2021年08月25日公開
2021年08月25日更新
【呪術廻戦】九十九由基の術式・能力を考察!特級術師としての実力や人物像は?
『呪術廻戦』の重要キャラクター・九十九由基の術式・能力、目的などはファンにも注目されています。特級術師としての実力や人物像、目的はストーリー上でも重要なポイントとなっていて、様々な考察が行われています。今回はメガヒット漫画『呪術廻戦』の九十九由基の基本的な情報や術式、正体、目的、黒幕説、各キャラクターとの関係性、強さ、ネット上の感想などを考察していきましょう。
目次
九十九由基とは?
九十九由基は『呪術廻戦』の中でも人気の高いキャラクターであり、その強さは作中でもトップクラスと言われています。各キャラクターへの影響も凄まじく、作中全体でもかなりの重要キャラクターであると推測されています。2021年には『呪術廻戦』の劇場版作品の制作も決定しているので、ここではまず『呪術廻戦』と九十九由基の基本的な情報をまとめていきましょう。
呪術廻戦の作品情報
『呪術廻戦』は圧倒的な人気を見せる作品であり、『第二の鬼滅の刃』とも言われているメガヒットコンテンツです。アニメもメガヒットを飛ばし、主題歌や声優、さらには劇場版作品まで数多くのことが話題になっています。特に2021年には『呪術廻戦』の劇場版も決まったため、注目度がますます高まっています。
呪術廻戦の概要
『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』は芥見下々によって描かれるダークファンタジーであり、『週刊少年ジャンプ』2018年から連載中の大人気漫画です。プロトタイプ兼前日譚である『東京都立呪術高等専門学校』に続いて発表された作品であり、世界観は二作品で共通しています。テレビアニメもメガヒットを記録していて2021年には『東京都立呪術高等専門学校』を原作にした劇場版作品が制作されることが決定しています。
呪術廻戦のあらすじ
2018年6月の宮城県仙台市で高校生・虎杖悠仁は祖父を失いました。彼は生まれつきの常人離れした身体能力を持っていて、彼は突如として呪霊との戦いに巻き込まれてしまいます。その中で危険な呪物である『両面す宿儺の指』を食べて両面宿儺の受肉体として驚異的な強さを手に入れてしまいます。そして彼は呪術のコントロールを学ぶために、東京都立呪術高等専門学校へと入学しました。
そして最強の呪術師である五条悟の元で、伏黒恵、釘崎野薔薇と共に様々な任務をもなしていくようになります。虎杖は自身の中にいる両面宿儺とのせめぎ合いを経て成長しながら、呪霊との戦いで傷ついていくことになるのでした。
九十九由基のプロフィール
九十九由基のプロフィールを見ていきましょう。九十九由基は特級呪術師であり、その存在は呪術師界では知らない人がいない存在です。しかし、個人的なプロフィールはほとんど明かされておらず、「天元」との関係やその思想、強さにより大きな影響力を持っていますが、まだ不明なことが多いキャラクターとなっています。
九十九由基の術式や能力・特級術師としての実力・強さを考察
ここでは九十九由基の術式や能力・特級術師としての実力・強さを考察していきましょう。四人しかいない特級呪術師の一人であり、その中では最も年齢は高いと考えられている存在です。その強さや能力は不明ですが、特級は規格外の強さを持つ存在であり、彼女以外の三人の特級呪術師は一人でも呪術師界の情勢を変えてしまう程の影響力や能力を持っていて、九十九由基はその中でも特殊な存在として警戒されています。
考察①術式は不明
九十九由基の考察①は『術式は不明』です。九十九由基は特級呪術師ですが、その強さや能力などは明かされていません。術式・能力はまったくの不明ですが、特級呪術師の術式はみな規格外の能力となっていてその術式一つで世界を揺るがすほどの能力や強さを持っている者も少なくありません。九十九由基の存在は呪術師の中でも有名で、偽夏油ですら警戒心をむき出しにするほどでした。
考察②領域展開は使用できる?
九十九由基の考察②は『領域展開は使用できる?』です。領域展開は使用できるかは不明ですが、特級呪術師であれば難なくこなすことはできると考えられています。しかし、特級の術式は特殊なモノも多く、領域展開などの技ができないという特殊性を持っていることもあります。夏油は領域展開ではなく『極ノ番』を使用していましたし、乙骨憂太は体術に特化していたため領域展開を見せることはありませんでした。
考察③ハンターハンターの密室遊魚に似ている?
九十九由基の考察③は『ハンターハンターの密室遊魚に似ている?』です。最初の登場時には謎の生物が彼女の周りを飛んでいてその生物もファンの間では話題になっています。この生物がメガヒット漫画『ハンターハンター』に登場する密室遊魚に似ているという声もあります。密室遊魚は『ハンターハンター』屈指の人気キャラ・クロロの能力の一つであり、いまでも彼の代表的な技として知られています。
『呪術廻戦』は『ハンターハンター』や『BLEACH』などのジャンプ作品からの影響が強いと言われていて、『呪術廻戦』のキャラクターや能力もこうした作品からの影響が色濃く出ています。そのため九十九の周りにいた能力もクロロの密室遊魚がモデルになっている可能性が指摘されています。
考察④体術に長けている可能性が高い?
九十九由基の考察④は『体術に長けている可能性が高い?』です。九十九由基は体術系の術師なのではないかと考えられてもいます。それは作中屈指の肉体の強さを持っている東堂の師匠であることからも推測されています。東堂の顔にある傷も九十九との修行でつけられたものであると明かされているので、東堂以上に体術に長けている可能性が高いとネット上では言われています。
九十九由基の人物像・目的や名言を紹介
ここからは九十九由基の人物像・目的や名言を紹介していきましょう。九十九由基の人物像は徐々に明かされていて、魅力的なキャラクターであることは分かっています。さらにその目的は五条や夏油とも違った方向に向いていて、呪術高専などとは距離を置いていることも注目されています。さらに東堂の名言が彼女の名言を真似したことだったことにもファンからは驚きの声が集まっています。
九十九由基の目的
九十九由基の目的は『呪霊のいない世界を作る』という事です。呪術高専のやり方である「対症療法」は生まれた呪霊を狩るというスローペースで進んでいきます。しかし、九十九は呪霊そのものをなくすという根本的なやり方を目指しています。九十九の「原因療法」は「呪霊の生まれない世界を作る」という目標にのみ集中しています。
そもそも呪霊は人間から漏出した呪力が積み重なって現れる存在です。そのため呪霊が生まれない世界を実現するために九十九は二つの方法を考えています。一つ目は『全人類から呪力をなくす』、二つ目は『全人類に呪力のコントロールを可能にさせる』という二つです。一つ目は禪院甚爾がモデルケースとなっていましたが、これは彼のような特異な存在のみができることと断言しています。
そのため九十九は本命を『全人類に呪力のコントロールを可能にさせる』という目的に定めています。この目的の研究を続けていて、世界中を旅しています。この目的のために動いているので九十九は必ずしも虎杖や高専の味方というわけではありません。「世界から呪霊をなくしたいだけのしがない美女」と自称し、かなり自由な立場で自分の目的のために活動していて呪術界の中でも異質な存在となっています。
九十九由基は日本三大怨霊・平将門の血筋?
九十九由基は日本三大怨霊・平将門の血筋であることが明かされています。天元との対面ではその場にいた呪術師をその立場で呼び分けました。虎杖は『宿儺の器』、脹相は『呪胎九相図(じゅたいくそうず)』と呼び、真希や伏黒を『禪院の子』、乙骨憂太を『道真の血』と呼んでいます。特級やそれに近いものはこうした特殊な血統であることが多いため、九十九由基は日本三大怨霊に1人出る平将門の血筋であってもおかしくありません。
五条悟も道真の血統であり、日本三大怨霊の末裔はいまでも絶大な呪力を持つポテンシャルがあります。実際にこの事実を聞いた時には高専の二年生は震えあがっていました。そのため特級としてかなり特異な存在である九十九由基は日本三大怨霊・平将門の血筋か、あるいは天元に通じる血筋という可能性が高いとされています。いずれにしろただの呪術師という可能性はほぼゼロであり、特殊な生い立ちであると言われています。
九十九由基の名言「どんな女が好みかな?」
九十九由基の名言「どんな女が好みかな?」は彼女の代名詞的なセリフとなっています。このセリフは弟子である東堂にも受け継がれていて「どんな女が好みだ?」というのは東堂の代名詞にもなっています。このセリフにどんな意味があるのかはそれほど明かされていませんが、東堂はこの問答で気に入らない結果であると激高するのに対して、九十九は怒ったりなどはしません。
九十九由基の正体や黒幕説
九十九由基の正体や黒幕説を考察していきましょう。いまだに謎が多い存在であり、敵なのか味方なのかは判断ができない状況です。少なくとも完全な善人というよりは自分の思想や考え方を貫くために立場を明確にしていないということが分かっていて、五条などの若手呪術師や多くの思惑を抱えている高専側、さらには危険な思想がある夏油一派などとも違う思惑を持っていると考えられています。
考察①五条過去編で黒幕説が浮上する
九十九由基の正体や黒幕説の考察①は『五条過去編で黒幕説が浮上する』です。長い間、九十九は偽夏油の正体なのではないかと言われていました。それは偽夏油が時々女性のような口調になることが多いからです。黒幕説がある九十九でしたが、これは渋谷事変の終盤とその後の天元との会話で否定されています。彼の正体は「史上最悪の術師」加茂憲倫であり、さらにそのもっと前から存在している者と明かされました。
九十九の目的は「呪霊の生まれない世界を作ること」ということなので、偽夏油が無為転変を求めて真人を吸収したことも九十九の目的と合致するということからそうした推測がなされていました。九十九由基は黒幕ではなく、偽夏油の件に関してはむしろ虎杖たちの味方の立場であることが明かされています。
考察②灰原から「悪い人ではない」と言われる
九十九由基の正体や黒幕説の考察②は『灰原から「悪い人ではない」と言われる』です。九十九由基は五条の過去編に登場した時に五条悟と夏油の後輩である灰原から『悪い人ではない』と認定されました。彼は自分の感覚は当たると豪語していて、夏油のことも「良い人認定」しています。実際に本物の夏油は心優しい青年であったがゆえに、危険な思想に傾倒した悲劇的な善人でした。
こうしたことからも灰原の良い人認定はかなり説得力があると見られていて、九十九もかなりの怪しさはありましたが、結果的には呪術師として虎杖側の味方についています。
九十九由基の活躍や登場回
ここでは九十九由基の活躍や登場回を紹介してきましょう。九十九由基はまだ登場シーンもそれほど多くなく、活躍や戦闘シーンも描かれていません。しかし、数少ない登場シーンの中でもファンを魅了していて、かなり重要な局面において登場することが多くなっています。
活躍や登場回①6巻
6巻に収録されている50話では九十九由基が初登場します。小学3年生の東堂が高校生と喧嘩していたときに、初めて九十九由基が登場します。当時から圧倒的な力を持っていて退屈な日常を過ごしていました。そんな退屈さに嫌気が差していたときに東堂の前に九十九が登場します。そして九十九は東堂に「どんな女がタイプかな?」と質問をして、東堂は退屈が裏返るだろうと直感的に感じて呪術師としての才能を開花させます。
活躍や登場回②9巻
9巻の76〜77話では夏油と五条悟の過去が描かれています。そして生前の夏油と接触して、その思想を伝えます。休憩スペースで夏油とその後輩である灰原は九十九に出会います。彼女は「呪霊の生まれない世界」を作るために旅をしていることを明かしますが、夏油に「術師から呪霊は生まれない」という情報を伝えたことが彼の危険な思想を加速度的に進ませることになりました。
活躍や登場回③15巻
15巻の130話では東堂が九十九直伝の簡易領域を発動することで九十九の存在が示唆されます。真人と虎杖、東堂との戦いにおいては真人が領域展開を発動したため、かなりの劣勢な情報になってしまいました。虎杖には真人の領域展開はそれほど効果を発揮しません。そして東堂は九十九由基直伝の簡易領域を展開して領域展開に対抗します。領域展開に対しての対処法を教えるなど師匠としてできることはしていることが明かされます。
九十九由基と他のキャラの関係
ここでは九十九由基と他のキャラの関係を見ていきましょう。かなりの強さと影響力を持っている九十九由基は他のキャラクターにも大きな影響を与えています。その性格やスタンスなどは変化が多い呪術師の世界でも異質にも見えるものであり、あの夏油傑ですら彼女の影響を強く受けている描写があります。さらに東堂にとっては師匠で憧れの存在でもあるなど、善悪に問わず影響を与えてしまう存在です。
九十九由基と夏油傑の関係
九十九由基と夏油傑の関係はかなり注目です。夏油が心を病み始めた18歳の頃に呪術高専で初めて接触することになりました。彼女は「呪霊が生まれない世界」を作ろうとしていると言い、夏油の危険な思想にヒントを与えてしまうことになります。そして、「術師だけの世界を作ることが効果的」と伝えましたが、同時にそんなことはほとんど不可能に近く、現実的ではないと言いました。
しかし、非呪術師の存在に疑問を持っていた夏油はこの言葉である危険な考えに囚われてしまいます。それは「非術師を皆殺しにし術師だけの世界を作る」というモノでした。九十九はこの考えを間違っていないと肯定しますが、それをする気はないと断言します。その言葉を聞いても夏油はこの考えにとらわれ続けてついに行動に移してしまいます。間接的に九十九が夏油の思想を加速してしまったことになる重要なシーンです。
九十九由基と東堂葵の関係
九十九由基と東堂葵の関係はファンにも好評を博しています。作中屈指の変人であり、かなりの実力を持つ呪術師・東堂が小学3年生の頃に出会って人生を変えたのが九十九由基でした。川で退屈な人生を憂いていた東堂の前に九十九が突如現れて、東堂の人生は呪術師の世界へと誘われていきます。この後、呪術の使い方や体術、領域展開への対処など様々なことを学んだと思われていて、師匠と弟子という立場になりました。
渋谷事変の時には東堂のことを気に懸けているセリフもあるなど弟子として可愛がっています。東堂も真人の領域展開に対して九十九直伝の簡易領域を使うなど、九十九の元で徹底的なトレーニングを積んでいます。
九十九由基と虎杖悠仁の関係
九十九由基と虎杖悠仁の関係は今後のストーリー上でも重要と言われています。主人公である虎杖との関係性はそれほど深くはありません。一時は九十九と虎杖は親子なのではないかとも言われましたが、原作者の芥見は明確に否定しています。しかし、渋谷事変では最後に登場して虎杖の命を救い、劣勢だった高専側を救いました。その後、高専に潜伏して虎杖たちの手伝いをしていて、その距離を縮めています。
九十九由基に関する感想や評価
ここでは『呪術廻戦』の九十九由基に関するネット上の感想や評価を見ていきましょう。九十九由基は作中でもかなりの重要なキャラであり、その強さやキャラとの関係性なども大きな注目が集まっています。その美しさや性格などからファンの急増しているので、ネット上でも人気が高まっています。そのため九十九由基に関する感想や評価はネット上でも数多く挙がっています。
九十九由基が好き!
呪術廻戦で一番好きな女性キャラは九十九由基です
— AKkи-ンゴロンゴロ保全地域あめ未な (@AKki_moco41re) August 6, 2021
九十九由基が好きという声もかなり多く、登場回数がまだ少ないにも関わらずトップクラスの人気を獲得しつつあります。ネット上には『九十九由基の登場の仕方からその性格までかなり好きなキャラなんだが』という声や『九十九由基のことが一番好きだな』という声、『呪術廻戦で一番好きな女性キャラは九十九由基です』という声が挙がっています。
九十九由基は最強?
呪術師側の最強の一角ですよ〜
— さくぱん (@saku_pan_02) July 29, 2021
九十九由基、どんな女がタイプかな?って言う台詞の元がこの人です
まだまだ謎で、単行本になってない話くらいでやっとまともに出てきた
特級呪術師である九十九由基は最強に近いのではないかというファンも数多くいます。ネット上には『他の特級を見ると九十九由基も化け物並みの強さがあってもおかしくない』という声や『九十九由基の実力は最強クラスなことは間違いないよな』という声、『呪術師側の最強の一角ですよ。九十九由基、どんな女がタイプかな?って言う台詞の元がこの人です』という声が挙がっています。
九十九由基と東堂の関係性も注目!
伏黒甚爾さんのスピンオフみたいですって主張するだけの呪霊だったんだけど、突如として東堂葵と九十九由基の過去話が読みたくなった。前者より需要なさそうだが。
— KT (@KT1063608) August 1, 2021
九十九由基と東堂の関係性にも注目が集まっています。人気キャラクター・東堂の人生に大きな影響を与えた存在としてファンにもその関係性は好評です。ネット上には『東堂に影響を与えるってどんなキャラクターなんだろ』という声や『東堂が憧れてるっていう構図が結構好き』という声、『突如として東堂葵と九十九由基の過去話が読みたくなった』という声が挙がっています。
九十九由基の術式まとめ
今回はメガヒット漫画『呪術廻戦』の九十九由基の基本的な情報や術式、正体、黒幕説、各キャラクターとの関係性、ネット上の感想などを紹介してきました。九十九由基の術式はいまだに不明ですが、特級術師として絶大な力を持っていると推測されています。渋谷事変以降はストーリーにも深く関わっているので、九十九由基の術式や目的もなどにも注目して『呪術廻戦』をお楽しみください。