【サイコパス】狡噛慎也のかっこいい名言・名セリフ集！声優やキャラの魅力も紹介

アニメPSYCHO-PASS(サイコパス)の1期の中心メンバーである狡噛慎也は公安局刑事課一係の執行官です。今回は、そんな狡噛慎也の名言・名セリフ集や魅力や狡噛慎也役を演じる声優の関智一さんについて紹介します。

アニメPSYCHO-PASS(サイコパス)は2012年に1期が放送されたオリジナルアニメで、その後アニメ3期・劇場版・書籍版・舞台劇といったさまざまなメディア展開をしている人気作品です。近未来を舞台にしたSF要素がある作品で、総監督を「踊る大捜査線」の本広克行さんが担当したことで知られています。

アニメPSYCHO-PASS(サイコパス)の主人公のひとりである常森朱は新任の監視官として公安局刑事課一係に配属されました。公安局刑事課一係のメンバーは監視官のほかに高い犯罪係数を持つ執行官の狡噛慎也たちです。そんな公安局刑事課一係は槙島聖護が起こした事件を追いかけ、そして常森朱はシビュラシステムに管理されている社会の本質へと迫っていきます。

アニメPSYCHO-PASS(サイコパス)の1期の主人公のひとりである狡噛慎也は公安局刑事課一係の執行官です。もともとはエリート監視官だった狡噛慎也ですが、「標本事件」という未解決事件の捜査中に部下の執行官である佐々山が猟奇的な殺され方をしたきっかけで犯罪係数が上昇してしまいます。その後カウンセラーを受けますが犯罪係数が下がることがなく監視官ではなく執行官になりました。

冷徹でぶっきらぼうな性格をしている狡噛慎也は、一係の執行官のなかでもとくに高い能力をもっています。また、1期のメインとなる事件を引き起こす槙島聖護とは因縁があります。それは槙島聖護が「標本事件」の犯人で、部下の仇だったからです。槙島聖護を逮捕せずに射殺した狡噛慎也は逃走班となり、アニメPSYCHO-PASS2期では常森朱の回想シーンの出番しかありませんでした。

アニメPSYCHO-PASS(サイコパス)に登場する狡噛慎也の名言・名セリフを紹介します。最初に紹介する名言・名セリフは「あんたは、何が正しいかを…」です。狡噛慎也は犯罪者に対してドミネーターの指示どおりに射殺しようとします。しかし常森はシビュラシステムが提示する数字ではなく、自分の判断で射殺する必要がないと考え狡噛慎也を止めるために射撃しました。

宜野座から強く叱責されて落ち込む常森朱に対して、狡噛慎也が言った名言がこのセリフです。シビュラシステムに管理された世界が本当に正しいのか、刑事として正義を守ることがどういうことなのかを常森朱のおかげで思い出したという気持ちがあらわれた名言として人気があるようです。

続いて紹介する名言・名セリフは「馬鹿な話だ…」です。この名言もまた常森朱に撃ったあとに落ち込む彼女に対して言ったセリフです。猟犬としてドミネーターの指示どおりに犯罪者を撃つことばかり考えていた狡噛慎也、常森朱のおかげで刑事としての本来の仕事を思い出した名言です。

続いて紹介する名言・名セリフは「法律で人は守れない…」です。この名言は現在のシビュラシステムでは凶悪犯罪を起こしても犯罪係数が上がらない槙島聖護を捕らえることができないことを知ったときのセリフです。この社会を管理するシビュラシステムに反抗してでも槙島聖護を捕らえる、そのために自らが法の外へ出るという決意を表しています。

アニメPSYCHO-PASS(サイコパス)で狡噛慎也役を演じる声優は関智一さんです。関智一さんは1991年から声優活動をおこなうベテランで、熱血キャラ・三枚目キャラ・クールなキャラといったさまざまな役を演じる実力派声優です。また、アニメ声優としてだけではなく舞台俳優・歌手・漫画原作者といった幅広い活躍をしています。

人気声優の関智一さんがはじめてメインキャラクターを演じたのが「機動戦士Vガンダム」のトーマシュ・マサリク役です。そして「機動武闘伝Gガンダム」で主人公のドモン・カッシュ役を演じました。また、アニメ「ドラえもん」では2005年に声優の肝付兼太さんから骨川スネ夫役を引き継いだことで有名です。

そんな声優関智一さんが演じた作品はここで紹介したほかに「新世紀エヴァンゲリオン」の鈴原トウジ役、「フルメタル・パニック!」の相良宗助役、「ジョーカー・ゲーム」の佐久間中尉役などさまざまなキャラクターを演じています。

アニメPSYCHO-PASS(サイコパス)に登場する狡噛慎也の魅力を紹介します。最初に紹介する魅力は常森朱との関係です。1期の主人公とヒロインという関係の2人のため、恋愛感情があるのではないかと感じる方がいるのではないでしょうか?実際に、おたがいの関係性が深まるにつれて信頼しあっている描写が増える2人ですが、はっきりとした恋愛感情はないとされています。

恋愛関係はない2人ですが、上司と部下、監視官と執行官として強い絆があるのは間違いないようです。狡噛慎也は法の外に出ると決めたときに常森朱に手紙を送っています。そこで、常森朱に対する謝罪だけではなく常森朱の生き方が正しいとはっきり書いています。狡噛慎也は手紙を書かずに行動できましたが、常森朱なら自分のことを理解してくれると考えて手紙を残したのではないかといわれています。

アニメPSYCHO-PASS(サイコパス)1期では狡噛慎也と槙島聖護の因縁が大きなテーマとして描かれています。免罪体質という特殊な性質をもつ槙島聖護はいまの社会では裁けない人物でした。しかし狡噛慎也は、シビュラシステムに管理されている社会では犯罪者として扱われることを理解した上で、犯罪係数がゼロの槙島聖護を射殺しました。

アニメPSYCHO-PASS(サイコパス)の人気キャラクターである狡噛慎也はねんどろいどやフィギュアといった一般的なファングッズだけではなく、コートや香水が販売されています。どちらもノイタミナアパレルから販売されています。しかし、2021年6月9日現在でどちらも売り切れで、再入荷待ちとなっているので注意してください。

アニメPSYCHO-PASS(サイコパス)ではさまざまな書籍が登場したり、その言葉が引用されています。ここでは、狡噛慎也が引用した書籍を紹介します。最初に紹介するのは12話で狡噛慎也が読んでいた「闇の奥」です。「闇の奥」の作者はイギリスの小説家ジョゼフ・コンラッドで、1902年に出版されました。

モダン・ライブラリーが選んだ「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」に選出された名著で、著者のジョゼフ・コンラッドが船乗り時代にアフリカ奥地で経験したことをもとに、植民地時代のアフリカの闇について描いた小説です。

パスカルの引用をした槙島聖護に対する返答として狡噛慎也が用いたのが、オルテガ・イ・ガセット著「大衆の反逆」の引用です。オルテガ・イ・ガセットはスペインの哲学者で、「大衆の反逆」では「大衆人」を批判した書籍です。ここでいう「大衆人」とは近代化に伴い新たにエリート層として台頭してきた者、とくに科学者に対して批判する内容とされています。

狡噛慎也と恩師の雑賀譲二が槙島聖護の言動を分析したときに用いられたのがマックス・ウェーバーの「権力と支配」です。マックス・ウェーバーは、ドイツの政治学者・社会学者・経済学者です。「権力と支配」は世界の支配について「合法的支配」「伝統的支配」「カリスマ的支配」に分けて分類して解説したものです。

先ほどと同じ槙島聖護の言動を分析したときに用いられたのが、ミシェル・フーコーの「監獄の誕生」です。ミシェル・フーコーはフランスの思想家で、「監獄の誕生」では近代的な監獄制度が誕生する過程が解説されています。

先ほどと同じ槙島聖護の言動を分析したときに用いられたのが、ジョナサン・スウィフトの「ガリヴァー旅行記」です。ジョナサン・スウィフトはアイルランドの風刺作家で、社会を風刺した作品のひとつとされています。児童書にもなっているため、手に取ったことがある方がいるのではないでしょうか?

アニメPSYCHO-PASSで狡噛慎也が読んでいたのがプルーストの「失われた時を求めて」です。プルーストはフランスの小説家で、「失われた時を求めて」はプルーストが半生をかけて執筆した大作です。フランス語の原文で3000ページ以上あり、「最も長い小説」としてギネスに登録されています。

劇場版PSYCHO-PASS〈Sinners of the System case.3恩讐の彼方に〉で両親を殺したゲリラに復讐したいと考えている少女テンジンに狡噛慎也が貸した小説が菊池寛の「恩讐の彼方に」です。「恩讐の彼方に」は敵討ちとその感情が超えた先にあるものを描いた作品として有名です。

アニメPSYCHO-PASS(サイコパス)1期では、狡噛慎也と常森朱がメインで描かれているため活躍シーンがたくさんあります。とくに、常森朱との関係性や槙島聖護とのやり取り、法の外で槙島と決着するシーンはアニメPSYCHO-PASSの名シーンのひとつとされています。

アニメPSYCHO-PASS2期には狡噛慎也は登場しません。狡噛慎也が登場するのは常森朱のモノローグのみで、常森朱が事件を整理するときに想像上の狡噛慎也に語り掛けます。

密入国事件を追っている捜査一課、捕縛したテロリストの脳内データから3年前に失踪した狡噛慎也の情報が出てきます。単身で捜査のためにSEAUnの首都シャンバラフロートに来た常森朱は狡噛慎也と再会します。狡噛慎也はシビュラシステムを導入したSEAUnで圧政に苦しむ民衆のために軍事顧問をしていました。そして狡噛慎也と常森朱はSEAUnと戦います。

PSYCHO-PASS〈Sinners of the System case.3恩讐の彼方に〉は狡噛慎也が主人公の物語です。傭兵として活動する狡噛慎也は武装ゲリラに襲われていた少女テンジンを救出、彼女から戦闘の教師になってほしいと依頼されます。物語終盤で日本の外務省からきたフレデリカの誘いを承諾、日本への帰国を決めました。

外務省海外調整局行動課の特別捜査官でピースブレイカー事件を追う狡噛慎也、進化した戦闘能力で活躍します。また「人殺しの元監視官」として投獄された常森朱のためになにかしらの行動をしたことが示唆されました。

劇場版PSYCHO-PASS3 First.Inspectorで狡噛慎也はピースブレイカーとの戦闘に参加しました。また、劇場版PSYCHO-PASS3 First.Inspectorでは投獄されている常森朱が出所します。その出所した常森朱を出迎えに行ったのが狡噛慎也です。

狡噛慎也と常森朱の関係性について好意的な感想がたくさんありました。また、今後のシリーズで2人の関係をより深く描いてほしいという意見があります。

狡噛慎也役を演じる関智一さんはさまざまなキャラクターを演じています。とくに、骨川スネ夫と狡噛慎也が同じ声優と知って驚いている方がたくさんいました。

PSYCHO-PASSにはさまざまなキャラクターが登場しますが、そのなかでも狡噛慎也がとくにかっこいいという感想がたくさんあります。

狡噛慎也の名言や名セリフ、声優といった情報を紹介しました。アニメ1期や劇場版で大活躍する狡噛慎也、常森朱や槙島聖護との関係がとくに注目されているようです。今後のシリーズで狡噛慎也がどんな活躍をしてくれるのか注目しましょう。