【シン・エヴァンゲリオン】アダムスの器とは?アダムスの生き残りとの違いも考察

シン・エヴァンゲリオンに登場する用語『アダムスの器』。こちらの記事ではそんなアダムスの器とは何かについて考察していきます。他にも『アダムスの生き残り』や『オップファータイプ』の用語の意味、シン・エヴァンゲリオンを見たファンの感想などもご紹介しています。シン・エヴァンゲリオンを見てアダムスの器の意味が気になった人や、映画を見る前に用語の意味を調べたい人はこちらの記事をチェックしてみてください。

【シン・エヴァンゲリオン】アダムスの器とは?アダムスの生き残りとの違いも考察のイメージ

目次

  1. アダムスの器が登場するシン・エヴァンゲリオンとは?
  2. アダムスの器とは?意味を考察
  3. アダムスの器とアダムスの生き残りとの違いを考察!アヤナミシリーズとは?
  4. アダムスの器に関する感想や評価
  5. アダムスの器まとめ

アダムスの器が登場するシン・エヴァンゲリオンとは?

シン・エヴァンゲリオンの概要

『アダムスの器』『アダムスの生き残り』が登場するシン・エヴァンゲリオン。シン・エヴァンゲリオンは 1995年に放送されたアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を原作とした劇場版アニメです。シン・エヴァンゲリオンは4部作に分かれた『エヴァンゲリオン新劇場版』の最終章にあたる作品で、正式名称は『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』です。

これまでに公開されたヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズの伏線などがまとめられた、最も重要な章となっています。シン・エヴァンゲリオンの作品監督は原作である新世紀エヴァンゲリオンの監督・庵野秀明(あんのひであき)さんが務め、キャラクターの声を担当する声優も原作とほぼ同じキャスティングとなっています。

公開されたのは2021年で、ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズの第1作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の公開から14年後に公開されました。シン・エヴァンゲリオンを含めたヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズの主題歌は歌手の宇多田ヒカルさんが担当しています。シン・エヴァンゲリオンの興行収入は4部作のうち最も高く、102億円を達成しています。

その興行収入からも分かるとおりシン・エヴァンゲリオンは幅広い層から支持を持たれており、テレビ番組やアプリゲーム、コラボイベントなどさまざまな企画が行われ、若い世代のみならず年配の方にまで愛される人気作品となりました。

シン・エヴァンゲリオンのあらすじ

ニアサードインパクトの影響で激しい損傷を受けたエヴァ2号機と8号機。機体を修復するためミサトたちはコア化したパリを元に戻すため動きます。マリが乗る8号機も、両腕をなくしながらも戦闘に応じます。そしてエッフェル塔を敵の機体に打ち込み、その間にミサトたちの復旧作業も完了し無事作戦は成功。一方その頃、シンジはカヲルが死亡したショックから言葉を話せなくなってしまいます。

シン・エヴァンゲリオン劇場版

アダムスの器とは?意味を考察

考察①旧劇場版のアダムとアダムスの違い

新劇場版に登場する『アダムスの器』。このアダムスの器について説明する前に、まずはエヴァンゲリオン旧劇場版に登場した『アダム』と、シン・エヴァンゲリオンに登場する言葉『アダムス』の違いについてご紹介します。まずは旧劇場版に登場するアダムにいて。アダムとは エヴァンゲリオンに登場する『使徒』と呼ばれる地球外から来襲した敵の生命体です。

その中でもアダムは"第1使徒"と呼ばれており、リリスとリリンを除いた他のすべての使徒を生み出した存在。アダムはリリン以外の使徒が触れると全人類が滅亡してしまうほどの災害を引き起こすため、対使徒のために結成された国連の武装組織『NERV(ネルフ)』によって隔離されています。そして次にシン・エヴァンゲリオンに登場した『ADAMS(アダムス)』について解説します。

アダムスは旧劇場版に登場したアダムと名前が似ているだけではなく、その存在自体もアダムに近いものとなっています。『アダムスの器』や『アダムスの生き残り』の言葉の元となっているアダムスは、その名前からも分かる通り複数体存在しており、新劇場版では4体登場します。アダムスたちは頭に天使のような輪がついていて、胸にはエヴァンゲリオンと同じように生命活動をするのに必要となるコアがついています。

そんなシン・エヴァンゲリオンに登場する『アダムス』と旧劇場版に登場する『アダム』の違いは"旧劇場版では第一使徒である巨大生物をアダムと呼び、シン・エヴァンゲリオンでは人の形をした第一使徒・渚カヲルにアダムの魂が宿っている"ということ。そして"旧劇場版のアダムは一体のみ。一方シン・エヴァンゲリオンでは複数のアダムがおり、アダムスと呼ばれている" といったことが挙げられます。

考察②アダムスの器のオップファータイプの意味

シン・エヴァンゲリオンに登場する用語『オップファータイプ』。このオップファータイプとは、既に使用用途が決められている特定のエヴァンゲリオン機体のことをいいます。具体的には『エヴァンゲリオンMark.09』『エヴァンゲリオンMark.10』『エヴァンゲリオンMark.11』『エヴァンゲリオンMark.12』の4つの機体をまとめて指す言葉です。

「オップファー」とはドイツ語で"犠牲(Opfer)"を意味し、その言葉の通りオップファータイプとは"犠牲のために作られた機体"。つまり作戦を遂行するための使い捨て用に作られた機体と考えると分かりやすいかもしれません。また劇中で度々『アダムスの器』という言葉が出てきますが、このアダムスの器という言葉の意味ははっきりとは語られておらず、ファンの間で様々な考察がされています。

言葉の意味のまま訳すと"アダムスが入る器"という意味で解釈でき、「今後使徒であるアダムスたちになる機体」と受け取れます。他にもファンの間では「アダムの魂が眠っている機体」「アダムと同格の存在に慣れる能力を持った機体」という意味でも考察されています。

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アダムスの器とアダムスの生き残りとの違いを考察!アヤナミシリーズとは?

考察①アダムスの器とアダムスの生き残りとの違い

アダムスの器とアダムスの生き残り。この2つはどことなく似た言葉ですが、両者の意味の違いは何でしょうか?シン・エヴァンゲリオンの物語の流れで見ると、エヴァンゲリオンのコアの中に魂が入っているかそうでないかの違いではないかと考えられます。では、その魂とは一体誰のものなのか?それは『アダムスの器』という言葉のとおり、"アダムス"の魂ではないかと考えられます。

アダムスと呼ばれる存在は複数存在している事が物語中で判明していますが、そのうちの1体、もしくはそれ以上のアダムスたちの魂が、既に人間の手によって"器"に入れられているのではないかと考えられます。エヴァンゲリオン新劇場版の中ではエヴァンゲリオン13号機が『アダムスの生き残り』として扱われています。

考察②アドバンスド・アヤナミシリーズとは?

アダムスの器と呼ばれる機体『エヴァンゲリオンMark.09』に搭乗したのは"アドバンスド・アヤナミシリーズ"の1人。このアドバンスド・アヤナミシリーズとは綾波レイを元にして造られたのクローン体たちのことです。

冬月コウゾウ曰わく「アダムスの器の贄となる雌雄もなく純粋な魂だけで作られた穢れなき生命体」とのことで、『アダムスの器の贄』とも呼ばれています。「高等の・上級の」という意味の"アドバンスド(advanced)"という言葉を用いられていることから、従来の綾波シリーズの上位互換的存在であると考えられます。

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アダムスの器に関する感想や評価

アダムスの器など多くの新機体が登場したシン・エヴァンゲリオン

原作であるテレビアニメ版新世紀エヴァンゲリオンでも多くのエヴァンゲリオン機体が登場しましたが、エヴァンゲリオン新劇場版ではさらに登場する機体の種類が増えました。ただ戦うだけではなくそれぞれの役割を持った機体も登場し、エヴァンゲリオンファンの注目を集めています。

シン・エヴァンゲリオンには「アダムスの器」「アダムスの生き残り」など考察要素が満載

エヴァンゲリオンシリーズは元々考察要素の強い作品ですが、エヴァンゲリオン新劇場版が公開され『アダムスの器』や『アダムスの生き残り』といった、物語中では明確な意味が登場しない用語や伏線がさらに増えました。テレビアニメ版とエヴァンゲリオン新劇場版ではストーリーの内容が違っているため、シン・エヴァンゲリオンは古参ファンも楽しめる内容となっています。

アダムスの器についての考察がファンの間で話題

「アダムスの器とは何なのか?」「アダムスの器の使用目的は?」と、その存在が話題となっているアダムスの器。旧劇場版に登場した『アダム』と『アダムス』との関係や、なぜアドバンスド・アヤナミシリーズがパイロットとして選ばれているのかなど、考察を楽しむファンの姿が見られています。

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アダムスの器まとめ

以上、シン・エヴァンゲリオンに登場する『アダムスの器』と『アダムスの生き残り』についての解説・考察でした。アダムスの器とは、綾波レイのクローン体『アドバンスド・アヤナミシリーズ』が搭乗する機体・Mark.09に対して使われる呼び名で、その言葉の意味から「今後、使徒・アダムになる機体」「アダムの魂が眠っている機体」「アダムと同じ能力を持つ機体」など色々な考察がされています。

シン・エヴァンゲリオンの作品中ではアダムスの器についての明確な説明などはされていないので、アダムスの器の詳細が気になった人は、エヴァンゲリオン新劇場版をもう一度見直してみたりファンの考察を参考にして追及してみてはいかがでしょうか?

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