【ワールドトリガー】スコーピオンは攻撃方法が多彩なトリガー！技や使用者は？

ワールドトリガーにアタッカーのノーマルトリガーの1つとして登場するのがスコーピオンです。今回はスコーピオンの成り立ち、使用者やそれぞれの技などスコーピオンについてまとめて紹介していきます。

ワールドトリガーは2013年から週刊少年ジャンプで葦原大介先生が連載を開始したSFアクション漫画です。個性豊かで豊富なキャラクターと多対多の戦闘描写の巧みさで高い人気を集めた作品になっています。2016年から2018年にかけて作者の葦原大介先生の病気で長期休載をした後2019年からは月刊誌のジャンプスクエアにて連載を再開、2020年12月現在も月刊誌で連載が続けられています。

メディアミックス展開も積極的に行われ、VOMIC化を始め、アニメ化、単独のゲーム、各ゲームとのコラボ、ワールドトリガー作中でも度々登場するぼんち揚げとのタイアップ企画など幅広く展開されています。

中規模都市三門市に突如現れた異世界からの門（ゲート）。そこから現れた怪物「ネイバー」は地球上の兵器が通用しない敵で人々は恐怖を覚えますが、謎の集団が現れネイバーを撃退してしまいます。謎の集団はボーダーを名乗り対ネイバーに対する防衛を担うようになります。それから4年半後、ボーダーのC級隊員三雲修がネイバーの少年、空閑遊真と出会う所から物語が始まっていきます。

スコーピオンはネイバーを始めとしたトリオン体と戦う為の武器「トリガー」の1つで、近接攻撃を得意とするアタッカーが用いるトリガーです。元々あった孤月と比較すると攻撃力は同等のものを持ちながら、非常に軽く出し入れが自由に出来るのが利点である反面、ブレード自体の耐久力は低く脆いのが特徴的なトリガーで、その軽さからアタッカーの中でもスピードを重視して戦う者が好んで使用者になっているトリガーです。

元々は迅悠一が孤月を得意とする太刀川と対等以上に戦う為にエンジニアと共に開発したトリガーであり、そのような背景からか奇襲性に優れ、トリッキーな技や形状変化などを用いる使用者も多くなっています。

もぐら爪（モールクロー）は地面に触れた部分（主に足の裏）などからスコーピオンを地面伝いにはやして伸ばし、相手を足元から奇襲するという技です。元々は風間が使用した技ですが、後に空閑遊真も使用するようになりました。

形状変化が自由に出来るスコーピオンの性質を活かした技が枝刃（ブランチブレード）です。トリオン体の内部でブレードを発生させ、枝分かれさせる事で相手の死角を突いた攻撃をする技で、特に相手がスコーピオンの性質を知っている相手であればある程に有効になる技です。

マンティスはメインとサブ両方にセットしたスコーピオンを同時に起動して2本を連結する事でスコーピオンの形状変化に伴う耐久力の低下を抑えつつ、伸縮距離を伸ばすという技です。考案者の影浦の他、空閑遊真も使用しています。

スコーピオンの出し入れが自由という利点を活かした技が投げナイフです。文字通りスコーピオンを投げるのですが、この技を主に使う空閑遊真はただ投げるだけでなくモールクローの要領で後から変化させたり、投げたスコーピオンにもう1つのスコーピオンを連結させて形状変化させたり、グラスホッパーと組み合わせてピンボールにしたりとさらなる応用技を使っています。

技というよりも発想の転換と言えるのが空閑遊真が使用したトリオン漏出ガードです。ランク戦において一定量以上トリオンが漏出するとベイルアウトで退場となっている為、腹部に受けたダメージをスコーピオンで塞ぐ事で漏出を防ぐという使い方をしています。

トリオン体は四肢を欠損してもある程度戦う事が出来ますがやはり脚を失えば機動力は低下します。そこで木虎などが使用するのが脚ブレードです。スコーピオンを脚の代用とする事で機動力を失わずに戦う事が出来ます。

技でも紹介したように、ワールドトリガーに登場するスコーピオン使いの中でも最も技の種類が多いのが空閑遊真です。発想の転換や他者の使用する技を積極的に取り入れる事で高い戦闘能力を持っています。グラスホッパーと組み合わせた機動戦を行う事も多いです。

元々のスコーピオンの考案者である迅悠一。ワールドトリガー連載開始時点ではブラックトリガー風刃の所有者であった為、使用していませんでしたが、風刃を本部に返却した後は再びスコーピオンを使うようになっています。

カメレオンを用いた奇襲を得意とする風間隊のアタッカー風間蒼也もスコーピオンの使用者です。

元はA級に上り詰める程のアタッカーである影浦雅人もスコーピオン使いの1人です。マンティスの考案者であり、スコーピオンと自身のサイドエフェクトである「感情受信体質」を用いた戦法を得意としています。

スコーピオンはその出し入れ自由という特性上、万能手も携帯する事が多いアタッカー用トリガーになっています。万能手で特にスコーピオンを用いるのが木虎で、ハンドガン型銃と併用して使用しています。

スコーピオンを使用するアタッカーのうち、風間隊の3名が使用しているスコーピオンは通常時から刀身の真ん中に空洞を作る事でリーチを拡張するようになっています。スコーピオンの形状変化で常時そうしているのか、A級特権であるトリガーの改造を施しているのかは謎です。

スコーピオンの基本の形状と言えるのが片刃の剣をイメージしたバランス型です。空閑遊真、緑川、A級復帰後の迅悠一もこの形状で使用しています。

スコーピオン使いのうち、木虎のスコーピオンはA級特権での改造トリガーである事が明らかになっており、持ち手の両方から刃が出る双刃型になっています。

スコーピオンの最大の特徴とも言えるのがトリオンを調整する事で変形させる事が出来るという能力です。今回紹介した技の多くも形状変化によるものがほとんどなので、その気になれば誰でも習得出来る技になっています。

長所の多いスコーピオンですが、変形させられるなどの機能を持っているというだけであって耐久力は低めで、いわゆる「鍔迫り合い」などの受けを行う事はできないトリガーです。

ここからは既にワールドトリガーを視聴している人のスコーピオンに関しての感想を紹介していきます。スコーピオンといえばやはり形状変化を連想する人が多く、特に脚ブレードの発想は凄いという声が多いです。技のバリエーションの多さから何が飛び出すか分からないトリッキーさも開発者である迅悠一の思想が見え隠れして面白いという声も多くなっています。

またスコーピオンの使用者を見てもスコーピオンを使うべくして使っているメンバーが多いのがワールドトリガーの凄い所であるという声も多くなっています。特に上位陣は闇雲にスコーピオンを使うのではなく独自の戦術や使い方を持っている者が多いのもスコーピオン使用者の特徴になっています。

スコーピオン使用者で今後が気になると言われているのが空閑遊真のブラックトリガーとの関係性です。元々「弾（バウンド）」とグラスホッパーに親和性があるなど、空閑遊真の戦い方の根底にブラックトリガーがある事、学習能力のあるブラックトリガーである事からも今後ブラックトリガーでスコーピオンを用いるような事もあるのではないかとされています。

ワールドトリガーに登場するアタッカー用トリガーの1つであるスコーピオンは、ワールドトリガー作中でも特にスピードや奇襲性を意識した使用者の多いトリガーになっています。最大の特徴である変形機能によりトリッキーな戦い方が可能であり、同じアタッカー用トリガーである孤月に比べると独自の戦い方を持っている使用者も多いです。

ワールドトリガー作中でも活躍の多いトリガーなのでまだワールドトリガーを視聴していない人は誰がスコーピオンを使うのかにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？