2021年07月02日公開
2021年07月02日更新
憂国のモリアーティは黒執事に似ている?登場人物・あらすじや評判を調査
「憂国のモリアーティ」と「黒執事」が似てると評判になっています。コナン・ドイルの小説「シャーロック・ホームズ」を元にした「憂国のモリアーティ」は19世紀のイギリスが舞台で、主人公とその仲間が理不尽な貴族・階級制度に戦いを挑むクライム・サスペンスです。ここでは「憂国のモリアーティ」と「黒執事」の似ている点を調査します。また、「憂国のモリアーティ」の登場人物の紹介、あらすじと面白い魅力を紹介します。
目次
憂国のモリアーティと黒執事とは?
憂国のモリアーティの作品情報
「憂国のモリアーティ」は、コナン・ドイルによる小説「シャーロック・ホームズ」を元にした漫画で、ジャンプスクエアで連載中です。構成は竹内良輔、漫画は三好輝、2021年4月にコミック最新14巻が発売されました。「憂国のモリアーティ」は原作でシャーロック・ホームズの最大の敵であるモリアーティが主人公のクライム・サスペンスです。2020年にはアニメ第1クール、2021年4月~6月に第2クールが放送されました。
黒執事の作品情報
「黒執事」は、作者・柩やな(とぼそやな)によるダーク・ファンタジー漫画で、月刊Gファンタジーで連載中です。2020年10月にコミック第30巻が発売されています。「黒執事」は完璧な執事と若き当主シエルが復讐を遂げるために裏社会で活躍するストーリーです。アニメ放送は2008年に第1期、2010年に第2期、2014年に第3期が放送され、劇場版アニメが2017年に公開されています。
憂国のモリアーティは黒執事に似てる?
似てるところ①時代背景と裏の世界で活躍するところ
「憂国のモリアーティ」と「黒執事」の似てるところについて、二つの作品は共に19世紀のイギリスが舞台となっており、同じ時代背景で物語が展開していきます。「憂国のモリアーティ」には「黒執事」のように人外の者(悪魔や死神)は登場しませんが、「憂国のモリアーティ」の主人公は表向きは貴族ですが、犯罪によって悪い貴族を倒すことを信条としています。
「黒執事」の主人公も貴族ですが、裏の仕事を任されているということで、どちらの作品も主なキャラクターたちが裏の社会で活躍するところが似てる点です。また、同じ時代ということで、文化やファッション、建物や乗り物など当時のものが描かれており、この点も似てると言われている理由です。
似てるところ②登場人物の決意
「憂国のモリアーティ」の主人公・ウィリアムは厳しい階級制度のために虐げられ、酷い目にあっている人々のために、犯罪によって社会を変えると決意しています。ウィリアムは兄のアルバート、弟のルイスと犯罪卿・モリアーティを名乗り、天才的な手法で悪魔のような貴族らを次々と殺害していきます。
「黒執事」の主人公・シエルは家族を殺害した敵を探し出して復讐する決意をしています。そのために悪魔で執事のセバスチャンと共に、女王陛下の裏の命令を遂行しながら復讐相手を探すというのが「黒執事」のストーリーです。どちらの作品も、最終目的は違っていてもその過程で権力や暴力に立ち向かっていきます。このような点で二つの作品は似てるということです。
憂国のモリアーティの登場人物・あらすじは?面白い魅力を紹介
憂国のモリアーティの登場人物
ここまで「憂国のモリアーティ」と「黒執事」が似てることについて見てきました。この二つの作品は、同じ19世紀のイギリスが舞台であること、主人公が裏社会で活躍するところなどが似てるということでした。ここからは、「憂国のモリアーティ」の主な登場人物やあらすじ、さらに面白い魅力を紹介していきます。
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ
「憂国のモリアーティ」の主人公、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティは、弟・ルイスと孤児院で育ちました。当時から天才的な頭脳の持ち主で、モリアーティ家のアルバートに見出されます。ルイスとモリアーティ家の養子になった後、アルバートと共に殺害したモリアーティ家の二男・ウィリアムに成り代わります。成長したウィリアムは大学教授をしながら、自身が理想とする社会の実現のため、犯罪卿として悪を粛清していきます。
アルバート・ジェームズ・モリアーティ
アルバート・ジェームズ・モリアーティは、モリアーティ伯爵家の長男として生まれますが、両親と弟を含む貴族の悪行に嫌悪感を抱いていました。孤児院から引き取った兄弟と共に両親と弟を殺害。兄弟の兄をウィリアムと名乗らせ、彼の理想の実現のために全力で協力します。
ルイス・ジェームズ・モリアーティ
ルイス・ジェームズ・モリアーティは、孤児院で育ったウィリアムの弟です。幼い頃は心臓の病気でしたが、アルバートのおかげで手術を受け、治りました。成長してからはモリアーティ家のすべての執務を担当しています。兄のウィリアムを心から尊敬し、犯罪卿である兄を補佐していきます。
セバスチャン・モラン
セバスチャン・モランは貴族の生まれですが、軍人としてアフガン戦争などに従軍。凄腕の射撃手です。アフガン戦争従軍中に起きたある出来事のため、貴族を憎悪します。ウィリアムと出会い、命を捧げてもいいと思うほど彼に心酔します。
フレッド・ポーロック
フレッド・ポーロックは、モリアーティ家の庭を管理する使用人ですが、高い変装技術と身体能力でウィリアムの密偵を務めています。また、イギリス国内のすべての犯罪に通じている人物で、犯罪相談の窓口となっています。
シャーロック・ホームズ
シャーロック・ホームズは、天才的な推理力と観察力で難事件を解決する探偵です。ウィリアムとは生涯のライバルとなります。普段はだらしない性格で、よく大家のハドソンさんに説教されています。ルームメイトはジョン・H・ワトソンです。
ジョン・H・ワトソン
ジョン・H・ワトソンは、元軍医でアフガン戦争にも従軍しました。シャーロック・ホームズとはルームメイトで、彼の元にくる事件に巻き込まれていきます。シャーロックの手柄をロンドン警視庁に横取りされたことに激怒、自ら「コナン・ドイル」というペンネームで事件を小説にて発表しました。
憂国のモリアーティのあらすじ
「憂国のモリアーティ」のあらすじを見ていくと、貴族のモリアーティ伯爵家に生まれたアルバートは自身の家族を含めて汚れ切った貴族社会を憎んで生きてきました。ある時、アルバートは慈善活動で訪れた孤児院で悪について語る兄弟と出会い、その思想に共感します。家族を殺害したアルバートは兄弟とともに社会を浄化するために犯罪卿・モリアーティとなります。そして、彼らは腐った階級社会に立ち向かっていきます。
憂国のモリアーティの面白い魅力
「憂国のモリアーティ」の面白い魅力について見ていくと、次の様な声が寄せられています。シャーロック・ホームズの最大の敵であるモリアーティが主人公のこの物語は、設定が凝っていることや、ダークなストーリーが面白いということです。他にもシャーロックは推理の天才ですが、普段はだらしない、ひねくれた性格です。このようなキャラ設定が面白いと評判になっています。
また、三好輝さんによる作画がとても美しいと言われています。「黒執事」と時代背景やのファンの人なら「憂国のモリアーティ」も好きになるだろうとも言われています。
憂国のモリアーティと黒執事に関する感想や評価・評判
黒執事っぽいって理由で見始めた憂国のモリアーティってアニメにドハマりしております…😝💖
— Aopi** (@Aopi_sky) June 22, 2021
「黒執事」と「憂国のモリアーティ」が似てると評判で、ここでも紹介してきました。こちらの方も「黒執事」と似てるという理由で「憂国のモリアーティ」のアニメを鑑賞し、とても気に入ったという感想です。
私の大好きな黒執事と憂国のモリアーティは時代背景が完全一致だから、全く同じモチーフや建物が登場したり、同じ出来事を違うように捉えていたりしていて楽しい
— シュナ (@shuna_hoshiai) June 27, 2021
「黒執事」と「憂国のモリアーティ」は同じ時代背景で、同じモチーフ、事件、建物などが登場していると評判です。こちらの方は同じ出来事が違う視点で描かれていることが面白いという感想です。
憂国のモリアーティ絶対好きなやつだと思って見始めたけど絵も綺麗だしなんか黒執事みがあっていいな、、
— りおてん (@427rio) June 22, 2021
「憂国のモリアーティ」の魅力の一つに絵が綺麗という評判がありますが、こちらの方も「憂国のモリアーティ」を観始めたところ、やはり絵が綺麗で、「黒執事」っぽい所があって良いという感想です。
憂国のモリアーティと黒執事まとめ
いかがでしたか?「憂国のモリアーティ」と「黒執事」が似てると評判だということで、似てる点を紹介するとともに「憂国のモリアーティ」の主な登場人物の紹介とあらすじ、面白い魅力を紹介しました。「憂国のモリアーティ」と「黒執事」は同じ19世紀のイギリスが舞台で、当時の文化やファッションなどが同じ様に登場しています。
また、登場人物が裏社会で活躍し、復讐と社会の浄化という違いはありますが、権力や暴力に立ち向かうという姿がよく似ています。また、両作品を見比べてみるのも面白く、「黒執事」を好きな人は「憂国のモリアーティ」も好きになるはずと言われています。このように、様々な楽しみ方のできる「憂国のモリアーティ」を、どうぞご覧ください。