【進撃の巨人】ガビ・ブラウンの声優は佐倉綾音！代表作や演じたアニメキャラは？

進撃の巨人に登場するガビ・ブラウンは、マーレ編で登場する主要人物のひとりです。そんなガビ役を演じるのは佐倉綾音さんで、ガビ役以外に数々のアニメのメインキャラクターを演じています。今回は、ガビについてだけではなく佐倉綾音さんの代表作やアニメキャラについて紹介するのでチェックしてみてください。

進撃の巨人は諫山創が作者の漫画で2009年から連載開始、2021年に完結して大きな話題を呼びました。また、2013年にアニメ「進撃の巨人」1期が放送されると社会現象となり、Linked HorizonはOP曲の「紅蓮の弓矢」で紅白歌合戦に出場を果たします。2020年からはアニメ4期の「進撃の巨人 The Final Season」が放送されました。

突然出現した巨人により人類は滅亡の危機に瀕していました。主人公のエレン・イェーガーは「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」の3つの城壁で守られた都市で生活しています。エレンが住むシガンシナ区は「ウォール・マリア」の南端に突出した地域です。シガンシナ区の門はエレンが10歳のときに巨人に襲われて破られてしまい、「ウォール・マリア」は放棄されました。

進撃の巨人に登場するガビ・ブラウンのプロフィールを紹介します。ガビ・ブラウンはエルディア人の血を引くマーレの戦士の候補生です。マーレの戦士とはマーレ政府が募集している戦士隊のことです。ガビ・ブラウンはライナー・ブラウンの従妹で、「鎧の巨人」継承者の最有力候補とされています。

ガビ・ブラウンの身長は138cm、体重は30㎏です。また、「鎧の巨人」の継承者候補はガビ・ブラウンのほかにファルコ、ゾフィア、ウドです。彼らとは年代が近く、ライバルというだけではなくいい友人関係を築いています。また、ガビ・ブラウンの「ガビ」の名前の由来は「大天使ガブリエル」からきています。

アニメ「進撃の巨人」シリーズでガビ・ブラウン役を演じる声優は佐倉綾音さんです。1994年1月29日生まれの佐倉綾音さんは、2010年に声優デビューを果たしました。人気声優として活躍する佐倉綾音さんは「あやねる」の相性で親しまれていて、アニメ声優だけではなくナレーターやバラエティ番組への出演といった幅広い活躍をしています。

ガビ・ブラウン役を演じる佐倉綾音さんの経歴を紹介します。先ほど紹介した通り2010年から声優活動を開始した佐倉綾音さん、初出演作は「超劇場版ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!」です。また、テレビアニメ初出演作はおなじく2010年の「オオカミさんと七人の仲間たち」でした。そして2011年の「夢喰いメリー」のメリー・ナイトメア役で初主演を果たしました。

そんな佐倉綾音さんは2018年の第12回声優アワードで助演女優賞・パーソナリティ賞を受賞しました。そんな佐倉綾音さんの代表作は以下で紹介する作品のほかに「じょしらく」の蕪羅亭魔梨威役、「PSYCHO-PASS サイコパス」の霜月美佳役、「魔法少女育成計画」のラ・ピュセル役などがあります。

ここから、ガビ・ブラウン役を演じる声優の佐倉綾音さんの代表作のアニメキャラを紹介していきます。まず紹介する代表作のアニメキャラは「ご注文はうさぎですか?」のココアです。「ご注文はうさぎですか?」は「まんがタイムきららMAX」で連載中の作品で、作者はKoiさんです。「ごちうさ」の相性で親しまれていて、ラビットハウスという喫茶店を舞台にした日常を描いた作品です。

2014年にアニメ一期の「ご注文はうさぎですか?」が放送、その後2015年にアニメ二期の「ご注文はうさぎですか??」、2020年にアニメ三期の「ご注文はうさぎですか？ BLOOM」が放送、このほかOVAが2作販売されています。また、ゲーム化やさまざまなタイアップをされていて、キララ作品のなかでもトップクラスの人気を誇ります。

声優の佐倉綾音さんが代表作の「ご注文はうさぎですか?」で演じるココアは、主人公で1期の時点で高校1年生です。「会って3秒で友達」というモットーとしていて、天真爛漫な性格をしています。本名は保登心愛(ほとここあ)で、高校入学を期に引っ越しをしてカフェ「ラビットハウス」に下宿します。「ラビットハウス」ではウェイトレスとして働き、その社交性の高さですぐにいろいろな人と仲良くなります。

天然で抜けたところが多いココアですが、理系科目の成績が良く、暗算の能力は驚異的です。そのため、「ラビットハウス」ではレジ係として高い能力を発揮します。しかし、文系科目は壊滅的でその結果試験の成績は中位程度です。

続いて紹介する代表作のアニメキャラは「Charlotte」の友利奈緒です。「Charlotte」はこのあと紹介する代表作のひとつである「神様になった日」と同じく、Key原作のオリジナルアニメです。「Charlotte」はKey原作のオリジナルアニメとしては「Angel Beats!」に続く2作目で、2015年にアニメが放送されました。原作・脚本と劇伴の作曲の麻枝准さんは「CLANNAD」や「AIR」といったKeyの代表作を手掛けています。

また、キャラクター原案はNa-Gaさんで「Angel Beats!」や「Summer Pockets」の原画を担当しています。2018年にWindows版が発売された「Summer Pockets」は、2021年にアニメ化を目指して調整中という発表がありました。「Charlotte」は思春期の少年少女の一部が特殊能力をもつという設定の作品で、日常シーンと終盤のシリアスなシーンのギャップが特徴です。

声優の佐倉綾音さんが代表作の「Charlotte」で演じる友利奈緒はメインヒロインで、「不可視」の能力をもっています。この能力は、対象から姿を見られなくするというものですが、その対象は1名のみでほかの人からは見られてしまうという欠点があります。友利奈緒は星ノ海学園生徒会長で、能力をもつ少年少女を見つけて保護する活動をおこなっています。

この活動をおこなっているときに出会ったのが主人公の乙坂有宇で、他人の意識を5秒間だけ乗っ取るという能力を買って星ノ海学園の生徒会に引き入れました。友利奈緒はドライでくーるなせいかくをしていますが、ポストロックバンド「ZHIEND」の話になるとハイテンションになります。終盤では世界の能力者を救うために旅立つ乙坂有宇を送り出し、記憶を失った彼を恋人として迎え入れました。

続いて紹介する佐倉綾音さんの代表作のアニメキャラは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の一色いろはです。「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は渡航さん原作のライトノベルで、2021年4月の時点で本編14巻と外伝4巻の計18巻が刊行されています。また、アニメは2013年に1期、2015年に2期、2020年に3期が放送されている人気作品で、ゲームかもされています。

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の主人公である比企谷八幡は、友達を作ることを諦めて「ひとりぼっち」を極めようとしましたが、生活指導の平塚静により無理やり奉仕部に入部させられます。そこで雪ノ下雪乃と出会うことをきっかけに、ぼっちだった比企谷八幡の学生生活が大きく変化します。

声優の佐倉綾音さんが代表作の「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」で演じる一色いろはは、雪ノ下雪乃・由比ヶ浜結衣に続く3人目のヒロインです。「いろはす」の相性で親しまれている人気キャラクターで、書籍版では7.5巻から、アニメ版では2期の「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」から登場します。自分自身のかわいさを自覚しているキャラクターで、それを活かす小悪魔的な性格をしています。

一色いろはが奉仕部に絡むようになった理由は、生徒会長選挙に立候補させられた際に落選したいと相談したことがきっかけです。その後比企谷八幡や奉仕部のメンバーの行動の結果、生徒会長を引き受けることになりました。そして、3学期になると奉仕部に入り浸るようになり、書籍版の10.5巻では比企谷八幡を無理やりデートに誘うまでの関係性になります。

続いて紹介する佐倉綾音さんの代表作のアニメキャラは「僕のヒーローアカデミア」の麗日お茶子です。「僕のヒーローアカデミア」は2014年から週刊少年ジャンプで連載されている漫画で、作者は堀越耕平さんです。2021年6月現在で30巻まで発行されていて、コミックスの国内累計発行部数は3700万部を超えているほか、全世界累計発行部数は5000万部を超えるなど世界で人気の作品になっています。

「僕のヒーローアカデミア」は2016年にアニメ1期が放送されたあと、2021年の時点でアニメ5期が放送されています。また、「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜」「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング」と2作の劇場版が上映されたほか、実写映画や舞台、ゲーム化と幅広いメディアミックス展開されています。

声優の佐倉綾音さんが代表作の「僕のヒーローアカデミア」で演じる麗日お茶子は、主人公の緑谷出久と同じく雄英高校ヒーロー科1年A組の生徒で、本作のメインヒロインです。緑谷出久との出会いは雄英高校ヒーロー科の入試会場で、試験中に出久に救われました。このときに「デク」というあだ名を「頑張れって感じで好き」と好意的にとらえて、それをきっかけに緑谷出久は自分に自信をもつようになります。

性格は朗らかで誰とでも分け隔てなく接することができます。そんな麗日お茶子の能力は「無重力(ゼログラビティ)」で、肉球で触れた対象物を一時的に無重力状態にできるというものです。また、職場体験で武闘派のガンヘッドのヒーロー事務所へ行き、そこでの特訓などで武闘派ヒーローとして戦闘力がアップしています。

続いて紹介する佐倉綾音さんの代表作のアニメキャラは「神様になった日」の佐藤ひなです。「神様になった日」は「Charlotte」と同じくKey原作のオリジナルアニメで、2020年に放送されました。「Charlotte」に続いてメインヒロイン役の声優に佐倉綾音さんが抜擢されたことが話題になり、注目を集めた作品です。

主人公の高校生成神陽太の前に「30日後に世界は終わる」と予言する自称神の少女があらわれることで物語がはじまります。

声優の佐倉綾音さんが代表作の「神様になった日」で演じる佐藤ひなは、北欧神話の最高神「オーディン」を自称している少女です。実際に、競馬の結果を予言するなど予知能力は確かなものがあります。しかし、全知全能というわけではなくあくまでも全知で、危なっかしい行動をとることが少なくありません。全知の能力がある佐藤ひなですが、その正体は神ではなく「ロゴス症候群」という障害をもった少女です。

進撃の巨人のガビ・ブラウンとファルコの関係を紹介します。ガビ・ブラウンとファルコは「鎧の巨人」の継承候補者のライバルですが、ファルコはひそかにガビ・ブラウンに恋心を抱いています。しかし、ガビ・ブラウンはファルコの恋心に気づくことなく、ライバルの1人として接しています。また、「鎧の巨人」の継承者争いにおいて、ファルコはガビ・ブラウンに負けていて、継承をあきらめかけていました。

そんなファルコにアドバイスをしたのはガビ・ブラウンの従兄であるライナーです。ガビ・ブラウンが「鎧の巨人」の継承者になることになった場合13年しか生きられません。そんなガビ・ブラウンを心配するファルコにライナーは「ガビを守りたいならお前がガビを超えるしかない」と言葉をかけました。その結果、ガビに長生きしてもらいたいという気持ちで「鎧の巨人」の継承者争いでガビ・ブラウンを超える決意を固めます。

進撃の巨人のガビ・ブラウンとサシャの関係を紹介します。サシャはアニメ「進撃の巨人」1期から登場している主要キャラクターのひとりで、エレンとともに調査兵団に入団しました。そんなサシャとガビ・ブラウンの関係は、一言でいえばサシャを殺害したのがガビ・ブラウンということです。「進撃の巨人」でも人気キャラクターのひとりであるサシャの死はファンに大きな衝撃を与えました。

ガビ・ブラウンがサシャを殺した理由ですが、それはマーレ人は「パルディア島のエルディア人はすべて駆逐すべき」という価値観をもっているためです。そのためマーレとエルディアは戦争状態になり、その戦争でガビ・ブラウンはサシャと戦い殺したというわけです。

進撃の巨人のガビ・ブラウンとカヤの関係を紹介します。カヤはウォール・ローゼ内に複数の巨人が出現した850年に、足の不自由な母親と一緒に逃げ遅れてしまいます。そのときにカヤを助けたのが先ほど紹介したサシャでした。そのため、カヤにとってサシャは命の恩人で姉のような大切な存在です。そんなカヤにとってガビ・ブラウンは大切な人を奪った仇です。

しかし、2人の関係はただの敵というわけではありません。エルディア人・マーレ人という正反対の価値観で殲滅し合うことを教育されてきた2人。ガビ・ブラウンはその教えの通り行動してきました。しかしカヤは「100年前って、じゃあ、今生きている私たちは一体何の罪を犯しているの?」と問いかけ、結果的にガビ・ブラウンはそれまでの価値観を打ち砕かれました。

その結果、おたがい憎しみから抜け出して別れを惜しむ関係性が築かれました。それは、2人だけの関係性ではなくエルディア人とマーレ人の未来の関係を表しているのではないかといわれています。

進撃の巨人のガビ・ブラウンの性格は天真爛漫な自信家で、自分自身の能力を高く評価しています。また、幼いころからマーレ人として教育されているため「パルディア島のエルディア人は殲滅すべき」と強く憎悪しています。しかし、その価値観は先ほど紹介したとおり、カヤとのやり取りで崩壊しました。

「マーレの戦士」として「鎧の巨人」を継承するために訓練するガビ・ブラウンは、戦士として危険を顧みず行動することができます。その一方で、ファルコの恋心に気づかないといった鈍感な面があります。

進撃の巨人のガビ・ブラウンの名シーンを紹介します。最初に紹介する名シーンはガビ・ブラウンが1人で装甲列車を止めに行くシーンです。マーレと中東連合がスラバ要塞で戦闘をおこなっているときに、敵の装甲列車がガビたちの部隊に向かってきます。隊長のマガトが「列車ごと破壊するチャンスだ」と言うと、マーレが私なら一人で装甲列車を無力化できます」と志願しました。

一度はマガトに却下されるこの作戦ですが、「私が兵士800人以上の価値があるということならば」と自信満々に告げると、マガトは作戦を許可します。結果的に1人で装甲列車に立ち向かい、手りゅう弾を命中させ装甲列車の破壊に成功しました。

続いて紹介する名シーンは、ガビ・ブラウンが「悪魔なんていなかった」と言うシーンです。ここまで紹介してきた通り、ガビ・ブラウンはマーレ人の価値観のなかで教育されてきたため「パルディア島のエルディア人＝悪魔」という価値観をもっていました。しかし、パラディ島のエルディア人が悪魔だと教えてこられたガビ・ブラウンが目にしたのは教育とはまったく別のものでした。

そして、カヤやカヤの家族と交流するうちにかたくなに信じていた価値観が砕けました。その結果、ガビ・ブラウンが「悪魔なんていなかった」と後悔するシーンが名シーンのひとつとされています。

ガビ・ブラウンの声優が佐倉綾音さんと発表されたときに、期待するという感想がたくさんありました。いかに佐倉綾音さんが人気声優かということを物語っている感想です。

「進撃の巨人」の4期は佐倉綾音さんが演じるガビ・ブラウンが中心キャラクターのひとりです。アニメ「進撃の巨人」4期が面白いという感想のほかに、ガビ・ブラウンを演じる佐倉綾音さんの演技が素晴らしいという感想がありました。

ガビ・ブラウンが「ライナー」と叫ぶシーンについての感想がとてもたくさんありました。とくに多かったのは、ガビ・ブラウンの感情むき出しの声が心にきたというものです。

「進撃の巨人」のガビ・ブラウンとガビ・ブラウンを演じる佐倉綾音さんについて紹介しました。ガビ・ブラウンは人気キャラクターのサシャを殺したことで嫌われることがありますが、それでもなお魅力的という声があるキャラクターです。漫画版は完結した「進撃の巨人」ですが、アニメ版は76話が今冬に放送されることが発表されています。アニメ版はどのように完結するのか注目しましょう。