【憂国のモリアーティ】脅迫王チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンとは?最後をネタバレ

「憂国のモリアーティ」のホワイトチャペルの亡霊編から登場するチャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンについて紹介します。「憂国のモリアーティ」のチャールズは英国一の「メディア王」と呼ばれる人物ですが、彼の正体は「脅迫王」で、誰からも恐れられています。ここでは「脅迫王」チャールズの脅迫の実態を例を挙げて紹介します。また、チャールズが迎えた最後についてもネタバレで見ていきます。

【憂国のモリアーティ】脅迫王チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンとは?最後をネタバレのイメージ

目次

  1. 憂国のモリアーティのチャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンとは?
  2. 憂国のモリアーティのチャールズの最後をネタバレ
  3. 憂国のモリアーティのチャールズのアニメ声優
  4. 憂国のモリアーティのチャールズに関する感想や評価
  5. 憂国のモリアーティのチャールズまとめ

憂国のモリアーティのチャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンとは?

憂国のモリアーティの作品情報

憂国のモリアーティは2016年にジャンプスクエアで連載が始まった漫画で、作者は漫画・三好輝、構成・武内良輔です。2021年4月時点でコミック第14巻が発売されています。憂国のモリアーティはコナン・ドイルの小説「シャーロック・ホームズ」を元にした推理・サスペンス漫画です。2020年にアニメ化され、第1クール(同年10月~12月)、第2クール(2021年4月~6月)合わせて全24話が放送されました。

憂国のモリアーティの概要

憂国のモリアーティの舞台はイギリスが飛躍的な発展を遂げ、大英帝国と呼ばれた19世紀です。コナン・ドイルの小説「シャーロック・ホームズ」では主人公はシャーロックですが、憂国のモリアーティの主人公はシャーロックの生涯の敵であるモリアーティ教授となっています。憂国のモリアーティは当時の大英帝国の厳しい階級制度や社会問題などを絡めた事件やエピソードが描かれています。

憂国のモリアーティのあらすじ

憂国のモリアーティのあらすじを見ていくと、アルバート・ジェームズ・モリアーティは伯爵家の長男ですが、自分の家族を含めた腐った貴族たちを憎んでいます。ある時、優れた知性を持つ孤児の兄弟を引き取ったアルバートは、彼らと共に家族を殺害します。モリアーティ家の当主となったアルバートは、孤児の兄弟(ウィリアムとルイス)と共に犯罪によって社会を変えるという壮大な戦いを始めます。

チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンのプロフィール

憂国のモリアーティのチャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンの初登場は漫画・第32話の「ホワイトチャペルの亡霊・第3幕」でした。実業家であるチャールズは英国中に数多くの新聞社、広告会社などを経営しており、英国の「メディア王」と呼ばれている人物です。

チャールズの正体

「メディア王」と呼ばれるチャールズは街の隅々に至るまで知らないことはないほどの情報通です。このチャールズの表の顔は実業家で「メディア王」ですが、実は彼には裏の顔が存在します。ここからは、チャールズの正体について考察していきます。

考察①メディア王と言われる実業家

表の顔である実業家としてのチャールズは情報を集める能力に優れており、その情報量は英国一と言われています。彼が実業家として成功を収めた能力や仕事柄知り得た情報・知識は高く評価されています。そんなチャールズは貴族院からも信頼されて代理人を任されることもあります。

考察②別名は脅迫王

「メディア王」と呼ばれるチャールズは優れた情報収集能力で、人が隠している事や弱点を掴み、それをネタに脅迫を行っています。これこそチャールズの正体で、「脅迫王」と呼ばれています。脅迫する相手の性格、社会的立場など様々な角度から徹底的に調査をし、その上で脅しを掛けるという悪質さです。

すでに多くの人々がチャールズに脅迫されたことで追い詰められ、悪事に手を出す人までいます。「脅迫王」と呼ばれるチャールズですが、彼は大金が欲しくてやっているわけではありません。お金が目的ではなく、社会的地位のある人が落ちぶれて堕落していく姿を見たいのです。

考察③脅迫の事例

チャールズの正体は「脅迫王」ということで、チャールズの脅迫の事例を紹介します。ジョン・H・ワトソンとメアリーの結婚話を潰すために、フランス時代のメアリーが行った反政府運動を探り当て、脅迫します。その上でチャールズはメアリーの父親が関わった「アグラの財宝」を要求。しかし、この財宝には犯罪が絡んでおり、メアリーが手を出すことはできません。それを承知であえて要求するのが「脅迫王」チャールズです。

また「ホワイトチャペルの亡霊編」では偽のジャック・ザ・リッパーが横行するロンドンの街で自警団とロンドン警視庁が衝突するように仕向けたのがチャールズでした。さらに「平等な社会の実現」を掲げるホワイトリー議員が脅迫され、最後はホワイトリー議員が殺人犯になってしまいます。大衆から大きな支持を集めていたホワイトリー議員はチャールズの策略にはまり、見事に破滅していきました。

このように、幸せを目前にしている人や善人と呼ばれる人たちが破滅していく姿を見ることが「脅迫王」チャールズの楽しみだということです。ここまで、憂国のモリアーティのチャールズ・オーガスタ・ミルヴァートンの正体である「脅迫王」の事例を紹介しました。

TVアニメ「憂国のモリアーティ」公式サイト

憂国のモリアーティのチャールズの最後をネタバレ

ネタバレ①敵に回したのはウィリアムだけではなかった

チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンは「ホワイトチャペルの亡霊編」でのジャック・ザ・リッパー事件がきっかけで、自分の計画を阻止したウィリアムに興味を持ちます。ウィリアムの調査を行ったチャールズは彼が犯罪卿であることを突き止めます。ウィリアムもまた、チャールズが犯罪卿とは敵対する人物であると確信します。ウィリアムはチャールズをこの世から抹殺するため、彼の屋敷に向かいます。

一方、シャーロック・ホームズは、ジョン・H・ワトソンと婚約者のメアリーがチャールズによって結婚話を阻まれていることに怒りを覚えています。シャーロックはチャールズがメアリーを脅迫したネタの証拠を盗むために、彼の屋敷に忍び込もうとします。このように、チャールズの敵は犯罪卿・ウィリアムだけでなく、シャーロックも彼の敵です。

ネタバレ①②2つの読み違え

シャーロックがチャールズの屋敷に到着し、彼の部屋に入るとそこにウィリアムがいました。シャーロックの姿を見たチャールズは自分の計画が順調に進んでいると確信します。チャールズはウィリアムに対して、犯罪卿であるウィリアムは世間に名前を公表されたくないはずだと思っています。また、シャーロックは探偵という立場上、殺人を犯すはずがないと思っています。

ところが、ウィリアムは自分の正体が公表されることに抵抗はなく、シャーロックはウィリアムが犯罪卿であることが嬉しいと言い、さらに脅迫という卑怯な手を使う者に容赦はしない性格です。このように、チャールズは二人のことに関して完全に読み違えたということになります。自分の読みが間違えていたことに愕然としたチャールズは、二人から逃れようとして窓に向かって走り始めます。

チャールズの背中には銃弾が浴びせられます。チャールズは窓を突き破り、海へと転落していきました。これが「脅迫王」として世間に恐れられたチャールズ・オーガスタス・ミルヴァ―トンの最後の姿です。ここまで、憂国のモリアーティのチャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンの最後の姿をネタバレで紹介しました。

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憂国のモリアーティのチャールズのアニメ声優

野島健児のプロフィール

「憂国のモリアーティ」でチャールズを担当している声優・野島健児は1976年3月16日生まれ、東京都出身、所属は「青二プロダクション」。父と兄、長男も声優で、父は野島昭生、兄は野島裕史、長男は野島透也です。このように声優一家ということで親子共演や兄、長男との共演作がいくつかあります。さらに、アニメ「スケートリーディング☆スターズ」では父と兄の3人で共演しています。

野島健児の主な出演作品

野島健児の主な出演作は、2005年「灼熱のシャナ」佐藤啓作、2012年「PSYCHO-PASS サイコパス」宜野座伸元、「ハイスクールD×D」木場祐斗、2014年「弱虫ペダル」黒田雪成、2016年「美少女戦士セーラームーンCrystal Season III」地場衛 (タキシード仮面)、2017年「クズの本懐」鐘井鳴海、2018年「BANANA FISH」奥村英二、2019年「あんさんぶるスターズ!」逆先夏目。

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憂国のモリアーティのチャールズに関する感想や評価

アニメ「憂国のモリアーティ」のチャールズの声優・野島健児さんの演技について、頭が切れるという雰囲気が良く出ているという感想です。原作漫画の方も合わせて読み直したいということと、この作品に出てくれたことが嬉しいということです。

「憂国のモリアーティ」のチャールズは表向きは「メディア王」と呼ばれる実業家ですが、正体は「脅迫王」という裏の顔があります。チャールズの登場によって物語が面白くなってきたという感想です。

「憂国のモリアーティ」のチャールズに関して、原作漫画で美形のキャラクターで登場したということは画期的なことだという感想です。

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憂国のモリアーティのチャールズまとめ

いかがでしたか?「憂国のモリアーティ」のチャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンの正体が「脅迫王」ということで、その脅迫の事例を紹介しました。また、彼がどのような最後を遂げたかをネタバレで見てきました。脅迫という卑怯な手で多くの人を破滅させてきたチャールズは、ウィリアムとシャーロックという二人のことを読み違えたことから自身の最後を迎えてしまったのでした。

「脅迫王」の登場で一段と面白くなったという声も寄せられており、アニメ版と合わせて原作漫画でもチャールズに注目して「憂国のモリアーティ」をお楽しみください。

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