2020年05月12日公開
2022年11月15日更新
【ワンピース】黒炭ひぐらしはマネマネの実の過去の所有者!元ロックス海賊団?
『ワンピース』のワノ国編第2幕では20年前のワノ国に何があったのか、おでんの過去が明らかになりました。おでんの過去では、黒炭ひぐらしという人物が登場します。黒炭ひぐらしはマネマネの実の所有者で、能力で顔を変える事ができました。その中にシキも含まれていたことから、黒炭ひぐらしはロックス海賊団だったのではないかと考察されています。この記事ではそんな黒炭ひぐらしの考察をまとめています。
目次
黒炭ひぐらしはマネマネの実の過去の所有者
ワンピースの作品情報
黒炭ひぐらしとは、『ワンピース』のワノ国編に登場する人物です。『ワンピース』とは主に海賊同士の戦いを描いた作品ですが、ストーリーには巧妙な伏線が張られているため、物語の考察も人気の漫画です。そんな『ワンピース』は一体どのような作品なのか、ここでは『ワンピース』の作品概要やあらすじを紹介します。
ワンピースの概要
『ワンピース』は尾田栄一郎によって、集英社の週刊少年ジャンプという漫画誌で連載されている作品です。20年以上連載されており、幅広い年齢層から人気があります。読者からは「ワンピ」という略称で呼ばれています。2020年4月の段階で日本国内の累計発行部数は3億を越えており、数多くの出版記録を持っています。また、東京には「東京ワンピースタワー」という大型テーマパークもあります。
ワンピースのあらすじ
主人公のモンキー・D・ルフィは、赤髪のシャンクスと呼ばれる海賊に憧れて17歳で海賊を始めました。ルフィは仲間と共に航海を進め、危険なグランドラインではさらなる敵・世界政府と戦います。やがて麦わらの一味はグランドラインの後半の海「新世界」へと進み、ハートの海賊団・ワノ国の侍・ミンク族と海賊同盟を組んで四皇カイドウとオロチが統治しているワノ国へと向かうのでした。
黒炭ひぐらしのプロフィール
黒炭ひぐらしとは、祈祷師のような格好をして頭には蝋燭を2本巻きつけた老婆です。ワノ国出身で黒炭家の末裔で、キョキョキョという笑い方が特徴的です。ワノ国の復讐を企ててオロチに実行させた人物でもあります。
マネマネの実の現在の所有者はボンクレー
マネマネの実の現在の所有者はボンクレーです。本名はベンサムといいますが、「ボンちゃん」という愛称で親しまれています。バロックワークスの幹部の一人で、ナンバー2の実力を持つ人物でした。主にアラバスタ編とインペルダウン編で登場しています。アラバスタ編でインペルダウンに収容されたものの、その後インペルダウン内にあるニューカマーランドの新女王に君臨しました。
黒炭ひぐらしは元ロックス海賊団?シキやカイドウとの関係は?
黒炭ひぐらしは元ロックス海賊団?
黒炭ひぐらしはロックス海賊団の船員だったのではないかと考察されています。なぜそのような考察がされるようになったのかというと、『ワンピース』965話のオロチの過去編で黒炭ひぐらしが登場した時に、マネマネの実でシキらしき人物の顔に変化したからです。なぜシキの顔がメモリーされていたのか、本編では明らかになっていません。
そのため、ロックス海賊団に所属していたから黒炭ひぐらしはシキの顔のメモリーを持っていたのではないかと考察されています。ちなみに『ワンピース』の961話では若い頃の黒炭ひぐらしらしき人物が登場しています。「山の神事件」の時に祈祷師のような姿をして、山の神を沈めろと人々へ叫んでいました。これはおでんが18歳の頃の出来事で、本編から41年前のことでした。
一方でガープとロジャーが手を組んでロックス海賊団を壊滅させた「ゴッドバレー事件」があったのは本編から38年前のことです。もし黒炭ひぐらしがロックス海賊団の船員だったのであれば、まだワノ国にいた41年前から壊滅するまでの3年の間でロックス海賊団に所属していたと考えられます。『ワンピース』の965話で黒炭ひぐらしは「わしゃあ今まで国外にいた…」と言っているので、国外に出ていたことは確かです。
黒炭ひぐらしは41年前は黒髪で歯も全て生え揃っていましたが、オロチの前に再登場した時には白髪になってシワが増え、歯もかけていました。オロチの前に現れたのがおよそ28年前だと考えられるので、もし「山の神事件」の時に登場した祈祷師が黒炭ひぐらしなら、ロックス海賊団に所属して海外を渡っていた13年でここまで老けてしまったことになります。
黒炭ひぐらしとシキの関係
シキは『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の映画に登場したオリジナルキャラクターでしたが、尾田栄一郎は原作にも登場させるつもりだったそうです。そのため、『ワンピース』の本編にも名前だけ登場することがあり、シキは金獅子海賊団を結成する前にロックス海賊団に所属していたという設定まで公開されています。
そのためシキの顔をメモリーしていた黒炭ひぐらしは、ロックス海賊団に所属していたのではないかと考察されるようになったのです。マネマネの実の能力は右手で顔に触るだけでメモリーして変装することができるので、顔に触れる機会があれば大海賊であるシキの顔もメモリーすることができるのです。
同じ船に乗っていればメモリーも取りやすくなるので、黒炭ひぐらしとシキは仲間同士だったといわれています。また他の考察では、シキの母親が黒炭ひぐらしだったのではないかという説もあります。親子であればより顔に触れる可能性は高くなります。
ロックス時代からの知り合い・カイドウをワノ国に呼び寄せた?
黒炭ひぐらしがロックス海賊団の一員であれば、当時ロックス海賊団の船員だったカイドウとも繋がりがあるはずです。黒炭ひぐらしとオロチが復讐を企み始めたのが、ちょうどロックス海賊団が壊滅してそれぞれが新しい海賊団を結成していた年でした。そのため、黒炭ひぐらしがカイドウをワノ国に呼び寄せた可能性が高いといわれています。
『ONE PIECE』の965話では、黒炭ひぐらしがオロチに対して武器を生産するように指示していました。それをエサにして巨大な後ろ盾を得るつもりだったのです。この巨大な後ろ盾というのがカイドウでした。黒炭ひぐらしはオロチを使って武器を集め、カイドウと交渉していたと考えられています。
カイドウに話をつけてからワノ国に戻った?
『ワンピース』の考察では、事前に武器が手に入るとカイドウに話をつけてからワノ国へ戻ったのではないかという説もあります。なぜなら、カイドウがあまりにもスムーズにオロチの後ろ盾としてワノ国に来ていたからです。ただ黒炭ひぐらしは後にカイドウとおでんの戦いに茶々を入れたので殺されてしまいました。ロックス海賊団からのよしみだったかもしれませんが、カイドウは仲間とも思っていなかったようです。
黒炭ひぐらしのマネマネの実の能力や強さ
能力や強さ①他人を真似ること
マネマネの実の能力は他人の真似をすることが出来る能力です。単純に真似をするだけでなく顔や声、体までも忠実に再現することができます。マネマネの実の現在の所有者であるボンクレーは、能力で491cmのチョッパーに変装したこともあります。このマネマネの実の能力は右手で真似をする対象の人物の顔を触ると変装することができ、左手で自分の顔を触ると元に戻ります。
顔・声・体型などは真似できるものの、戦闘力などは真似することができません。また触れた時の顔にしか変装できないので、真似する人物が髪を切ったりすると再び顔に触れなければそれを真似することはできません。このようなデメリットがあるため、麦わらの一味は偽物を見分けるために手首にバツ印をつけて包帯を巻いて隠していました。
ボンクレーは包帯が仲間の印だと思い、ウソップに変装して包帯を巻きましたが、バツ印までは見破ることができなかったのですぐにビビに正体がバレてしまいます。マネマネの実は戦闘向きではなかったりとデメリットはありますが、ボンクレーはアラバスタ王国の王・コブラに変装して、アラバスタ王国が内乱で崩壊するように仕向けました。
能力や強さ②メモリー機能もある
マネマネの実はもう一つ特徴があります。それは真似した顔をメモリーすることができる能力です。過去に触った顔の人物であれば、自在にマネマネの実の能力で変装することができます。黒炭ひぐらしは主にこの能力を駆使していました。例えばオロチをスキヤキの元に仕えさせる時に、おでんに変装してオロチを弟分としてスキヤキに紹介しました。
そのためおでんがワノ国に帰って来た時、おでんの代わりに弟分のオロチがワノ国を治めていると言われて驚いていました。おでんはオロチのことを弟分と思ったこともなく、目をかけてやっていたのは恩人の康イエから紹介された人物だったからです。このように、マネマネの実は人をいとも簡単に騙すことができる悪魔の実なのです。
黒炭ひぐらしに関する謎を考察
考察①マネマネの実は前の能力者が得た記憶も引き継ぐ?
黒炭ひぐらしがオロチの前でマネマネの実の能力を使った時、シキらしき男だけでなく若い女性の顔にも変装しました。この女性はトキにそっくりだといわれています。トキはトキトキの実の能力の持ち主で、過去からやってきた人物でした。そんなトキはおでんと出会うまでワノ国にはいませんでした。
もし黒炭ひぐらしが変装した人物がトキであれば、黒炭ひぐらしがトキの顔のメモリーを持っているのは不自然です。そこで考えられたのが、マネマネの実のメモリーがどのくらいの間残っているのかという点です。マネマネの実のメモリーは基本的に能力者が死んだ時点でリセットされると考えられていました。
しかし黒炭ひぐらしが変装したのがトキであれば、過去のマネマネの実の所有者のメモリーを引き継いでるという可能性が出てきます。つまり過去の人間であるトキがその時代のマネマネの実の所有者と接触して、その時のメモリーを引き継いだ黒炭ひぐらしが使ったのではないかといわれているのです。
考察②黒炭ひぐらしはボンクレー再登場の伏線になる?
もしマネマネの実の能力がリセットされない場合、何百年も前の人々の顔を真似することができるはずです。そのため今後世界政府の謎に触れる際に、ボンクレーの存在が重要になってくるのではないかと考えられています。実際に現在ボンクレーは生死不明の状況なので、姿を変えながらどこかに潜伏している可能性はあります。
考察③アラバスタ王国の乗っ取りにも関わっていた?
『ワンピース』の読者の間では、ワノ国の黒炭ひぐらしが所有していたマネマネの実が、なぜバロックワークスのボンクレーの手に渡ったのかという考察がされています。基本的に悪魔の実は、前の所有者が死亡するとまたどこかで実るといわれています。しかし考察では、実は黒炭家がアラバスタ王国の乗っ取り計画に関わっていたのではないかという説もありました。
アラバスタ王国にはプルトンについて書かれているポーネグリフがあるのですが、その情報を黒炭家がクロコダイルに流し、黒炭ひぐらしの死後はマネマネの実をバロックワークスに預けたと考えられています。ただ、マネマネの実とバリバリの実の現在の所有者であるボンクレーとバルトロメオが東の海出身なので、単純に東の海で悪魔の実が実ったのではないかともいわれています。
黒炭ひぐらしに関する感想や評価
おでんを陥れた黒幕とも呼べる黒炭ひぐらしは結局、詳しい出自や経歴が明かされぬまま亡くなってしまったかあ。
— mana (@mana__) February 22, 2020
“金獅子のシキ”らしきメモリーを持っていたのでロックス海賊団に関わる重要人物かと思っていたけれど、のちのち別の回想の中で再登場してくれると嬉しいな。#今週のワンピ pic.twitter.com/gFwM9sK5Pu
黒炭ひぐらしが現れた時はさまざまな考察がされていましたが、黒炭ひぐらしが何者であったのか詳しく語られないままカイドウによって殺されてしまいました。こちらの方は黒炭ひぐらしがシキのメモリーを持っていたので、ロックス海賊団についてまた何か分かるのではないかと期待していたようです。
ワンピース970話 おでんの行動はカイドウに筒抜けだった。かねてからスパイがいるという噂であったが、黒炭ひぐらしがモモの助に化けた事で一見スパイとも思えるが、ボンちゃんが現代にいることから過去編で死亡の可能性がある。そしてアシュラを刺した者は? pic.twitter.com/HXCOpL3jdm
— おまだ (@omada_k_masao) February 8, 2020
ワノ国では、錦えもんが暗号を使って月の印を彫っているものだけに決戦の日時と場所を伝えていたにも関わらず、それがオロチに筒抜けだったことからスパイがいることが判明します。『ワンピース』の考察ではカン十郎がまだスパイだと判明する前までは、黒炭ひぐらしがスパイとして潜り込んでいるという説もありました。
しかし黒炭ひぐらしのマネマネの実の現在の所有者はボンクレーです。この事から、黒炭ひぐらしはすでに死亡していると考察している方がいました。
オロチをに向けられたおでんの斬撃が
— 梓未央 (@mirage_flower) January 28, 2020
「バリア」によって跳ね返された⁉️
「マネマネ」の老婆「黒炭ひぐらし」といっしょに
いた琵琶の老人「黒炭せみ丸」は「バリバリの実」の
能力者でした‼️
敵方にチート能力の持ち主が2人もいるなんて😰
おでんはロジャーとの航海を終えてワノ国に戻ると、なぜかオロチが国を治めるようになっており、驚いていました。さらにはおでんが不在の時にモモの助が狙われ、それを庇ったトキが足にケガを負ってしまいます。
これに激怒したおでんはオロチの元へと向かいましたが、そこに現れたのはバリバリの実の所有者での黒炭せみ丸とマネマネの実の所有者の黒炭ひぐらしでした。2つともチートの能力だといわれている悪魔の実なので、おでんの不利な状況に読んでいてハラハラしたという方も多いようです。
黒炭ひぐらしについてまとめ
黒炭ひぐらしはオロチの復讐心を掻き立てた重要な人物でした。しかし黒炭ひぐらしについて詳しいことが分かる前にカイドウによって殺されています。そのため、『ワンピース』の読者は黒炭ひぐらしについて様々な考察をしていました。もし今後ロックス海賊団について明らかになることがあれば、黒炭ひぐらしについて詳しい情報が分かるかもしれません。