【進撃の巨人】キヨミ・アズマビトの正体と目的は？ヒィズル国とエルディアとの関係は？

進撃の巨人に登場するキヨミ・アズマビトとは、ヒィズル国におけるアズマビト家の当主です。この記事では進撃の巨人のキヨミ・アズマビトについてその正体と目的を紹介します。また合わせてキヨミ・アズマビトが外交官を務めるヒィズル国がどのような国なのか、モデルなどを紹介します。他にもテレビアニメ進撃の巨人でキヨミ・アズマビトを演じた声優なども紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

キヨミ・アズマビトの正体や目的、テレビアニメで演じた声優などに触れる前に、まずは進撃の巨人の作品概要やあらすじを紹介します。進撃の巨人は巨人と人類の戦いを描いたダークファンタジー漫画作品であり、その残酷な世界観や読者の予想を裏切る衝撃的な展開が、日本を超えて世界から高く評価されています。それではまず、進撃の巨人の作品概要を紹介します。

進撃の巨人の作品概要を紹介します。進撃の巨人は漫画家の諫山創先生の初めての連載作品であり、全34巻が講談社から刊行されています。別冊少年マガジンで2009年から連載され、2021年4月に完結しました。2011年の「このマンガがすごい!」オトコ編で一位に選出されるなど話題を呼び、2013年にWIT STUDIO制作でテレビアニメ化されると社会現象と言えるほど人気を集めました。

巨人に食われる脅威から逃れるため、人類が三重に築かれた壁の中で生活するようになった世界で進撃の巨人の物語は始まります。いつか壁の外に出たいと願っている少年エレン・イェーガーは、巨人に自由を奪われている屈辱を感じながらも両親や幼馴染のミカサ、アルミンと共に平和に暮らしていました。そんなある日、超大型巨人が現れて壁を壊し、エレンは目の前で母親が食われる光景を目の当たりにします。

進撃の巨人に登場するキヨミ・アズマビトのプロフィールを紹介します。キヨミ・アズマビトはヒィズル国からやってきたアズマビト家の当主です。黒髪を結ってまとめており、アジア人に似た容貌をしています。品のいい喋り方や振る舞いをしますがお金に目がなく、儲け話になると涎を垂らすような分かりやすい一面もあります。また差別を良しとしない正義感や優しさも持ち合わせています。

進撃の巨人に登場するキヨミ・アズマビトの初登場は何話か紹介します。キヨミ・アズマビトが初登場したのは、テレビアニメ進撃の巨人The Final Season Part.1の63話「手から手へ」です。祭りを翌日に控えタイバー家で催された会食では、名家の来賓たちが集められていました。そこでガビやファルコ、ウドが給仕として働いていました。ウドが皿を片付けていると来賓の1人が侮辱の言葉を吐きます。

動揺したウドは、振り返った時に背後にいたキヨミ・アズマビトの着物にワインを掛けてしまいます。エルディア人が来賓にそんなことをすれば厳しく処罰されることは明白で、ウドは自分のやったことに蒼白になります。しかしキヨミ・アズマビトは素早くウドの持つワイングラスを手に取り、自分がワインをこぼしたことにしました。

なぜとウドが尋ねると、キヨミ・アズマビトは「あなたがどんな目に遭うかわからないでしょう」と答えました。おかげでウドは処罰されることはありませんでした。ウドは、自分のようなエルディア人を差別せずに親切にしてくれたことに驚きます。キヨミ・アズマビトが正義感のある人物であるということが表れているエピソードです。それでは次にキヨミ・アズマビトの正体やエルディアとの関係を紹介します。

進撃の巨人に登場するキヨミ・アズマビトの正体やエルディアとの関係を考察します。キヨミ・アズマビトは進撃の巨人に登場した数少ない東洋人のメインキャラクターであり、進撃の巨人の物語において重要な役割を果たす人物です。この記事ではキヨミ・アズマビトの謎めいた正体やエルディア人を差別しない理由などを紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

進撃の巨人に登場するキヨミ・アズマビトの正体を紹介します。ヴィリー・ダイバーの会食に着物で初登場したこのキヨミ・アズマビトの正体は、東洋にあるヒィズル国の名家・アズマビト家の当主です。アズマビト家というのはかつてヒィズル国を支配していた将軍家の一族であり、現在では財閥となっています。キヨミ・アズマビトはアズマビト家が将軍だった時代に培った人脈を使ってヒィズル国の外交官を務めています。

さらにキヨミ・アズマビトはパラディ島に秘密裏に支援していた協力者であり、エレンたちのマーレ攻撃はキヨミ・アズマビトの支援によって成立しました。エレンがマーレを襲撃する2年前、ジークとの取引によってキヨミ・アズマビトはパラディ島の支援者、そして初めての外交相手になりました。キヨミ・アズマビトは発展の遅れたパラディ島に技術提供を行い、エレンたちは飛行船や武器などを手に入れることになりました。

進撃の巨人に登場するキヨミ・アズマビトがエルディア人を差別しない理由を紹介します。初登場でエルディア人のウドの身を案じて庇ったキヨミ・アズマビト。マーレ人の差別に慣れていたウドは驚いていました。キヨミ・アズマビトはエルディア人に対する差別意識は持っておらず、それは彼女がヒィズル国の人間であることに起因します。100年前ヒィズル国はエルディア帝国と同盟を結んでいました。

当時の将軍の息子はフリッツ王と懇意にしており、パラディ島に滞在するほどでした。このような経緯があり、ヒィズル国の人間はエルディア人に対して差別意識がありません。またキヨミ・アズマビト自身の正義感の強さもエルディア人を差別しない理由に挙げられると考えらえます。それでは次に、キヨミ・アズマビトの目的を考察します。

進撃の巨人に登場するキヨミ・アズマビトの目的を考察します。キヨミ・アズマビトはエルディア人を差別しない人物ですが、世界中から敵視されているパラディ島を支援することは正義感だけではできません。ここではキヨミ・アズマビトがなぜパラディ島のエルディア人を支援するのか、その目的を考察します。

進撃の巨人に登場するキヨミ・アズマビトがパラディ島のエルディア人を支援する目的を考察します。キヨミ・アズマビトがパラディ島を支援する理由の一つ目が、ミカサ・アッカーマンにあります。100年前、ヒィズル国の将軍家子息がパラディ島に滞在していた時、そのタイミングでフリッツ王がパラディ島に引きこもりました。ヒィズル国は巨人大戦に敗北し、そのまま将軍家子息はパラディ島から出られなくなります。

キヨミ・アズマビトはミカサがそのパラディ島に残った将軍家の末裔だと推測し、ヒィズル国とアズマビト家が失ってしまった主を取り戻したいと考えていたのでした。キヨミ・アズマビトがアズマビト家の家紋を見せると、それはミカサが母親から子供へ受け継いでいくよう教えられていた手首の刺青と同じ模様でした。キヨミ・アズマビトは感激し、ミカサをヒィズル国に連れて帰りたいと申し入れます。

しかしミカサはその申し入れを断ります。キヨミ・アズマビトがパラディ島を支援する目的は下で紹介するもう一つのものもあったものの、ミカサを守りたいという思いは嘘偽りなく、もしパラディ島がどうなってもミカサだけは守ると約束して帰って行きました。

進撃の巨人に登場するキヨミ・アズマビトがパラディ島のエルディア人を支援する目的を考察します。キヨミ・アズマビトのもう一つの目的は、パラディ島に眠る地下資源の独占でした。巨人対戦後の大陸では近代化が進み、各国は燃料資源を求めて長く戦争を行なってきました。そんな中、ジークはパラディ島の地下に眠っている氷瀑石と呼ばれる燃料資源の独占交易を餌に、キヨミ・アズマビトにパラディ島への支援を交渉します。

氷瀑石を独占で手に入れることができれば、アズマビト家は莫大な利益を手にすることになります。財閥の拡大を狙っていて儲け話に目がないキヨミ・アズマビトはこの提案に乗ったのでした。ただしパラディ島は世界中から敵とみなされているため国際社会で孤立することを考えるとヒィズル国が表立って協力することはできず、キヨミ・アズマビトが個人的に支援する形になっています。

進撃の巨人に登場するキヨミ・アズマビトの祖国であるヒィズル国について考察します。キヨミ・アズマビトの登場により初めて存在が明らかになった東洋の国、ヒィズル国。エレンの地ならしが発動してからはヒィズル国はアルミンたちにとって非常に重要な役割を果たしました。パラディ島の唯一の同盟国となったヒィズル国のことが気になる方はぜひチェックしてみてください。

進撃の巨人に登場するキヨミ・アズマビトの祖国であるヒィズル国について考察します。ヒィズル国とは東洋に存在する島国です。100年前まではアズマビト家の将軍家が治めており、エルディア帝国とは同盟を結んでいました。巨人大戦に敗戦しますがフリッツ王派であった将軍家がパラディ島に残ったことで、現在では国際社会でも一定の地位を築いています。

氷瀑石の存在を知ってからはパラディ島と同盟を結びますが、国際社会からの孤立を恐れてキヨミ・アズマビトからの個人的な支援に留まっています。もしこの同盟が失敗すれば独断での行動だと自分とアズマビト家は国から切り捨てられる、とキヨミ・アズマビトは察していました。

進撃の巨人に登場するヒィズル国とアズマビト家のモデルを紹介します。ヒィズル国は「キヨミ・アズマビト」という名前や着物、黒髪や顔立ちなどから日本がモデルになっていると推測されます。「ヒィズル国」という名前は、聖徳太子が中国の皇帝に送った手紙で日本のことを「日出る国（ひいづるくに）」と表現したことに由来すると考えられます。またアズマビト家のモデルは、日本最後の将軍家である徳川家だと推測されます。

テレビアニメ進撃の巨人でキヨミ・アズマビトを演じた声優を紹介します。テレビアニメ進撃の巨人でキヨミ・アズマビトを演じたのは、声優の吉沢希梨さんです。ここではテレビアニメ進撃の巨人でキヨミ・アズマビトを演じた声優の吉沢希梨さんのプロフィールや主な出演作品を紹介します。テレビアニメ進撃の巨人で声優の吉沢希梨さんが演じた凛としたキヨミ・アズマビトを好きになった方はぜひチェックしてみてください。

テレビアニメ進撃の巨人でキヨミ・アズマビトを演じた声優の吉沢希梨さんのプロフィールを紹介します。声優の吉沢希梨さんは北海道出身で、芸能事務所のアクセントに所属しています。吉沢希梨さんは声優活動の他にも舞台活動などもしており、過去にはシェイクスピア・シアターに所属して「マクベス」などの演目を演じていました。それでは次に、声優の吉沢希梨さんの主な出演作品を紹介します。

• テレビアニメ「ドラゴンドライブ」エンスイ役
• テレビアニメ「GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-」モニカ・マリア＝ベトリス作戦部長役
• テレビアニメ「MONSTER」カール少年他
• テレビアニメ「ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!」チューバ役
• テレビアニメ「メイプルストーリー」スピルナ役
• テレビアニメ「スキップ・ビート!」上尾君子役
• テレビアニメ「大正野球娘。」大口恭子役
• テレビアニメ「遊☆戯☆王5D's」ゾラ役
• テレビアニメ「TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-」根本潤子役
• テレビアニメ「ポケットモンスター」トメ役

世界観も登場人物も西洋風な進撃の巨人ですが、日本をモデルにしていると推測されるヒィズル国が登場したことによってより身近になったという感想のツイートです。

キヨミ・アズマビトは儲け話に目がありませんが、将軍家の系譜としての誇りを捨てたわけではないと語っている通りミカサに対する守りたいという気持ちは本物でした。そんな誇り高いキヨミ・アズマビトが好きだという感想が他にもみられました。

一見優雅な貴婦人の風格を漂わせているキヨミ・アズマビトですが、調査兵団であるフロックを床に押さえつけるという意外に逞しい一面を持っています。そのシーンがかっこよくて好きだという感想が他にも多くみられました。

進撃の巨人に登場するキヨミ・アズマビトの正体や目的を考察しました。またキヨミ・アズマビトの祖国であるヒィズル国のモデルやテレビアニメで演じた声優などを紹介しました。このまとめでキヨミ・アズマビトに興味を持った方は、進撃の巨人のコミックスやアニメを見てみてはいかがでしょうか？