サイコパスのアニメ3期がつまらない？不評の理由や感想・口コミを紹介

3期がつまらないと言われている理由や感想・評価を知る前に、まずはアニメ「PSYCHO-PASS/サイコパス」の基本情報を紹介していきます。サイコパスは2012年に放送が開始したアニメシリーズで、2020年3月に最新作である3期の劇場版アニメが公開されています。総監督を務めた本広克行はアニメ好きだったようで、本来は実写作品を手掛けていますが、アニメを作りたいという想いでサイコパスを制作したようです。

アニメ「PSYCHO-PASS/サイコパス」は人間の精神を数値化するシビュラシステムに管理された世界が舞台になっています。人間はあらゆる判断をシビュラシステムの判定に委ねており、犯罪係数が悪化した人間は罪を犯す前でも裁きを受けてしまいます。主人公・常守朱も他の人間と同様にシビュラシステムを信じていましたが、真実を知った事で自分の考えを持つようになります。

ここからは「PSYCHO-PASS/サイコパス」のアニメ3期がつまらないと言われている理由を紹介していきます。サイコパスは人気のアニメシリーズですが、3期は視聴者から厳しい声が挙がっているようです。つまらないと言われている理由やキャラクターの能力・魅力に関する情報をまとめていきます。

PSYCHO-PASS/サイコパスは1期が特に人気のアニメシリーズですが、人気の理由には「キャラクターの魅力」が大きく関わっているようです。ですがアニメ3期の新キャラクターには1期のキャラクターのような魅力がないため、それが視聴者のつまらないという声に繋がっているようです。

PSYCHO-PASS/サイコパスの1期・2期のヒロイン・主人公は常守朱です。登場当初の常守朱は頼りない存在でしたが、狡嚙慎也や他の監視官・執行官と任務をこなす事で頼もしい存在になっています。この常守朱の成長の物語も1期・2期が面白いと言われている理由ですが、3期の主人公は登場当初から完成された存在のため、成長を楽しめないという声が挙がっているようです。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ1期には「槙島聖護」という敵キャラクターが登場しており、槙島聖護の存在がアニメの人気が出た理由の1つになっています。槙島聖護は「免罪体質者」というシビュラシステムに裁かれない体質を利用して犯罪を繰り返しており、作中では「悪のカリスマ」という姿を見せていました。アニメ3期では槙島聖護を超える敵が登場していないため、3期はつまらないという声に繋がっているようです。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ1期には征陸智己・縢秀星・六合塚弥生という執行官が登場しており、この執行官たちも視聴者に人気がありました。ですがアニメ3期の執行官はこれまでの執行官ような魅力がないという声が挙がっているようです。また狡嚙慎也・宜野座伸元は外務省行動課の捜査官になっているため、公安局の人気キャラクターが一気にいなくなっています。

PSYCHO-PASS/サイコパスの3期には新しい執行官が登場していますが、自信過剰な性格が目立っていたため、そのような姿に苛立ちを感じる視聴者もいるようです。また霜月美佳・雛河翔以外の監視官・執行官が総入れ替えになっているため、まったく違う作品に感じている視聴者も多いようです。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ1期・2期では「槙島聖護と鹿矛囲桐斗を捕まえる」という大きなテーマがありましたが、アニメ3期では最終的な目的が分かりにくい物語が展開していきます。アニメ3期ではコングレスマンという組織が登場していますが、物語最後にはコングレスマンの法斑静火が公安局局長に就任しているため、敵の存在が明確にならないまま物語が完結しています。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ1期の本編が始まる前には「標本事件」という事件が発生しており、狡嚙慎也は真犯人である槙島聖護を捕まえるという目的を持っていました。ですがアニメ3期では主人公の灼と炯が発生した事件を捜査しているだけのため、物語の厚みに差が出来てしまったようです。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ3期の冒頭では常守朱が逮捕・収監されていました。更には灼と炯の家族にまつわる殺人事件なども描かれていますが、物語が完結するまで伏線は回収されていません。そのためアニメ3期では伏線が回収される爽快感がなかったようです。

アニメ3期の売り上げに苦戦しているPSYCHO-PASS/サイコパスですが、人気シリーズのためアニメ4期が制作・放送される可能性は高いと言われています。そのためアニメ3期は伏線を作るためのストーリーだったという考察がなされているようです。前述したようにアニメ3期には大きなテーマがなかったため、アニメ4期を面白くするための伏線作りだったのかもしれません。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ3期の主人公・慎導灼は「メンタルトレース」という能力を持っています。メンタルトレースは「現場の情報・情景を思い浮かべて集中し、被害者や追跡対象者になりきる」という能力です。手掛かりがない場合にもメンタルトレースを使って犯人の後を追う事ができるため、刑事としては最強の能力と言えます。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ1期・2期では「情報収集」「仮説」「推理」という捜査の面白さがありましたが、アニメ3期では「メンタルトレース」で無理やり事件を解決しています。そのためアニメ3期は「少しずつ犯人像が明らかになる」「暗闇の中から糸口を見つける」という面白さがなくなっているという声が挙がっているようです。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ3期で灼が使用している「メンタルトレース」は優れた能力ですが、情報・情景に入り過ぎると「現実に帰ってこられなくなる」というリスクを抱えています。ですが炯が灼をサポートしているため、そのリスクも軽減されています。そのため能力のリスクでハラハラする展開がなくなっています。

サイコパスの1期・2期では近未来的な世界観が描かれていますが、アニメ3期は世界観の描写が弱い印象があります。また1期・2期ではキャラクターが持つ思想の面白さがありましたが、その点も弱くなっているようです。そして「ドミネーターとシビュラシステムの設定」も弱くなっているようです。

PSYCHO-PASS/サイコパスの1期に登場した槙島聖護は本好きなキャラクターで、作中では本の言葉を引用して喋っていました。その言葉に対して狡嚙慎也も本の引用で答えるなどの知性に溢れた姿が描かれています。アニメ3期ではそのような描写もないため、アニメ1期のような不思議な世界観が弱くなっているようです。

サイコパスのアニメ3期は全8話で構成されていますが、アニメでは伏線が回収されないまま劇場版に移っています。2期の後にも劇場版が公開されていますが、その時には2期の事件は解決されていたため、アニメ3期は中途半端な内容になっているようです。そのため「劇場版を見ないと物語が完結しない」という内容に厳しい声が挙がっているようです。

PSYCHO-PASS/サイコパスの3期は劇場版で完結していますが、劇場版でも主人公の家族の事件は解決していません。作中では家族の事件に触れる事が少なかったため、メインテーマの進みが遅い事にストレスを感じている視聴者もいるようです。

視聴者からつまらないと言われている理由を知った後は、「PSYCHO-PASS/サイコパス」のアニメ3期のあらすじ・見どころを紹介していきます。

サイコパスのアニメ3期は2期から5年後の世界が舞台です。1期・2期の日本国政府は鎖国政策を施工・実施していましたが、3期では段階的に移民を受け入れています。そのため特A級メンタリストの資格を有する慎導灼と、ロシア系の移民である炯・ミハイル・イグナトフが監視官に配属されています。そして新東京国際空港に巨大輸送機が墜落する事故が発生したため、刑事課一係が空港の捜査を開始しています。

アニメ3期に登場した慎導灼の父親は炯・ミハイル・イグナトフの兄を殺しています。ですが事件には不可解な部分があるため、2人が真相を探る点が見どころの1つになっています。またアニメ3期では狡嚙慎也と宜野座伸元が外務省行動課の特別捜査官に配属されているため、1期で描かれた2人のコンビが復活しています。

つまらないと言われている理由やあらすじを知った後は、「PSYCHO-PASS/サイコパス」のアニメ3期に登場した新キャラクターを一覧化して紹介していきます。キャラクターの簡単なプロフィールや、作中の行動・活躍をまとめていきます。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ3期には「慎導灼」というキャラクターが登場しています。慎導灼はアニメ3期の主人公の1人で、年齢は24歳です。特A級メンタリストの資格を有しており、常守朱の推薦で公安局の監視官に配属されています。メンタルトレースだけでなく高い身体能力を持っているため、パルクールの技術を使って犯人を追跡しています。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ3期には「炯・ミハイル・イグナトフ」というキャラクターが登場しています。炯はアニメ3期の主人公の1人で、灼とは幼馴染の関係です。監視官になる前には紛争地帯で兵士をしており、霜月美佳の推薦で監視官に配属されています。本編が始まる前には兄を灼の父親・慎導篤志に殺されているため、監視官をしながら兄の事件の真相を追っています。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ3期には「梓澤廣一」というキャラクターが登場しています。梓澤廣一はコングレスマンから命令を受けて行動しているインスペクターの1人です。対象を自死に追い込む事を好んでおり、自身の犯行を「芸術」と自負しています。またシビュラシステムは絶対的なものという考えを抱いており、灼のメンタルトレースで「人間に興味がない事」が分かっています。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ3期には「法斑静火」というキャラクターが登場しています。法斑静火はコングレスマンの1人で、年齢は32歳です。シビュラシステムの開発者でコングレスマンだった父親から「勝つ」ための英才教育を受けており、父親の代わりにコングレスマンになっています。作中では炯をインスペクターに勧誘しており、事件が収束した後に公安局の局長に就任しています。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ3期には如月真緒というキャラクターが登場しています。如月真緒は公安局刑事課一係の執行官で、潜在犯になるまではスイミング系のアスリートでした。メンタルカウンセリングのサイトで偶然ビフロストに接触しており、梓澤廣一から脅迫文を送りつけられています。そのため立ち振る舞いに迷っていましたが、物語終盤にビフロストと接触している事を打ち明けています。

PSYCHO-PASSの3期には1期・2期のキャラクターも引き続き登場しています。六合塚弥生は1期・2期で執行官をしていましたが、犯罪係数が良くなった事でフリーのジャーナリストに転身しています。そのため公安局に捜査協力をしていましたが、運転中に梓澤廣一の起こした事故に巻き込まれて重傷を負っています。

アニメ3期がつまらないと言われている理由やキャラクターを知った後は、「PSYCHO-PASS/サイコパス」の映画・劇場版を紹介していきます。

2015年にはサイコパスの劇場版が公開されています。劇場版では常守朱が公安局に配属されて4年後が舞台になっており、日本政府がシビュラシステムと軍事ドローンの輸出を開始しています。アニメ1期の主人公・狡嚙慎也は槙島聖護を殺した後に姿を消していますが、劇場版で密航者として登場しており、常守朱と久方ぶりの再会を果たしています。

2019年1月にはサイコパスの映画「罪と罰」が公開されています。2117年冬に公安局ビルに暴走車両が突入する事件が発生しており、ドライバーの女性・夜坂泉が拘束されています。公安局は夜坂泉の聴取を行っていましたが、いきなり夜坂泉が潜在犯隔離施設「サンクチュアリ」に引き渡される事が決定します。そのため霜月美佳たちは夜坂泉に同行し、怪しい動きをしているサンクチュアリの捜査を開始しています。

2019年2月にはサイコパスの映画「First Guardian」が公開されています。物語の舞台は常守朱が公安局に配属される前の夏で、国防軍に所属するパイロット・須郷徹平の物語が描かれています。物語がスタートして3ヶ月には国防省本部でドローンが爆発する事件が発生しており、この事件を公安局の監視官・執行官が調査しています。

2019年3月にはサイコパスの映画「恩讐の彼方に」が公開されています。主人公は狡嚙慎也で、劇場版サイコパスのその後の世界が舞台になっています。東南アジア連合の事件が終わった後に狡嚙慎也は放浪の旅を続けており、南アジアのとある酒場を訪れていました。そこで傭兵の乱闘に巻き込まれており、ガルシアという人物と出会っています。

つまらないと言われている理由やキャラクターについて知った後は、「PSYCHO-PASS/サイコパス」のアニメ3期に関する視聴者の感想を紹介していきます。視聴者の感想と共にTwitterの口コミをまとめていきます。

PSYCHO-PASS/サイコパスはアニメ1期が高い評価を受けているため、アニメ3期はつまらないという厳しい感想が挙がっているようです。またアニメ3期はストーリーが分かりにくいという感想や、だんだんと面白くなくなっているという感想も挙がっているようです。

こちらもPSYCHO-PASS/サイコパスは2期・3期よりもアニメ1期が面白いという感想です。サイコパスはアニメ1期の完成度がとても高いため、2期・3期の評価が厳しくなっているようです。また2期・3期よりも1期のキャラクターの方が魅力的だという感想も挙がっているようです。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ1期では狡嚙慎也と槙島聖護の対決が描かれているため、2人の対決が面白い理由と言われています。ですがこの2人の対決が面白過ぎた事で2期・3期がつまらないという評価にも繋がっているようです。そのため4期が制作されるならば、槙島聖護以上のカリスマ性を持つ敵キャラクターが必要になります。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ3期には「コングレスマン」「インスペクター」が登場していますが、結局のところ誰が敵なのか分かりにくいストーリーが展開しています。そのため4期が制作された場合には敵キャラクターを分かりやすくして欲しいという感想が挙がっているようです。

つまらない・面白くないという厳しい意見が挙がっているサイコパスのアニメ3期ですが、逆に面白いという感想も視聴者から挙がっているようです。ストーリーは1期・2期とまったく同じではありませんが、サイコパスの世界観は継続されているため、面白いという感想を挙げている視聴者も多いようです。

前述したようにPSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ3期では全ての伏線が回収されていません。そのため「これから面白くなる」という肯定的な意見が挙がっているようです。また1期・2期の主人公である狡嚙慎也と常守朱は生存しているため、4期が制作された場合には4人の主人公の物語になるという考察がなされているようです。

PSYCHO-PASS/サイコパスのアニメ3期に登場した「慎導灼」はイケメンキャラクターです。そのため女性視聴者から慎導灼がかっこいいという感想が挙がっているようです。またこれまでのストーリーにはなかった「メンタルトレース」という能力設定が面白いという感想も挙がっているようです。

つまらない・面白くないという厳しい意見が挙がっているサイコパスのアニメ3期ですが、4期が制作・放送される可能性は高いと言われています。そのためアニメ4期を楽しみにしている視聴者も多いようです。

本記事では「PSYCHO-PASS/サイコパス」のアニメ3期がつまらないと言われている理由や感想・評価を紹介していきましたがいかがだったでしょうか？サイコパスのアニメ3期に対しては厳しい声が挙がっていますが、それでも続編を望んでいるファンは多いようです。そんなサイコパスを見た事がない方も、本記事の感想やキャラクター情報を参考にしながら是非ご覧下さい。