【バケモノの子】熊徹は九太の師匠であり父親!最後は死んだのかネタバレ紹介

バケモノの子で粗暴で品格がない性格の熊徹は、人間の世界が嫌になった9歳の九太の師匠であり父親役を引き受けたことで大きく成長することができました。孤児として育った熊徹は、独学によって武術を習得していたため、弟子を取ったことも教えたこともなかったため、当初は弟子となった九太も困惑するような指導しかできませんでした。そこで、バケモノの子で実は心優しい熊徹は九太の師匠であり父親!付喪神になった理由やラストの最後で剣になって死んだのかネタバレ紹介します。

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目次

  1. バケモノの子の熊徹とは?
  2. 熊徹は九太の師匠であり父親!関係を考察
  3. 熊徹はラストの最後で剣になって死んだ?
  4. バケモノの子の熊徹の友人
  5. バケモノの子の熊徹の声優キャスト
  6. バケモノの子の熊徹に関する感想や評価
  7. バケモノの子の熊徹まとめ

バケモノの子の熊徹とは?

バケモノの子で熊顔の大柄なバケモノである熊徹は、次期「宗師」候補の一人といわれるほどの実力者となっていました。渋天街で一、二を争うほどの最強のバケモノだったのです。しかし、孤児として天涯孤独で育った熊徹は横暴で短気だったため弟子を取ることができませんでした。そこで、人間界で孤独になっていた九太の師匠であり父親となった熊徹は付喪神になった?ラストの最後で剣になって死んだのかもネタバレ紹介します。

バケモノの子の作品情報

バケモノの子の概要

日本のアニメ制作会社であるスタジオ地図によって制作された「バケモノの子」は、2015年7月11日に東宝から公開された上映時間:119分の人気のアニメーション映画です。バケモノの世界と人間の世界を行き来する少年の姿を描いたバケモノの子は、2009年8月の「サマーウォーズ」や「おおかみこどもの雨と雪」に続き、アニメ監督でありアニメーターの細田守監督によって制作されました。

第3作目(長編オリジナル作品の中で)となったバケモノの子は、前作に引き続き細田守監督が脚本を手掛けています。新冒険活劇として描かれているバケモノの子は、渋天街というバケモノの世界を舞台として血が繋がっていないバケモノと人間の子供が親子のような絆を作り上げていく姿が描いていきました。スペインで開催された第63回サン・セバスティアン国際映画祭においてコンペティション部門に選出された作品となっています。

バケモノの子のあらすじ

9歳の九太(本名:蓮)は、母親が事故に遭ってしまったことで親戚に預けられることになります。彼には父親もいましたが、両親は母方の親戚によって無理矢理離婚させられていたためその後、失踪してしまった父親は自分の妻が死亡してしまったことを知る由もありませんでした。周囲の大人の身勝手な振る舞いに嫌気がさしていた九太は、引っ越しの際に家を飛び出し、渋谷の路地裏をぶらぶら彷徨うようになります。

熊徹のプロフィール

バケモノの子で横暴な性格であるものの実は心優しい一面も持っている熊徹は、行き場を失った九太を自分の弟子に招き入れます。本来、バケモノの世界へ人間の子供を入れるのは禁止されていました。しかし、それを冒してまで九太の面倒を見たのは、自分もかつて孤児だったため天涯孤独に育った辛さを知っていたからだったようです。

  • 名前:熊徹(くまてつ)
  • 正体:熊顔のバケモノ、次期「宗師」候補
  • 強さ:渋天街で一、二を争う最強のバケモノ
  • 性格:粗暴、横暴、品格がない、心優しい
  • 弟子:九太
  • 過去:孤児、独学で武術を極める
  • CV(声優):役所広司

孤児として育った熊徹は、渋天街において一、二を争う最強のバケモノとなっていましたが、粗暴な性格であったため宗師候補でありながら、弟子も取れず、嫁も見つからない状態となってました。しかし、人間の子である九太を弟子にしたことで、苦労しながらも急激に成長していきます。ラストの最後で付喪神になり弟子の九太の心の剣となって死んだ熊徹は、息子のような存在となった九太の心の中で生き続けることになりました。

「バケモノの子」公式サイト

熊徹は九太の師匠であり父親!関係を考察

九太との関係①師匠であり父親

バケモノの子で父親は母方の親戚によって強引に離婚させられたことで失踪、その後母親も事故によって死亡してしまったため9歳の九太はひとりぼっちになってしまいます。葬式の最中に親戚が集まって孤独になってしまった九太を引き取る話し合いをしていましたが、そこには全く愛情がなかったのです。

何もかも嫌になって飛び出した九太は、熊顔のバケモノである熊徹に声をかけられ彼の弟子となるため、生活を共にするようになります。粗暴で品格がない性格の熊徹でしたが、まだ子供の九太のために必要なことはどんなことでもやらせようとしていました。好き嫌いを怒るなど親らしい一面も披露しています。不器用で幼稚な部分もありますが、心優しい熊徹はいつの間にか師匠であり父親役も担っていたのです。

九太との関係②一緒に成長した仲間

バケモノの子で孤児として生きてきた熊徹は、圧倒的な強さを誇っていましたが弟子を取って教えるとなると適切な言葉が出ないためいつも抽象的な指導となっていました。また、横暴で子供っぽい性格であるため、生意気で気が強い九太とよく喧嘩になっていました。ラストの最後で付喪神になる熊徹は、どんな時も真っすぐに九太と向き合うため、ぶつかることは多いもののお互いに素直に成長することができたようです。

最後は死んでしまう熊徹ですが、荒削りだった自分の武術も、幼い九太に教えることで磨きが掛かっていきました。9歳の九太も豪快な強さを持つ熊徹の真っすぐな指導によって、健全に成長することができたようです。師匠であり父親役の熊徹は、かけがえのない存在となっていきました。

九太との関係③子離れできない父親

バケモノの子で品格がない熊徹は、次第に成長する九太の姿に頼もしさを感じると共に寂しさも感じるようになります。ある日、数学の教科書を九太の部屋で見つけてしまった熊徹は、いつか人間の世界へ戻ってしまうのではないかと不安になり、取り乱して怒ってしまいます。

ラストの最後で付喪神になる熊徹に信用されていないと感じた九太は怒って出ていってしまいました。怒った熊徹は信用していなかったわけではなく、師匠であり父親役も担っていたため、いつの間にか親のような心境になっていたのです。子離れできない父親のように取り乱していました。

九太との関係④愛を注いでくれた恩人

バケモノの子で粗暴な性格であるものの心優しい熊徹によって、ライバルである猪王山は倒されてしまいます。ライバルだった猪王山は人間だったため、彼の息子となっている一郎彦も生意気な九太同様に人間だったのです。父親が敗れたことで胸に闇の穴ができてしまった一郎彦は渋谷で暴走してしまいます。

自分と同じく人間で自分も同じような心の闇を持っていた九太は、暴走した一郎彦を放っておけなかったため、自分の命を懸けて止めようとしました。その事を知った熊徹は、瀕死の状態であるにも関わらず付喪神になることを望み、ラストの最後で剣になって死んだのです。しかし、息子同然の九太の胸にある闇の穴を埋めるように吸収された熊徹は、彼の心の中でずっと生きていけるようになりました。

熊徹のような父親は時代遅れ?

バケモノの子で息子同然の九太のためにラストの最後で付喪神になって剣に宿り死んだ熊徹は、確かな愛情を持っていましたが、時に横暴な振る舞いをして九太を困惑させていました。しかし、不器用でありながらもたっぷりの愛情を注いでいる熊徹という父親は時代遅れのような側面を持つものの、人間らしく育つためには必要なのかもしれません。子供は多くの大人から影響を受けて育つため一人くらい熊徹役が必要なのでしょう。

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熊徹はラストの最後で剣になって死んだ?

考察①剣に転生するとは?

バケモノの子で猪王山に勝つことができた熊徹は、宗師の資格を得ることができました。そのため、ライバルだった猪王山の息子である一郎彦が暴走した際に彼を止めようと戦う九太のために神様になる権利を利用して付喪神になることができたようです。

ラストの最後で付喪神になることができた熊徹は、炎の剣になって死んだように見えましたが、ぽっかり空いた九太の胸の闇の穴を埋めるように吸収されたため、死んだものの大好きな息子である九太の胸の中でいつまでも生き続ける道を得ることができたようです。

考察②付喪神とは?

バケモノの子で粗暴で品格がない性格の熊徹はラストで付喪神(つくもかみ)になっていました。付喪神とはそもそも何なのでしょうか?ラストの最後で剣になって死んだ熊徹が最後に神になった、付喪神について考察します。

長い年月使用した道具に宿る神や精霊のことを付喪神といいます。そのため、ピンチに陥った九太には長い間父親役の熊徹と一緒に修業した際に使用した剣があったため、付喪神となってその剣に宿り力を与えたようです。師匠であり父親役の熊徹はバケモノとしては死んだものの、神となって息子の心の中で生きることになりました。

考察③胸の中の剣になった?

バケモノの子で宗師になることができた熊徹は、神になる権利を得ることができました。そのため、息子である九太が命を懸けて戦っていると知った際には放っておけなかったようです。自分の肉体の命もわずかだと感じたのかもしれません。付喪神になったことで肉体は滅びたたため死んだことになりますが、ラストの最後で炎の剣になり、最終的に九太の胸の穴を埋めているため彼の胸の剣として生き続けているようです。

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バケモノの子の熊徹の友人

熊徹の友人①多々良

バケモノの子で粗暴で品格がない性格の熊徹には、9歳の九太に出会うまで弟子は一人もいませんでしたが友人は存在していました。そこで、実は心優しい熊徹の友人を紹介します。頭はいいものの口が悪い皮肉屋の多々良(たたら)は、猿顔のバケモノとなっています。

ラストの最後で神になって剣に宿って死んだ熊徹とは長い付き合いとなっており、彼が孤児で独学で武術を習得してきたことも知っているため、弟子の九太の指導に苦労していた熊徹にも心からのアドバイスをしていました。

熊徹の友人②百秋坊

バケモノの子で聡明で誰にでも優しく接することができる百秋坊(ひゃくしゅうぼう)も粗暴で品格がない性格の熊徹の旧友となっています。豚顔のバケモノであり僧侶である百秋坊は、怒る時には怒ることができるため、師弟関係に悩んでいた九太を支え、度々アドバイスをしていました。

家事全般を得意としている百秋坊は、9歳で何も知らない九太の生活面での師匠として存在していました。ラストの最後で付喪神になって剣に宿って死んだ熊徹の代わりに、友人の多々良と一緒に騒動終結後も九太を気に掛けて人間界へ度々出向いています。

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バケモノの子の熊徹の声優キャスト

役所広司のプロフィール

  • 名前:役所広司(やくしょこうじ)
  • 血液型:AB型
  • 身長:178㎝
  • 出身地:長崎県
  • 生年月日:1956年1月1日
  • 職業:俳優、声優
  • 活動期間:1978年から
  • 配偶者:河津左衛子(1982年から)
  • 所属事務所:ワイ・ケイ事務所

バケモノの子で横暴な性格であるものの仲間思いで息子的な存在の九太に対しての愛情に満ち溢れている熊徹のアニメ版の声を担当したのは俳優の役所広司さんです。俳優の役所広司さんは、豪快で短気な師匠であり父親役の熊徹を見事に演じ切っていました。仲代達矢さん主演の舞台公演を見て感動した彼は、役者の道を目指すようになります。「無名塾」という俳優養成所に合格したことで役者としての道を歩むようになりました。

役所広司の主な出演作品

俳優の役所広司さんの主な出演作品には、女咲かせますの三枝高志役や大阪極道戦争 しのいだれの吉川一平役、Shall we ダンス?の杉山正平役、絆 -きずな-の伊勢孝昭役、金融腐食列島 呪縛の北野浩役、赤い橋の下のぬるい水の笹野陽介役、レイクサイド マーダーケースの並木俊介役、それでもボクはやってないの荒川正義役、十三人の刺客の島田新左衛門役、聯合艦隊司令長官 山本五十六の山本五十六役などがありました。

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バケモノの子の熊徹に関する感想や評価

バケモノの子で粗暴で品格がないものの心優しい熊徹と生意気であるものの強い心を持った九太がかっこいいと感想を寄せている人もいました。師匠であり父親役を担うことになった熊徹は、最終的に戦いに勝利して宗師になることができました。しかし、ライバルの息子によって刺され重傷になってしまいます。暴走する一郎彦を止めようとした九太の力になるためラストの最後で付喪神になり剣に宿って死んだのです。

バケモノの子を寝る前に見たという人の中には、やはり、孤児でありながら独学で武術を極めた熊徹がかっこいいと感想を寄せている人もいました。こんな人になりたいと感じた人もいたようです。ラストの最後で死んでしまうのは悲しいものの、いつまでも大好きな息子的な存在の九太の胸の剣として生きることができる熊徹は幸せなのかもしれないと感じている人もいました。

バケモノの子で品格が全くない横暴な熊徹を初めて見た時から好きだと感想を寄せている人もいました。9歳の生意気でかわいい九太との師弟兼親子関係が熱いと感じた人もいたようです。常に喧嘩になってしまう二人の姿が微笑ましいと感じた人もいました。ラストの最後で付喪神になり剣に宿って死んだ姿に深い愛情を感じ、感動したという人もいたようです。血は繋がってないものの熊徹は深い父親の愛情を披露していました。

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バケモノの子の熊徹まとめ

バケモノの子で粗暴で短気な性格の熊徹は、孤児として生きてきたため独学で武術を習得して渋天街においてトップクラスの実力を得ることができるようになりました。しかし、感覚で何でも行ってしまう熊徹は弟子を取ったことがなかったため、宗師になることができませんでした。

荒々しい子供っぽい性格の熊徹は、両親を亡くした9歳の九太と出会い師匠であり父親となったことで大きく成長することができ、宗師になることもできました。ラストの最後では大切な九太のために神になり剣に宿って死んだものの、息子となる九太の胸の中で生き続けることになります。

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