【鋼の錬金術師】グラマン中将はマスタングの上司!人物像やアニメ声優を紹介

鋼の錬金術師に登場する軍人「グラマン中将」は、主要登場人物の一人であるマスタング大佐の上司です。登場回数は多くないですが、マスタングの裏で策略を張り巡らせる重要な役どころの人物です。この記事では、そんなグラマン中将の人物像から、彼の人となりが見える名言までを紹介します。また、アニメ版鋼の錬金術師でグラマン役を務めた声優についても、紹介しています。ハガレンの物語には欠かせない人物である、グラマン中将の魅力をお伝えします。

【鋼の錬金術師】グラマン中将はマスタングの上司!人物像やアニメ声優を紹介のイメージ

目次

  1. 鋼の錬金術師のグラマン中将はマスタングの上司
  2. 鋼の錬金術師のグラマンの人物像やかっこいい魅力
  3. 鋼の錬金術師のグラマンのアニメ声優
  4. 鋼の錬金術師のグラマンの名言や名セリフ集
  5. 鋼の錬金術師のグラマンに関する感想や評価
  6. 鋼の錬金術師のグラマンまとめ

鋼の錬金術師のグラマン中将はマスタングの上司

「グラマン中将」は鋼の錬金術師に登場する、軍人の一人です。主要登場人物の一人であるマスタング大佐の上司でもあり、登場回数は多くないですが、マスタングの裏で策略を張り巡らせる重要な役どころの人物です。この記事では、そんなグラマン中将のプロフィールから、彼の人となりが見える名言までを紹介していきます。

鋼の錬金術師(ハガレン)の作品情報

鋼の錬金術師の概要

鋼の錬金術師(略称:ハガレン)は、荒川弘先生作の漫画作品です。月刊少年ガンガンで、2001年8月号から2010年7月号まで連載されており、単行本は27巻まで刊行されています。ハガレンは、錬金術師が活躍する、架空の世界を舞台としたダーク・ファンタジーで、産業革命期のヨーロッパを題材にしています。また、昔の中国がモデルとなっている部分もあります。人気が高い作品で、ゲームやノベライズも制作されています。

鋼の錬金術師のアニメは、2003年と2009年の2回放映されています。2003年の「鋼の錬金術師」は、まだ原作の漫画が連載途中に制作されたため、荒川弘先生の意向でほとんどのストーリーや世界観、登場人物の設定などが異なります。中盤以降から結末は原作とは完全別物です。それに対して、2009年放映の「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」は原作に準じて制作されました。

鋼の錬金術師のあらすじ

二つ名「鋼」を持つ国家錬金術師の兄・エドワード(エド)と、鎧の体を持つ弟・アルフォンス(アル)は、錬金術である禁忌を犯し、失った肉体を取り戻すため、それを可能とすると思われる『賢者の石』を探して旅をしていました。賢者の石の真実を知った時、二人はホムンクルスと呼ばれる者達と国の軍部上層部による、恐ろしい計画が進んでいる事を知ります。陰謀を阻止するため、「約束の日」に向けて、兄弟は立ち上がります。

グラマンのプロフィール

グラマンのプロフェール

  • 階級:中将(のちに大総統)
  • 所属:アメストリス軍東方司令部司令官
  • 外見の特徴:白髪、丸眼鏡、たっぷりと蓄えられた口ひげ
  • 性格:女好き、野心家、用心深い
  • 特技:変装、チェス

グラマンは、ロイ・マスタング大佐が東方司令部に在籍していた頃の直属の上司です。かなりの女好きで、まさしく「変人」と呼ばれるにふさわしい姿を見せています。しかし、実はあくまでもそれは対外的な姿で、本当は野心家であり、策略に長けた人物です。

また、マスタングに自分への緊急連絡先を渡すときはチェス駒に隠したり、ブラッドレイを事故に見せかけて葬った時には、自ら指揮を執って死体を探すなど、用心深さも見せています。多くの軍部の上層部がホムンクルスの不老不死の餌に釣られる中、それを拒んだ数少ない人物です。

なお、鋼の錬金術師公式ファンブック「パーフェクトガイド2」では、グラマンはマスタングの補佐官リザ・ホークアイの母方の祖父と記載があり、作中でもマスタングに嫁に孫を勧めているので、存在は確かです。しかし、一方でリザが「両親ともに親族と疎遠で話を聞いたことがない」という発言をしているため、詳細は不明です。

グラマン中将の階級

グラマンの階級は、上から三番目の「中将」です。そして、「約束の日」での一件で、キング・ブラッドレイが亡くなり、さらに上層部の人員がほぼいなくなった事(理由は後述)と、大総統を狙っていたマスタング大佐も、イシュヴァール復興の為に東部に赴任したため、結果としてグラマンが「大総統」となりました。

ちなみに、エドのような軍部に所属していない国家錬金術師は、少佐相当の権限が与えられています。マスタングは、初登場時には大佐でしたが、エド達と初めて会った時には中佐でした。

TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト

鋼の錬金術師のグラマンの人物像やかっこいい魅力

かっこいい魅力①野心家な性格

ホムンクルスの野望への誘いを断り、中央から東部へ左遷され、一度は出世街道から外れてしまいましたが、東部にいながらも中央の動きを伺い、大総統の道へ返り咲くチャンスを虎視眈々と狙っている描写があります。そのためには、時には腹心のマスタングでさえも、万が一作戦に失敗した時には悪役に仕立て、自分をヒーローにして、野望を実現させようとしています。(ただし、それはマスタングもある程度承知しているよう)

グラマンの野心は、クーデターの際に発揮されました。クーデターは全て大総統の地位を狙う軍上層部達が起こしたものと偽装し、ブラッドレイとその義息のセリムは、暴動内で命を落としたと公表しました。そして、クーデターで生き残った軍上層部は罪人としてすべて捕縛してしまいました。

野心の根底にあるのは、マスタングと同様に、現在の軍事国家アメストリスへの疑問や不信と、国をより良い方向に改革したいという強い想いがあるからと推測され、実際グラマンが大総統となった後は、近隣諸国との融和政策を進めています。

かっこいい魅力②スケベ

若い女性のお尻を堂々と触るなど、とにかくスケベな一面を見せています。また、女性から連絡が来たとなると、グラマンの口からはたくさんの女性の名前が登場する事から、普段から多くの女性と交遊しているのかもしれません。しかし、それも周囲を欺く策略の可能性もあります。また、マスタングが自分の研究記録や作戦のコードネームに女性の名前を使用するのは、グラマンの影響なのかもしれません。

かっこいい魅力③特技は変装

マスタングは軍部の内情を知ってしまったために、キング・ブラッドレイによって腹心を奪われてしまいました。窮地に陥った彼が助けを求めたのが、グラマンでした。マスタングが緊急時の連絡手段を用いて連絡してきたため、グラマンは念には念をとった方法が「女装」で、見事に淑女になりすましました。その姿は、マスタングもすぐには分からず、「予想外でした」と声をかけています。

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鋼の錬金術師のグラマンのアニメ声優

先述した通り、鋼の錬金術師はアニメでは2回放映されています。どちらにもグラマン中将は登場していますが、担当した声優は違います。ここでは、それぞれのハガレンアニメでグラマンを担当した声優を紹介します。

グラマンの声優①納谷六朗

「鋼の錬金術師 FULLMETAL  ALCHEMIST」でグラマン中将を演じたのは、声優の納谷六朗(なや・ろくろう)さんです。1932年10月20日生まれ、東京都出身です。2014年11月17日、肺炎のため82歳で逝去しましたが、それまで声優活動を続けており、数多くの作品で活躍しました。ちなみに、あまり知られてはいないようですが、ディズニー作品のミッキーマウスの声を担当していた事もあります。

出演作品の一部を、紹介します。

  • 水瓶座のカミュ(聖闘士星矢)
  • 組長先生/高倉文太(クレヨンしんちゃん)
  • 仙水忍(幽☆遊☆白書)
  • トップハム・ハット興(きかんしゃトーマス)
  • クリストフ・ブラン(エウレカセブンAO)

グラマンの声優②塚田正昭

2003年版の「鋼の錬金術師」でグラマン中将を演じたのは、声優の塚田正昭(つかだ・まさあき)さんです。1938年12月16日生まれ、神奈川県出身です。妻が声優の野沢雅子さんという事でも知られています。アニメでは貫禄ある声から、数多くの老いた人物や地位の高い人物をを演じており、名バイプレーヤーとして活躍していました。また、洋画の吹き替えにも数多く携わっていました。残念ながら、2014年1月27日に逝去しました。

出演作品の一部を、ご紹介します。

  • トト(ONE PIRCE)
  • 山本元柳斎重國(BLEACH)
  • 新野洋一(忍たま乱太郎)
  • 公由喜一郎(ひぐらしのなく頃に)
  • 博士犬(ドラえもん)

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鋼の錬金術師のグラマンの名言や名セリフ集

グラマンの名言①「この枯れたじじいの中で…」

鋼の錬金術師16巻第63話「520センズの約束」のシーンの一部です。マスタングが自身のピンチに助けを求めてきた、と思って会いに行ったのに、実は野心を焚きつけられている事に気が付いたグラマン。自分が再び中央へ返り咲くチャンスが巡った事を悟った時に放ったセリフが、つぎのセリフです。

一度は枯れた野心に、マスタングによって再び火をつけられた事が、グラマンの目を見るとよく分かります。「枯れたじじい」という言葉にも、左遷されて一度は上への道を諦めたグラマンの心情が見え隠れしているようです。

グラマンの名言②「この枯れた年寄りにご指名…」

鋼の錬金術師16巻の第62話「夢の先」のシーンです。マスタングからの緊急連絡が入ったことに対し、優しい笑みを浮かべています。この優しい笑みは、マスタングが頼ってきてくれた事にうれしいと感じたからでしょう。ただ、もしかすると中央の動向を先に仕入れており、いよいよ自分の出番だという心境を隠す笑みなのかもしれません。ちなみに、マダム・クリスマスはマスタングの養母です。

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鋼の錬金術師のグラマンに関する感想や評価

鋼の錬金術師の物語が終焉に向かっていく、重要なシーンの一コマです。ブラッドレイを葬るため、上層部を欺いたグラマンの不敵な笑みが非常に印象的です。このグラマンの笑みを「最高!」という声も挙がっています。

ネット上では、「ハガレンの中で好きなキャラはグラマン中将」という人が数多くいます。他にも「グラマンがかっこいい」「あーいうじーちゃんがほしい」「おもしろい」など、グラマンに対するたくさんの感想があっています。

鋼の錬金術師でグラマンの声優を務めたお二人が逝去された事に関して、追悼のコメントもたくさん挙がっています。ハガレンでの登場回数が決して多くないですが、大きなインパクトを与え、その声は多くの人に印象を与えたようです。

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鋼の錬金術師のグラマンまとめ

ここまで、鋼の錬金術師に登場するグラマン中将について、人物像から名言まで紹介しました。名言だけみても、いかに彼が野心家であるかが垣間見えるでしょう。また、直接エド達との関わりはないですが、いかに重要な位置を占めているかが分かるでしょう。鋼の錬金術師を読破した人も、ハガレンアニメ版を見た人も、もう一度グラマンの思惑を追いながら、見てみるのも面白いかもしれません。

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