2021年05月26日公開
2021年05月26日更新
もののけ姫の都市伝説まとめ!アシタカ・サンやタタラ場など怖い裏設定をネタバレ考察
ジブリ映画「もののけ姫」の都市伝説について、ネタバレと共に考察をまとめています。もののけ姫には怖い裏設定や都市伝説がありますが、それはアシタカやサンといったキャラクターに関するものや、タタラ場に関係したものもあります。ジブリの他作品に関連した噂などについても、作品のネタバレと共にまとめています。さらに、本作を鑑賞した人の、ネット上での感想や評価についてもまとめています。
目次
もののけ姫とは?
人気ジブリ映画のもののけ姫ですが、実は怖い裏設定や都市伝説が存在していることをご存じでしょうか?今回は、もののけ姫に関する怖い裏話や都市伝説についてをネタバレと共にまとめて考察していきます。怖い話が苦手だという人は、都市伝説を知ったらもののけ姫という作品を見る目が変わってしまうこともあるかもしれません。人気ジブリ映画に隠された怖い裏設定とは、一体どのようなものなのでしょうか?
もののけ姫のジブリ映画の概要
怖い裏設定や都市伝説についてを紹介する前に、まずはもののけ姫というジブリ映画についてを紹介します。もののけ姫は、1997年7月12日に日本で公開された、スタジオジブリの長編アニメーション映画作品です。興行収入は193億円で、当時の日本の歴代興行収入記録を塗り替えたことでも話題となりました。これまでのジブリの長編アニメでは、7万枚程度の作画枚数で制作されています。しかし、もののけ姫では14万枚となりました。
もののけ姫は、スタジオジブリがセル画や絵の具を使い制作を行った、最後の作品になりました。もののけ姫以降のジブリ作品では、デジタル彩色のフルデジタル処理でアニメ制作が行われています。本作の主題歌を担当しているのは、歌手の米良美一さんです。女性のような高音での歌唱が話題となった楽曲でもあり、米良美一さん自身ももののけ姫をきっかけに認知されるようになりました。
もののけ姫のあらすじネタバレ
時代は中世の日本で、エミシの村に住んでいるアシタカという少年が主人公です。タタリ神と呼ばれる化け物に村が襲われ、それを退治したアシタカは右腕に死の呪いを受けてしまいます。呪いによって村を追われたアシタカは、呪いを絶つためにタタリ神となったイノシシがやってきた西の地に旅立ちます。道中で知り合ったジコ坊は、神が住んでいるという深い森があると言い、アシタカはそこを目指すことにします。
山奥で倒れている男達を見つけたアシタカは、彼らをタタラ場と呼ばれる村に運びました。そこでエボシという女性に出会いますが、彼女が作らせた火砲によって自然が破壊され、イノシシもタタリ神になったことを知ります。アシタカはエボシに忠告をしますが、村人たちにとってはエボシは生きる希望を与えてくれる存在でもあったのです。
もののけ姫の都市伝説や怖い裏設定一覧~キャラ関連~
怖い裏設定や都市伝説が存在しているというもののけ姫ですが、まずはキャラクターに関連した都市伝説についてを順番に紹介します。ストーリーに関連したネタバレも多く含まれる内容となっているので、もののけ姫のネタバレを知りたくないという人は閲覧にはくれぐれもご注意ください。アシタカの呪いが消えた理由や、エンディングを迎えたその後のアシタカとサンについてなど、気になる裏設定のネタバレや都市伝説が満載です。
都市伝説一覧①アシタカの呪いが消えた理由
アシタカはタタリ神となったイノシシから、物語の序盤で死の呪いを受けました。右腕には気味の悪い痣ができており、徐々に広がりを見せていきます。この呪いは、「強大な力を与えてくれる代わりに命を奪っていく」というものだったのです。村を出る前にアシタカは髪を切り落としましたが、昔の日本には死者の髪を切るという慣例がありました。これは、アシタカがそれまでの身分でいることができず、村を追われたことを表します。
もののけ姫のラストには、ジコ坊たちがシシ神の首を獲ったことで森が枯れていきます。タタラ場も壊滅状態となり、絶体絶命のピンチに陥ります。しかし、アシタカが首を取り戻してシシ神に首を返したことによって、シシ神の暴走は収まりました。痣も薄くなり呪いは消えたと思われたものの、完全に痣が消えていないことから呪いは完全に無くなったわけではないとも考えられます。過去を忘れる人間への戒めのようなものかもしれません。
都市伝説一覧②サンとアシタカは実は一度死んだ?
もののけ姫の終盤では、シシ神の首が刎ねられて、森中がドロドロとした液体に埋め尽くされていきます。アシタカのセリフにもあったように、このドロドロに触れてしまうと死亡するという設定がありました。実際に、タタラ場の人間やコダマたちがドロドロに触れて、瞬く間に命を落としていくシーンが登場します。そんな中で、シシ神に首を返そうとするアシタカとサンがドロドロを全身に浴びているシーンが登場します。
この際、アシタカとサンは命を落とすことなく首を返すことに成功しています。緑が戻った森の中で目を覚ます二人ですが、実はアシタカとサンは一度死亡したという怖い説が浮上しているのです。二人は一度死亡しているものの、シシ神のお陰で命を取り戻して目を覚ましたのではないかと考えられています。それゆえに、死の呪いを受けていたアシタカの腕の痣が消えたのではないかともいわれています。
都市伝説一覧③アシタカの許嫁はカヤ?
もののけ姫の主人公であるアシタカは、エミン族の17歳の少年です。いずれは村の長になるものと期待されていた人物ですが、実は許嫁がいたという都市伝説が存在しています。呪いを受けたアシタカが村を出る際に、一人の少女が彼の元に駆け寄り小刀を渡すシーンが登場します。この少女はカヤという名前で、アシタカを「兄様」と呼んでいました。兄様とは、兄弟ではなく村全体の年長の若者に対する呼称なのです。
カヤが渡していた小刀は黒曜石でできており、女性が純潔を誓う相手に渡す贈り物です。このカヤこそが、アシタカの許嫁であったとされています。しかし、アシタカは呪いが解けた後も村には戻っていません。死者の髪を切るという慣習があったこともあり、小刀を渡すということは別れを意味する儀式でもあったのではないかと考えられます。カヤは許嫁であったものの、アシタカが村を出た時点で二人の関係は断ち切られています。
都市伝説一覧④アシタカが村に戻らなかった理由
共に暮らそうというアシタカの最後のセリフからも、アシタカが村に戻っていないことは明白です。呪いが解けたにも関わらず、なぜアシタカは村に戻ることをしないのかと疑問に思った人もいるかもしれません。とある都市伝説による解釈によれば、村に戻らないのはアシタカが村を守るためだと考えられています。アシタカのエミシ族は、何世代もの間を同じ血縁で築き上げてきた一族であることがわかっています。
もしも、アシタカが村に戻れば村が侵略されてしまう可能性があると考えられます。許嫁がいたとはいえ、そのようなリスクがある状態で村に戻ることはできません。さらに、タタラ場ではエボシや村人に世話になったこともありました。シシ神の暴走によって壊滅した村の復興をするためにも、アシタカはタタラ場に残りそれを手伝うことが考えられます。サンという存在もあり、アシタカはタタラ場で暮らす決意をしたようです。
都市伝説一覧⑤サンとアシタカのその後
もののけ姫の終わりでは描かれていないものの、アシタカとサンがその後どうなったのか気になっているファンも多いはずです。アシタカは、いずれ長として一族を繁栄させる役目がありました。しかし、前述の通り村に戻るという選択肢を取ることをしていません。都市伝説によれば、アシタカは許嫁であるカヤを捨てて、サンと結ばれたのではないかといわれているのです。このことから、アシタカは浮気性な男性だとされる説もあります。
けれど、アシタカは自身の行動に迷いを持つことがありません。迅速で冷静な物事の判断力を有しています。村を出てからサンという存在に惹かれた時点で、カヤに対する未練は無かったものと考えられます。カヤから貰った黒曜石の小刀をサンに渡したことからも、そのことは明白です。断髪をして村を出るという行為の時点で、アシタカの中ではもう村に戻るという選択肢は存在していなかったのかもしれません。
都市伝説一覧⑥モロの尻尾が二本ある理由
もののけ姫の代表的なキャラクターの一人でもあり、人気が高いのが山犬のモロです。巨大な身体に鋭い牙を持ち、貫禄のあるキャラクターです。山犬の子供たちも登場しますが、モロだけは尻尾が二本生えていることに気がついたでしょうか?なぜ尻尾が二本あるのか、気になった人もいるはずです。モロは、300年という長い時間を生きてきた山犬の一族であるとされています。他の山犬に比べても、その体躯を見れば明らかです。
妖怪の中でも有名な九尾の狐は、力を持つごとに尻尾の本数が増えていくという説があります。また、長生きした猫は尻尾が二本になり、猫又になるといった話もあります。このことからも、長生きをしているモロの尻尾は二本になったのではないかといわれています。尻尾が一本の山犬の中でも尻尾を二本持つモロですが、山犬の大神であるとされています。このことから、力を持った秀でた存在だということの表れともいえそうです。
都市伝説一覧⑦モロと乙事主の関係
モロと同様に、シシ神の森には守り神として乙事主という巨大なイノシシが登場します。多くのイノシシを引き連れるだけでなく、乙事主は人間の言葉も理解するイノシシです。互いに力を持つモロと乙事主ですが、実はかつてこの二匹は恋人同士だったのではないかといわれているのです。公式的には公表されていな裏設定ですが、宮崎駿監督によれば、100年ほど前にはモロと乙事主は仲良くしていたのだという話が挙げられています。
仲の良かった二匹がなぜ現在のような関係になってしまったのか、詳細については不明です。しかし、互いに群れの長として一族を率いる身である二匹は、獲物と天敵という関係性であると考えられます。その長である二匹の仲が良いとなれば、他の一族に示しがつかないために仲違いをしてしまったのではないかと思われます。こうした関係性を知った上でもののけ姫を観ると、二匹のやり取りに何か感じるものがあるかもしれません。
都市伝説一覧⑧ジコ坊の真意
アシタカが旅に出て、道中で出会うのがジコ坊というキャラクターです。その後何度も姿を見せる人物ですが、彼はシシ神の首を狙い続けていました。けれど、なぜジコ坊がシシ神の首を狙っていたのかの詳細は、もののけ姫の中で語られてはいません。シシ神には、傷を癒したり命を奪ったり、あるいは不老不死になれる力があるとされています。その力を手に入れ、私利私欲を満たすための集団のようにも見られていました。
しかし、その一方でジコ坊は権力者の依頼によって、シシ神の首を手に入れようとしていたのではないかといった噂も浮上しています。命の危険が伴う状況でありながらもシシ神の首を狙うジコ坊は、かなりの度胸があるキャラクターです。その裏では、かなりの金額が動いているのではないかとも考えられます。けれど、米を買えないアシタカを救ってくれるなど、根っからの悪人というわけではないのかもしれません。
もののけ姫の都市伝説や怖い裏設定一覧~他作品との関係~
怖い裏設定や都市伝説などが存在しているもののけ姫ですが、実は他のジブリ作品とも関係があるのではないかといわれています。続いては、もののけ姫と他のジブリ作品との関係についてもネタバレで順番に紹介します。誰もが知るあのジブリ作品と、もののけ姫に関係があるとわかるとさらに物語を深く楽しむことができるかもしれません。有名なジブリ作品ばかりなので、知っておいて損はない都市伝説だといえそうです。
都市伝説一覧①風の谷のナウシカとの違い
自然と人間が対立するという構造のジブリ作品といえば、「風の谷のナウシカ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?もののけ姫と似ているように思えるナウシカですが、こちらはあくまでも自然を崇拝するというスタンスが守られているジブリ作品です。ナウシカのネタバレになりますが、ラストはナウシカが伝説の「青き衣の者」だということがわかって、王蟲たちは森へと帰っていく結末となりました。
一方でもののけ姫では、人間と自然との対立関係に決着がつかないまま物語が終了しています。サンは引き続き人間との共生を拒む姿勢を見せており、エボシは新しい村を作ろうとしています。その二つを取り持つように、アシタカだけが人間と自然が共存できる未来を創るために奮闘するのだと考えられます。自然と人間との対立関係は、そう簡単に解決できるものではないことなのだという複雑さを描いています。
都市伝説一覧②千と千尋の神隠しと関係
もののけ姫は、千と千尋の神隠しとも関係があります。もののけ姫のラストでは、アシタカとサンは別々の場所で暮らしながら生きていく道を選んだところで終わっています。宮崎駿監督によれば、二人は時々会っているようだと話しています。都市伝説によれば、その後二人の間には子供ができるとされています。実はこの子供が、同じジブリ作品の千と千尋の神隠しに関係しているといわれているのです。
実は、アシタカとサンの残した子供の子孫こそが、千と千尋の神隠しの主人公である千尋ではないかと噂されているのです。千尋のフルネームは、「荻野千尋」です。千と千尋の神隠しの作中で、千尋は「荻」の火の部分を誤って犬という漢字で書いています。わざわざその部分を犬に間違えるという行為が、山犬の娘であるサンに関係した伏線になっているのではないかといわれているのです。
都市伝説一覧③ラストシーンのコダマはトトロになる?
ネタバレを含めた都市伝説はまだまだあります。同じくジブリの人気作品である、となりのトトロにも関係があるのではないかといわれるキャラクターが登場しています。もののけ姫には、「コダマ」という真っ白で不思議な生物が登場しています。森の中で何度もその姿を現すコダマですが、実はこのコダマは後にトトロになる生物なのではないかといわれているのです。コダマは、森の精霊と呼べるようなキャラクターです。
トトロもまた似たような存在であり、もののけ姫のラストシーンでは多くのコダマが消えていくシーンが登場しました。森と共にコダマたちも消えてしまったように思われますが、一番最後に一人のコダマが頭を揺らすシーンが印象的に映し出されます。宮崎駿監督は、このコダマについてとある発言を残しています。それこそが、「最後に残ったコダマが100年後にトトロになる」というものです。公式には出ていない驚きの裏設定です。
もののけ姫の都市伝説や怖い裏設定一覧~タタラ場関連~
複数のジブリ作品とも関係があり、ネタバレも含めて怖い裏設定や都市伝説が多いことがわかったもののけ姫です。しかし、気になる都市伝説はまだまだこれだけではありません。続いては、タタラ場に関連した怖い裏設定や都市伝説についてもネタバレと共に紹介します。タタラ場といえば思い浮かべるのはエボシという人も多いはずです。エボシに関連した怖い裏設定や、タタラ場にはなぜ子供がいないのかといった理由に迫ります。
都市伝説一覧①エボシは海外からやってきた?
タタラ場の人々に慕われているエボシというキャラクターですが、実は怖い裏設定を持つ人物でもありました。宮崎駿監督の残したメモによれば、エボシは過去に人身売買で海外へ売り飛ばされたことがあったそうです。海賊の頭領の妻にされたエボシですが、その有能さから次第に組織を支配するようになります。そして、頭領を倒すことに成功すると中国の兵器と共に、日本へと帰ってくることができたのだそうです。
こういった怖い裏設定を知ると、彼女が石火矢を作らせていることや女性たちを助けていることも納得がいくのではないでしょうか?タタラ場のためには非情な姿も見せることがあるエボシです。彼女自身が壮絶な生い立ちを経験していることから、世の中は弱肉強食なのだということを強く理解しているのだと考えられます。エボシの持つカリスマ性や、神すらも恐れることがない現実主義な性格はそうした経験から形成されています。
都市伝説一覧②エボシは死ぬ予定だった?
壮絶な生い立ちを持つことがわかったエボシですが、実はもののけ姫の映画の中で死亡する予定のキャラクターだったそうです。作中では、物語の終盤で首だけになったモロが最後の力を振り絞り、エボシの片腕を噛みちぎっていきました。かなりの大怪我であることがわかりますが、実は裏設定ではそこでエボシは死亡する予定だったようなのです。けれど、エボシは最後まで生き残りタタラ場を再建することを誓っていました。
エボシが死ななかった理由は、宮崎駿監督がエボシというキャラクターを気に入っていたためとされています。男女だけではなく病人をも差別することなく接するエボシは、とても魅力的なキャラクターであることがわかります。もののけ姫という映画を制作していくうちに、宮崎駿監督はエボシを殺すことはできないと思ったようです。作中では悪役の立ち位置であったものの、同様にエボシを生き残らせたいと思った人もいたはずです。
都市伝説一覧③サンはエボシ御前の娘?
エボシに関する怖い裏設定などを紹介しましたが、実は本作のヒロインであるサンとも関係があるキャラクターなのではないかといわれています。もののけ姫の作中では、サンは山犬に育てられた少女でした。しかし、彼女を産んだのは確実に人間であることがわかります。そんなサンの母親が誰なのか、疑問を持った人もいたのではないでしょうか?実は、サンの母親はエボシなのではないかという都市伝説が存在しているのです。
一説によればサンの生い立ちは、タタラ場を森の中に作るための生贄にされた子供であるとの噂がありました。サンを育てたモロ自身は、実はそこまで人間に恨みを抱いていないことがわかります。森に入り込んだアシタカに対しても、出ていくよう促しはしても激昂するようなことはありませんでした。一方で、エボシに対しては今にも食い殺さんばかりの勢いを見せます。エボシに対する特別な憎しみがあるのではないでしょうか?
都市伝説一覧④タタラ場の人はハンセン病患者?
タタラ場には、全身に包帯を巻いた病気の人々の姿が多く見られます。何らかの病気を抱えていることは明らかですが、実はこの人々はハンセン病の患者なのではないかという怖い裏設定があります。タタラ場の周囲は海に囲まれており、隔離された場所のようにも見えます。病気の人々がいる場所は、タタラ場の中でもさらに奥の方に位置していることがわかります。ハンセン病の主な症状には、皮膚のただれなどが挙げられます。
病人の一人のセリフで、エボシが「自分たちを人として扱ってくれた」「病を恐れず腐った肉を洗い、布を巻いてくれた」といった行動をしていることがわかります。こうしたセリフからも、病人たちはハンセン病の患者で、タタラ場はハンセン病の隔離施設なのではないかという噂が浮上したようです。映画の中で明言されてはいないものの、病気の症状などからそうした可能性が高いのではないかと考えられます。
都市伝説一覧⑤タタラ場に子供がいない理由
宮崎駿監督の描くジブリ作品といえば、子供が登場するものが多いことがわかります。しかし、タタラ場の中には、子供の姿は見当たりません。なぜ子供がいないのか、疑問を感じた人もいたのではないでしょうか?タタラ場の規模は、国というよりも集落という方がしっくりくるものです。製鉄所としても稼働しており、危険な場所でもあります。山の神の怒りを買いながらも、森を切り崩して鉄の生産を続けているのです。
他国から狙われることがあってもおかしくない土地であり、安心して子育てができる場所ではないという理由が挙げられます。しかし、実際には宮崎駿監督がインタビューでその理由についてを語っていました。タタラ場に子供がいないのは、単純に描くだけの時間が無かったためであるとしています。これらの理由に関しては、もののけ姫の映画のパンフレットにも記載されている箇所があるのだそうです。
もののけ姫の都市伝説や怖い裏設定一覧~制作秘話~
様々な裏設定のネタバレなどが面白いもののけ姫ですが、映画の制作に関連した都市伝説なども気になるのではないでしょうか?続いては、制作秘話を交えた裏設定などについても順番に紹介します。これまでもののけ姫は映画の内容しか知らなかったという人も、制作秘話を知ることでさらにもののけ姫の世界を深く楽しむことができるようになるかもしれません。宮崎駿監督は、この物語を通じて何を伝えたかったのでしょうか?
都市伝説一覧①もののけ姫は税金対策?
スタジオジブリの作品といえば、どれも莫大な制作費が投入されて作られていると考えられています。前述の作画枚数でもわかるように、もののけ姫には莫大な制作費がかけられています。しかし、この制作費は税金対策なのではないかという噂が浮上しているのです。アニメの制作費でもっとも多くかかるのが、人件費です。14万枚もの作画を要した本作には、どれだけの金額が動かされていたのか想像が膨らみそうです。
都市伝説一覧②年齢制限されていた?
怖い作品だという印象を受ける人もいるもののけ姫ですが、実は年齢制限されていたという噂が存在しています。日本での公開の際には、年齢制限は設けられず、誰でも鑑賞することができる作品でした。しかし、アメリカなどの海外では、暴力的な表現が多いということからR-13指定での公開がされていたのです。怖い描写を変更するよう依頼があったものの、宮崎駿監督は変更を受け入れず上映することを決めたのでした。
都市伝説一覧③「アシタカせっき」というタイトルを提案した?
今やもののけ姫というタイトルは知る人ぞ知るものですが、実は当初は別のタイトルに変更される可能性があったそうです。そのタイトルとは、「アシタカ聶記(せっき)」というものです。それも、映画の完成間近の段階で提案されたタイトルでした。けれど、プロデューサーの鈴木敏夫さんはその意見を無視して、もののけ姫というタイトルのままCMなどの広報活動を行いました。場合によっては、違うタイトルになっていたかもしれません。
都市伝説一覧④もののけ姫の絵本がある
スタジオジブリといえば長編アニメを生み出し続けているスタジオですが、その構想には長い年月を費やしている場合もあります。1997年に公開されたもののけ姫ですが、実は1980年の時点で構想が存在していました。戦国時代のような時代背景のそれは、となりのトトロに登場するねこバスに似た怪物が登場したりしています。この絵本は空想ではなく実際に出版されたものですが、存在自体は都市伝説となっています。
都市伝説一覧⑤宮崎駿がもののけ姫で伝えたかったこと
数々の怖い裏設定や都市伝説を残しているもののけ姫ですが、宮崎駿監督は本作で何を伝えようとしていたのかも気になる部分です。インタビューにおいて、監督は「子供たちにエールを送る映画を作ってきたものの、現実には多くの問題があることを子供たちは知っている。人類がしていることは本当に正しいのかという疑問に答えなければ」と語っています。本作には、ハンセン病を示唆する描写や過激なシーンも含まれていました。
さらに舞台挨拶では、「生きるということにどんな意味があるのかを問われる時代がきた」とも話しています。生きるということの尊さについてやその複雑さについてを、一人一人が見つめ直していかなければならないと訴えているように感じられます。本作は、社会問題に当事者として立ち向かい、生きるということについて考えることを伝えようとしているといえそうです。
もののけ姫に関する感想や評価
ネタバレを含めた怖い裏設定や都市伝説についてをまとめて紹介しました。これまでもののけ姫について、あまり深く考えずに鑑賞していたという人も少なくないはずです。続いては、本作に関するTwitter上での感想や評価についても少しだけ紹介します。実際に映画を鑑賞してネタバレを知る人は、本作に対してどのような感想や評価をしているのでしょうか?
もののけ姫見過ぎて「猩々(しょうじょう)たち」のモノマネしてる自分がいたww pic.twitter.com/sGkEwj4sL3
— HAKATAMA (@masa56563) May 23, 2021
本作を鑑賞しながら、登場するキャラクターのモノマネをしてしまうという感想もありました。主要なキャラクターだけではなく、脇役のキャラクターも個性豊かな登場人物ばかりの作品です。ついモノマネをしてしまいたくなる気持ちも、理解できる人は多いのではないでしょうか?
1997
— あずさ。しゃぼんだまの心。 (@XwcSx81V9x8T9De) May 15, 2021
もののけ姫
セリフを全て覚えています
どれだけ観たことか
「生きろ」
※ついでに、アホもしていいよ🥰 pic.twitter.com/djVfakdykM
セリフを覚えてしまうほど、繰り返し鑑賞したという感想もありました。一度鑑賞するだけで満足してしまう映画も多いはずですが、そんな中でも本作はセリフを覚えるほど観たくなる作品だといえるのかもしれません。
もののけ姫
— TOMO|滋賀移住者@キッカケッコ (@kikkakekko_tomo) May 15, 2021
DVD借りてきて観た。
子供時代より大人になってから
見る方が10倍面白かった。
話が理解できるように
なったからかな。
あの頃の僕は
知識もなければ
理解力もないただのアホだった
そんなガキも歳を重ねて
ちゃんと大人になってました。
エボシに惚れました。 pic.twitter.com/43GUiD53bo
子供の頃に鑑賞した時よりも、大人になった今の方が映画の面白さを理解することができたという感想もありました。子供が鑑賞するには内容が難しい部分もあるため、大人の方がより楽しむことができる作品だといえるのかもしれません。さらに、ネタバレを知った上でも何度でも楽しめる作品だともいえそうです。
もののけ姫の都市伝説まとめ
数々の都市伝説や怖い裏設定を持つもののけ姫という作品について、ネタバレと共にその噂をまとめて紹介しました。これまでこうした噂話についてなどを、知ることはなかったという人もいるのではないでしょうか?怖い裏設定などについて知った上で、改めて映画を鑑賞してみると、また違った感想を抱くようになる作品かもしれません。
生きるということを考えさせられたり、差別などの問題について向き合うべきだと思わせられる作品です。これまでただ楽しい娯楽作品として本作を鑑賞していたという人は、この機会に改めて本作が伝えようとしている問題などについて考えてみるのも良いのではないでしょうか?キャラクターの裏設定などを考えながら鑑賞することで、これまでは気付くことのなかった新たな発見をすることもあるかもしれません。