【ワールドトリガー】風間蒼也の実力と能力は？悲しい過去・兄や声優も紹介

ワールドトリガー（ワートリ）の中でも見た目と能力のギャップでかっこいいと言われるのが風間蒼也です。今回はそんな風間蒼也についてまとめて紹介していきます。

ワールドトリガー通称ワートリは2013年から週刊少年ジャンプにて葦原大介先生が連載しているSFアクション漫画です。公式に「遅効性SF」と呼ぶ読めば読むほど深い世界観や設定、それらの上に乗る個性豊かなキャラクター達が高い人気を集めた作品で、連載開始時のジャンプ編集部の推しもあってメディアミックス展開やコラボ企画なども積極的に行われた作品です。

2016年から2018年にかけて体調不良により長期休載、復帰後は物語の区切りをつけた所で、体調への負担を考慮して月刊誌であるジャンプスクエアに移籍、移籍後も人気を継続し、再度アニメ化も行われるなど人気も評価も継続し続けている作品です。

突如異世界からの門（ゲート）が開きネイバーと呼ばれる怪物が現れます。地球上の兵器が一切通用しない怪物に人々は恐怖しますが、そこに謎の一団が現れネイバーを撃退。彼らは「ボーダー」を名乗りネイバーに対する防衛体制を整えます。ワールドトリガー（ワートリ）の物語は後に第一次大規模侵攻と呼ばれたこの最初の襲撃から4年半後、主人公三雲修のクラスにネイバーの少年、空閑遊真が転校してくる所から始まります。

風間蒼也はボーダーの中でもA級3位の部隊、風間隊の隊長です。見た目は小さいながらボーダーの現役隊員の中では年長者に近く21歳で年齢的には木崎レイジや諏訪洸太郎と同い年になっています。その見た目と能力の高さから作者には「小型かつ高性能」と評されています。

その他ワールドトリガー（ワートリ）本編や公式ガイドブックにて判明しているプロフィールとしては誕生日が9月24日で星座がみかづき座、身長は158cm、血液型がA型、普段は大学生で、好きなものはカツカレー、牛乳、自己鍛錬、家族には両親の他兄がいた事も明らかになっています。

風間蒼也やボーダーの中でも個人総合で3位、攻撃手に限れば2位のランカーであるボーダーでもトップクラスの戦闘能力を誇っているキャラクターです。攻撃力、機動力共に高いレベルで持ち合わせ、加えて高い戦術がんや連携の巧みさなどを持ち合わせている事がその強さの能力の高さに繋がっています。それらの個人能力に加えて高い指揮能力を持っており公式ガイドブックでのパラメーターでは9とボーダーでも2番目に高い数値になっています。

また比較的新しい戦術を取り入れる事にも余念がなく、B級ランク戦で空閑遊真が行った「腕を囮にする」という戦法をガロプラのラタリコフ戦という実践の中で再現してみせるなどもしています。

風間蒼也のトリガーセットは、メインとサブ両方にスコーピオンとシールド、サブトリガーにカメレオンとバックワームという形になっており、メインが2つ空いている形になっています。総合力の高い風間蒼也ですが、唯一射程関連のトリガーを使っていないのが弱点とも言える構成にもなっています。ちなみに風間蒼也を含む風間隊はスコーピオンを改造しブレード部に穴が空いている代わりにリーチの長いものを使用しています。

ただこれは自身が率いる風間隊が、隠密トリガーである「カメレオン」を取り入れた近接特化のコンセプトチームを率いているのが主な要因になっており、部隊全体でも歌川が撹乱用などに用いる為にメテオラとアステロイドをセットしているだけになっています。カメレオンのトリガーとしての性質の理解度の高さを持ち合わせている事も風間蒼也が個人でもトップクラスのアタッカーである要因になっています。

プロフィールでも紹介したように風間蒼也には風間進という兄がいました。兄がいる事自体はワールドトリガー（ワートリ）の中でも比較的早い段階で分かっていました。しかし兄の名前が風間進だと判明したのはしばらく経過した後です。

風間蒼也の兄、風間進はワールドトリガー（ワートリ）の物語が始まった時点で死亡していた為、詳しい部分は大きくは明らかになっていません。ただ明らかになっているのは、風間進はボーダーが公になる前、「旧ボーダー」時代に現玉狛支部の支部長、林道支部長の弟子として所属していた事が明らかになっています。

この事とワールドトリガー作中での描写から亡くなったのは旧ボーダーの半数が死亡したと言われている同盟国への救援遠征の中で死亡したではないかと考えられています。ただ風間蒼也自身はボーダーに入ったきっかけとして兄の敵討ちは考えていない事も明らかになっています。余談ですが、林道支部長が風間蒼也の事を「蒼也」と名前呼びするのも、兄の風間進と差別化する為である事も明かされています。

風間蒼也は緊急時はもちろん日常から冷静沈着な性格をしています。その性格故に周囲の事を良く見ており、時に辛辣な物言いをしてしまいますが、同時にまっすぐな評価を相手に伝える事になる為、周囲からの人望も高くなっています。その冷静沈着さでアフトクラトル侵攻編では自身がベイルアウトに追い込まれた直後であるにも関わらず熱くなる風間隊の隊員達を諌めるなどと言った行動にも繋がっています。

完璧人間にも見える風間蒼也ですが、同時におっちょこちょいである事がわかるエピソードもいくつかワールドトリガー（ワートリ）作中や公式ガイドブックなどで描かれています。長らく子供料金のままバスを利用していたり、密かに雷神丸に乗ろうとしてその様子を監視カメラに捉えられてしまうなど普段の風間蒼也の見た目からは想像しづらいエピソードが多いです。

風間蒼也といえばその小ささが大きな特徴です。身長158cmと小柄な事もあって初対面でも基本的に年上と思われる事は少なく、中学生に勘違いされる事も少なくありません。本人は身長に関しては「気にしていない」とされていますが、好きな食べ物の中に牛乳があるあたり、ささやかな抵抗をしているように感じるというギャップもまた風間蒼也が人気を集める要因になっています。

ワールドトリガーはバトル漫画の中では比較的日常的なシーンも多いと言われる作品ですが、そんな中でも風間蒼也は何かを食べているシーンが多い事でも知られています。誰かから何かをもらってはその場で食べているという場面も多く、迅からもらったぼんち揚げだったり、B級ランク戦の解説に呼ばれた際には同じく解説役の加古からもらったバレンタインチョコを解説しながら食べていたりもします。

ワールドトリガーではバレンタインの時期が少し過ぎるとキャラ別のバレンタインチョコの数が公開されますが、風間蒼也は第1回の時こそ9位だったものの、第2回で単独で3位、複数投票を含めれば2位という圧倒的な数を集めています。ワールドトリガー作中でも義理とはいえ加古さんからバレンタインチョコをもらっている描写があるなど、低身長ながらも意外とモテるのも風間蒼也の魅力です。

風間蒼也は「迅がブラックトリガーを手放してでも守ろうとした相手」として三雲修を含む三雲隊に注目しています。その為かワールドトリガー作中でも度々三雲修と絡むシーンが多くなっています。その中でも風間蒼也がかっこいいと言われる要因になっているのがB級ランク戦で解説を担当した時の三雲修へのエールでした。

この試合、三雲修は三雲隊の弱点と言われる「空閑遊真以外点が取れない」を改善しようと自身で点を取ろうとして結果的に何も出来ずにベイルアウトする事になってしまいました。この結果に、風間蒼也は「個人の努力は認める」とした上で、「隊長としての務めを果たせ」と三雲修に強めのエールを送るのです。風間蒼也の言葉で三雲修は自身の視野が狭くなっている事に気づくことが出来ました。

アニメワールドトリガー（ワートリ）にて風間蒼也の声優を担当したのは1998年から声優として活躍する緑川光さんです。変声期がなかったと言われており、それ故に実に幅広い声質を演じ分ける事が出来る声優さんとして知られています。特に演じたキャラクターによって「クールなキャラクター」のイメージが定着して演じる機会が多くなっています。

また声優界の中でも屈指のゲーマーとしても知られており、自身の出演に関係なく実に様々な作品をプレイ、また声優としてそれらのイベントに出演したり、プレイしているのがきっかけで続編への出演が決まったりと幅広いエピソードを持っています。

緑川光さんが声優としてこれまでに出演した作品としては「坂本ですが？」の坂本役、「スラムダンク」の流川楓役及び池上亮二役、「ドラゴンボールZ」の人造人間16号役、「ドラゴンボール改」での天津飯役、「ファイアーエムブレム」シリーズのマルス役、「冒険王ビィト」のゼノン役、「名探偵コナン」の諸伏景光役、「烈火の炎」の水鏡凍季也役などの声優を務めています。

緑川光さんが声優として近年出演した作品としては「プラチナエンド」のバルタ役、「SK∞エスケーエイト」の桜屋敷薫役、「ドラゴン、家を買う」のコボルト・ダニエル役、「RE-MAIN」の備前昭充役、「あんさんぶるスターズ」の天祥院英智役、「ブラッククローバー」のゾラ・イデアーレ役、「ワンパンマン」のガロウ役などの声優を担当しています。

ここからは既にワールドトリガーを視聴している人の風間蒼也に関しての感想を紹介していきます。ワールドトリガーには家族や近しい人物を大規模侵攻などで亡くし、それがある種のモチベーションになっているキャラクターも多く登場している中、風間蒼也の「別段敵を取ろうとは思っていない」というスタンスが気になるという声も非常に多くなっています。

一応風間蒼也は「ネイバー絶対許さない派」である木戸司令の派閥に属しており、実際に遠征に赴く程の活躍をしているキャラクターだけに自身の思いはもちろん、周囲にどう思われているのかも気になるという声も多くなっています。

また風間進の死亡は「トリオン体」で戦うボーダー隊員であっても死亡する事はあるという事を示す存在になっているという声も見られます。大規模侵攻での三雲修がそうであったように自発的にトリガーをオフにする事はもちろん、今後この風間進の死亡が何かの伏線になる可能性もあるのではないかとする考察も見られる程になっています。

アニメワールドトリガーにて声優を担当した緑川光さんに関してはこれまでも多数のクールなキャラクターを演じているだけに風間蒼也のように冷静沈着なキャラクターはハマり役という声が多くなっています。その一方でクールなキャラクターでもそれぞれに演じ分けられているので聞いただけでは分からなかったという声も多いのが特徴になっています。

ワールドトリガーの風間蒼也は小柄な見た目に反して高い能力と冷静沈着なキャラクター性ながらも周囲をしっかり見る事が出来るギャップのあるかっこいいキャラクターとして人気のあるキャラクターになっています。数多くいるワールドトリガーのキャラクターの中でも人気投票で上位をキープ、バレンタインチョコも多数届く程になっているキャラクターです。

A級隊員の中でも遠征部隊経験者、兄が旧ボーダー隊員など物語、個人能力、指揮能力の高さを生かしたバトル双方にかなり深く関われる要素が多いキャラクターにもなっているのでまだワールドトリガーを視聴していないという人は風間蒼也に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？