【シャーマンキング】ホロホロの必殺技とオーバーソウルを紹介！能力や強さは？

『シャーマンキング』の登場キャラクターであるホロホロは、アイヌ民族のシャーマンです。精霊コロポックルのコロロがパートナーで、彼女を物質にオーバーソウル(憑依)させることで、多種多様な必殺技を繰り出します。

技名には主にアイヌ語が使用されており、その響きに惹かれるファンも多いです。この記事では、『シャーマンキング』のホロホロこと碓氷ホロケウが披露するかっこいい必殺技や強さ、彼自身の魅力についてお届けします！

『シャーマンキング(SHAMAN KING)』は、1998年の連載当初から愛される漫画・アニメ作品です。原作者は武井宏之(たけい ひろゆき)先生。主に「マンキン」という略称で呼ばれています。連載期間は1998年7月13日～2004年9月13日まで、『週刊少年ジャンプ』にて掲載されていました。

ある日の夜、中学生の小山田まん太は帰宅途中に麻倉葉というシャーマンの少年と出会います。シャーマンとは霊と交流することができる人々を指し、その中でもシャーマンの王「シャーマンキング」は偉大な存在でした。葉はシャーマンキングを目指す者の1人で、シャーマンファイトに参加します。そこで、葉は様々な人々と出会い、絆を深めると同時に、難敵との戦いを繰り広げるのでした…。

• 本名：碓氷(うすい)ホロケウ
• 愛称：ホロホロ
• 生年月日：1985年11月27日
• 血液型：O型
• 出身地：日本・北海道
• 初期巫力値：2,100
• 最終巫力値：120,000
• 術の系統：FREE
• 好きな食べ物：ジンギスカン
• 趣味：スノボ

アイヌ一族に生まれたホロホロは、自然を愛するシャーマンの少年です。氷の技・能力を使いますが、基本的に熱血漢です。名字の「碓氷」は炎という意味で、名前の「ホロケウ」はアイヌ語で「狼」を指します。その名の通り、時には孤独が好きだったり、クールな一面を見せたりと、狼っぽいところもあるようです。

ここでは、『シャーマンキング』のホロホロのオーバーソウルや必殺技名一覧、能力の強さなどを紹介します。アイヌ語が印象深いホロホロの技名はかっこいいものが多いので、アイヌ語の意味も共にご覧ください！

ホロホロの持霊(シャーマンのパートナー)はコロポックルのコロロです。コロポックルとは、アイヌ語で「蕗(ふき)の下の人」という意味で、伝承として語り継がれる小人です。
ホロホロはコロロを主にスノーボードや木製祭具のイクパスイなどにオーバーソウル(憑依)させることで、空気中にある水分を凍らせ、氷塊や雪崩などを生じさせます。ホロホロの必殺技からは、コロロとの絆の強さが感じられます。
 

まず、甲縛式(こうばくしき)オーバーソウルとは、身に纏うタイプのオーバーソウルです。体を守ると同時に攻撃もできる強さがあります。甲縛式(こうばくしき)オーバーソウル(O.S) ニポポテクンペ(ニポポの手甲)は、右手「シモンマタク(right wife)」と左手「ハラキホク(left husband)」で構成されています。ホロホロの冷たい本性が引き出した強さは、コロロの力をさらに強化しました。

自然由来のパワーを持つ五大精霊の中で、水の能力を操るスピリットオブレインは、あらゆるものを凍らせる力を持っています。ホロホロは元々氷塊や雪崩を作り出す技が多かったので、スピリットオブレインとの相性は抜群だと言えるでしょう。

技名「カウカウプリウェンペ」はアイヌ語で「あらくれ者の雹(ひょう)」という意味です。大気中の水分を使ってたくさんの氷塊を作り、それを相手に放つ攻撃型の能力となります。コンクリートを貫くほどの強さがあり、攻撃範囲もかなり広いです。

技名「エムㇱノキペコンル」はアイヌ語で「剣のつらら」という意味です。つららの先端を鋭利にし、大きな氷の剣を作り出す能力となります。ボードの部分が「柄」に当たり、手足でコントロールします。また、技名の「ㇱ」は誤字ではなく、アイヌ語独自の仮名です。

技名「モソソクルッペ」はアイヌ語で「眠っている者を目覚めさせる霜」という意味です。まずは、ボードからつららを出現させ、その先端を地面に突き刺します。すると、鋭利な刃先を持つ氷の剣が地面から次々と飛び出し、相手を襲撃する、という技です。

技名「エピッタルキウパㇱホルッケ」はアイヌ語で「すべてをのみ込む雪崩」という意味です。巫力を全部使い、大きな雪崩を起こす能力。ホロホロは大雪崩の上をボードで滑りながら、相手のことを覗います。その威力は建物さえのみ込むほど凄まじいものです。

まずは腕にボードを装着。次にオーバーソウルでボードに冷気を送り、凝縮させます。そして、相手が氷で動けなくなった瞬間を見計らい、パンチを食らわせます。技名にある「ニポポ」はアイヌ語で「小さな木の子供」という意味です。また、北海道網走市の民芸品であるアイヌのこけしを指します。

技名「ネイケフイケキロㇿ」はアイヌ語で「どことして何一つ非のうちどころのない力」という意味です。この能力を発動する際は、まず持ち霊(精霊コロポックル)のコロロを木彫りの祭具「イクパスイ」にオーバーソウルさせます。すると、イクパスイは鋭い氷の刃となり、刀のように斬撃ができるようになります。

「ウォセ」はアイヌ語で「遠吠え」という意味です。ホロホロの本名「ホロケウ」はアイヌ語で「狼」を表すので、強い繋がりを感じられます。甲縛式オーバーソウル(O.S） ニポポテクンペから繰り出されるパンチの強さはチート級で、遠くにいる相手のオーバーソウルを一瞬で粉砕することが可能です。

技名「ルプシカテク」はアイヌ語で「凍らせる手」という意味です。拳を大きな氷塊で覆い、強烈な打撃を食らわせる技です。たとえ相手のオーバーソウルが巨大なものでも、投げ飛ばすことができる強さがあります。流れとしては、相手に触れて、凍らした後に打撃を与え、粉砕するという手順です。
 

技名「カムイランケオプケニ」はアイヌ語で「神から授かった拳」という意味です。「カムイランケオプケニ」は、ガンダーラとの対戦で繰り出された技で、カドゥの巨大なオーバーソウルを一撃で凍らせ、粉砕する強さを見せました。

「キンラカラ カウカウプリウェンペ(猛るあらくれ者の雹)」は、「カウカウプリウェンペ」をさらに強くしたバージョンです。パッチ族のカリムとの戦いで披露されました。能力自体は強力だと思われます。しかし、心にあるつらい過去と後悔を隠し続けていたホロホロは、本気を出すことができず、カリムにダメージを与えられませんでした。

技名「ポロワオケレルプシヌプリ」はアイヌ語で「大きい大きい凍る山」という意味です。スピリットオブレインをオーバーソウルし、発動する能力です。巨大な(ホロホロ曰く、地球で一番大きい)氷塊を用いて、相手を上から押し潰します。

「氷河期(アイスエイジ)」はホロホロのスピリットオブレインとチョコラブのスピリットオブウインドが力を合わせた結果生まれた技です。シャーマンキングとしてG・S(グレートスピリッツ)と同化したハオの能力「紅炎(プロミネンス)」は、全てを焼き尽くすような熱さを持つ火柱を放ちます。しかし、ホロホロとチョコラブは「氷河期(アイスエイジ)」を発動し、ハオの攻撃を阻止しました。

ハオを倒すために、チーム・ガンダーラによって集められた「五人の戦士」。その1人として選ばれたホロホロは、五大精霊のスピリットオブレインを持霊に加えます。ホロホロの強さは、「シャーマンファイト」の参加者の中でも、上位に昇るものだと言えるでしょう。

「五人の戦士」の1人として地獄へ赴き、巫力を上昇させる修行を耐え抜いたホロホロ。
元々2,100だった巫力は120,000となりました。実は葉の巫力(108,000)よりも数値が高いのです。地獄での修行は、ホロホロの強さを大きく伸ばしました。

本性こそ冷たいと言われるホロホロですが、普段は基本的に明るい熱血少年です。場を盛り上げたり、ツッコミ役を担ったりと多才です。また、お兄ちゃんキャラであるためか、面倒見が良いところもあります。内面は冷静でも、情に厚いギャップが素敵です。

コロポックル達が生活できる広大なフキ畑を作るため、シャーマンキングを目指すホロホロ。彼は夢や願望、後悔があっても、あまり自分を語ろうとしません。そのため、ダム子への想いや後悔もずっと秘密にしていました。熱い性格に見えるものの、実は秘密主義というギャップは何ともかっこいいですね。

先述した通り、ホロホロはアイヌ語で「狼」という意味のホロケウが本名です。皆と楽しく過ごす姿が印象的なホロホロ。しかし、意外と単独行動を取ることも多く、たとえ1人でも、物事に立ち向かうことができる人物です。

北海道から東京にやって来たホロホロは、シャーマンファイト予選の第一回戦で、葉と対戦することになります。お互いの必殺技を出し合った結果、ホロホロの巫力切れで、葉が勝利しました。対戦後、ホロホロは葉と友情を結び、仲間となりました。

ナショナルパークレンジャーのブルーベルに救われたホロホロ。ブルーベルの役目は、過去に保護された灰色熊のアポロを守ることでした。アポロから攻撃されたホロホロでしたが、その後、心を通わせることに成功します。しかし、そこに密猟者が現れ、アポロを殺害。ホロホロはイクパスイを用いた新たなオーバーソウルで密猟者達を成敗しますが、それでも苦悩が完全に消えることはありませんでした。

ハオの手下によって、目の前で蓮を殺害されてしまったホロホロとチョコラブ。ホロホロ達は戦いに挑みますが、その力の差を思い知り、戦意喪失に陥ります。しかし、ホロホロは敗北したICEMENの持霊達と共に戦うことを決めます。相手よりも巫力が低い不利な状態でしたが、霊の能力と戦略の工夫で、ホロホロは見事勝利を納めます。

ホロホロ達のチーム「THE 蓮」とガンダーラのチーム「明王」が対戦。甲縛式オーバーソウル 二ポポテクンペで武装したホロホロは、相手の戦い方をいち早く見抜き、圧勝します。今までホロホロはお馬鹿な熱血漢というキャラ位置でした。しかし、それは芝居で、本性は冷静で氷のような冷たさを持つ少年であることが判明します。

チーム「THE 蓮」は、シャーマンファイト第一次トーナメント三回戦で、葉がリーダーの「ふんばり温泉チーム」と当たります。ホロホロ達は葉の強さを知るために、全力で彼に襲いかかります。片腕を失った葉でしたが、決着はつきません。しかし、葉には迷いのない強さがあり、ホロホロ達はそれを体感します。 また、ガンダーラのチームが辞退表明し、ホロホロ達は第二次トーナメントへの切符を手にします。

小学生の頃、ホロホロの学校に黒部民子(ダム子)という可愛らしい少女が転校してきました。アイヌの人々は、ホロホロとダム子が接近することを好ましく思いませんでしたが、2人は親密になり、親の目を盗んで、こっそり一緒に遊ぶ日々を送ります。しかし、ある日家族から言われたことが心に引っ掛かり、ホロホロはダム子に冷たくあたり、その場を去ってしまいました。

その後、悲劇が起こり、山の中でダム子の遺体が見つかります。ホロホロはそれを何年も後悔し続けていました。しかし、ダム子は亡くなった後、コロポックルのコロロとなり、大好きなホロホロの持霊となっていたのです。それを知ったホロホロは、心の深い闇が消え去り、やっと晴れ晴れした気持ちになるのでした。

意図も容易く命を失った葉やホロホロ達でしたが、グレートスピリッツ内でハオと戦闘を行います。しかし、そこへ生前ハオと関わった人々が続々とやって来て、1000年間会えなかった大好きな母親も訪れました。葉達はハオの心を救い、シャーマンファイトも終わりを告げました。

その後、現世に戻り、成長したホロホロは、農業高校に通い、卒業後に農場・牧場の経営者となります。違法な方法で自然を壊す業者から、森などを守る活動もしており、その信念は変わっていませんでした。

ホロホロのアイヌ模様が入った衣装はバリエーションがあり、着用するとかっこよさも際立ちます。原作通りの衣装が、アニメでもきちんと再現されると、スタッフのマンキン愛も感じられますし、ファンとして嬉しくなりますよね！

新作アニメでも描かれたホロホロと灰色熊・アポロの物語。あまり自分語りをしないホロホロですが、この時は自分の考えを提示していました。自然や命への思いを語る真剣な姿がかっこいいと話題になりました。

『シャーマンキング』のキャラクターは、それぞれの人生が物語内で描かれています。特に葉と親しい仲間達は、皆主人公になれるほど熾烈な過去があり、ホロホロもその1人でした。『シャーマンキング』は葉が主人公だから成り立つ物語ですが、別の作品だったらホロホロも主人公になれたかもしれません。

この記事では、『シャーマンキング』のホロホロの必殺技や能力、強さなどを中心にお届けしましたが、いかがでしたでしょうか？ホロホロの活躍が気になる方は是非本編に触れてみてください！