【ジョジョ】イギーの犬種はボストン・テリア？かわいい魅力や名前の由来も紹介

イギーとは、週刊少年ジャンプで連載された大ヒット作品『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに登場したキャラクターです。ジョジョシリーズにおいて、スタンド能力という概念が登場し、特に人気を博したジョジョ第3部に登場したイギーは、多くのファンの心に残る名キャラクターです。ここでは、そんなジョジョ3部のイギーの犬種が何なのか？作中での活躍も合わせて紹介していきます。

イギーが登場するジョジョ3部の作品概要を紹介していきます。まず、ジョジョの奇妙な冒険とは、週刊少年ジャンプにて連載されていた人気の漫画シリーズです。ジョジョの奇妙な冒険は1987年に連載をスタートさせ、2004年までは週刊少年ジャンプで連載されていました。2005年からは月刊誌であるウルトラジャンプに連載を移し、現在は最新シリーズであるジョジョ8部まで連載されています。

ジョジョ3部はテレビアニメ化も果たしており、「スターダストクルセイダース」というサブタイトルがつけられ放送されました。ジョジョ3部は今ではジョジョシリーズの代名詞となった「スタンド能力」という設定が初めて登場したシリーズであり、宿敵ディオとの激闘が描かれました。その為、ジョジョ3部はジョジョシリーズの中でも特に人気のあるエピソードとして知られています。

ジョジョ3部のあらすじを紹介していきます。ジョジョ3部の主人公、空条承太郎は日本に暮らす高校生です。ある日、謎の力に目覚めた承太郎は、力をコントロールできず自ら留置場へ入ります。そこへ祖父のジョセフが訪ねて来て、力の正体がスタンド能力だと告げます。同時に、承太郎の母親のホリィはスタンドの影響で瀕死となってしまい、元凶のディオを倒すためにエジプトへ旅立つ事となります。

ジョジョ3部の人気キャラクター・イギーのプロフィールを紹介していきます。イギーはジョジョ3部の25話から登場した仲間の一人です。スピードワゴン財団によって承太郎達の元へと運ばれてきた助っ人でした。助っ人とはいえ、イギーは犬であり非常に気ままな性格をしています。イギーは白黒の毛並みの小型犬で、アメリカはニューヨーク出身です。

体高は33.3㎝で、家族はおらず趣味は靴集めです。犬としては非常に高い知能を誇っており、かつては飼い犬でありながら人間を見下すようになり、野良犬の社会でボスとして君臨するようになっていきます。そんなイギーを保護したアヴドゥルでしたが、イギーが登場した際には「助っ人が出来るはずがない」と恐れおののくほどで、イギーの性格の強烈さが分かります。

イギーの好物はコーヒー味のチューイングガムです。誰にも心を開かず、人に懐く事もないイギーでしたが、コーヒー味のチューイングガムを与えれば一応は言う事を聞かせる事が出来ます。作中でもコーヒー味のチューイングガムを紙のまま食べるかわいい姿が登場しています。コーヒー味のチューイングガムは現在では店頭であまり見かける事がありませんが、1990年頃までは実際に販売されていました。

ジョジョ3部に登場する人気キャラクター、イギーは動物のスタンド使いです。ジョジョ作中には何匹か動物のスタンド使いが登場していますが、イギーはそんな中でも特に人気のある犬のスタンド使いです。イギーは犬ですが、その犬種はボストン・テリアではないか？と言われています。白と黒の毛並みに小柄な体型、短い体毛と、見た目を見る限り犬種はボストン・テリアで間違いないと考察されています。

イギーの出身地はニューヨークですが、ボストン・テリアはアメリカ原産の犬種なので、出身地も一致しています。しかし、ボストン・テリアは実際には人懐っこく、少し抜けた性格をしたかわいい犬種なので、性格面ではイギーと全く一致していません。

イギーの犬種はボストン・テリアで間違いないと言われています。そんなイギーの名前の由来はアメリカのロックミュージシャン、「イギー・ポップ」から取られています。ジョジョに登場するキャラクターには様々な名前の由来があるのですが、ジョジョ3部に登場するキャラクターの名前の元ネタは、主にミュージシャンの名前や楽曲名が採用されています。イギーもミュージシャンの名前が元ネタとなっています。

イギーのかわいい魅力をいくつか紹介していきます。イギーはボストン・テリアですが、実際のボストン・テリアの人懐っこい性格とは違い、イギーは孤高の性格をしています。決して人には懐かず心を許さないイギーでしたが、承太郎たちと行動するうちに仲間の為に戦うようになっていきます。

イギーは実は、かつて血統書つきのボストン・テリアとして、お金持ちの飼い主に飼われていました。しかし、人間を間抜けだと感じるようになり、人間に飼われる事を嫌って家出してしまったのです。その後は野良犬として犬の社会で帝王として君臨していました。そんな所をアヴドゥルに保護されています。

ンドゥールとは、イギーが承太郎一行の元に連れてこられてすぐに襲ってきた敵でした。その為、イギーはまだ協力的ではなく、危険な敵の存在に気付きながらも自分だけ避難していました。また、承太郎に無理やり協力させられそうになった時も、承太郎をンドゥールの方向に差し出すなど、自分だけ助かろうとする様子もありました。

承太郎たちと行動する内に、心境にも変化が訪れたイギー。ディオの館にたどり着いたイギーですが、そこには護衛のスタンド使いペット・ショップがいました。イギーの目の前でディオの館に入ろうとした犬好きの少年が、ペット・ショップに襲われるのを見て、イギーは「犬好きの人間」は見殺しに出来ないと応戦します。

イギーが最期を迎えてしまったのが、ディオの館にいたヴァニラ・アイス戦での事でした。ディオに至るまでの最後の敵として登場した強敵、ヴァニラ・アイスを相手に、ポルナレフとイギーはピンチに陥ってしまいます。それまでは自分の事だけを考えて行動していたイギーでしたが、仲間の為に戦うようになっていました。

オインゴ・ボインゴ戦では、イギーは知らず知らずのうちに仲間を助けていました。ボインゴの予言漫画の内容通りに、承太郎達を殺そうと目論むボインゴでしたが、イギーのおかげで何度も失敗に終わります。最後には爆弾を仕込んだオレンジをイギーが拾ってきた事が原因で、自分が爆撃を喰らってしまいます。

オシリス神戦では、イギーは仲間の内で唯一敵の存在に気付いていました。鼻が利くイギーは敵の存在を察知する能力に長けているのです。また、アヌビス神とは直接戦っていないイギーでしたが、アヌビス神が乗り移った少年がイギーに躓いた事で決着がつきました。

ディオの館で、敵に幻覚を見せるスタンド使いとして承太郎達を待ち伏せしていたのが、ケニーGです。ケニーGのスタンドが見せる幻覚は現実と見分けがつかず、当初はアヴドゥルやポルナレフも困惑していました。しかし、嗅覚に優れたイギーがあっという間にケニーGの本体を見つけ出し倒してしまうのでした。

ジョジョに登場した人気キャラクター・イギーでしたが、ディオの館でのヴァニラ・アイス戦で最期を迎えてしまいます。イギーの最期は誇り高いもので、仲間のポルナレフを守るために命を落とすというものでした。強敵ヴァニラ・アイスを相手に戦ったイギー達でしたが、アヴドゥルも瞬殺されるという最期を迎えてしまいます。

ポルナレフも激闘の末に深手を負い、死を覚悟してイギーを安全な場所へ移動させます。命を捨ててイギーを助けたはずのポルナレフでしたが、逆にイギーに助け出されます。ポルナレフを助けるために力を使い果たしたイギーは死亡してしまいます。このようにイギーの最期の死亡シーンには、仲間を守り抜く誇り高いものでした。

ジョジョ3部作中では、イギーはスタンド使いとして大活躍します。イギーのスタンド能力はザ・フールです。タロットカードの愚者の暗示を持つスタンド能力で、本体が砂で出来ている能力でした。スタンド能力はスタンド像に与えたダメージが本体にフィードバックするものが多い中、砂で出来ているザ・フールはスタンドに攻撃を与えても本体であるイギーにはダメージを与えられません。

また、砂であるために自由自在に色々なものに姿を変える事が出来ます。ザ・フール自体は本体のイギーが犬であるからか、動物のような姿をしています。そこに羽根を生やしてグライダーのように空中を滑る事が出来ました。また、ディオになり済ますために、ディオそっくりの砂の像を作り出す事も出来ました。

砂で出来たザ・フールは、物理攻撃を与えることが難しいスタンド能力です。承太郎ですら、「殴れるかどうか」と言う程でした。隙がなさそうなザ・フールでしたが、素早く行動出来ないなど、機動力に欠けている欠点もありました。

ジョジョ3部のアニメでイギーの声を担当した声優情報を紹介していきます。ジョジョ3部でイギーの声を担当した声優は、福圓美里です。福圓美里は1982年1月10日生まれ、東京都出身の女性声優です。幅広い役柄を演じ分ける事でも有名な女性声優で、様々な人気キャラクターの声を担当しています。

福圓美里の主な出演作品を紹介していきます。福圓美里はBLACKCATのイヴ、ふしぎ星の☆ふたご姫のリオーネ、ひだまりスケッチの夏目、ソウルイーターのエルカ=フロッグ、スマイルプリキュアの星空みゆき/キュアハッピー、革命機ヴァルヴレイヴの野火マリエ、僕のヒーローアカデミアのトガヒミコ、のんのんびよりの宮内ひかげなどの声も担当しています。

ジョジョのイギーに関する感想や評価を紹介していきます。イギーはジョジョ3部に登場するキャラクターの中でも、屈指の人気を誇るキャラクターです。見た目はかわいいボストン・テリアのイギーですが、とてもかっこいい性格をしており、最も好きなキャラクターに挙げるファンもいました。かわいい魅力もかっこいい魅力も併せ持ったイギーは、ジョジョシリーズでも非常に人気のキャラクターなのです。

ジョジョに登場するイギーに関しての感想では、バトルシーンがかっこいいという感想も見られています。登場してすぐは無理やり仲間に加えられたという状態だったイギー。そんな中でも知らずに仲間を救っていたイギーですが、イギーがメインとなったバトル回はペット・ショップ戦でした。ペット・ショップはディオの館を守る恐ろしい敵であり、イギーと同じ動物のスタンド使いでした。

ペット・ショップはハヤブサのスタンド使いで、イギーと同じく人の言葉は話しません。ペット・ショップ戦では、動物同士言葉の掛け合いはないバトルが展開されましたが、イギーの心情はセリフの形で描写されるようになります。かっこいいイギーの男気がより一層分かるようになり、ペット・ショップ戦は非常に人気のバトル回となりました。

ジョジョのイギーに関する感想では、最期のシーンが泣けるという感想もたくさん見られました。最初はまだ仲間という感じではなかったイギーなのですが、ヴァニラ・アイス戦の頃には誇り高き仲間の一員となっていました。ポルナレフを助けるために力を使い果たすと言う最期には、多くのファンが涙を流していました。

ここでは、ジョジョ3部に登場するイギーの犬種についてまとめています。イギーの犬種はボストン・テリアでしたが、イギーは実際のボストン・テリアとは全く違う孤高の性格をしています。最初は誰にも懐かなかったイギーの最期は、ポルナレフを守るために死んでしまうと言う誇り高い最期でした。是非、ジョジョ3部をチェックして、かわいいイギーの魅力にも注目して見て下さい。