2021年07月23日公開
2021年07月23日更新
【憂国のモリアーティ】ジョン・H・ワトソンは元軍医!能力やシャーロックとの関係は?
憂国のモリアーティで正義感が強く曲がったことを嫌う性格のジョン・H・ワトソンは元軍医として活躍していました。しかし、アフガン戦争において負傷してしまったために送還されてしまったのです。そこで、憂国のモリアーティで素晴らしい推理をすることができるシャーロック・ホームズとルームシェアの関係となったジョン・H・ワトソンの手持ちの杖の理由や元軍医だった過去、日記や小説のセンスなどの能力、ベーカー街の221Bの大家であるハドソンとの関係も紹介します。
目次
憂国のモリアーティとは?
テレビアニメや舞台、小説、ミュージカルなど幅広く展開され、単行本においては400万部(2021年1月)の累計発行部数を記録している「憂国のモリアーティ(ゆうこくのモリアーティ)」は、ジャンプスクエアによって2016年8月・9月号から連載されている漫画となっています。ホームズの最大の宿敵であるモリアーティ教授が主役で描かれている憂国のモリアーティは、兵庫県出身の漫画家である竹内良輔さんが構成を担当しました。
「シャーロック・ホームズ(コナン・ドイル)」を原案にして描かれている憂国のモリアーティは、漫画家である三好輝さんが漫画を担当しています。そこで、憂国のモリアーティで元軍医として活躍していたジョン・H・ワトソンの能力や素晴らしい推理をすることができるシャーロック、ピンクの洋服が似合っているハドソンとの関係、手持ちの杖の理由、日記や小説のセンス、アニメ声優なども紹介します。
憂国のモリアーティの概要
第1クールのテレビアニメが2020年10月~12月に渡って放送された憂国のモリアーティは、全24話によって魅力的な内容が披露されました。TOKYO MXほかで放送された憂国のモリアーティが好評だったために2021年4月~6月に渡って第2クールのテレビアニメが同じく全24話で放送されました。14巻(2021年5月)まで単行本が刊行されている憂国のモリアーティは、メディアミックス作品として注目を集めています。
第13回(2018年)全国書店員が選んだおすすめコミックにおいて一般部門で2位を獲得した憂国のモリアーティは、2018年11月からはジャンプ ジェイ ブックスによって小説も連載されることになりました。2020年10月の時点で単行本において3巻まで刊行されています。第1クール~第2クールまでのテレビアニメも放送された憂国のモリアーティは、小説やテレビアニメ、舞台、ミュージカルなど幅広く楽しまれるようになりました。
憂国のモリアーティのあらすじ
腐敗しきった社会を何とかしようと考える人物が登場するようになった大英帝国全盛期のロンドンでは、完全階級制度が根付いているロンドンを増々人間同士の差別が強固な社会にしようとする貴族院との戦いが繰り広げられるようになります。博識だったために孤児から貴族の養子になることができたウィリアムは、最愛の弟と一緒にモリアーティ家の養子となることで長男であるアルバートと一緒に暗躍するようになります。
憂国のモリアーティのワトソンは元軍医!手持ちの杖の理由は?
憂国のモリアーティで元軍師として活躍していたジョン・H・ワトソンは、アフガン戦争で負傷してしまったためにロンドンへ送還されるようになります。素晴らしい能力を持っていたワトソンですが、負傷したことで軍医としての仕事を全うできなくなってしまったようです。ロンドンに住むことになったワトソンは、ひょんな縁からベーカー街の221Bに住んでいるシャーロック・ホームズと一緒に住むことになりました。
諮問探偵(コンサルティングディテクティブ)として活躍しているシャーロックとルームシェアすることになったハドソンは、ベーカー街の221Bの大家であるミス・ハドソンとも交流を深めていくようになります。そこで、憂国のモリアーティで穏やかで真面目な性格のワトソンは元軍医!元軍医として活躍していたワトソンの過去や手持ちの杖の理由なども探っていきます。
ジョン・H・ワトソンは元軍医
憂国のモリアーティで家賃を滞納することが常となってしまったシャーロックは、大家であるハドソンと顔を合わせる度に何とか誤魔化して過ごしていましたが、ついにルームシェアする人を募ってはどうかという案が持ち上がるようになりました。しかし、家賃を滞納せずに支払うことができないシャーロックとルームシェアを希望する人は、ホームレスのおじいちゃんだったり、売れない役者ばかりだったのです。
ルームシェアすることで確実に家賃が入ってくるようになると淡い希望を持ったハドソンは、あまりにも家賃を払えそうにない人ばかりの面接にがっかりしてしまいます。最後に訪れたルームシェア希望者がジョン・H・ワトソンでした。名推理をすることができるシャーロックは、実験に取り組みながら寝入ってしまった自分への対応によってワトソンがアフガン帰りの元軍医であることを推理していました。
手持ちの杖の理由や日記のセンスにも注目が集まっているワトソンは、自己紹介もしていない自分のことをちょっとした対応によって全て見抜いてしまうシャーロックの洞察力の素晴らしさに驚きます。尊敬に値するシャーロックとの出会いによってワトソンも住まいを見つけることができました。家賃滞納が日常となっている状態からしっかり者のワトソンとルームシェアすることで大家のハドソンを安心されることができたようです。
ジョン・H・ワトソンの手持ちの杖の理由
憂国のモリアーティで家賃を一向に支払てくれないシャーロックの存在に怒り心頭のハドソンは、ついにルームシェアすることを提案します。しかし、家賃を支払うことができないシャーロックとルームシェアを希望してくる人は、シャーロック同様に家賃を払えなさそうな人ばかりだったのです。最後に登場したジョン・H・ワトソンの存在によって大家のハドソンも一気に希望の光を見出すことができました。
倒れているシャーロックを見てすぐに駆け寄り、気道を確保したり脈を取ったりしたワトソンは元軍医であることが明らかになります。鋭い洞察力を持ったシャーロックは、手首や首の日焼けによってアフガン帰りとまで推理してしまったのです。さらに、元軍医だったワトソンが持っている杖についても心因性のものであると判断し、元軍医のワトソンにもう杖は必要ないといい放っていました。
日記のセンスや能力にも注目が集まっているワトソンは、アフガン戦争の際にかなり大きな心の傷を負ってしまいます。軍医として活動することは地獄のような日々だったのです。心因性によって杖を持つことになったワトソンは、倒れているシャーロックを見て杖を捨てて駆け寄っていました。そのことから、アフガン戦争での後遺症は心因性のものであり、今のワトソンに杖は必要ないものだとシャーロックは判断したのです。
憂国のモリアーティのワトソンの能力
憂国のモリアーティでかつてアフガン戦争において軍医として活躍していたジョン・H・ワトソンは、心的な負傷によってロンドンに送還されてしまいます。彼は軍医であったものの恩恵は少なく(11シリング程度)、ロンドンのホテルには泊まれない金額となっていました。ロンドンに戻ってきたもののどうやって生活していこうか悩んでいた際に、ベーカー街の221Bでのシャーロックのルームシェアの話を偶然知ったのです。
元軍医で素晴らしい能力を持っているワトソンは、自分にとっては悪い話ではなかったために面接へ参加します。手には杖を持って登場したハドソンでしたが、倒れているシャーロックを見て、元軍医であったためさっと身体が動いてしまいました。テキパキと適切な対応を取ることができたワトソンは、子供っぽい性格のシャーロックのルームシェアの相手として最適だとハドソンから判断されてルームシェアできるようになります。
鋭い洞察力を持っているシャーロックに驚き、尊敬の目で見るようになったワトソンは、大家であるハドソンからもしっかり者だと判断されルームシェアを許されていました。ルームシェアすることになったシャーロックも元軍医らしいワトソンの対応の速さに一目置くようになります。そこで、アフガン戦争において軍医として活躍していたワトソンの素晴らしい能力について紹介します。
能力①対応の速さ
憂国のモリアーティでベーカー街・221Bのルームシェアの面接に訪れたジョン・H・ワトソンは、部屋に寝落ちして倒れ込んでいるシャーロックを見て即座に駆け寄り脈を取ったり、気道を確保したり元軍医らしい適切な対応を素早く行っていました。アフガン戦争において軍医として活躍していたワトソンは、心に大きな傷を負ってしまったために常に杖を持ち歩いていましたが、杖さえも投げ捨てて駆け寄っていたのです。
心因性によって杖が必要になったワトソンでしたが、いざという時には素早く医師として対応することは身体が覚えていました。いざという時の対応の速さには名推理をすることができるシャーロックからも高い評価を得ています。しっかり者で軍医としての心得や技術も身につけているワトソンは、今後のシャーロックにとっても力強い相棒となっていきました。
さまざまな事件に巻き込まれてくシャーロックを影ながら支え、間違った方向へ行こうとした際には上記の画像のようにしっかりと叱ることもできる強さも持っていたのです。日記のセンスにも注目が集まっているワトソンは、大家であるハドソンはもちろん、ルームシェアすることになったシャーロックから頼りにされる存在となっていきました。
能力②日記や小説のセンス
憂国のモリアーティで自分の住む場所を探していたジョン・H・ワトソンは、面接へ行った先で出会ったシャーロックに自己紹介していない状態で自分が持っている杖やかつての軍医としての職業などを次々と当てられてしまいます。さらに、日記を書いていることさえも推理されてしまったのです。ルームシェアの面接に訪れたワトソンの右手の爪にはインクが付いていました。
そのわずかなヒントによってワトソンが日記を書いているのだろうとシャーロックは推理したのです。確かに日記を書いているものの、最近は筆が進まなくなっていることも伝えていました。ルームシェアすることになった3人が食事へ向かうと一緒に食事していたシャーロックは「ドレッパー伯爵殺害容疑」をかけられてしまいます。
その後無実を晴らすことができたことで、相棒のワトソンは再び日記を書くことになりました。その日記は書籍にされすぐに増刷されるほどの人気となります。それによって穏やかで心優しい性格のワトソンは、日記や小説のセンスがあることが発覚したのです。
能力③格闘術
憂国のモリアーティで元軍医であったことが明らかとなったジョン・H・ワトソンは、戦闘においては参加していない、戦いはできないイメージを持った人も多かったようです。しかし、医療に長けたワトソンは、格闘術においても普通の人以上の腕前を披露しています。アフガン戦争において最前線で戦っていたモラン大佐には劣るものの、戦場に身を置いていただけの格闘術は身に付けていました。
元軍医であるワトソンは頭脳明晰なことはすぐにわかりますが、格闘術まで身に付けているということで多くの人を驚かせていました。医者としての対応の速さに加えて、日記や小説の繊細なセンスを持っているワトソンは、格闘術も身に付けているため文武両道の男性となっています。相棒であるシャーロックとはいい勝負の格闘術を持っているためお互いに協力し合って戦うことができていました。
能力④シャーロックをヒーローにした
憂国のモリアーティで「ドレッパー伯爵殺害容疑」にかけられてしまったシャーロックは、自らの名推理によって自分の殺人容疑を解決してしまいます。ルームシェアすることになったジョン・H・ワトソンは、その後自分の書いた日記が書籍化されました。書籍化された日記には、貴族が行っている悪行を次々と暴いていくシャーロックの姿が描かれていたため、殺人容疑をかけられていたシャーロックは一気にヒーローになったのです。
日記や小説を書くセンスを持っているワトソンは、自らの強みである書く力によって相棒であるシャーロックを一気にヒーロー的な存在へと持ち上げてしまいます。次々と増刷されるようになった書籍の影響によってファンクラブまで立ちあがってしまったようです。無実の罪を着せられたシャーロックは、名推理によって事件を解決してしまいますが、相棒であるワトソンの書籍によってその事実が公になり人気となりました。
能力⑤周囲からの信頼も厚い
憂国のモリアーティで孤独に生きてきたシャーロックの心を支える存在となっていくジョン・H・ワトソンは、相棒であるシャーロックをはじめ大家であるハドソンからも厚い信頼を寄せられていました。基本的にしっかりとした考えを持つことができる正統派のワトソンは、どのような状況でも頼りになる存在となっていたのです。
ルームシェアすることが決定した際には大家であるハドソンや相棒となるシャーロックと一緒に食事に出かけていました。出会ってすぐの食事で素晴らしい推理をすることができるシャーロックは、「ドレッパー伯爵殺害容疑」をかけられてしまいます。
無実の罪でロンドン警視庁に連行されてしまったシャーロックを心配した大家のハドソンは、まだ知り合って間もないワトソンに何とかして欲しいとお願いしていました。それくらい、初めの印象から信頼できるキャラクターとなっていたのです。
憂国のモリアーティのワトソンとシャーロックとの関係や今後
ネタバレ①シャーロックやハドソンとの関係
憂国のモリアーティでアフガン戦争において負傷してしまったジョン・H・ワトソンは、元軍医でありながら少ない恩恵しかもらっていなかったために、ロンドンでホテルに泊まることもできずに困っていました。そんな時にベーカー街の221Bでルームシェアの希望者を募っているということですぐに飛びついています。ルームシェアの面接において出会ったのが大家のハドソンであり、ルームシェアの相手であるシャーロックでした。
そこでは、名推理することができるシャーロックの鋭い洞察力によって自己紹介していないワトソンの職業や杖を持っている理由、ルームシェアを希望する理由など大半のことを見抜かれてしまいます。尊敬できるシャーロックと出会ったワトソンはその後相棒として彼を支えるようになりました。大家であるハドソンからも厚い信頼を寄せられるようになり、子供っぽい性格の家賃を滞納するシャーロックの面倒を頼まれていました。
ネタバレ②今後はどうなる?
憂国のモリアーティで元軍医で心因性によって杖を持っていたジョン・H・ワトソンは、ロンドンにおいて名推理することができるシャーロックとルームシェアすることで、彼の才能に驚かされながらも日記や小説の才能を披露していくことになります。医者であり、書籍を出すほどのセンスを持ち、格闘術も心得ているワトソンは、ルームシェアすることになったシャーロックや大家であるハドソンからも厚い信頼を寄せられています。
素晴らしい能力を持っているワトソンは、今後もシャーロックの世話係であり相棒としてさまざまな事件に巻き込まれながら地道に解決していくと予想できます。彼は推理の才能は天才的であるものの、人間としてのモラルが欠けているシャーロックをまっとうな生き方に導く唯一の人物といえるかもしれません。貴族であるモリアーティ家からも注目されているため、二人は力を合わせて増々活躍していくことが期待できそうです。
憂国のモリアーティのワトソンのアニメ声優
小野友樹のプロフィール
憂国のモリアーティで常識人で日記のセンスや格闘術まで兼ね備えているジョン・H・ワトソンのアニメ版の声を担当したのは声優の小野友樹さんです。声優の小野友樹さんは、小学生の頃からサッカー選手を目指していたものの怪我をしてしまったことで断念します。
- 名前:小野友樹(おのゆうき)
- 血液型:AB型
- 出身地:静岡県静岡市
- 身長:167㎝
- 生年月日:1984年6月22日
- 所属事務所:フリー
- 職業:声優、歌手
- 配偶者:あり
- 声優デビュー:2006年
大学時代にラジオパーソナリティに興味を持ったことで、声優の学びを養成所へ通いながら積み上げていきました。大学と声優の養成所での学びを両立させていった小野友樹は、声優として活動するようになり、第7回(2013年)声優アワードにおいて助演男優賞を受賞しています。
小野友樹の主な出演作品
声優の小野友樹さんの主な出演作品には、カードファイト!! ヴァンガード overDressの桃山ダンジ役や禍つヴァールハイト -ZUERST-のレオカディオ・ヴェーラー役、カードファイト!! ヴァンガード外伝 イフ-if-の日比野アルテ役、抱かれたい男1位に脅されています。の東谷准太役、銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅のジャン・ロベール・ラップ役、プリンス・オブ・ストライド オルタナティブの黛遊馬役などがありました。
憂国のモリアーティのワトソンに関する感想や評価
憂国のモリアーティ原作買ったから順次読んでいきたい〜
— KAYA (@kkkayyya18) November 13, 2020
あと、PVみたけどホームズもワトソンもイメージ通り!
めちゃくちゃかっこいい
憂国のモリアーティで頭脳明晰なジョン・H・ワトソンは元軍医であり、素晴らしい能力を持っています。憂国のモリアーティの原作を購入して順次読んでいきたいと考えている人の中には、PVでのワトソンや相棒のシャーロックがイメージ通りで、めちゃくちゃかっこいいと感想を寄せている人もいました。完成度が高いPVによってより見たい感が沸き起こってしまった人は多かったようです。
憂国のモリアーティ12巻はほんとにシャーロックかっこいい巻だと思うのでおすすめです…そしてワトソンがキラッキラしてるw✨
— まみ (@kiseki411) July 3, 2020
憂国のモリアーティの12巻では、日記のセンスはもちろん、格闘術まで身に付けているジョン・H・ワトソンがキラキラしていると感想を寄せている人もいました。元軍医であったワトソンは、心因性によって杖を持つようになりますが、ルームシェアすることになったシャーロックとの出会いによって杖を使用しなくてもいいようになります。お互いにとって素晴らしい出会いであったため、相棒として活躍していくようになりました。
後のボンド君がかっこいい(^q^)ワトソン君可愛い(^q^)(^q^)(^q^) #憂国のモリアーティ
— ヘルガ・アノス (@0Oyn3GesDa6Piod) April 5, 2021
憂国のモリアーティで子供っぽい性格のシャーロックを常識人のジョン・H・ワトソンが支えているという様子が描かれています。しかし、支えられているのはシャーロックだけではありませんでした。行く当てがなかったワトソンの居場所を作り、自分の心の病を見抜いて導いてくれたシャーロックもワトソンにとっては心の支えだったのです。いつも穏やかに振舞っているワトソンがかわいいと感想を寄せている人もいました。
憂国のモリアーティのワトソンまとめ
憂国のモリアーティで「コナン・ドイル」の筆名で小説を書き上げたジョン・H・ワトソンは、小説のセンスがあることが公になりました。元軍医であり子供っぽい性格のシャーロックの相棒として活躍しているワトソンは、穏やかな心を持っているため誰もを包み込むような優しさを披露していました。文武両道のワトソンは、医療に長け小説が書ける上に格闘術まで身に付けている素晴らしい能力を持つキャラクターとなっています。