【エヴァンゲリオン】マイナス宇宙とは?ゴルゴダオブジェクトとの関係や元ネタも考察

「シン・エヴァンゲリオン」に登場するマイナス宇宙とは、ガフの扉の先にある現実と虚構が同一化した異次元空間であり、別名・裏宇宙とも呼ばれています。本文では、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」後半の舞台となったマイナス宇宙とは何か、ゲンドウが目指したゴルゴダオブジェクトとの関係や、マイナス宇宙でのシンジ・ゲンドウとの戦いとその結末、元ネタのウルトラマンについて考察しました。

【エヴァンゲリオン】マイナス宇宙とは?ゴルゴダオブジェクトとの関係や元ネタも考察のイメージ

目次

  1. マイナス宇宙が登場するシン・エヴァンゲリオン劇場版とは?
  2. マイナス宇宙とは?
  3. マイナス宇宙に関係するゴルゴダオブジェクトと量子テレポートとは?
  4. マイナス宇宙にレイはいない?シンジとゲンドウの戦いを考察
  5. マイナス宇宙はウルトラマンにも登場?
  6. マイナス宇宙に関する感想や評価
  7. マイナス宇宙まとめ

マイナス宇宙が登場するシン・エヴァンゲリオン劇場版とは?

「シン・エヴァ」に登場するマイナス宇宙・イメージ画像

マイナス宇宙とは、ガフの扉を越えた先にある、現実と虚構が同一化した異次元の空間であり、別名「裏宇宙」とも呼ばれています。以下では、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の後半の舞台となったマイナス宇宙の概要や、その内部に存在するゴルゴダオブジェクト、マイナス宇宙を舞台にしたシンジ・ゲンドウの戦いとその後、マイナス宇宙・ゴルゴダオブジェクトの元ネタとなったウルトラマンについて考察しました。

シン・エヴァンゲリオン劇場版の概要

2021年3月8日に公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、2007年に開始された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの4作目に当たります。また、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、1995年のテレビ放送から始まった「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの完結作であり、シリーズ最大のヒットを記録しました。

シン・エヴァンゲリオン劇場版のあらすじ

前作「Q」での出来事から放心状態に陥ったシンジは、アスカ・レイに伴われ第三村に身を寄せます。そこには、シンジのかつての同級生やサードインパクトの生存者が生活を営んでおり、彼らとの交流やレイとの対話を通じて、シンジは次第に立ち直っていきます。そして、大切な人々を救うべく、シンジは父・ゲンドウとの最後の決戦に挑み、エヴァのいない世界への創造を目指します。

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マイナス宇宙とは?

マイナス宇宙の考察・イメージ画像

「シン・エヴァンゲリオン」の後半に出現したマイナス宇宙は、碇シンジ・ゲンドウがお互いの理想の世界への創造をかけた決戦の舞台であり、人間が知覚できない別次元の領域に存在する虚構の世界と言われています。以下では、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に登場したマイナス宇宙の概要について紹介します。

考察①マイナス宇宙とは虚構の世界?

「シン・エヴァ」に登場するマイナス宇宙・イメージ画像

マイナス宇宙とは、ガフの扉の先に存在する現実と虚構が同一化した空間で、人間の五感では知覚できない、別次元に存在する空間を指します。マイナス宇宙の内部は、侵入者の記憶をベースに、LCLで作られたバーチャル空間でもあり、マイナス宇宙の光景は、侵入者ごとに異なって見えることが特徴で、別名「裏宇宙」とも呼ばれています。

マイナス宇宙に侵入するためには、ガフの扉を越える必要があり、光速以上のスピードが要求されます。ゲンドウは、ネブサドネガルの鍵で人間ならざる存在へ進化を果たし、エヴァ第13号機に搭乗し、量子テレポートでマイナス宇宙に侵入します。一方、シンジは、エヴァ改8号機から、エヴァ初号機に搭乗した綾波レイに呼びかけることで、量子テレポートを発動させ、ゲンドウの後を追います。

戦艦AAAヴンダーは、物理的に光速以下のスピードしか出せないため、ガフの扉を越えることはできませんが、改8号機プラスフォーインワン状態ならば、マイナス宇宙への滞在が可能となります。マイナス宇宙の内部は、シンジの記憶をベースとする虚構の世界で表現され、特撮セットのような第三新東京市や、懐かしい第壱中学校の教室、荒れ放題のミサトのアパート、綾波レイの住まいなどが目まぐるしく展開されました。

考察②誰が虚構を作り出す?

マイナス宇宙で作られた世界・イメージ画像

マイナス宇宙とは、誰かの手で作り上げられた世界、つまり虚構の世界に過ぎません。しかし、エヴァンゲリオンに存在する虚構の世界は、誰が作り出したのか疑問が生じます。同時に、虚構の世界は、自分の思い通りの世界を創造できることを意味し、その支配権を巡る争いも起きます。そして、虚構の世界・マイナス宇宙の支配権をかけた戦いとして、シンジとゲンドウの親子対決が浮上します。

虚構の世界を生みだすことを最初に考えたのはゲンドウであり、最愛の女性・ユイとの再会が目的でした。そこへ、ゼーレによる人類を完全な生命体するための計画・人類補完計画が持ち出されます。ゼーレのシナリオは、他人を避け続けてきたゲンドウにとっても理想的なものであり、人類補完計画を利用して、理想の世界でユイと一緒になる願いを芽生え始めます。

そして、ゼーレのシナリオにはなかった、ゲンドウ独自のシナリオ・アディショナルインパクトを発生させるべく、マイナス宇宙に存在するゴルゴダオブジェクトを目指しました。アディショナル・インパクトの発生により、現実と虚構の境界が失われ、ゲンドウの思惑通りのシナリオが展開されようとしましたが、シンジがそれらを阻止するべく立ち上がり、お互いの理想を叶えるべく、刃を向け合います。

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マイナス宇宙に関係するゴルゴダオブジェクトと量子テレポートとは?

マイナス宇宙に関係する事象の考察・イメージ画像

マイナス宇宙の内部にあり、ゲンドウが目指した場所・ゴルゴダオブジェクトは、人の力が及ばない運命を変えることができる唯一の場所であり、全ての始まりの場所・約束の地とも言われています。以下では、マイナス宇宙にあるゴルゴダオブジェクトの概要と、ゴルゴダオブジェクトの元ネタ・由来、ゲンドウ・シンジが発動した量子テレポートについて紹介します。

ゴルゴダオブジェクトとは?

ゴルゴダオブジェクトの説明・イメージ画像

ゴルゴダオブジェクトとは、直訳すると「ゴルゴダの物体」となり、黒いリリスこと、エヴァンゲリオンイマジナリーが磔にされ封印された、十字型の場所です。マイナス宇宙にあるゴルゴダオブジェクトは、人ならざるものの手によって世界に遺されたものであり、人の力では変えることができない運命を、唯一変えることができる、全ての始まりの場所・約束の地と称されています。

ゴルゴダオブジェクトのイメージ画像

ゲンドウによると、彼が求めてきた最愛の女性・ユイも、ゴルゴダオブジェクトにいたと思われ、それらの力を利用して全人類の魂を1つにし、他人が存在することで生じる差別・争いのない世界を創造、理想の世界でユイとの再会を果たそうと目論みます。また、ゼーレの人類補完計画は、ゲンドウにとって願ってもいないものであり、ゼーレの計画を利用して、自分の望みを叶えようと奔走しました。

マイナス宇宙にある十字型・ゴルゴダオブジェクトには、黒いリリス・エヴァンゲリオンイマジナリーが磔にされ、そこへロンギヌス・カシウスの槍を突き刺すことで、アディショナル・インパクトが発生します。一方、エヴァンゲリオンイマジナリーは、創造上・架空のエヴァンゲリオンと言われ、その姿は見る者のイメージごとに異なり、シンジの場合は黒いリリスとして認識しました。

ゴルゴダオブジェクトの名前の由来・元ネタ

「シン・エヴァンゲリオン」の重要ポイントとなったゴルゴダオブジェクトは、新約聖書にて、イエス・キリストが磔刑に処せられた場所・ゴルゴダの丘が元ネタと推測されます。ゴルゴダの丘は、現在のイスラエル・エルサレム地区にあり、かつて刑場とされた場所には聖墳墓教会が建てられ、内部にはキリストの墓がまつられています。

また、ゴルゴダの丘は、人類の祖・アダムの遺体が埋葬されている言い伝えもあり、キリストによってアダムがよみがえり、全ての人類が生かされるといわれています。そして、ゴルゴダの丘の伝承は、ゲンドウのセリフの元ネタになったとも考察され、すべての始まりの場所、人の力が及ばない運命を変えることが出来る神聖な場所として、ゴルゴダの丘が起用されたでしょう。

量子テレポートとは?

量子テレポートは、ゲンドウ・シンジのエヴァがマイナス宇宙へテレポートする手段として用いられた手段です。テレポートと言えば、SF作品など架空の事象と思われることが多いですが、物理学の研究では、量子の世界でのテレポート実験に成功した例も発表され、ミクロ世界でのテレポートの実在が確認されつつあります。

量子テレポートの実験成功は、輸送方法に大きな変革をもたらすと考えられ、量子力学の分野で注目を浴びています。しかし、実験段階で量子テレポートでの移動が可能な物質は、原子以下と言われ、「シン・エヴァ」のゲンドウやシンジのように、量子力学を超える物質を対象としたテレポートは、不可能と考えられています。

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マイナス宇宙にレイはいない?シンジとゲンドウの戦いを考察

シンジとゲンドウの戦いの考察・イメージ画像

ゲンドウがマイナス宇宙を目指した目的は、最愛の女性・ユイと再会することでしたが、その先にユイの姿はなく、マイナス宇宙の支配権はシンジに譲られ、新世界が創造されました。以下では、マイナス宇宙にレイの姿が無かった理由や、シンジ・ゲンドウの最後の戦いと結末、エヴァのいない世界の創造を目指すシンジの活躍、マイナス宇宙の崩壊までを紹介します。

考察①シンジとゲンドウの目的の違い

シンジとゲンドウの目的・イメージ画像

ゲンドウがマイナス宇宙を目指した目的は、ユイとの再会と、ゼーレのシナリオである人類補完計画を完遂させ、全ての魂が1つになることで完全な生命体となり、理想の世界に到達することでした。そして、それらを実現させる手段として、ゴルゴダオブジェクトでのアディショナル・インパクトの発生させることであり、その先にユイがいると信じていました。

アデョショナル・インパクトは、黒い月を素材とするロンギヌス・カシウスの槍を、黒いリリス・エヴァンゲリオンイマジナリーに突き刺すことで起き、虚構と現実の境が曖昧となったマイナス宇宙から、理想の世界を創造します。また、アディショナル・インパクトは、マイナス宇宙の支配権を持つ者、つまり虚構を作り上げられる人間の意志が投影されると言われ、ゲンドウにとってシンジの存在は目障りでした。

シンジの目的は、不完全である人類が、お互いを認め合える世界、つまりエヴァの存在しない世界の創造であり、これらはゼーレやゲンドウが目指す人類補完計画とは反対の考えでした。そして、エヴァ13号機に乗るゲンドウは、人の心の壁・ATフィールドを無条件に貫くロンギヌスの槍、エヴァ初号機に乗るシンジはATフィールドを司る希望の槍・カシウスの槍を手に取り、激戦を繰り広げます。

考察②ゲンドウを媒体とした世界

ゲンドウのエヴァ13号機は、初号機と対を成す存在であり、そのためエヴァ初号機の動きは全て見切られてしまい、シンジは圧倒的に不利な状況に立たされます。また、碇父子の戦いの舞台となったマイナス宇宙は、人間ならざる者へ進化したゲンドウを媒体とした世界と考えられ、ゲンドウが思い描いた世界への創造が実現できたでしょう。

しかし、ゲンドウにとっては意のままに変えることができる世界に、シンジの意志が入ってしまったことで、虚構の世界は、ゲンドウの思い通りにはなりません。そのため、マイナス宇宙を舞台にした2人の戦いは、お互いの思想をぶつけ合った戦いとも捉えられ、めまぐるしく変化する背景には、シンジ・ゲンドウの記憶が交錯した結果とも言えるでしょう。

考察③マイナス宇宙でユイは見つからない?

2人の戦いは、これ以上戦っても意味がないと判断したシンジによって対話が持ち込まれました。マイナス宇宙にユイがいると信じ、探し求めてきたゲンドウでしたが、その場所にユイがいないことに気が付きます。実は、ユイはシンジの中に存在し、そのシンジをゲンドウ自身が拒否していたことから、マイナス宇宙でユイの姿を見つけることが出来ませんでした。

その後、場面は碇ユイの墓前に変わり、シンジからカセットテープを受け取ったゲンドウは、自身の過去を明かします。他人との関わりを避けてきた自分に光を与えてくれたのがユイであり、彼女を失ったことで初めて孤独という苦しみを味わい、いつしかユイと再会することを願うようになりました。

シンジが望む世界への創造・イメージ画像

そこへ、ミサトの決死の覚悟により、ガイウスの槍が届けられたことを受け、ゲンドウは自身の敗北とシンジの成長を認めながら、電車を降りていきます。マイナス宇宙の支配権をゲンドウから譲られたシンジは、ガイウスの槍でエヴァのいない世界の創造を開始し、マイナス宇宙に取り込まれたアスカ・カヲル・レイを救出します。

最後の仕上げとして、シンジはガイウスの槍でエヴァ初号機ごと貫こうとした矢先、シンジの中にいたユイが現れ、シンジに代わって役目を引き受けます。そして、ユイのエヴァ初号機は、ゲンドウのエヴァ第13号機ごと自らを貫き、全てのエヴァが次々と刺し貫かれ、消滅していきます。

考察④マイナス宇宙の崩壊

マイナス宇宙の崩壊・イメージ画像

マイナス宇宙は、支配者の思い通りの世界を作り出せる虚構の世界でしたが、シンジが望むエヴァのいない世界には、虚構は必要ありませんでした。同時に、エヴァのいない世界を創るには、今ある世界を壊す必要があり、それはマイナス宇宙の崩壊を意味していました。そして、マイナス宇宙の崩壊は、その支配権がゲンドウからシンジに渡った時点から始まった推測されます。

「シン・エヴァ」のスタジオセットのシーン・イメージ画像

また、「シン・エヴァンゲリオン」のマイナス宇宙の崩壊シーンでは、スタジオセットの撤収場面が登場します。ドラマや映画の世界も、誰かが作り出した虚構の世界との見方もできます。「シン・エヴァ」のスタジオの撤収は、虚構つまりマイナス宇宙の崩壊を表現しているでしょう。一方、綾波レイとの対話で登場した「ネオンジェネシス」は、新世界=新世紀と解釈でき、シンジが現実世界に戻ることを示唆しているでしょう。

そして、マイナス宇宙が崩壊する中、シンジは迎えに来たマリに導かれ、新世界に突入し、ある駅のホームで目を覚まします。ホームの向かいには、かつてのアスカ・カヲル・レイが電車を待っており、シンジはマリと共に駅を駆け上がります。「シン・エヴァ」ラストの実写シーンは、シンジがエヴァのいない世界にきたこと、つまり現実世界に到達したことを表しているでしょう。

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マイナス宇宙はウルトラマンにも登場?

マイナス宇宙の元ネタを考察・イメージ画像

「シン・エヴァンゲリオン」で初登場したマイナス宇宙は、ウルトラマンシリーズにも登場しており、「シン・エヴァ」の元ネタとして注目を集めています。以下では、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のマイナス宇宙と、ゴルゴダオブジェクトの元ネタになったウルトラマンについて紹介します。

マイナス宇宙はウルトラマンにも登場している

「シン・エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督は、大のウルトラマン好きでも知られ、「シン・エヴァ」後半の舞台・マイナス宇宙やゴルゴダオブジェクトは、ウルトラマンのエピソードが元ネタと推測されています。エヴァの世界でのマイナス宇宙は「虚構の世界」と考えられる一方、ウルトラマンの世界では、地球やウルトラの星のある宇宙とは別次元にある宇宙で、光速以下では侵入できない宇宙空間です。

マイナス宇宙は、ウルトラマンシリーズ「ウルトラマンA」の第13・14話で登場し、ゴルゴダ星を支配するヤブール星人との戦いが繰り広げられました。

ウルトラマンに登場する「ゴルゴダ星」とは?

ウルトラマンに登場したゴルゴダ星とは、ヤブール星人の罠にはまり、ウルトラ兄弟・4体が磔にされた場所で、夜空が広がる荒れ果てた土地が特徴です。「シン・エヴァ」では、マイナス宇宙の中に存在するゴルゴダオブジェクトにて、磔にされた黒いリリス・エヴァンゲリオンイマジナリ―があり、ウルトラマンをオマージュと捉えられるでしょう。

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マイナス宇宙に関する感想や評価

マイナス宇宙に関する感想や評価・イメージ画像

以下では、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の後半の舞台であり、シンジ・ゲンドウ父子の戦いからエヴァのいない世界への創造まで、怒涛の展開が繰り広げられた、マイナス宇宙に関する感想や評価を紹介します。

感想1:マイナス宇宙とは何?

ファン待望の最終作となった「シン・エヴァンゲリオン」でも、難解なキーワードがいくつも登場し、物語後半の舞台となったマイナス宇宙もその1つに数えられます。マイナス宇宙に関する説明は、ゲンドウのセリフから言及されていましたが、的確な答えとは言い難く、SNS上でも、マイナス宇宙の意味が分からない等の投稿が見られます。

感想2:シンジの記憶の鮮明さが対ゲンドウ戦で表現されている

理想の世界の創造をかけて刃を向け合うシンジ・ゲンドウ戦の背景は、マイナス宇宙の特性により、シンジの記憶が映し出されました。また、マイナス宇宙に映し出された虚構の世界は、記憶が鮮明なものほどリアルに表現され、エヴァ初期の舞台・第三新東京市は、特撮セットのような舞台、「シン・エヴァ」で登場した第三村は、建物の崩壊などがリアルに描かれていると指摘されています。

感想3:展開の早さに追いつけない

「シン・エヴァンゲリオン」の重要舞台として取り上げられたマイナス宇宙は、シンジの記憶をベースにめまぐるしい演出が施され、見る者を圧倒させました。一部では、あまりにも早すぎる画面転換やストーリー展開から、意味不明との感想も見られ、マイナス宇宙に込められた意図を理解しながら見ても、その早すぎる展開に戸惑いを見せたファンもいました。

感想4:エヴァシリーズの卒業に相応しい設定だった

「シン・エヴァ」で新たに登場した概念・マイナス宇宙は、劇中での説明の少なさから、一部のファンからは批判的な意見も上がるものの、全てのエヴァンゲリオンに別れを告げる舞台装置として、相応しい設定だったと称賛されています。また、マイナス宇宙が登場したことで、「さよなら全てのエヴァンゲリオン」を実感できたとの感想も見られます。

感想5:元ネタがウルトラマンだと知った

今回紹介した「シン・エヴァンゲリオン」のマイナス宇宙・ゴルゴダオブジェクトは、ウルトラマンを元ネタに生み出された設定で、「シン・エヴァ」の公開前から多くの注目を集めました。また、エヴァンゲリオンの元ネタも、ウルトラマンではないかとの投稿も見られ、ウルトラマンへの関心も高まっています。

感想6:庵野監督のウルトラマン愛を感じさせる

長年エヴァシリーズを手がけてきた庵野秀明監督は、ウルトラマン好きでも知られており、「シン・エヴァンゲリオン」のマイナス宇宙・ゴルゴダオブジェクトの元ネタとして、ウルトラマンが起用されました。また、ウルトラマンを元ネタにした設定を、「シン・エヴァ」に取り入れたことは、庵野監督のウルトラマン愛の大きさを感じさせるとも評され、元ネタとなったウルトラマンにも、多くの注目が集まっています。

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マイナス宇宙まとめ

マイナス宇宙のまとめ・イメージ画像

「シン・エヴァンゲリオン」の後半の舞台・マイナス宇宙の概要と、その内部にあるゴルゴダオブジェクト、マイナス宇宙でのシンジ・ゲンドウの戦いと結末、元ネタとなったウルトラマン等を考察を交えながら紹介しました。マイナス宇宙は、支配者の記憶をベースに生み出された虚構の世界であり、「シン・エヴァ」では、シンジの記憶を元に構築され、摩訶不思議な場面転換が繰り広げられました。

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