2021年07月24日公開
2021年07月24日更新
【ワールドトリガー】ラービットは新型のトリオン兵!性能や戦闘能力を考察
ワールドトリガー(ワートリ)の中でもレプリカすら情報しか知らなかった新型のトリオン兵として登場したのがラービットです。アフトクラトルによる大規模侵攻で導入されたトリオン兵で、高い戦闘能力と相手をキューブ化する能力を持っています。今回はワールドトリガー(ワートリ)のラービットについて、その強さや性能をまとめて紹介しつつ、ワールドトリガー(ワートリ)作中に登場した黒ラービットを含むバリエーションなども含めて紹介していきます。
目次
ワールドトリガーとは?
ワールドトリガー(ワートリ)の概要
ワールドトリガー通称ワートリは2013年に葦原大介先生が週刊少年ジャンプで連載を始めた遅効性SFバトル漫画です。細かく練られた設定や個性豊かなキャラクター、集団戦闘の描写の巧みさなどが高い人気と評価を集める作品です。早い段階で様々なコラボレーションやメディアミックス展開もされるなど週刊少年ジャンプとしても推していた作品の1つです。
2016年から2018年にかけて作者の葦原大介先生が体調を崩してしまった事から長期休載帰還がありましたが2018年に復帰すると体調への負担を考えてジャンプスクエアに移籍、移籍後もアニメ化が行われるなど高い人気を保ち続けている作品です。
ワールドトリガー(ワートリ)のあらすじ
突如異世界からのゲートが開き侵攻を受けた三門市、その侵攻から市民を守ったのがボーダーでした。最初の大規模侵攻から4年半後、主人公でボーダーの訓練生、C級隊員だった三雲修はネイバーの少年空閑遊真と出会う事になります。紆余曲折を経て三雲修と空閑遊真、そして雨取千佳の3人でチームを組む事になります。そんな折、行われたアフトクラトルによる大規模侵攻で登場したのが今回紹介するラービットです。
ワールドトリガーのラービットは新型のトリオン兵!性能や強さを考察
考察①トリオンの多い人間を捕獲する
ワールドトリガーにおいてトリオン兵はそれぞれに明確にコンセプトを持って設計されますが、トリオン兵の中でもアフトクラトルで開発された新型のトリオン兵であるラービットの最大の特徴は「トリオンの多い人間を捕獲する事」にあります。トリオンの多い者は戦闘員である事も多い為、戦闘能力と捕獲能力を高いレベルで実現していますが、あくまでも主目的は捕らえる事にあるのがラービットの運用コンセプトです。
考察②ラービットの戦闘力
ラービットは捕獲用のトリオン兵という意味ではバムスターと近いコンセプトにあります。しかしバムスターはトリオン能力の低い=一般市民を捕獲する事を目的に運用されているので戦闘能力は低いです。反面ラービットはトリオン量の多い者を捕らえる事をコンセプトとしている為相応の戦闘能力が付与されていました。
その戦闘能力はトリオン兵の中でも突出しており、ボーダーのB級隊員なら圧倒するレベル、A級隊員でも単独なら危ないとされています。戦闘方法としては腕部の装甲の厚さを生かした防御と攻撃です。防御面ではワールドトリガー(ワートリ)作中でもスナイパーの最大火力の攻撃であるアイビスくらいなら弾いてしまう程で、特に腕部の装甲はワールドトリガー作中では空閑遊真のブラックトリガーや千佳のアイビスでしか壊されていません。
基本的な戦闘方法はパワーでのゴリ押しですが、一撃一撃が非常に重いです。またレーダー機能も搭載しているようで、カメレオンで隠れた風間隊にも問題なく対応しています。その分注ぎ込まれているトリオン量は多く、ラービット1体につき、イルガーなら4体分、モールモッドなら20体と同等のトリオン量が使われています。
考察③特殊攻撃はトリオンをキューブ型にする
またラービットのもう1つの特徴が相手を捕獲する方法です。ラービットは腹部に開くスペースがあり、その開いた中から飛び出した触手には触れた者をトリオンキューブ化してしまう能力があります。これは戦闘員を無力化するだけでなくボーダーのトリガーに備え付けられているベイルアウト対策に導入されたもので、このキューブ化機能をもたせている事がラービットの生成に必要なトリオン量が増える要員になっています。
これはワールドトリガーファンによる考察ですが、この能力はアフトクラトルの遠征部隊隊長ハイレインの持つブラックトリガー卵の冠(アレクトール)の持つ触れた相手をキューブ化する能力を参考に作られているのではないかとされています。ただしキューブ化も完璧な能力ではなく、大規模侵攻後比較的早い段階でキューブ化の解除に成功しています。
考察④プレーン体と特殊な能力を持った体がある?
ここまで紹介したラービットの能力と並行してさらに特殊な能力を持った個体も登場しています。モッド体と呼ばれるこれらの個体は全部で3体登場しており、それぞれに遠征部隊に参加しているランバネイン、エネドラ、ヒュースが持つトリガーを擬似的に再現した能力を持っています。
ただいずれも完全再現されているわけではなくまたより複雑な性能をしている為か強さにはムラがある形になっています。
考察⑤黒ラービットが出現した?
これらのラービットを空閑遊真の相棒であるレプリカが解析し、作り出したのが黒ラービットです。ワールドトリガー作中での正式な名称はありませんが、プレーン体のカラーリングが白であるのに対し、このラービットは空閑遊真のブラックトリガーの影響か黒になっていた事からワールドトリガーファンからは黒ラービットと呼ばれています。
その強さはラービットの中でも最強といえ、元々捕獲用であるラービットの捕獲に関する機能部分、相手をキューブ化する能力などを使用するトリオンを削減する為に削除、その代わりに空閑遊真のブラックトリガーの能力を持っている形になっており、ラービットがより戦闘に特化した形になっています。この黒ラービットは完全自立型ですが、レプリカが作り出したものでボーダーの味方をしてラービットと交戦するなどしています。
ワールドトリガーのラービットの初登場は大規模侵攻の時?あらすじをネタバレ
ラービットの初登場は大規模侵攻の時?
全ての種類のラービットが登場したのはワールドトリガー(ワートリ)の原作7巻~9巻にかけて行われたアフトクラトルによる大規模侵攻の時です。ワールドトリガーに初登場時はまだ名前が判明しておらず、ボーダー側からは「新型トリオン兵」と呼ばれていました。レプリカ曰く、アフトクラトルで開発段階にあったものが実戦投入されたものとされており、詳しい性能は当初不明でした。
ラービットが登場した大規模侵攻編のあらすじネタバレ
迅悠一のサイドエフェクトによって近い将来大規模侵攻が行われる事が予知されたボーダー。レプリカからもたらされた情報を元に防衛体制を固める中、ネイバーフッド最大の軍事国家アフトクラトルが大規模侵攻を仕掛けてきます。アフトクラトルはボーダー隊員を分散させる為にトリオン兵を展開、ある程度分散した後、ラービットを投入してボーダー隊員を捕らえる動きを見せます。
ボーダー側には情報がない新型のトリオン兵だった為、ボーダー側も諏訪や木虎などが捕らえられる事態に陥りますが少しずつ性能が判明、A級部隊を中心にラービットを倒したという報告も上がってきます。同時に戦いに参加していた人型ネイバーとの戦いもあり、ベイルアウト者を出しながらもなんとか相手を倒していくボーダー。最後にはレプリカと三雲修の捨て身の作戦もあってアフトクラトルを追い返す事に成功するのでした。
ワールドトリガーのラービットに関する感想や評価
ラービットやモールモッドのパラメーターが知りたいな、BBF第二弾には出てこないかしら#ワールドトリガー #トリオン兵
— 溜息 (@j8obLsdi6EjVsx9) March 19, 2021
ここからは既にワールドトリガー(ワートリ)を視聴した人のラービットに関しての感想を紹介していきます。トリオン兵の中ではボーダー隊員すらも苦しめる程の強さを誇っているラービットですが、どれくらいの強さを想定しているのか気になるという声も多くなっています。ワールドトリガーではそれぞれのキャラクターの能力を数値化して公表していたりするのでラービットなどの情報も欲しいという声も見られる程です。
しっかし、レプリカ先生がA級すら1人で挑めば食われるぞって評するラービットを3体同時に相手取って即死しない鋼くんの強さもヤバいよね…!こういう所で鋼くんの強さを読者に気づかせる展開さすがワートリ…!
— 瑠璃@WT (@WT68116570) April 11, 2021
またこのラービットとの戦いは人型ネイバーとの戦い以外の部分でもボーダー隊員の強さを示す指標になったという声も見られます。大規模侵攻でちょい見せされたキャラクターが後にB級ランク戦で本格的に登場し活躍する展開もあった事から、ワールドトリガーを読み進めてから改めて大規模侵攻を読み返すとボーダー隊員の強さが分かるという声もあります。
ワートリの閉鎖試験の戦闘訓練で解析、再現したラービット出てこないかなぁ
— ましゅう(hrn) (@masyuoka) May 22, 2021
1体相手でも倒せる臨時部隊限られて面白そう
ラービットはボーダーからすると「敵の兵器」にあたりますが、訓練用などに再現などは行われており、ラービットも再現してみて欲しいという声も見られます。黒ラービットはレプリカが不在の現状では難しそうという声も見られますが、通常のラービットや特殊個体くらいであればボーダーの技術力なら作れてしまいそうという声も見られる程です。
また空閑遊真のトリガーの能力を使った黒ラービットは今も呼び出せるのか気になるという声も多くなっています。レプリカの不在で能力が制限されているとされる空閑遊真のブラックトリガーですが具体的に何が出来て何が出来ないのかは不明です。そのためワールドトリガーのストーリーのどこかで黒ラービットが登場する機会もあるのではないかと期待されています。
ワールドトリガーのラービットまとめ
出典: https://festy.jp
ワールドトリガー(ワートリ)のラービットはアフトクラトルによる大規模侵攻の中で登場した新型トリオン兵で、トリオン兵の中でもかなり高い戦闘能力と相手をキューブ化して捕らえる能力を持った対トリオン使い用の捕獲を目的としたトリオン兵です。戦闘特化ではないにも関わらず、その強さはボーダー隊員でもA級隊員でなかれば満足に相手ができない程になっています。
様々なバリエーションやレプリカが解析して作り出した黒ラービットなど大規模侵攻では様々な形で活躍、その後の出番はありませんが、遠征に行く事になればまた登場する事になるのではないかとも言われています。まだワールドトリガーを視聴していない人は大規模侵攻でのラービットの活躍に注目してみてはいかがでしょうか?