【憂国のモリアーティ】あらすじをネタバレ解説!作品の魅力・登場人物や感想を紹介

19世紀イギリスを舞台に、ダークヒーローが活躍する漫画「憂国のモリアーティ」。ここでは「憂国のモリアーティ」に登場するエピソードの中から3つの事件と最終章「最後の事件」のあらすじをネタバレで紹介していきます。また、ネタバレあらすじの他に「憂国のモリアーティ」の面白い魅力、見どころを紹介するとともに、主な登場人物とアニメ版の声優を紹介します。さらに「憂国のモリアーティ」に関する感想を紹介します。

【憂国のモリアーティ】あらすじをネタバレ解説!作品の魅力・登場人物や感想を紹介のイメージ

目次

  1. 憂国のモリアーティとは?
  2. 憂国のモリアーティの各事件のあらすじネタバレ解説
  3. 憂国のモリアーティの面白い魅力や見どころ
  4. 憂国のモリアーティの主要な登場人物一覧
  5. 憂国のモリアーティのアニメ声優一覧
  6. 憂国のモリアーティのアニメ主題歌
  7. 憂国のモリアーティに関する感想や評価
  8. 憂国のモリアーティのあらすじまとめ

憂国のモリアーティとは?

憂国のモリアーティの原作漫画情報

「憂国のモリアーティ」はジャンプスクエアで連載中の漫画です。構成は竹内良輔、漫画は三好輝で、世界的な大ヒット作品のコナン・ドイル作「シャーロック・ホームズ」を元に、モリアーティ教授を主人公にしたクライム・サスペンスです。コミックは2021年4月で第14巻が発売されており、これまでの発行部数は400万部を超えました。また、小説化もされ、現在第3巻まで発売中です。2019年から舞台化、ミュージカル化されています。

憂国のモリアーティのアニメ情報

「憂国のモリアーティ」のアニメ版について、監督・野村和也、アニメーション制作・Production I.Gによるアニメは、第1クールが2020年10月~12月、第2クールが2021年4月~6月まで全24話、TKYO MX他で放送されました。

TVアニメ「憂国のモリアーティ」公式サイト

憂国のモリアーティの各事件のあらすじネタバレ解説

ここから、漫画「憂国のモリアーティ」のネタバレあらすじを紹介します。ここではエピソードの中から物語の発端となる「伯爵家の火災事故」、「大英帝国の醜聞」、「犯人は2人」のネタバレあらすじと、さらに「最後の事件」のあらすじをネタバレで紹介していきます。

あらすじネタバレ①モリアーティ伯爵家の火災事故

漫画「憂国のモリアーティ」のあらすじネタバレ、厳格な階級制度が根付く大英帝国で、上流階級である貴族・モリアーティ伯爵は、上流社会以外の者を認めず、身分の低い者、貧しい者を人間として扱わない非道な人物です。モリアーティ伯爵夫妻には長男・アルバート、次男・ウィリアムという二人の息子がいます。ウィリアムは伯爵夫妻の性質を受け継ぎ、下層階級の者を虐待します。

この両親と弟の行いに対してアルバートはずっと激しい嫌悪感を持って見てきました。ある時、アルバートは慈善活動で訪れた孤児院で、誰よりも聡明な兄弟と出会います。その兄弟が話していた悪についての思想に共感を覚えたアルバートは、二人を養子に迎えます。一年後、アルバートは自身が掲げる理想社会を実現するための第1段階として、腐りきった自分の両親と弟のウィリアムの殺害を目論み、養子に迎えた兄弟に相談します。

兄弟の兄は豊富な知識と高い知性を持っており、事故を装った完全犯罪を考案します。決行の日、屋敷のあちこちで火の手が上がるように細工し、モリアーティ伯爵夫妻と弟・ウィリアムを殺害し、屋敷を全焼させました。兄弟の弟・ルイスは兄が考案した完全犯罪を確実に成立させるために、顔にわざと火傷の傷を付けます。そして、アルバートたちは燃えさかる屋敷から奇跡の生還を果たしたという筋書きで、屋敷から脱出します。

こうして計画は見事に成功となります。兄弟の兄はウィリアムに成り代わり、家と両親を失ったモリアーティ家の3兄弟、長男・アルバート、二男・ウィリアム、三男・ルイスとなりました。こうしてモリアーティ家の3兄弟はアルバートの権力と財力にウィリアムの高い知性を合わせ、理想の社会を実現するために、犯罪を駆使して戦っていく「犯罪卿」となりました。

あらすじネタバレ②大英帝国の醜聞

漫画「憂国のモリアーティ」のあらすじネタバレ、ここで登場するのはアメリカ出身の元女優で、実は高級娼婦のアイリーン・アドラーです。物語は、アイリーンが大英帝国の機密情報を盗んだことから始まります。女王の指令を受けたマイクロフト・ホームズ卿はMI6のアルバートにアイリーンの暗殺を依頼します。その頃、シャーロックはある依頼を受け、その事がきっかけでアイリーンと関わることになります。

シャーロックと接触する機会を作ったのはアイリーン本人の企てです。暗殺命令が下ることを予想していたアイリーンが自分の身を守るためにシャーロックを巻き込んだのです。この機密文書には100年前、フランス革命を誘発させ、裏で操作していたのが英国だったという内容が記されています。シャーロックもアイリーンが盗んだ機密文書の内容を知ることができました。

この壮大な機密情報はアイリーンにとっては手に余る内容であり、彼女はどうすれば安全に政府に戻すことができるかを思案しています。そんな時、アイリーンは犯罪卿と接触することができました。アイリーンと会ったのはアルバートで、MI6の指揮官としてではなく、犯罪卿という立場でアイリーンと会います。アルバートはアイリーンを守る代わりに、機密情報が記された文書をアルバートたちに渡すという交渉を行います。

裏の高級娼婦として上流階級に入り込み、悪との戦いに命を懸けてきたアイリーンにとって、犯罪卿としてのアルバートの言葉は心惹かれるものでした。アイリーンは機密文書を渡すことを承諾します。こうして、アイリーンは犯罪卿との交渉を上手く進めることができ、死んだことになったアイリーンはMI6の工作員となり、ジェームズ・ボンドという名で暗躍することになります。

あらすじネタバレ③犯人は2人

漫画「憂国のモリアーティ」のあらすじネタバレ、ここでは、表向きは大英帝国を代表するメディア王ですが、裏の顔は「脅迫王」というミルヴァートンが、犯罪卿やシャーロックと対峙する姿が描かれます。ある時、ジョンのフィアンセであるメアリーがミルヴァートンの脅迫のターゲットとなってしまいます。メアリーはフランスで大学時代を過ごしており、その頃学生運動に参加したことがあります。

メアリーがしたことはビラ配りだけでしたが、フランス政府が作成した名簿にメアリーの名前が載っているというものでした。シャーロックはミルヴァ―トンの屋敷に潜入し、その名簿を盗む計画を立てます。一方、ウィリアムはミルヴァートンが最近起こっている事件に影で関わっていることに気づきます。ミルヴァートンはウィリアムの正体が犯罪卿で、自分が死ねばウィリアムの正体を公表する準備を整えています。

真夜中、シャーロックがミルヴァートンの屋敷に潜入すると、ウィリアムがミルヴァートンに銃口を向けています。そもそもメアリーへの脅迫はシャーロックをこの場におびき寄せるために仕組んだことで、ミルヴァ―トンの真の目的はシャーロックにウィリアムを逮捕させることでした。シャーロックは犯罪卿がウィリアムだと知って、心の底でそうあって欲しいと願っていたと言います。

その言葉に驚いたミルヴァートンが逃げようとしたので、シャーロックが彼の背中に銃弾を浴びせると、彼は窓から海へと落ちていきました。シャーロックは屋敷に火を放ち、証拠の名簿もすべて焼き尽くしてしまいました。警察にミルヴァートン殺害を自ら告白したシャーロックは連行されます。ウィリアムはシャーロックに自分を殺させるという計画が早まりそうだと言い、犯罪卿として最後の仕上げに進んでいく決意をしました。

あらすじネタバレ④最後の事件

漫画「憂国のモリアーティ」のあらすじネタバレ、ここからは、ウィリアムによる最後の事件が始まります。ウィリアムはいよいよ犯罪卿としての最後の計画に取り掛かります。計画の最初の段階では、最後にモリアーティが犯罪卿であると公表し、全員が姿を隠すつもりでした。しかし、ウィリアムはすべての犯行は自身の単独犯であると発表し、自らが選んでおいた貴族たちの殺害を実行していきます。

女王はマイクロフトを呼び出し、ウィリアム追補の命令を出します。ロンドンの街はいまや貴族だけでなく市民たちからもモリアーティ家を非難する声であふれます。上流階級からも下層階級からも憎まれる存在、共通の敵になることがウィリアムの計画で、彼の思い通りに進んでいきます。ウィリアムが一人で計画を遂行していくことに納得ができないルイスやフレッドはシャーロックに相談しようとします。

シャーロックはミルヴァートン殺害容疑で逮捕されていましたが、ミルヴァートンの死体が見つからず、起訴できないとして釈放されました。ウィリアムが犯行を続けることでロンドンの街は精気を失い、困り果てた女王はシャーロックに目を付けます。シャーロックはウィリアム自身のこととこれまでの事件を調査し直し、さらに彼の計画の内容を知り、どう対処すればよいかを熟考します。

犯罪卿のメンバー、アルバート、ウィリアム、ルイスと、その仲間であるモラン、フレッドらが集結します。ウィリアムが考える最終段階とは?ここから物語は「最後の事件」の最終章へと進んでいきます。ネタバレで見ていくと、ウィリアムの固い決意を誰も止めることは出来ず、ウィリアムはシャーロックとの決闘に挑むのでした。決闘の途中、ウィリアムは「もう、十分だ」と呟き、微笑みを浮かべます。

川へと落ちていこうとするウィリアムに対して、何としてもウィリアムを死なせたくないシャーロック。ウィリアムの手を必死に掴んだその瞬間、ウィリアムがシャーロックの手をナイフで傷つけます。シャーロックは、一人で落ちていくウィリアムを追いかけるように飛び降ります。二人は抱き合いながら川へと落ちて行きました。

犯罪卿としての理想を掲げ、存分にその才能を発揮したウィリアムと、彼に対抗できる高い知性を持ったシャーロック。二人は共に川へと落ちていくという最後となりました。ここまで漫画「憂国のモリアーティ」の中から、3つの事件のネタバレあらすじと「最後の事件」のネタバレあらすじを紹介しました。

憂国のモリアーティの面白い魅力や見どころ

ここまで、漫画「憂国のモリアーティ」の中から、3つの事件と「最後の事件」のネタバレあらすじを見てきました。ここからは、漫画「憂国のモリアーティ」の面白い魅力や見どころとなる点を、いくつか紹介していきます。

面白い魅力①モリアーティが主役

漫画「憂国のモリアーティ」の面白い魅力の一つは、モリアーティを主役としたことです。モリアーティと言えば、シャーロック・ホームズの宿命のライバルとして描かれているモリアーティ教授で、コナン・ドイルの原作では初老の男性です。しかし、今作品では若くて美しい青年です。

そして、作中ではアルバート、ウィリアム、ルイスという3人でモリアーティであると言うセリフがあり、斬新な解釈だと言われています。伯爵である長男・アルバートの権力・財力、二男・ウィリアムの高い知性、伯爵家内部の執務一切を取り仕切る三男・ルイスが、それぞれの特性を生かして犯罪卿として暗躍します。

そして「憂国のモリアーティ」では、様々な立場の人が犯罪卿である彼らの思想や下層階級を思う心に共感していきます。犯罪卿となった彼らの背景、何故犯罪という手段を用いるのか?が分かりやすく描かれており、読者にとっても共感しやすく、彼らの活躍に魅力を感じることができると言われています。

面白い魅力②クライム・サスペンス

漫画「憂国のモリアーティ」の面白い魅力の二つ目は、クライム・サスペンスを楽しめる所です。犯罪卿・モリアーティ、シャーロック・ホームズ、、メディア王ミルヴァートン、アイリーン・アドラー、など魅力的なキャラクターたちによる知性と知性のぶつかり合い、目にも鮮やかな手法で敵を追い落とす犯罪卿の手法、見事なチームワークを発揮する姿など、まさに芸術的と言われています。

面白い魅力③ホームズの事件を別の視点で楽しめる

漫画「憂国のモリアーティ」の面白い魅力の三つ目は、シャーロック・ホームズの活躍です。漫画「憂国のモリアーティ」では、コナン・ドイル作の「シャーロック・ホームズ」のエピソードの中から「緋色の研究」、「ボヘミアの醜聞」が新たな視点で描かれています。また、原作小説のシャーロック・ホームズと同じように、漫画「憂国のモリアーティ」のシャーロックもバイオリンを弾いたり、科学実験をするシーンなどが登場します。

さらに、原作小説のシャーロック・ホームズの癖である手のひらを顔の側で合わせるシーンもあり、原作のシャーロックと漫画「憂国のモリアーティ」のシャーロックを比べてみることも見どころの一つだと言われています。また、漫画「憂国のモリアーティ」のシャーロックは悪ぶった所や少しひねくれた所もありますが、ジョン・H・ワトソンと友情を語るシーンなどもあり、名コンビぶりが見える所も魅力の一つです。

面白い魅力④007の世界も楽しめる

漫画「憂国のモリアーティ」にはMI6(秘密情報部)という機関が登場します。MI6と言えば、イギリスのフレミングによるスパイ小説「ジェームズ・ボンド」に登場し、この小説を原作として制作された、映画「007シリーズ」が有名です。主人公のジェームズ・ボンドはMI6で7番という番号を与えられたスパイで、「007(ダブル・オー・セブン)」がコードネームです。

1962年に第1作が制作された映画「007シリーズ」は世界的な大ヒット作品となり、2021年に第25作目が公開予定となっています。初代ジェームズ・ボンド役はショーン・コネリーが努め、その後ロジャー・ムーアやティモシー・ダルトンなどが努め、現在のボンド役であるダニエル・クレイグが6代目となります。

漫画「憂国のモリアーティ」では、男装したアイリーン・アドラーがMI6の7番目の工作員となり、モリアーティの3兄弟のジェームズをとって、ジェームズ・ボンドと名乗り始めました。この点でも「007シリーズ」を彷彿とさせ、映画の世界観も楽しめるということです。

面白い魅力⑤イギリス社会の一面がわかる

漫画「憂国のモリアーティ」の面白い魅力の五つ目は、当時のイギリス(大英帝国)の社会が垣間見える所です。漫画「憂国のモリアーティ」の舞台は19世紀のイギリスです。産業革命後、ヴィクトリア女王の治世下で大英帝国は科学、工業が飛躍的に発展し、また、万国博覧会の開催など芸術分野においても黄金期と言われる時代でした。しかし、その影で「切り裂きジャック事件」が起こるなど、社会に暗い影を落としていました。

さらに、ロンドンの貧民街にはストリート・チルドレン、娼婦などがあふれ、上流階級、中産階級と貧民層との厳しい格差が存在していました。漫画「憂国のモリアーティ」は、当時の大英帝国の社会情勢、世相を元にして描かれた作品です。事件だけでなく、当時の街並みや建物、衣装、19世紀に使われていた日用品などが丁寧に描かれており、そんな所も魅力となっています。

憂国のモリアーティの主要な登場人物一覧

ここまで、漫画「憂国のモリアーティ」の面白い魅力や見どころを紹介してきました。ここで、漫画「憂国のモリアーティ」の主な登場人物を一覧で紹介していきます。

ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ

「憂国のモリアーティ」の登場人物、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティは孤児院育ちですが、聡明で知識も豊富な子どもでした。モリアーティ伯爵家の長男・アルバートに見出され、弟ともに養子になります。モリアーティ家を崩壊させ、二男のウィリアムに成り代わりました。その天才的な頭脳で21歳で数学の大学教授をしながら街の犯罪相談役として勤め、裏では腐りきった階級社会を倒すため、悪徳貴族を粛清していきます。

アルバート・ジェームズ・モリアーティ

「憂国のモリアーティ」の登場人物、アルバート・ジェームズ・モリアーティはモリアーティ伯爵家の長男ですが、自身の家族も含めた腐りきった貴族社会を憎悪して育ちました。孤児院で出会ったウィリアムと弟・ルイスの知性、思想に共感し、養子に迎えます。モリアーティ伯爵を受け継ぎ、MI6の指揮官となったアルバートはウィリアムを全面的に補佐していきます。

ルイス・ジェームズ・モリアーティ

「憂国のモリアーティ」の登場人物、ルイス・ジェームズ・モリアーティは、ウィリアムの弟です。子どもの頃は心臓が悪かったのですが、養子となった際に手術を受けさせてもらい、完治します。アルバートが継いだモリアーティ家の執務のすべてを取り仕切っており、ウィリアムの勧めで犯罪とは距離を置いていましたが、兄の役に立ちたいと強く願い、協力することになります。

セバスチャン・モラン

「憂国のモリアーティ」の登場人物、セバスチャン・モランは貴族の生まれですが、上流階級に嫌気がさし、軍人となってアフガン戦争などに従軍し、得意の射撃で活躍します。しかし、あることが理由で戦死したことになります。ウィリアムの思想に心酔し、彼のためなら命さえも惜しくない、いつでも捧げるという非常に情の深い、純粋な人物です。

フレッド・ポーロック

「憂国のモリアーティ」の登場人物、フレッド・ポーロックは、表向きはモリアーティ家で庭の管理をする使用人ですが、英国内のすべての犯罪ネットワークに精通し、その広い情報網によって「犯罪相談役」の窓口となっています。俊敏な動きと高い変装技術、暗号の解読もできるフレッドはウィリアムの密偵として暗躍します。モランとは兄弟のように馴染んでいます。

フォン・ヘルダー

「憂国のモリアーティ」の登場人物、フォン・ヘルダーはドイツ人、MI6のQ課(兵器課)の課長を務めている盲目の技師です。コードネームは「Q」です。盲目であっても彼の技術は高く、最先端の発明を次々と開発しています。

アイリーン・アドラー(ジェームズ・ボンド)

「憂国のモリアーティ」の登場人物、アイリーン・アドラー(ジェームズ・ボンド)は、アメリカ出身の元女優です。裏では高級娼婦「The Woman」として王族、貴族などの上流階級の人物に近づき、情報を盗み取ります。「大英帝国の醜聞」事件で死亡したとして処理されますが、実はウィリアムに救われ、MI6の7番目のスパイ「ジェームズ・ボンド」として活動を開始。ウィリアムたちの思想に共感し、忠誠を誓います。

チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン

「憂国のモリアーティ」の登場人物、チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンはメディア王としての表の顔と「脅迫王」という裏の顔があります。人の弱みに付け込んで脅迫し、その人が破滅していく姿を見ていることが好きな人物です。ウィリアムの正体が犯罪卿であることを突き止め、彼らの思想を敵視し、戦いを挑みます。

シャーロック・ホームズ

「憂国のモリアーティ」の登場人物、シャーロック・ホームズは、警察が手放した事件を扱う探偵です。推理力、観察力ともに天才的な能力を持っており、同じく天才的な能力を持つウィリアムに興味を持ちます。犯罪卿に強い関心を示し、執着していきます。その分、生活感が欠如しており、いつも大家のハドソンや相棒のジョンに叱られています。兄のマイクロフトは陸軍情報部・長官で、シャーロックが唯一頭が上がらない存在です。

ジョン・H・ワトソン

「憂国のモリアーティ」の登場人物、ジョン・H・ワトソンは元軍医でアフガン戦争に従軍経験があります。シャーロックとルームメイトとなってから、シャーロックの推理力に感動しますが、ロンドン警視庁に手柄を持っていかれることに納得がいかず、ペンネーム「コナン・ドイル」でシャーロックが解いた事件を小説にして発表します。

憂国のモリアーティのアニメ声優一覧

ここまで、漫画「憂国のモリアーティ」の主な登場人物を紹介してきました。ここからは、2020年と2021年に全24話が放送されたアニメ「憂国のモリアーティ」で主な登場人物を担当した声優を紹介していきます。

ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役/斉藤壮馬

アニメ「憂国のモリアーティ」の登場人物、ウィリアムの声優・斉藤壮馬、誕生日は1991年4月22日、山梨県出身、所属は「81プロデュース」です。主な出演作は、2014年「ハイキュー‼」山口忠、2018年「アイドリッシュセブン」九条天、「イナズマイレブン」氷浦貴利名、2019年「あんさんぶるスターズ!」葵ひなた、葵ゆうた、2021年映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」レーン・エイム。

アルバート・ジェームズ・モリアーティ役/佐藤拓也

アニメ「憂国のモリアーティ」の登場人物、アルバートの声優・佐藤拓也、誕生日は1984年5月19日、宮城県出身、所属は「賢プロダクション」です。主な出演作は、2013年「ジョジョの奇妙な冒険」シーザー・アントニオ・ツェペリ、2018年「アイドリッシュセブン」十龍之介、「キャプテン翼」日向小次郎、「抱かれたい男1位に脅されています。」綾木千広、2019年「魔入りました!入間くん」サブノック・サブロ。

ルイス・ジェームズ・モリアーティ役/小林千晃

アニメ「憂国のモリアーティ」の登場人物、ルイスの声優・小林千晃、誕生日は1994年6月4日、神奈川県出身、所属は「大沢事務所」です。主な出演作は、2018年「Butlers〜千年百年物語〜」茶野京一、2019年「ブギーポップは笑わない」竹田啓、「賢者の孫」トニー=フレイド、2020年「妖怪学園Y 〜Nとの遭遇〜」九尾リュウスケ、ナインテイル、「GREAT PRETENDER」枝村真人、2021年「SK∞ エスケーエイト」馳河ランガ。

セバスチャン・モラン役/日野聡

アニメ「憂国のモリアーティ」の登場人物、モランの声優・日野聡、誕生日は1978年8月4日、アメリカ出身、所属は「アクセルワン」です。主な出演作は、2009年「銀魂」神威、2011年「とある魔術の禁書目録シリーズ」浜面仕上、2013年「弱虫ペダル」新開隼人、2014年「ハイキュー‼」澤村大地、2015年「オーバーロード」モモンガ、2016年「斉木楠雄のΨ難」灰呂杵志、2017年「ブラッククローバー」ゴーシュ・アドレイ。

フレッド・ポーロック役/上村祐翔

アニメ「憂国のモリアーティ」の登場人物、フレッドの声優・上村祐翔、誕生日は1993年10月23日、埼玉県出身、所属は「劇団ひまわり」です。主な出演作は、2016年「文豪ストレイドッグス」中島敦、2018年「ダーリン・イン・ザ・フランキス」ヒロ、「僕のヒーローアカデミア」天喰環、「風が強く吹いている」城次郎、2019年「ヴィンランド・サガ」トルフィン、2020年「100万の命の上に俺は立っている」四谷友助。

シャーロック・ホームズ役/古川慎

アニメ「憂国のモリアーティ」の登場人物、シャーロックの声優・古川慎、誕生日は1989年9月29日、熊本県出身、所属は「トイズファクトリー」です。主な出演作は、2013年「ゴールデンタイム」多田万里、2018年「アイドルマスター SideM 理由あってMini!」アスラン=ベルゼビュートII世、「転生したらスライムだった件」ベニマル、2019年「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」白銀御行。

ジョン・H・ワトソン役/小野友樹

アニメ「憂国のモリアーティ」の登場人物、ジョンの声優・小野友樹、誕生日は1984年6月22日、静岡県出身、フリーで活動中です。主な出演作は、2012年「黒子のバスケ」火神大我、2016年「ジョジョの奇妙な冒険」東方仗助、「チア男子‼」徳川翔、2017年「GRANBLUE FANTASY The Animation」グラン、2018年「ゆらぎ荘の幽奈さん」冬空コガラシ、2019年「あんさんぶるスターズ!」大神晃牙。

憂国のモリアーティのアニメ主題歌

憂国のモリアーティのOP

アニメ「憂国のモリアーティ」の主題歌・オープニング曲を紹介します。アニメ第1クールのオープニング曲のタイトルは「DYING WISH」、歌唱は声優・歌手の畠中祐、作詞・マイクスギヤマ、作曲と編曲・Rasmus Faber、です。第2クールの主題歌・オープニング曲のタイトルは「TWISTED HEARTS」、歌唱・畠中祐、作詞・KOHTA YAMAMOTO、France AUDON、作曲と編曲・KOHTA YAMAMOTO、です。

憂国のモリアーティのED

アニメ「憂国のモリアーティ」の主題歌・エンディング曲を紹介します。エンディング曲のタイトルはアニメ第1クール「ALPHA」、アニメ第2クール「OMEGA」です。エンディング曲はアニメ第1クール、第2クール共に歌唱・STEREO DIVE FOUNDATION、作詞、作曲、編曲・R・O・Nです。

憂国のモリアーティに関する感想や評価

ここまで「憂国のモリアーティ」のアニメで主な登場人物を担当している声優の紹介をしてきました。ここで、「憂国のモリアーティ」に関する感想・評価をいくつか紹介していきます。アニメ版や原作漫画の感想、また、登場人物についての感想や主題歌の感想なども寄せられています。

漫画「憂国のモリアーティ」の「最後の事件」は、アニメ24話の「最後の事件 第二幕」として放送されました。アニメ24話の感想は、ウィリアムとシャーロックの最後に泣かされたという感想と、原作を読んでみたいと思ったということです。原作では「最後の事件」の後半部分がコミック14巻に収録されています。

アニメ「憂国のモリアーティ」の23話の感想です。「憂国のモリアーティ」のネタバレあらすじでも紹介しましたが、ウィリアムは当初の計画を変えて、自らを犠牲にして事を収めようとします。このウィリアムの覚悟に泣けたという感想です。また、モリアーティの3兄弟の互いを思いやる気持ちが好きだという感想です。

アニメ「憂国のモリアーティ」の感想です。当時のイギリスは厳しい格差社会のために下層階級の人々は虐げられていました。この物語は上流階級に立ち向かう、ダークヒーローの活躍が描かれています。こちらの方は、ウィリアムたちダークヒーローの活躍がとても面白いという感想です。また、それぞれのキャラクターの熱い関係性やシャーロック・ホームズが好きになったという感想です。

「憂国のモリアーティ」は、厳しい格差社会の中で、上流階級の悪を粛清していくダークヒーローの活躍が描かれています。舞台である19世紀のイギリスでのサスペンス系のストーリーが珍しいという感想と、とてもよく練られたシナリオになっており、好きだという感想です。

アニメ「憂国のモリアーティ」の主題歌についての感想です。主題歌・オープニング曲は声優で、歌手としても活躍している畠中祐さんです。畠中祐さんはアニメ第1クール、第2クール共に歌唱を担当しています。このオープニング曲がとても好きな曲だという感想です。

憂国のモリアーティのあらすじまとめ

いかがでしたか?「憂国のモリアーティ」の3つの事件と「最後の事件」のネタバレあらすじを紹介しました。「憂国のモリアーティ」の魅力は、犯罪によって上流階級に戦いを挑むというクライム・サスペンスということでした。鮮やかで大胆な犯罪、登場人物たちの熱い関係性、さらに「最後の事件」が良かったという感想が寄せられていました。このように様々な楽しみ方ができる「憂国のモリアーティ」を、どうぞお楽しみください。

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