2020年07月07日公開
2020年07月07日更新
【進撃の巨人】エレンがミカサに嫌いだと言った理由は?守るため嘘をついた?
「進撃の巨人」は諌山創原作のダークファンタジー漫画です。2009年の連載開始以来2020年7月現在まで連載中の長編となっています。ここでは「進撃の巨人」の主人公エレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンの関係について考察していきます。ストーリー中エレンがミカサに嫌いだったと言った理由は何だったのでしょうか?守るために嫌いと嘘をついたというのは本当でしょうか?それではご覧ください。
エレンとミカサとは?
エレンは「進撃の巨人」の主人公で、ミカサはヒロインにあたるキャラクターです。物語が佳境に入った辺りでエレンがミカサに対して「嫌いだった」と発言しますが、エレンは何故嫌いだというネガティヴな感情を吐き出したのでしょうか?ミカサを守るための嘘なのでしょうか?本記事ではエレンの「嫌いだった」発言について考察していきます。
進撃の巨人の作品情報
ここではダークファンタジー巨編として不動の人気を誇っていると言われている「進撃の巨人」の作品情報を紹介していきます。「進撃の巨人」の概要から始まりあらすじ、そしてエレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンのプロフィールに至るまで取り上げていきます。それではご覧ください。
進撃の巨人の概要
ここでは原作漫画とテレビアニメが記録的なヒットを飛ばした「進撃の巨人」の概要について紹介していきます。「進撃の巨人」は別冊少年マガジンの看板作品として知られています。同誌創刊号である2009年10月号より連載が開始され、2020年7月現在も連載中という足かけ10年を越える長編となっています。その人気は絶大で週刊少年マガジンにおいて特別編が二度掲載されるという特別な地位のある作品だと言われているのです。
進撃の巨人のあらすじ
ここではコミックスの累計発行部数が全世界で1億部を突破している「進撃の巨人」のあらすじを紹介していきます。人類は突然現れた巨人の存在によって滅亡の危機を迎えていました。生き残った人類は三重に囲われたウォール・マリア、ウォール・ローゼ、ウォール・シーナという城壁の中に都市を作ることで何とか生き延びることができていました。しかし、壁内に巨人が侵入してくるという大事件が勃発しました。
エレンのプロフィール
ここでは「進撃の巨人」の主人公であるエレン・イェーガーのプロフィールを紹介していきます。エレン・イェーガーは15歳の少年です。身長170cm体重63kgです。壁の外の世界に強い憧れを持っていて調査兵を目指していましたが、母親カルラを巨人に惨殺されたことで巨人の駆逐を行動原理として生きていくようになります。第104期訓練兵団を5席で卒業しています。
エレン・イェーガーのプロフィール紹介です。エレンは強靭な精神力・行動力を持ちある種のカリスマ性も兼ね備えています。直情径行の一面もあります。初陣であるトロスト区防衛線でアルミンを助けた時巨人に捕食されてしまいますが、そこで巨人化能力が覚醒して復活しました。その能力を買われてずっと憧れていた調査兵団への入団を叶えて特別作戦班に配属されました。
ミカサのプロフィール
ここでは「進撃の巨人」のヒロインであるミカサ・アッカーマンのプロフィールを紹介していきます。ミカサ・アッカーマンはエレンの幼馴染で幼くして強盗に両親を殺された時エレンに助けられてそれ以降イェーガー家に引き取られました。名家アッカーマン家の父親と壁内人類の中ではほぼ絶滅したと言われている東洋人の母親を持つ少女で現在15歳、身長は170cmで体重は68kgです。
ミカサは命を助けてくれたエレンに対して好意を抱いていて、助けられた時にもらったマフラーを今も肌身離さず身に着けています。エレンを守ることを自分の行動原理にしています。ミカサは第104期訓練兵団を首席で卒業するほどの頭脳と脳のリミッターを意図的に開放する能力を有していて、その影響で常人よりも高い身体能力があります。訓練兵団の卒業後はエレンを追って調査兵団に入団し駐屯兵団精鋭部隊に配属されました。
エレンがミカサに嫌いだったと言った理由
ここではエレンがミカサに対して「嫌いだった」と言った理由について考察していきます。「進撃の巨人」のストーリーの中でもエレンの性格が急激に変わったエピソードとしてファンの間でも議論になっていると言われていますが、エレンの真意・理由はどこにあったのでしょうか?それでは考察結果をご覧ください。
理由①ミカサを守るために嘘をついた?
エレンがミカサのことを嫌いだったと言った理由の考察です。考察の一つ目に挙げられるのはエレンがミカサのことを守るためについた嘘なのではないかということです。幼馴染であり心の中で繋がっているエレンとミカサですが、ミカサはエレンを守るためなら危険も厭わない精神力を持っています。故に自分の側にいると死んでしまうかもしれない、大事なミカサをそのような目に遭わせたくなくてついた嘘だと推理されています。
エレンがミカサのことを嫌いだったと言ったシーンは、エレンが徹底的にミカサのことを傷つける言葉ばかり選んで言っていると考えているファンは多いです。もちろん、もともとミカサのことをなんとも思っていなかったからそのような言い方ができたのではないか?と考察するファンもいます。
しかし、そこまで突き放した言い方をしなければミカサは危険な存在である自分から離れてはくれないという、彼女を守るエレンなりの優しさが出た結果ついた嘘ではないかと考察されることの方が多いようです。
理由②「何度でも巻く」というセリフ
エレンがミカサに嫌いだったと言った理由を考察しています。理由の二つ目はミカサのマフラーとエレンとの関わりについてです。ミカサにとってエレンが巻いてくれたマフラーは何物にも換え難いものであることはストーリーの中で語られています。マフラーはエレンにとっても重要なものとも捉えられています。
「進撃の巨人」第50話で「マフラーを巻いてくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝えたミカサに対してエレンは「何度でも巻いてやる」と応えています。このような優しさを持っているエレンがミカサのことを「嫌いだった」と唐突に言ったことにはやはり無理があって、逆にエレンの優しさから出た嘘なのではないかと考察するファンが多いです。
理由③エレンが殴った理由
同じく「進撃の巨人」第50話においてエレンがダイナ巨人にパンチをする場面があります。この時は団長が腕を捕食されてしまい、ミカサも動くことができない絶体絶命の状況でした。しかし、エレンのパンチで局面が変わって結果的にダイナ巨人を倒してエレンとミカサは生き延びることに成功しました。名場面が多い「進撃の巨人」の中でも屈指のシーンであると言われています。
この時何故エレンがダイナ巨人を殴ったのかを不思議に思ったファンも多かったと言われています。エレンが殴った理由として「殴った行為自体に意味はないがミカサを守りたかった」や「ダイナの記憶や始祖の力の影響で無意識に取った行動だ」と考察するファンも多いです。確かにこの時のエレンは始祖の力やダイナ巨人の出自について何も知らなかったのでその考察は理に適っているとも言われています。
理由④エレンの涙
「進撃の巨人」でエレンがミカサに嫌いだったと言った理由の考察をしています。四つ目に挙げられるのはエレンの流した涙のことです。第50話において生き延びた二人は涙を流しながらマフラーについての会話を交わしています。ミカサが泣くのは当然だと思われますが、ここでエレンも泣いていたことを重要な伏線であると分析しているファンもいます。
「進撃の巨人」第50話でエレンは涙を流していました。この涙の意味を「エレンがミカサの気持ちを知ったことで遠い昔を思い出して感動して流した涙」や「大切な存在であるミカサを守ることができて安堵で流した涙」だと考察するファンは多く、この第50話の一連の流れを見てもこの後にエレンがミカサのことを嫌いだったと言ったことは嘘であることの証拠なのではないかと分析されています。
エレンとミカサの現在の関係を考察
ここでは「進撃の巨人」の主人公であるエレン・イェーガーとヒロインのミカサ・アッカーマンとの関係について考察していきます。二人が幼馴染であることはよく知られていますが、その他にどのような関係性があるのでしょうか?そして二人の関係は今後どのように推移していくのでしょうか。それでは考察結果をご覧ください。
考察①「家族だから」と言うシーン
「進撃の巨人」の主役とヒロインであるエレンとミカサの関係性を表すのに最も多く取り上げられているのがエレンが「家族だから」と言うシーンです。ダークファンタジーで暗い描写が多い「進撃の巨人」の中でエレンがミカサを思いやるシーンは心温まるものだと言われています。
エレンが家族や仲間を大事にする人間であることは長期連載の中で繰り返し語られてきました。ミカサについては幼馴染であるとともに彼女の両親が強盗に殺されて以降は家族としても一緒に暮らしてきました。それはエレンが初めてマフラーをミカサに渡したシーンでも如実に描かれています。エレンにとってミカサは嘘偽りのない仲間であり家族なのです。もしかすると家族以上に大切な存在なのかもしれないとも言われています。
考察②エレンはアッカーマンを気にしている?
エレンがミカサのことを嫌いだったと言ったシーンで彼はさらにアッカーマンの習性が作用していることで彼女は自分に執着していると語っています。これはミカサの気持ちを完全に踏みにじる言葉で何故アッカーマンのことを持ち出してまで罵倒したのか疑問が残るところですが、そこまで言わないと危険な存在である自分からは離れてくれないと思ったから出た嘘なのではないかと考察されています。
エレンとミカサの声優
ここではテレビアニメ版「進撃の巨人」のエレンとミカサを演じている声優について紹介していきます。声のイメージがピッタリだったと評価されている二人を演じているのは誰でしょうか?それではご覧ください。
エレンの声優は梶裕貴
「進撃の巨人」テレビアニメ版で主人公エレン・イェーガーを演じているのは超人気声優として知られている梶裕貴です。1985年9月3日生まれで2020年7月現在35歳の梶裕貴は2004年にゲームソフト「南国千戦記」で声優デビューし、その声とルックスで一躍人気声優となりました。エレン役の他にも「マギ」のアリババ・サルージャ役や「七つの大罪」のメリオダス役など数多のアニメで主要キャラを演じています。
ミカサの声優は石川由依
テレビアニメ版「進撃の巨人」でヒロインであるミカサ・アッカーマンを演じている声優は石川由依です。1989年5月30日生まれで2020年7月現在31歳です。6歳の時から子役として活躍していた彼女は2007年「ヒロイック・エイジ」のディアネイラ役で声優としてのキャリアをスタートさせました。「アイカツ!」の新条ひなき役や「けものフレンズ2」のキュルル役などで知られ、歌手活動や舞台活動なども行っています。
エレンとミカサに関する感想や評価
ここでは「進撃の巨人」の主人公エレンとヒロインミカサに関する感想や評価を取り上げていきます。Twitterのつぶやきをいくつか紹介します。二人はネット上でどのような感想や評価を得ているのでしょうか?
#進撃
— YOSSY(よし子)(*・ω・〆)team ABC🍒カラオケ・ボーカリスト🎤 (@YOSSY14091150) June 20, 2020
11、第50話 叫びよりエレンとミカサは体力に限界…そこに現れたのは
エレンのおかんを喰った 女性の巨人
ミカサが守ろうとエレンにかぶさる 盾になったのは おじさんのハンネスだが
おじさんも失い、泣き叫ぶエレン ミカサが声をかけた台詞が
以前にはなかった。感情アニメの影響力が強すぎ pic.twitter.com/1pho1l009i
エレンとミカサの関係性についてツイートされた方です。親族を失って平静でいられないエレンに対してミカサは「マフラーを巻いてくれてありがとう」ということでエレンの心を呼び覚まします。そのシーンを原作漫画がテレビアニメ版の影響を受けているのではないかとの感想をお持ちです。
この時エレンが感じたのは、過去ではなく未来にまたマフラーを巻くという既視感なのかも知れない。
— @MoonChild (@Terra_Child) July 3, 2020
後に前言撤回しマフラーを捨てさせようとした。それは視た未来からミカサを守るため。
エレンは切り捨てたつもりだが
ミカサはそこから「自分で考える」。#進撃の巨人考察 pic.twitter.com/C1pXZfCwU0
エレンとミカサがそれぞれマフラーについてどのような感情を抱いているのかを考察されているツイートです。エレンはミカサを守るためにあえてマフラーを捨てさせようとしますが、ミカサはそこから自分自身で考えて答えを見つけようとしているのではという感想をお持ちです。
ミカサは多分エレンと組まないとそれほど強くないのでは…?
— ねむい晶(♀)@調査兵団 (@akiragame311) June 26, 2020
原作に忠実なら多分そう
エレンがピンチになると強い
エレンとミカサの関係を戦闘時に絞ってツイートされています。第104期訓練兵団首席のミカサですが、彼女の能力はエレンが隣にいてこそ発揮できるものではないかという感想をお持ちです。
エレンがミカサに嫌いだと言った理由まとめ
「進撃の巨人」の主人公エレンがヒロインミカサに嫌いだったと言った理由を考察してきました。エレンの言葉は本心ではなく、ミカサを守るためについた嘘ではないか?と考察するファンは多いです。
これから物語がクライマックスに入って大きな盛り上がりを見せていくのではないかと言われている同作ですが、今後の展開でエレンの真意も明らかになると思われます。「進撃の巨人」を違った角度から楽しむために二人の関係性について触れてみてください。