【バケモノの子】多々良はお調子者な猿のバケモノ!声優や熊徹・百秋坊との関係は?

『時をかける』少女を手掛けたことで知られる細田守監督の作品『バケモノの子』は、多々良と百秋坊が主人公の九太と熊徹が送る日々を語る形で物語が進んでいきます。当記事では、『バケモノの子』に登場する多々良について紹介。多々良は粗暴で傲岸不遜な性格をした剣士・熊徹と、師弟関係を結んだ九太の2人を温かく見守っているキャラです。そんな多々良の声優キャスト・大泉洋や熊徹・百秋坊との関係、名言・名セリフ集をまとめていきます。

【バケモノの子】多々良はお調子者な猿のバケモノ!声優や熊徹・百秋坊との関係は?のイメージ

目次

  1. バケモノの子の多々良はお調子者な猿のバケモノ
  2. バケモノの子の多々良の声優キャスト
  3. バケモノの子の多々良と熊徹・百秋坊との関係
  4. バケモノの子の多々良の名言や名セリフ集
  5. バケモノの子の多々良に関する感想や評価
  6. バケモノの子の多々良まとめ

バケモノの子の多々良はお調子者な猿のバケモノ

アニメ映画『バケモノの子』では、渋谷の裏通りでうずくまっていた九太の前にバケモノの姿をした熊徹と多々良が登場しています。序盤は多々良が弟子を見繕うとする熊徹を止めている様子が印象的でした。ここからは熊徹と共に行動している多々良について紹介。多々良のキャスト声優・大泉洋や熊徹・百秋坊との関係、名言や名セリフを見ていきましょう。それではまず、『バケモノの子』の作品情報と多々良のプロフィールからご覧ください。

バケモノの子の作品情報

バケモノの子の概要

『バケモノの子』とは、サマーウォーズや時をかける少女などを手掛けたことで有名な細田守監督のアニメ映画です。本作に登場するキャラの声には宮崎あおいや広瀬すずなど豪華キャストが起用され、第63回サン・セバスティアン国際映画祭ではアニメ映画として初めてコンペティション部門に選出されました。

バケモノの子のあらすじ

ここでは『バケモノの子』のあらすじを簡単に紹介していきます。当記事で紹介する多々良は物語冒頭から登場。物語は本作の主人公である九太と熊徹と行動を共にする多々良・百秋坊が「人間界に生きる九太とバケモノ界で生きる熊徹」の人生を語っていくことで展開されていきます。そして多々良を連れて人間界を訪れた熊徹が、渋谷の裏通りで家を飛び出した九太と出会った時から物語はスタートしました。

多々良の容姿

『バケモノの子』に登場する多々良は、主人公である熊徹の悪友です。猿の容姿をしたバケモノで、小柄な体格にこげ茶色の毛並み、そして鋭い目付きとふさふさした口髭をしています。恰好は白で無地のカンフーパンツに黒と黄色の上着を着ています。また首からは財布を下げており、手ぬぐいのような長い布も首に巻き付けていました。

多々良の性格

バケモノの子の多々良は、熊徹の手際の悪さを指摘したりおちょくったりとひねくれた性格をしています。さらにおちょくられたことで苛立った様子の熊徹を見て楽しんでいるようなので、かなりのお調子者であることが分かります。

多々良のモデル

どうやらバケモノの子の多々良にはモデルが存在しているようです。そのモデルというのが日本を代表する、黒澤昭監督が手掛けた作品『七人の侍』に出演している多々良純さんで、物語では重たい荷物を運搬するなど力仕事で生計を立てている人足の1人を演じていました。

その多々良純が演じる人足は博打を打つ飲んだくれで、さらに百姓たちの無謀ともいえる提案を鼻で笑って嫌味をずっと言っているようなキャラです。ただ、他の人足を引き連れて百姓たちの頼みを聞き入れてもらえるように尽力するなど義理人情に厚い一面もありました。

バケモノの子の多々良はまさに七人の侍の多々良純が演じる人足そっくりなので、バケモノの子の多々良は七人の侍の人足役・多々良純がモデルになっている可能性が高いと言えるでしょう。ちなみに多々良のモデルを起用したのは、細田守が黒澤監督の映画作品の大ファンだということが関係しているようで、バケモノの子の打ち合わせ時には黒澤監督が手掛けた映画『羅生門』や『七人の侍』『用心棒』を参考にしていたそうです。

「バケモノの子」公式サイト

バケモノの子の多々良の声優キャスト

熊徹の手際の悪さを指摘したり、おちょくったりとひねくれた性格をした多々良。しかし、時々熊徹に適切な助言をしたり鯨となって人間界で暴れる一郎彦を止めに行った九太の立派な姿を見て、感動し涙を流すなど義理人情に厚い一面もありました。そんなバケモノの子の多々良を演じた声優キャストは大泉洋です。ここからは声優キャスト・大泉洋のプロフィールと主な出演作品を紹介していきます。

大泉洋のプロフィール

『バケモノの子』に登場する多々良の声を担当した声優キャスト・大泉洋は、芸能事務所「CREATIVE OFFICE CUE」に所属する俳優・タレント・声優・作家・歌手です。生年月日は1973年4月3日生まれで出身地は北海道江別市大麻。

大泉洋はHTB北海道テレビの深夜番組『モザイクな夜V3』に出演したことを契機に芸能活動を開始しており、その後1996年に出演した深夜番組『水曜どうでしょう』でタレントとして知られるようになっています。それから2004年に東京に進出し、翌2005年には『救命病棟24時』にて全国ネットの連続ドラマ初出演を果たしました。

以降は『ハケンの品格』『小早川伸木の恋』など数多くのドラマに出演し、特に『ハケンの品格』で準主役を演じたことで注目度が高まっています。大泉洋はその後も活躍し、第35回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞、第6回TAMA映画賞 最優秀男優賞、第39回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞など数々の賞を受賞しています。

大泉洋の主な出演作品

  • 2003年11月29日公開:river(佐々木耕一 役)
  • 2006年8月5日公開:釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ!(村井徹 役)
  • 2008年5月24日公開:アフタースクール(神野良太郎 役)
  • 2008年7月12日公開:ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌(ねずみ男 役)
  • 2011年9月10日公開:探偵はBARにいる(探偵 役)
  • 2011年10月29日公開:ステキな金縛り(羽柴大輔 役)
  • 2012年1月28日公開:しあわせのパン(水縞尚 役)
  • 2012年12月15日公開:グッモーエビアン!(ヤグ 役)
  • 2014年5月24日公開:青天の霹靂(轟晴夫 役)
  • 2015年5月16日公開:駆込み女と駆出し男(中村信次郎 役)

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バケモノの子の多々良と熊徹・百秋坊との関係

多々良と熊徹の関係

頭は切れるものの口の悪い皮肉屋である多々良は、熊徹の悪友のような存在です。バケモノの子の物語序盤では弟子を見繕うため、熊徹と共に人間界を訪れていましたが、人間を弟子に取ろうとする熊徹を止めようとしていました。

熊徹との会話中には熊徹を気遣う言動が端々から見受けられており、付き合いはかなり長いようです。また多々良は熊徹の生い立ちや過去も知っており、九太との師弟関係を上手く築けない熊徹に対して「自分が師匠と呼べる存在にどうして欲しかったかを考えながら接する」と熊徹の生い立ちを例に挙げてアドバイスしたこともあります。

多々良と百秋坊の関係

バケモノの子のあらすじで紹介した通り、物語は多々良と百秋坊が九太と熊徹が送る日々を語る形で進んでいきます。百秋坊はお調子者の多々良とは対照的にとても温厚な性格をしており、九太に冷たい態度で接していた多々良とは違って、熊徹の弟子となった九太を最初から気に掛けていました。

そんな2人が一緒にいるのは九太と熊徹の関係を温かく見守っているからと言っても過言ではありません。実際にバケモノの子の物語では、多々良と百秋坊が九太と熊徹の成長や関係性について語っていることが多く、九太が一郎彦の暴走を止めるために人間界に向かったのを送った際にはその立派に成長した姿に感動し2人で涙を流していることもありました。

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バケモノの子の多々良の名言や名セリフ集

『バケモノの子』に登場する多々良は熊徹をおちょくって怒らせるものの、その一方で義理人情に厚い性格をしていました。実際に作中では九太と師弟関係を築くのに悩んでいる熊徹にアドバイスを送ったり、九太のために敢えて厳しい言葉を投げかけたりしています。そこでここからは、バケモノの子の物語で見られた多々良の名言や名セリフを見ていきましょう。

多々良の名言①「里に帰んな」

バケモノの子の多々良の名言や名セリフ集、1つ目は熊徹の弟子になった九太が修行する様子を見ていた時に放った一言です。多々良は熊徹から指導を受けるも上達の見込みがない九太を見て、熊徹の修行についていけないと思ったのでしょう。九太が「剣をグーっと持って、ビュッといってバーンだ」といった分かりにくい指導に腹を立てたことで熊徹との言い争いに発展し、熊徹が修行を止めてどこか行った後に多々良が下記の名言を放っています。

「おめょ、里に帰んな。でしっつたら5年や10年の修行はざらだ。そんななまっちょろい覚悟で勤まるかい」

厳しい現実を突きつけた多々良ですが、これは多々良の思いやりです。いつもは熊徹をおちょくって楽しむなどふざけているように見えますが、筋が通っており、相手のために敢えて厳しいことを言えるのが多々良の魅力と言えるでしょう。実際、この名言で九太はやる気を出し、どうすれば上達するのかを考えたことで急成長していきます。

多々良の名言②「だから行ってこい」

バケモノの子の多々良の名言や名セリフ集、2つ目は一郎彦の暴走を止める決意をした九太に向かって放った一言です。物語当初は「おめょ、里に帰んな。」と言って九太のことを認めていなかった多々良でしたが、最後は8年ほどの修行を経て急成長した九太のことを認めています。

「だから行ってこい」

この名言は自分で覚悟を持って選択するようになった九太が立派に成長したことを感じ取っているのが表れており、その覚悟に感銘を受けて背中を押していました。本当は止めたいという気持ちがありながらも、決断を貫こうとする九太の意志を尊重する多々良のかっこいい姿が名言と共に描かれています。

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バケモノの子の多々良に関する感想や評価

ここまで『バケモノの子』の多々良について、多々良のプロフィールや声優キャスト・大泉洋、熊徹・百秋坊との関係、名言・名セリフを紹介してきました。では最後に『バケモノの子』の多々良に関する感想や評価を見ていきましょう。

感想や評価:多々良・百秋坊との関係性も魅力的

こちらでは『バケモノの子』に登場する多々良と百秋坊に関する感想や評価があがっていきます。どうやらこの方は親子のような関係を結んでいる九太と熊徹のことを、静かに見守っていた多々良・百秋坊にも注目しているようです。お調子者の多々良と落ち着いた雰囲気の百秋坊は対照的なキャラですが、そんな2人が仲良くしているのは熊徹と九太の存在があるからなのかもしれません。

感想や評価:多々良さんに死ぬほど泣かされた

こちらでは『バケモノの子』に登場する多々良の声を担当した声優キャスト・大泉洋に関する感想や評価があがっていきます。どうやら、声優キャスト・大泉洋を高く評価する例として、『バケモノの子』で活躍した多々良が参考になっているようです。

バケモノの子に登場する多々良は、大泉洋が演じる役柄にピッタリかもしれません。大泉洋は多々良のような皮肉屋でありながらも愛情深い役を演じることが多いので、興味のある方は大泉洋が演じる役と多々良を比較してみてください。

感想や評価:多々良と百秋坊の語りがワクワクする

こちらでは『バケモノの子』に登場する多々良と百秋坊に関する感想や評価があがっていきます。感想では「真っ暗な中で多々良と百秋坊が語る様子がワクワクする」と言われているのですが、これは一郎九太を止めるために人間界へと向かった九太多々良と百秋坊が送り出しているシーンのことを言っているのでしょうか?

基本的に多々良と百秋坊が語っている様子は、熊徹と九太の変化を見守っている場合が多いです。多々良と百秋坊役を担当した声優キャストの大泉洋とリリー・フランキーの声も語っているシーンとマッチしているので興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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バケモノの子の多々良まとめ

『バケモノの子』に登場するお調子者の多々良について、声優や熊徹・百秋坊との関係、名言を交えつつ紹介してきましたがいかがでしたか?

『バケモノの子』に登場する多々良は相手をおちょくって楽しむようなお調子者ではありますが、熊徹にアドバイスを送ったり久太に敢えて厳しい言葉を送って今後のことを真剣に考えさせようとしたりするなど根は義理堅く仲間思いなキャラです。義理人情に厚く仲間思いだからこそ、大人に成長し覚悟を決めた九太の背中を押してあげることもできるのです。多々良のギャップに心を打たれた方はきっと多いことでしょう。

ネット上で寄せられている多々良についての評価では今泉洋が声を担当したことも注目されているようです。今泉洋は多々良のような役柄を演じることが多いため、声優を務めたことに納得している方もいるかもしれません。これを機に『バケモノの子』をご覧になった際はぜひ多々良に注目してみてください。

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