャラクターです。物語終盤には九太を救うために大太刀の付喪神に転生しています。

アニメ映画「バケモノの子」で楓を演じたのは広瀬すずです。広瀬すずは静岡県出身で、2012年から芸能活動を行っている人物です。元々はモデルでキャリアをスタートさせており、これまでに「ちはやふる」「連続テレビ小説/なつぞら」などの作品に出演しています。楓は九太が図書館で出会った女子高生で、親の期待に応えるために勉強をしていましたが、九太と出会った事が自分を見つめ直すきっかけになっています。

アニメ映画「バケモノの子」で多々良を演じたのは大泉洋です。大泉洋は北海道出身で、1994年から芸能活動を行っている人物です。北海道のタレント・俳優でキャリアをスタートさせており、これまでに「大河ドラマ/龍馬伝」「連続テレビ小説/なつぞら」「東京喰種トーキョーグール」などの作品に出演しています。多々良は熊徹の過去を知る古くからの友人で、師弟関係に悩んでいる熊徹の相談に乗っています。

アニメ映画「バケモノの子」で百秋坊を演じたのはリリー・フランキーです。リリー・フランキーは福岡県出身で、1980年代から芸能活動を行っている人物です。俳優・小説家・画家の活動を行っており、これまでに「ラプラスの魔女」「大河ドラマ/龍馬伝」などの作品に出演しています。百秋坊は聡明で優しい性格をしているキャラクターで、全ての騒動が収まった後には九太の様子を見るために人間界を訪れています。

アニメ映画「バケモノの子」で猪王山を演じたのは山路和弘です。山路和弘は三重県出身で、1979年から芸能活動を行っている人物です。俳優・声優の活動を行っており、これまでに「大河ドラマ/軍師官兵衛」「日本のいちばん長い日」「進撃の巨人」などの作品に出演しています。猪王山は渋天街の誰もが認める強さ・品格を持つキャラクターで、作中では熊徹と激闘を繰り広げています。

アニメ映画「バケモノの子」で幼少期の一郎彦を演じたのは黒木華です。黒木華は大阪府出身で、2010年から芸能活動を行っている人物です。大学を卒業した後に女優デビューしており、これまでに「ちょっと今から仕事やめてくる」「ビブリア古書堂の事件手帖」などの作品に出演しています。一郎彦は猪王山の息子で、父親のようなバケモノを目指しているキャラクターです。

アニメ映画「バケモノの子」で青年期の一郎彦を演じたのは宮野真守です。宮野真守は埼玉県出身で、1990年代から芸能活動を行っている人物です。元々は子役でキャリアをスタートさせており、これまでに「機動戦士ガンダム00」「半沢直樹」「ちはやふる」などの作品に出演しています。人間の一郎彦は父親のような姿にならない事を悩んでおり、バケモノの姿に固執していない九太を憎んで闇堕ちしています。

アニメ映画「バケモノの子」で幼少期の二郎丸を演じたのは大野百花です。大野百花は東京都出身で、2007年から活動を行っていましたが、所属事務所からプロフィールが消えているため、2017年頃に引退した可能性があります。二郎丸は猪王山の息子で、登場当初は人間の九太に敵対心を抱いていました。

アニメ映画「バケモノの子」で二郎丸を演じたのは山口勝平です。山口勝平は福岡県出身で、1985年から芸能活動を行っている人物です。俳優・声優の活動を行っており、これまでに「名探偵コナン」「犬夜叉」「ワンピース」などの作品に出演しています。青年になった二郎丸は穏やかな性格に変化しており、九太とは親友のような間柄になっています。

つまらない・ひどい・面白くないと言われている理由や声優のプロフィールを知った後は、アニメ映画「バケモノの子」に関する感想・評価を紹介していきます。前述したようにアニメ映画「バケモノの子」には賛否両論の感想・評価があるようです。キャラクターの声を演じた声優に関する感想・評価などもまとめていきます。

つまらない・ひどい・面白くないという厳しい声が挙がっている「バケモノの子」ですが、逆に面白いという感想・評価も多く挙がっているようです。また九太と熊徹の絆が泣けるという感想や、本当の父親と再会できて良かったという感想も挙がっているようです。物語終盤の九太は大学を目指しているため、その後の物語も見たいという声が挙がっているようです。

本記事で紹介したように「バケモノの子」の脚本・設定には一貫性がない部分があるため、それがひどい・面白くないという感想・評価に繋がっているようです。終盤の急展開についていけないという感想・評価も挙がっているようです。

アニメ映画「バケモノの子」では本業が俳優・女優の人物が声優に起用されているため、声優の演技がひどいという感想・評価が挙がっているようです。逆に自然体の演技が良かったという感想・評価もあるため、起用された声優には賛否両論の意見があるようです。また興行収入的には大成功を収めているため、声優は気にしないという声も挙がっているようです。

本記事ではアニメ映画「バケモノの子」がつまらない・ひどい・面白くないと言われている理由を考察していきましたがいかがだったでしょうか？批判的な意見が挙がっている本作ですが、興行収入的には大成功を収めているため、全体的には高い評価を受けているようです。そんな本作を見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい。