【ワンピース】黒炭家の過去と一族を紹介！オロチの目的はワノ国を滅ぼすこと？

今回は「ワンピース」のワノ国編に登場する黒炭家の過去や迫害の歴史を紹介し、オロチの過去や目的を考察していきます。さらに、オロチを含めた黒炭家の生き残りを一覧で紹介し、黒炭ひぐらしや黒炭せみ丸、黒炭カン十郎の悪魔の実の能力や能力を使った悪事についてもそれぞれみていきます。まず、ここでは「ワンピース」の作品情報をみていきます。

「ワンピース（正式名称：ONE PIECE）」は1997年の「週刊少年ジャンプ」34号から20年以上もの間、連載が続いている国民的漫画作品で、国内でのコミック累計発行部数（2021年7月時点）は4億部を突破しています。また、海外と合わせた全世界での累計発行部数（2021年7月時点）は4億9000万部以上で、そのことから国内外で高い人気を集めていることが分かります。

さらに「ワンピース」はテレビアニメも1999年から20年以上放送が続いており、2000年から2019年にかけては劇場版アニメもトータルで14作品が公開となっています。

海賊王ゴールド・ロジャーが処刑され、海賊たちが「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を求めて争い合う大海賊時代が到来。主人公モンキー・D・ルフィも海賊王になる夢を抱き、ワンピースを求めて、東の海の小さな村から旅立ちます。そして、三刀流の剣士ゾロや航海士ナミ、狙撃手ウソップ、コックのサンジを仲間にしたルフィは、ワンピースが眠るとされる「偉大なる航路（グランドライン）」に挑んでいきます。

「ワンピース」のワノ国編で登場する黒炭家とは、かつてワノ国中で忌み名扱いされ、迫害されていた一族です。現在のワノ国の将軍をしているのは黒炭オロチで、好き勝手に振舞っていますが、かつてのワノ国は光月家が将軍として治める国でした。黒炭家がワノ国で迫害されるようになった原因はオロチの祖父にあります。

昔、光月おでんの父親である光月すきやきが誕生するまで、光月家にはワノ国の将軍職を継ぐ者がいませんでした。そこで、光月家は将軍の後を継ぐ者がなければ国が滅びると考え、有力な大名家の中から次期将軍候補を検討し始めます。そこで、名乗りを上げたのが、風月家、天月家、雨月家、霜月家、そして黒炭家でした。

特に、黒炭家のオロチの祖父は次期将軍の座を狙い、邪魔な他の一族の候補者を1人ずつ消していきます。しかし、その矢先、光月家に跡取りとなる光月すきやきが誕生してしまいました。

その後、他の大名家の人間を次々に殺害した犯人がオロチの祖父だと発覚。大罪を犯したオロチの祖父は切腹を命じられました。それと同時に、黒炭家自体も取り潰しとなり「黒炭」の名はワノ国中で忌み名扱いされ、一族は迫害されるようになりました。

オロチの祖父の大罪のせいで、お家が取り潰しとなった黒炭家の人々は海外に逃亡した者もいれば、そのままワノ国で隠れ暮らす者もいました。後者のオロチが言うには、オロチの祖父の死後も「黒炭」という名前を持つだけで見ず知らずの「正義の味方」を気取った民衆たちに追いかけまわされ、殴られたり、川に投げ込まれたり、挙句の果てには殺された者もいたそうです。

オロチも幼い頃から迫害を受け、親族が殺されるのを目の当たりにしています。さらに、カン十郎に至っては目の前で大衆演劇の役者だった両親を殺害された過去を持ちます。今でこそ、オロチはワノ国の将軍ですが、当時のワノ国では「黒炭」という名前が付くだけで、子どもでも迫害され、酷い仕打ちを受けたそうです。そして、そんな過酷な迫害がオロチたち黒炭家の人々ををワノ国の民衆や光月家への復讐へと駆り立てたようです。

黒炭家とオロチの過去とは、1つ目は謎の老婆とオロチの出会いについての考察です。迫害を恐れ、隠れ暮らしていたオロチのもとにある日、謎の老婆が現れます。老婆はオロチも知らなかった黒炭家の詳しい過去を話し、オロチに対して「お前は将軍になるよ」と告げます。そして、老婆は自身の悪魔の実の能力を披露。オロチにも「わしのいう事を聞くならば…力をあたえよう」と言い、彼に悪魔の実を食べさせました。

さらに、老婆は金を貯め、武器を生産し、その武器によって後ろ盾を得るようにオロチに助言します。こうして、黒炭家の光月家を転覆させるための計画が動き出したのでした。

黒炭家とオロチの過去とは、2つ目は康イエのところでコマ使いになるオロチについての考察です。41年前、父親である光月スキヤキに勘当され、行き場のないおでんは白舞の大名である霜月康イエのもとを訪れます。そこで、オロチが康イエの小間使いとして登場。既にオロチは計画を実行するため、康イエに近づいていました。

黒炭家とオロチの過去とは、3つ目は康イエの金庫の金がなくなった出来事についての考察です。あるとき、康イエの屋敷にあった金庫の金がなくなるという事件が発生。オロチはおでんが金を持ち去った犯人だと話します。

しかし、おでんならこそこそ盗まず、堂々と金庫の金を持っていくと思った康イエはオロチの言葉に違和感を感じていました。実際、康イエの目は正しく、金を盗んだのはオロチで、それをおでんのせいにしようとしていたのです。

黒炭家とオロチの過去とは、4つ目はおでんからお金を借りるについての考察です。九里を治める大名となったおでんでしたが、この頃のおでんは傳ジローが止めるのも聞かず、オロチの口車に乗せられて何度もお金を貸していました。おでんはこのときに貸した金が光月家転覆計画の資金になるとは知らず、彼が自身がお世話になった康イエの家臣だったことから、放っておけなかったのです。

黒炭家とオロチの過去とは、5つ目はおでんの紹介で光月家に仕えたことについての考察です。光月おでんの紹介でオロチは光月家に仕えることになります。しかし、このときのおでんはマネマネの実の能力により、おでんに化けた黒炭ひぐらしでした。

おでんに化けた黒炭ひぐらしはおでんの父親である光月すきやきの前で、オロチは自分の弟分でよく働き、薬も作れると紹介します。こうして、オロチはまんまと光月家の家臣になったのでした。

黒炭家とオロチの過去とは、6つ目はおでんに代わり将軍代理になったことについての考察です。ワノ国の将軍だった光月スキヤキが危篤となり、各大名たちが集められます。光月スキヤキは当然、息子のおでんを自身の跡取りと考えていました。しかし、おでんはそのときワノ国にはおらず、白ひげの船で旅をしていました。彼がすぐにワノ国に帰ってくるという保証も、鎖国中のワノ国から海外にいる彼と連絡をとる手段もありません。

そのため、光月スキヤキはおでんが帰ってくるまでの間、おでんの弟分だというオロチを将軍代理に据えることと大名たちに伝えます。そこで初めてオロチが自身が「黒炭」であることを公言。一族の過去の大罪を償うため、光月家に尽くすと宣言しました。

しかし、その場にいた康イエはオロチがおでんの弟分だという話や、彼が黒炭の姓を隠していたことに違和感を感じます。さらに、このときの光月スキヤキもまた黒炭ひぐらしの変装でした。本物の光月スキヤキはオロチらの陰謀によって、このとき既に亡くなっていたようです。

黒炭家の生き残り一覧、1人目は黒炭ひぐらしです。オロチの前に現れた謎の老婆で、オロチが将軍になれるように彼に様々な策を授けました。さらに、オロチに悪魔の実を与えたのも彼女です。

黒炭家の生き残り一覧、2人目は黒炭せみ丸です。黒炭家に仕えていた家臣の1人で、三味線を弾きながらオロチに黒炭家の過去や彼の祖父の大罪について詳しく教えた人物です。

黒炭家の生き残り一覧、3人目は黒炭カン十郎です。黒炭家の分家にあたる大衆演劇の一族の出身ですが、「黒炭」の名がつくという理由だけで、両親を舞台上で殺害された過去を持ちます。両親の死後、生きる希望を失くし、死に場所を求める彼は演技をすることでしか生きることができませんでした。そして、そんなカン十郎を拾ったオロチは、彼を光月家に送り込み、内通者として利用していました。

黒炭家の一族の能力一覧、1人目は黒炭オロチの能力です。オロチは動物（ゾオン）系悪魔の実「ヘビヘビの実」の幻獣種モデル「八岐大蛇」の能力者で、ヤマタノオロチに変身することができます。作中ではまだ1度しか変身した姿が描かれておらず、どのような攻撃があるのかも不明です。

黒炭家の一族の能力一覧、2人目は黒炭ひぐらしの能力です。超人（パラミシア）系悪魔の実「マネマネの実」の能力者で、相手の顔に触れるだけで顔も体型も声も、その相手そっくりに変装することができます。また、その実の後任者はアラバスタ編やインペルダウン編で活躍した「ボンちゃん」ことボン・クレーです。

黒炭家の一族の能力一覧、3人目は黒炭せみ丸の能力です。超人（パラミシア）系悪魔の実「バリバリの実」の能力者で、自由自在に最強のバリアを張ることができます。バリアの耐久性は相当なもので、どんな強者でも破ることは不可能です。また、その実の後任者はドレスローザ編で活躍した麦わら大船団の2番船船長バルトロメオです。

黒炭家の一族の能力一覧、4人目は黒炭カン十郎の能力です。超人（パラミシア）系悪魔の実「フデフデの実」の能力者で、描いた絵を実体化できます。本当は絵が上手いにも関わらず、麦わらの一味や赤鞘たちの前ではわざと下手な絵を描き、欺いていました。

「ヘビヘビの実」モデル「八岐大蛇」の能力者である黒炭オロチは、自分に逆らった小紫を怖がらせるために、八岐大蛇に変身しました。

「マネマネの実」の能力者である黒炭ひぐらしは、オロチをおでんの弟分として信用させるためにおでんに変装。さらに、光月スキヤキ殺害後は光月スキヤキに化けて、家臣や民衆を欺き、オロチを将軍代理の地位に就けることなどに能力を使いました。

「バリバリの実」の能力者である黒炭せみ丸は、帰国したおでんが激怒してオロチに斬りかかった際、バリアを張ってオロチを守るために能力を発揮しました。

「フデフデの実」の能力者であるカン十郎は、錦えもんたちの前で正体を明かした後、蛇の絵を描いてモモの助と共にいたしのぶを拘束。さらに、モモの助を連れ去る際、鶴の絵を描いて飛び立ち、「墨雲」を描いて侍たちが乗る船の上に矢の雨を降らせました。

黒炭ひぐらしの目的は光月家への復讐のため、黒炭オロチを将軍にすることでした。ワノ国の民衆を黒炭家の一族を迫害した罪人と捉えているオロチも、ワノ国を滅ぼすことがワノ国に住むすべての人々への復讐と考え、自らを将軍にする黒炭ひぐらしの計画に加担しました。

おでんとカイドウの一騎打ちでは、二刀流を使いこなすおでんが有利に戦いを進め、おでんの愛刀「閻魔」がカイドウの硬い皮膚に傷をつけます。そのままおでんが勝利を収めると思われていた両者の戦いでしたが、途中で黒炭ひぐらしは卑怯な手段をとります。

黒炭ひぐらしは自らの能力でおでんの息子であるモモの助に化け、モモの助がカイドウ側の人質にとられたという演技をします。そのことで一瞬の隙ができたおでんはカイドウの攻撃をもろに受け、無念ながら倒されてしまいました。これがおでんがカイドウに敗れた本当の理由です。

こちらは「ワンピース」に登場する黒炭家に関するツイートです。黒炭家の過去が明らかになり、ワノ国の民衆の行いが酷いという感想となっています。また、そんな過去を持つオロチですが、復讐を成功させている以上、その最後をどう描くのか気になるそうです。

こちらも「ワンピース」に登場する黒炭家に関するツイートです。オロチの悲しい過去が明らかとなり、読者がそれまで溜め込んでいた怒りのやり場がなくなったという感想で、ワノ国の民衆が日和見主義がちだということが分かったそうです。

こちらも「ワンピース」に登場する黒炭家に関するツイートです。黒炭家の過去が明らかとなったことで、黒炭家の者たちをただ倒して終わりではなく、彼らにも救いの手が差し伸べられてほしいという感想となっています。

いかがでしたか？「ワンピース」のワノ国編の黒炭家やオロチの過去を考察し、オロチの祖父がかつて犯した大罪により「黒炭」という名を持つだけで、黒炭家の者たちはワノ国で迫害されてきたこと。黒炭ひぐらしと出会ったオロチは黒炭家の生き残りによる光月家への復讐計画に乗り、康イエや光月おでんに近づいたり、黒炭ひぐらしの能力で光月家の家臣や民衆を騙したりして、将軍の座に就いたことなどが分かりました。

さらに、黒炭家の生き残りを一覧で紹介し、黒炭オロチや黒炭ひぐらし、黒炭せみ丸やカン十郎の悪魔の実の能力や能力を使った悪事についてもそれぞれみてきました。皆さんもぜひ「ワンピース」ワノ国編に登場する黒炭家に注目してみてください！