【キングダム】左慈(さじ)は実在した人物?強さや実写映画で演じた俳優は?

古代中国の春秋戦国時代を舞台とした「キングダム」には左慈(さじ)というキャラクターがいます。「キングダム」に登場する左慈(さじ)は物語序盤のキャラクターですが、モデルとなった人物は実在していたのでしょうか?今回は、「キングダム」に登場する左慈(さじ)の強さやモデルといったことのほかに、実写映画「キングダム」で左慈(さじ)役を演じた俳優について紹介していきます。

【キングダム】左慈(さじ)は実在した人物?強さや実写映画で演じた俳優は?のイメージ

目次

  1. キングダムの左慈(さじ)とは?
  2. キングダムの左慈(さじ)は史実で実在する?経歴も紹介
  3. キングダムの左慈(さじ)の強さ
  4. キングダムの左慈(さじ)役の実写映画の俳優キャスト
  5. キングダムの左慈(さじ)の活躍
  6. キングダムの左慈(さじ)に関する感想や評価
  7. キングダムの左慈(さじ)まとめ

キングダムの左慈(さじ)とは?

「キングダム」に登場する左慈(さじ)は、王弟・成蟜(せいきょう)側に所属する上級武官で、「キングダム」の序盤で信たちの前に立ちはだかる強力な敵でした。また、実写映画版「キングダム」ではラスボスとして登場して強い印象を与えたキャラクターです。今回は、そんな左慈(さじ)の強さやモデルのほかに、実写映画版「キングダム」で左慈(さじ)役を演じた俳優を紹介します。

キングダムの作品情報

キングダムの概要

「キングダム」は古代中国の春秋戦国時代末期を舞台とした漫画作品で、作者は原泰久さんです。2006年より「週刊ヤングジャンプ」で連載されている「キングダム」は第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞している人気作品で、2021年7月時点で累計発行部数は8300万部を突破しています。2011年にアニメ化が発表された「キングダム」は2020年から第3シリーズが放送されています。

また、2019年に実写映画版「キングダム」が上映され、今回メインで紹介する左慈が活躍するシーンが描かれてました。

キングダムのあらすじ

紀元前の中国の秦に、信と漂という2人の戦災孤児がいました。2人の前に秦国大臣の昌文君があらわれ、漂を見出します。見いだされた漂のみが士官を果たしますが、その1月後の夜に血まみれの漂が信の元へと戻ってきました。そして漂は信に一枚の地図と大将軍の夢を託して命を落とします。地図に書かれた場所へ行った信、そこには漂とそっくりの少年がいました。

左慈(さじ)のプロフィール

「キングダム」に登場する左慈(さじ)は王弟反乱編に登場するキャラクターで、竭氏傘下将軍の上級武官です。竭氏の人斬り長と呼ばれていて、山の民を圧倒するほどの強さをもちます。また、原作版と実写映画版では左慈の強さや設定が違いますが、それについては「キングダムの左慈(さじ)役の実写映画の俳優キャスト」の項で詳しく紹介します。

左慈(さじ)の性格

「キングダム」に登場する左慈(さじ)は、自分自身を「天下最強」と豪語するほどの自信家、そして竭氏の人斬り長と呼ばれるほどの実力者です。プライドが高く、自分自身の力を過信するところがあり、その性格がのちに紹介する信との一騎打ちで悪い方向に出ました。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

キングダムの左慈(さじ)は史実で実在する?経歴も紹介

左慈(さじ)は史実で実在する?

古代中国の春秋戦国時代末期を舞台とした「キングダム」の登場人物のなかには、実在の人物をモデルとしたキャラクターが登場します。それでは左慈(さじ)には実在したモデルがいるのでしょうか?中国史で左慈(さじ)という人物がいますが、「キングダム」の時代には左慈という人物は登場しません。そのため、「キングダム」に登場する左慈(さじ)は名前だけその左慈(さじ)からとったのではないかといわれています。

それでは実在した左慈(さじ)はどの時代に活躍した人物なのでしょうか?中国史で実在したとされている左慈(さじ)は三国志時代の人物です。そんな左慈(さじ)は三国志を舞台とした「三国志シリーズ」「三国無双シリーズ」をはじめ、アニメ「一騎当千」などに左慈をモデルとしたキャラクターが登場します。

左慈(さじ)の経歴

それでは三国志時代に実在したとされる左慈(さじ)の経歴を紹介します。なぜ実在したと「される」と言われているのかというと、左慈(さじ)の経歴には不思議な点が多いためです。その経歴とは、「水をはった銅盤に糸を垂らして鱸を釣り上げてみせた」というものや、曹操が「蜀の姜維生姜も食べたい」とつぶやくと遠く離れた地にいるはずなのにすぐに持って帰ってきたといったものです。

また、300歳を自称している老人として「後漢書」に記載されている仙人です。実在したとされる左慈(さじ)は、「キングダム」に登場する左慈(さじ)とはまったく違う性格やキャラクター性のため、名前以外に大きな関連はないとされています。

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キングダムの左慈(さじ)の強さ

左慈の強さ

「キングダム」に登場する左慈(さじ)の強さを紹介します。「キングダム公式ガイドブック」によると左慈(さじ)の武力は87となっています。武力87は張唐将軍の86や万極の88と近い数字で、少なくても将軍クラスの強さがあるのではないかとされています。しかし自分自身を「天下最強」と言っていますが、そこまでの強さはなさそうです。

左慈の知力

武力は将軍クラスの強さを誇る左慈(さじ)ですが、知力はあまり高くないようです、実際に、「キングダム公式ガイドブック」に記載されている左慈の知力は62で、山の民であるバジオウなどより低い数値となっています。またすぐにキレるシーンが描かれているキャラクターのため、知力はあまり高くないのは間違いないようです。

左慈の階級は戦場に出ていたらどうなっていた?

左慈は武力だけなら将軍クラスの強さがありますが、知力や指揮力はあまり高くないキャラクターです。「キングダム」の世界では、個の武力だけではなく指揮力が階級を上げるために必要になります。そのため、左慈は戦場に出たとしたら千人将程度の階級で、将軍にはなれなかったのではないかとされています。

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キングダムの左慈(さじ)役の実写映画の俳優キャスト

左慈(さじ)は実写映画でラスボスとして登場

原作漫画「キングダム」ではあまり活躍の場が多くない左慈(さじ)ですが、実写映画版「キングダム」では王弟反乱編のラスボスで登場します。原作漫画「キングダム」でこの立場にいるキャラクターはランカイでしたが、2人の登場順が逆転して描かれています。また、ラスボスとなった左慈(さじ)は原作漫画版「キングダム」の左慈(さじ)より強いキャラクターとして登場します。

実写映画版「キングダム」で左慈(さじ)役を演じた俳優は坂口拓(TAK∴)さんですが、坂口拓(TAK∴)が演じる左慈(さじ)の動きがあまりに速すぎてカメラが追いきれないほどのものでした。そして、共演した信役を演じた山崎賢人さんはインタビューでその動きを「怖かった」と語っています。

左慈(さじ)は実写映画で元将軍設定が追加された?

原作漫画「キングダム」で左慈(さじ)には元将軍という設定がありません。しかし、実写映画版「キングダム」でラスボスとして描かれた左慈(さじ)は、元は将軍だったという設定がつけられています。そんな左慈(さじ)は、左慈(さじ)役を演じた俳優である坂口拓(TAK∴)さんの迫力ある演技により原作漫画版より人気キャラクターとなったようです。

坂口拓(TAK∴)のプロフィール

実写映画版「キングダム」で左慈(さじ)役を演じた俳優の坂口拓(TAK∴)さんを紹介します。坂口拓(TAK∴)さんはアクション俳優として活躍するだけではなく、アクション監督、アクションコーディネーターといった活動をされています。また、実写映画版「キングダム」で信役を演じた山崎賢人さんなどにアクション俳優としての指導をおこないました。

そんな坂口拓(TAK∴)さんの俳優デビュー作品は2001年に公開された映画「VERSUS」で、この作品は海外でもヒットしました。そして世界でも名の知れたアクション俳優として人気になります。

坂口拓(TAK∴)の代表作

実写映画版「キングダム」で左慈(さじ)役を演じた俳優の坂口拓(TAK∴)さんは先ほど紹介したとおり、2001年に公開された映画「VERSUS」でデビューしました。そんな坂口拓(TAK∴)さんの代表作は映画「VERSUS」のほかに、「あずみ」「地獄甲子園」「最強兵器女子高生 RIKA」などです。また、映画以外にもテレビドラマ「ビー・バップ・ハイスクールシリーズ」「レッドアイズ 監視捜査班」といった作品に出演しています。

坂口拓(TAK∴)は一度引退していた?

実写映画版「キングダム」で左慈(さじ)役を演じた俳優の坂口拓(TAK∴)さんですが、実は1度引退しています。それは2013年3月で、映画「狂武蔵」の撮影後のことでした。映画「狂武蔵」で坂口拓(TAK∴)さんはワンカット77分の撮影にチャレンジ、558人斬りに挑みました。この撮影で肋骨や指の骨折といった大けがをしてしまい、「もうやめよう」と思ったそうです。

そんな坂口拓(TAK∴)さんは2014年に「TAK∴」として俳優業に復帰しました。その理由は、それまでアクション俳優一筋だったためどの仕事につけばわからないといったことが理由のひとつだったそうです。そして、零距離戦闘術(ゼロレンジコンバット)を編み出した稲川義貴と出会いアクション俳優として復活したいという気持ちになったようです。

坂口拓(TAK∴)が出演する「狂武蔵」が公開

実写映画版「キングダム」で左慈(さじ)役を演じた俳優の坂口拓(TAK∴)さんが1度引退するきっかけとなった「狂武蔵」ですが、2020年に公開されました。お蔵入りになっていた「狂武蔵」はクラウドファンディングの成功を受けて制作、監督は実写映画版「キングダム」と同じく下村勇ニさんです。

坂口拓(TAK∴)は結婚している?嫁や子供は?

実写映画版「キングダム」で左慈(さじ)役を演じた俳優の坂口拓(TAK∴)さんですが、どうやら結婚はしていないようです。ちなみに姉の坂口阿紀さんは劇団に所属していて、脚本・演出を担当しています。

坂口拓(TAK∴)が2019年のクリスマスを一緒に過ごした相手

結婚していない坂口拓(TAK∴)さんですが、2019年のクリスマスにある人物と一緒に過ごしたということで話題になりました。その人物とは女性ではなく男性、実写映画版「キングダム」で共演した山崎賢人さんのようです。クリスマスにぼっちだった坂口拓(TAK∴)さんが、山崎賢人さんに連絡をして一緒に過ごしたとのことです。

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キングダムの左慈(さじ)の活躍

左慈(さじ)の初登場は何巻?

原作漫画「キングダム」で左慈(さじ)が初登場したのは、コミックス4巻です。信たちが王宮のある街に入ったとき、山の民を馬鹿にした兵を殴りつけたのが初登場シーンです。ここでは、兵を殴ったときに「あ?」と声を挙げて威嚇をしています。

活躍①山の民をあっさり倒す

原作漫画「キングダム」で信や壁、山の民たちは成蟜のいる本殿を目指しました。このときに彼らを待ち受けていたのが、左慈(さじ)と左慈(さじ)が率いる兵たちです。山の民は左慈(さじ)に対して攻撃を仕掛けますが、それを一太刀で真っ二つにします。そしてもう一太刀でさらに1人の山の民を打ち破りました。

それなりに武力がある山の民をまったく相手にせずにあっさり倒した左慈(さじ)、このことからも左慈(さじ)の武力の高さがうかがえます。

活躍②壁も左慈のオーラの前で体が動かなくなる

山の民をあっさり打ち破った左慈(さじ)に対して、数々の戦いで活躍してきた壁ですらそのオーラの前に体が動かなくなってしまいます。そんな左慈(さじ)に対して唯一動けたのは信、信は左慈(さじ)と互角の戦いを繰り広げます。このときに壁は「将来の大将軍を死なせてはいけない」と左慈(さじ)に斬りかかります。

しかし、壁は左慈(さじ)を打ち破ることができずに逆に斬られてしまいました。これで動けるのは信のみとなってしまいます。

活躍③信との一騎打ち

壁が介入する前に左慈(さじ)にとどめを刺されそうになっていた信。その信は壁が斬られた姿を見て激昂し、左慈(さじ)に斬りかかります。そんな信をあっさり退ける左慈(さじ)は、「剣は力、剣は速さ、共に最上を極める俺は天下最強だ」と言います。そして切り傷をつけられた左慈(さじ)は切れて、信を嬲り殺しにしようとします。

絶体絶命の信でしたが、左慈(さじ)の「天下最強」という言葉によって火が付きました。すでに体がぼろぼろで、余力は最後の一刀分だけです。その力で左慈(さじ)を斬りつける信、左慈(さじ)も反撃します。このときに、壁から受けた傷で力が落ちていた左慈(さじ)、一騎打ちの結果は信の勝利となりました。

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キングダムの左慈(さじ)に関する感想や評価

実写映画版「キングダム」で、坂口拓(TAK∴)さんが演じる左慈(さじ)がかっこいいという感想や、坂口拓(TAK∴)さんを観るため映画館へ行ったといった方がいます。

原作漫画「キングダム」ではあまり活躍のシーンが多くない左慈(さじ)ですが、実写映画版ではラスボス的な存在として描かれました。そのため、実写映画版の左慈のほうが原作漫画版より好きという感想があります。

実写映画版「キングダム」の左慈(さじ)を見て、坂口拓(TAK∴)さんのファンになったという方がたくさんいました。そのなかには、「狂武蔵」も見に行ったという方がいます。

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キングダムの左慈(さじ)まとめ

「キングダム」に登場する左慈(さじ)と、実写映画版「キングダム」で左慈役を演じた坂口拓(TAK∴)さんについて紹介しました。漫画版より圧倒的にかっこいいという評価が多い左慈(さじ)、まだ実写映画版「キングダム」を見ていない方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

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