【呪術廻戦】偽夏油(にせげとう)の正体は羂索?肉体を乗っ取った理由・目的を考察

呪術廻戦で偽夏油(にせげとう)の正体は羂索?それとも明治時代に生きていた加茂憲倫?と注目を集めるようになりました。脳みそだけが生きており肉体は消滅しているため他人の肉体を乗っ取って千年もの間生き延びてきたのが偽夏油のようです。そこで、呪術廻戦で東京に呪霊を放って暴れさせ首都機能を破壊していく偽夏油の正体は羂索?それとも凛々しい容姿の加茂憲倫?肉体を乗っ取った理由・目的、術式や強さ、活躍なども紹介していきます。

【呪術廻戦】偽夏油(にせげとう)の正体は羂索?肉体を乗っ取った理由・目的を考察のイメージ

目次

  1. 偽夏油(にせげとう)とは?
  2. 偽夏油の正体は羂索?
  3. 偽夏油の目的を考察
  4. 偽夏油の術式や強さ
  5. 偽夏油の活躍
  6. 偽夏油と本物の違いは?夏油が復活する可能性も考察
  7. 偽夏油に関する感想や評価
  8. 偽夏油まとめ

偽夏油(にせげとう)とは?

呪術廻戦で額に大きな傷を持っている偽夏油(にせげとう)とは、千年以上も他人の肉体を移り渡って生き延びている怪人となっています。脳だけが生きている存在となっており、他人の肉体を術式によって使用していたのです。これまで多くの肉体を渡り歩いてきた怪人となっていました。百鬼夜行事件において死亡してしまった夏油傑の肉体を奪い取った偽夏油は、呪術師として優秀だった夏油傑の才能を悪用していくようになります。

正体は羂索?それとも加茂憲倫?とさまざまな噂が立っている偽夏油は、一時期明治の頃に生きていた加茂憲倫の肉体を乗っ取って生活していた時期もあったようです。そこで、呪術廻戦で呪術の可能性を見極めるためにさまざまに暗躍している偽夏油(にせげとう)の正体は羂索?それとも加茂憲倫?肉体を乗っ取った理由や目的、活躍や強さ、肉体を悪用されている夏油傑の復活などについてもそれぞれ考察していきます。

呪術廻戦の作品情報

呪術廻戦の概要

単行本において15巻(2021年4月)まで刊行されている「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)」は、人間の負の感情によって誕生した化け物や呪霊を優秀な呪術師が祓っていく物語となっています。バトル・ダークファンタジーが描かれている呪術廻戦は岩手県出身の芥見下々(あくたみげげ)さんによって描かれました。週刊少年ジャンプ(2018年3月から)によって連載されている呪術廻戦は人気の作品となっています。

全国書店員が選んだおすすめコミック2019で第1位になった呪術廻戦は、「東京都立呪術高等専門学校」という漫画も全1巻で刊行されました。みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019で大賞を受賞した呪術廻戦は、2020年10月3日~2021年3月27日に渡ってアニメとして全24話によって放送されました。450万部(2020年5月時点)のJC累計発行部数を記録している呪術廻戦は、「劇場版 呪術廻戦 0」も2021年冬に公開予定です。

呪術廻戦のあらすじ

素直で人懐っこい性格の虎杖悠仁は誰とでもすぐに仲良くなることができる高校生となっています。幼少期から祖父と一緒に暮らしていた虎杖悠仁は、両親の顔を知りません。常人離れした身体能力を持っている彼は、学校に呪霊が登場したことで先輩を助けるために戦います。特級呪物である両面宿儺の指を食べたことで死刑を宣告されてしまった虎杖悠仁は、呪術師として活動し自らの人生を変えていこうとしていました。

偽夏油(加茂憲倫)とは?

呪術廻戦で肉体を乗っ取った目的にも注目が集まっている偽夏油の正体は羂索?と囁かれていますが、さまざまな人間の肉体を渡り歩いて千年以上も生き延びてきた偽夏油は、明治時代に生きていたという加茂憲倫の肉体を使用していた時期もあったようです。現在では、呪術師としてかなり優秀だった夏油傑の肉体を乗っ取って悪事を働いていますが、明治時代に加茂憲倫の肉体を使用していた時期のことを紹介していきましょう。

明治の初め頃に活躍した呪術師である加茂憲倫(偽夏油)は、呪術界において御三家である名家・加茂家に誕生しています。様々な呪術文化財を遺した加茂憲倫(偽夏油)は、他人を踏みにじることを何とも思っていない人物であったために御三家の汚点や史上最悪の呪術師と言われるようになりました。自分自身の欲望や目的のためであれば手段を選ばない加茂憲倫(偽夏油)は、さまざまな悪事を働いていたのです。

知的好奇心や知識欲が優先してしまう人物であった加茂憲倫(偽夏油)は、それらを満たすためであればどのような残酷なことも顔色を変えずにやってのけてしまう冷酷な性格を持っていました。優秀な呪術師だった加茂憲倫(偽夏油)は、特級呪物も制作しています。特異体質を持つ女性の存在を知った加茂憲倫(偽夏油)は、呪霊との間に子供を作ることができるその女性を利用して九体の胎児を作り出し封印したのです。

偽夏油のファンからのあだ名はメロンパン

呪術廻戦で正体は羂索?と囁かれている偽夏油(加茂憲倫)は、「メロンパン」というあだ名で呼ばれるようになりました。肉体を乗っ取った目的なども話題となっている偽夏油(加茂憲倫)は、額に横線が入っており、パカっと開けて脳みそを披露しているシーンがありました。白黒の漫画ではその脳みそがメロンパンに見えるということでメロンパンと呼ばれるようになります。

脳みそのみで生きているとされる羂索がメロンパンと呼ばれていることから、脳みその器となっている夏油傑の肉体はメロンパン入れと名付けられていました。かっこいい雰囲気を披露していた呪術師としてもかなり優秀だった夏油傑を高く評価していた人は多く、狡猾で悪行の数々を行っている偽夏油に不満を持つ人も多くいました。

現在では肉体を乗っ取られてしまった夏油傑の肉体は、人間の新しい可能性を自分勝手に追求したり、新しい世界を作ろうとしたりしている偽夏油に悪用されています。メロンパンと囁かれかなり嫌われ者の悪キャラとなっている偽夏油は、今後どのような暗躍をしていくのかにも注目が集まっていきました。

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

偽夏油の正体は羂索?

考察①羂索は御三家の人間?

呪術廻戦でさまざまな暗躍をしている偽夏油の正体は羂索(けいじゃく)?と注目を集めていますが、正体とされている羂索(けいじゃく)とはどのような人物なのかをさまざまな視点から考察していきます。肉体を乗っ取った目的にも注目が集まっている偽夏油の正体は脳みそだけになって肉体を持たない羂索と言われていますが、正体が不明な羂索は御三家の人間?と囁かれるようになりました。

作中では天元が正体が不明な羂索について少しずつ語っていますが、正体についてはまだ明らかになっていません。正体が不明な羂索は今のところ明治時代に存在していた呪術界において御三家の名家・加茂家に誕生している加茂憲倫や現代においては日本に四人しか存在しない特級呪術師の一人である夏油傑の肉体を乗っ取って生き延びている存在となっています。

そのため、明治時代に誕生している加茂憲倫よりも以前に誕生している人物と考えることができそうです。千年以上も肉体を渡り歩いて生き延びている存在であるため、平安時代の御三家の人間なのかもしれません。身体を乗っ取られた人物は全て優秀な呪術師となっているため、正体が不明な羂索もかなり優秀な呪術師であったと考えることができるでしょう。その場合御三家の一人である可能性はありそうです。

考察②羂索は天元の一族?

呪術廻戦で悪事を次々と働いている偽夏油(加茂憲倫)の正体は羂索?と注目を集めていますが、謎に包まれている羂索自体は天元の一族?と囁かれるようになります。日本の呪術界の中心と言われている存在の天元の一族では?と囁かれている理由としては、正体不明の羂索が不死の術式を使える天元の結界術に次ぐ使い手であること、人間と同化することで肉体を交換して生き延びている点で術式が似ていることをあげることができます。

肉体を乗っ取った目的にも注目が集まっている羂索について、作中で天元が説明しているシーンが多く描かれているため、呪術界の中心的な人物となっている天元の一族である可能性は高そうです。500年に一度人間の肉体と同化することで肉体の変化を止めることができる天元の一族である場合は、親、子供、兄弟などの可能性を考えることができます。

親や子供、兄弟の場合はかなり近い存在ということができますが、そこまで近い存在であった場合はもう少し情報があっても良さそうです。しかし、ある程度の情報を持っている天元ですが、決定的な情報は持っていないため、遠い血縁関係なのかもしれません。結界術の実力や術式が似ていることから正体が明らかになっていない羂索が天元の一族である可能性は高そうです。

考察③羂索は少なくとも千年術師をしている?

呪術廻戦の145話では、正体は羂索?と囁かれている偽夏油(加茂憲倫)は、千年以上生き延びて呪術師をやっていることが明らかになりました。現在は脳みそだけとなってしまった羂索は、千年もの間優秀な呪術師の肉体を渡り歩いて命を繋いできたようです。肉体を乗っ取った目的も話題となっている羂索は、千年以上前に誕生した人物ということでしょう。

千年以上前に誕生したという羂索の本当の姿にも注目が集まっているため、今後作中において回想シーンなどで披露されることを期待している人も多いようです。もしかしたら、正体が不明となっている羂索が生まれた時から自分の肉体で活躍している物語も別枠において描かれる可能性があるかもしれません。いずれにしても、千年以上前に誕生したとされる羂索は、正体が謎めいてる人物となっていました。

考察④羂索が夏油の肉体を乗っ取った理由

呪術廻戦で明治時代に生きていた加茂憲倫の肉体を乗っ取った羂索は、「呪霊操術」という術式を扱うことができる夏油傑の肉体に興味を持ち乗っ取ったようです。脳みそだけになってしまった正体が不明の羂索は、肉体を乗っ取ることで肉体が扱うことができる術式を手に入れることができる術式を持っています。そのため、新たに興味を持った「呪霊操術」という術式を手に入れる目的で肉体を乗っ取ったと考えることができるでしょう。

相手の肉体を自分の脳みそと相手の脳みそを入れ替えることで乗っ取ることができる羂索が「呪霊操術」を扱うことができる夏油傑の肉体を乗っ取った理由としてはもう一つあげることができます。それは、自分の存在を脅かす六眼(りくがん)をこの世から抹殺することでした。六眼の使い手であり日本に四人しか存在しない特級呪術師の一人である五条悟は、千年以上生きている羂索にとっては邪魔な存在だったのです。

日本に四人しか存在しない特級呪術師だった夏油傑は、六眼の使い手である五条悟からも親友だと認められており高専時代の同級生でもあるため、その関係を利用して近づき油断させて封印するという作戦を立てたのです。本当は六眼の抹殺を行いたい羂索でしたが、二度も失敗しているため永遠の封印に作戦を変更したのでしょう。

考察⑤羂索とは仏教用語?

呪術廻戦で肉体を乗っ取った理由などにも注目が集まっている偽夏油(加茂憲倫)の正体は羂索であることが明らかになりました。脳みそだけの存在となってしまった羂索という名前はどのような意味を持つのでしょうか?そこで、人間の体を乗っ取って千年以上生きている羂索につけられた名前の意味を考察します。羂索という言葉は、仏教用語を意味していました。羂索とは古代インドで使用されていた狩猟具を意味していたのです。

ワナを意味する「羂」と縄を意味する「索」が使用されている「羂索」という言葉は、仏教において慈悲を意味する「羂」、救済を意味する「索」と解釈されて、慈愛の羂索によって全ての衆生を救うという思いが込められている言葉となっていました。

全ての命を救うという意味の羂索という言葉が、呪術廻戦の作中ではかなり人間を追い詰め苦しめる暗躍する存在となって描かれています。歴史上で素晴らしい意味を持った仏教用語や人物名が悪役に使用されていることが多いため、これらの要素も呪術廻戦の魅力の一つと考えることができます。

考察⑥虎杖との関係は?

呪術廻戦で祖父と二人で生活していた虎杖悠仁は、両親の顔を知らないものの前向きな性格を持っているため、祖父が肺がんによって死亡してしまった際にも祖父の言葉を胸に前進することができました。どのような状況でも前向きに生きることができる虎杖悠仁は、偽夏油(加茂憲倫)の正体となっている羂索との戦いにおいても決して怯むことなく知恵を絞って戦っていました。

正体や肉体を乗っ取った目的などについても話題となっている羂索は、どのような状況でも前向きに奮闘することができる虎杖悠仁の存在を認めていました。その際に発せられたセリフが、自分が作り出したような言葉を発しているため何か深い繋がりがあると考えることができそうです。どのような状況でも闘志を燃やして戦い続けられる虎杖悠仁や凶暴な宿儺のことも羂索はよく知っているような発言をしていました。

考察⑦九十九由基とは無関係?

呪術廻戦でさまざまな人間の肉体を乗っ取って千年以上生きている偽夏油(加茂憲倫)の正体は日本に四人しか存在しない特級呪術師の一人である九十九由基ではないか?と囁かれていたこともありました。その理由は、高校生だった夏油傑が思い悩んでいた際に出会ってかなり話し込んでいたからです。高専の方針とは正反対の方向へ突き進んでいる九十九由基は、高専とは敵対する関係のように描かれていたからでしょう。

人のために力を尽くしていた夏油傑も、当時はあまりにも無頓着な一般人に嫌気がさし自分が守る意味があるのかと感じるようになっていました。その意見に同調するかのような考えを放ったり、それ以上に過激な発言をしたりしていたことで九十九由基が後輩である夏油傑の肉体を乗っ取って悪行を働いていると考えた人も多かったようです。

さまざまな考察がされていましたが、あまりにも酷い攻撃を放ってくる偽夏油を止めようとして登場したのが九十九由基であったために暗躍している偽夏油の正体が九十九由基ではないということが明らかになりました。自分と同じ考えを持っていると勝手に解釈している偽夏油は、優秀な呪術師である九十九由基をかなり意識しているような発言をしていました。

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偽夏油の目的を考察

考察①人間の新しい可能性を見ること?

呪術廻戦でさまざまに暗躍して人間同士を戦わせようとしている偽夏油の目的は、一体何なのでしょうか?そこで、「死滅回遊」という人間同士の殺し合いをさせるゲームをしようとしている偽夏油(加茂憲倫)の目的を考察していきます。自分の欲望に忠実な偽夏油は、人間の新しい可能性を見つけるために「死滅回遊」という人間同士の殺し合いのゲームを巻き起こしているのかもしれません。

上記の画像にもあるように術師や非術師、呪胎九相図、呪霊らは人間の可能性の一つにしか過ぎず、人間はもっと素晴らしい能力を持っていると信じているようです。もっと素晴らしい人間の新しい可能性を引き出すには、人間同士が殺し合いをすることで研ぎ澄まされていくと考えているのでしょう。自分勝手な性格の偽夏油は、自分の欲望を満たすために人間同士が殺し合いをする状況を作っていったようです。

考察②新しい世界を作ること?

呪術廻戦で優秀な呪術師の肉体を乗っ取って自らの欲望のままに突き進む偽夏油(加茂憲倫)は、人間の新しい可能性を見つけるために「死滅回遊」という人間同士の殺し合いのゲームを進めるようになります。さまざまに暗躍している偽夏油は、乗っ取った身体の夏油傑のかつての親友だった五条悟を捕まえた際に、しばらくの間封印しようとします。彼にとって六眼を使用できる五条悟は邪魔でしかなかったのです。

自分の願いを叶えるためには自分の邪魔をする五条悟を倒したいところですが、かつて二回も失敗しているため今回は抹殺は諦めて封印しようと考えていました。封印しようとした際に新しい世界で会おうと話しているため、欲深い偽夏油は、自分の欲望を満たす新しい世界を作り出そうとしていることがわかります。

呪霊を部下として活動している偽夏油でしたが、それはあくまでも人間を殺すためであり呪霊と一緒の世界は望んでいないようでした。呪霊たちはあくまでも道具として扱っているにすぎず、彼は自分が頂点に立つ理想の新しい世界を求めて戦っているようです。

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偽夏油の術式や強さ

考察①偽夏油の術式

呪術廻戦でメロンパンと呼ばれるようになった偽夏油(加茂憲倫)は正体は羂索?と囁かれていますが、どのような術式を使用できるのでしょうか?人の体を乗っ取って千年以上も生き延びてきている偽夏油は、現在は脳みそだけの存在となっているため肉体を乗っ取って活動していますが、どのような肉体でもいいわけではないようです。彼が肉体を乗っ取る目的は術式の強化と考えることができるかもしれません。

そのため、今まで肉体を奪ってきた人間は明治時代に生きていた加茂憲倫や特級呪術師である夏油傑となっています。傲慢で冷徹な偽夏油は、乗っ取った肉体が扱うことができる術式と自ら持っている術式の両方を活用して戦うことができていました。肉体を奪った際の術式はその肉体を移動することで使用できなくなってしまいます。

自分の欲望や快楽を満たすために才能や呪力を悪用している才能や呪力を人のために使用しようとしている呪術師とは正反対の考えを持った人物となっています。自らの脳みそを他人の脳みそと入れ替えてしまうことでその人物の肉体を乗っ取ることができる術式を偽夏油は使用することができました。「呪霊操術」という術式を扱いたいために夏油傑の肉体を奪ったようです。

考察②呪霊操術

呪術廻戦で額に傷を持っている偽夏油(加茂憲倫)は、呪霊操術という倒した呪霊を体内に取り込んで使役にしてしまう術式を使用することができます。この術式は肉体を乗っ取った夏油傑の術式となっていました。正体が羂索だった偽夏油は、呪霊操術を扱うことで多くの部下を作ることができたのです。格下の呪霊であれば倒すことなく従属することもできました。

屈服させた呪霊を自分の体内に取り込む際には、ビリヤードの球くらいの大きさに圧縮して口から飲み込む必要があります。頭脳明晰で素晴らしい呪術師だった夏油傑は、倒した呪霊を体内に飲み込むのを嫌っており、吐瀉物(としゃぶつ)を拭き取った雑巾のような味がするといっていましたが、人の肉体を乗っ取って生活している偽夏油は、特に嫌がる雰囲気も見せずに体内に取り込んでいました。味覚がないのかもしれません。

考察③偽夏油の強さ

呪術廻戦で最悪の呪詛師と呼ばれるようになった夏油傑の肉体をある目的のために乗っ取った偽夏油(加茂憲倫)は、自分の術式に加えて日本に四人しか存在しない特級呪術師の一人である夏油傑の術式も扱うことができました。さらに、相手の魂を変形して命を奪ってしまうという真人の「無為転変」という術式まで自分のものとしていたのです。彼はいつの間にか準一級以上の呪霊を複数使役することができるようになっていました。

高度な術式を次々と使いこなすことができる偽夏油は、相当厄介な強さを持っていると考えることができそうです。仮に乗っ取っている肉体が滅んでしまったとしても、脳みそだけが無事であれば肉体を移動して復活することができました。そのため、ほとんど不死に近い人物となっています。千年以上生き続けているのは、この特殊な術式のおかげだったのです。さまざまな術式によって肉体の強度もかなり高くなっていました。

考察④真人の「無為転変」との関連

呪術廻戦で身体中傷だらけとなっていた真人は、無為転変(むいてんぺん)という手で触れることができた魂を意のままに変形することができるという術式を扱っていました。極悪な真人によって魂を変形されてしまった人間は肉体も同様に変形することになったため、生きていられなくなっていました。醜い姿にされた上に最終的には死亡するという術式となっていたのです。

無為転変によって魂を変形させられてしまった人間は、優秀な呪術師であっても死亡することになりました。見ることができない魂は自ら防御することが難しいものとなっているため、呪術師にとってもかなり恐ろしい術式となっています。元々は真人が扱う術式となっていましたが、「うずまき」を使用することができる夏油傑の術式によって真人を取り込んで塊にして倒したことで、無為転変の術式を手に入れていました。

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偽夏油の活躍

活躍①呪胎九相図を造り出す

呪術廻戦で優秀な呪術師の術式を使いこなすことができる偽夏油(加茂憲倫)は、ある目的を達成するために暗躍していました。そこで、自己中心的で欲望の塊となっている偽夏油の活躍を紹介します。千年以上生きている偽夏油は、明治時代には加茂憲倫の肉体を乗っ取ってある女性を利用して呪胎九相図を造り出していました。優秀な呪術師である加茂憲倫の肉体を奪うことで権力や財産も思うままにすることができたのです。

史上最悪の呪術師と言われるようになった加茂憲倫の肉体を乗っ取った偽夏油は、呪霊の子供を自然に身籠ってしまう女性と出会ったことで興味を持ち、保護すると言いながらも自分の欲望のままに実験を繰り返していたのです。保護の名目で女性を監禁した加茂憲倫は、呪霊の子を妊娠した女性の体の中から胎児の状態で取り出すという恐ろしいことを9回も行っていました。

この実験によって造り出されたのが呪胎九相図です。呪胎九相図においては加茂憲倫の血液も利用して造り上げているため彼らにとっては父親であり、母親を虐げて最終的に死亡させた憎むべき対象となっています。

活躍②宿儺の器を生み出す

呪術廻戦で残虐性を持っている偽夏油(加茂憲倫)は、凶悪な両面宿儺を身体にに宿したとしても自我を失わない人間を作り出そうとしていました。その器を作り出すために利用されたのが虎杖悠仁の実母です。彼女の額にも偽夏油同様に傷が存在しています。純粋で真っすぐな性格の虎杖悠仁の作り手だと偽夏油がいい放ったのはそういうことだったのです。

活躍③夏油傑の肉体を得る

呪術廻戦で特殊な才能を持っている五条悟の強さに驚嘆するものの、対応策を考えていた偽夏油(加茂憲倫)は、彼の親友であり同等の才能を持った夏油傑の肉体を乗っ取ろうと狙っていました。呪術師のための世界を作る道を選んだ夏油傑は、それを反対する五条悟との戦いで死亡してしまいます。本来であれば解剖に回すはずの親友の死体を人間らしく葬ろうとしたことで奪われ偽夏油が誕生してしまいました。

活躍④特級呪霊一味に加担

呪術廻戦で人間の新しい可能性を見つけようという目的を持っていた偽夏油(加茂憲倫)は、敵対していた五条悟を封印するために夏油傑の肉体を乗っ取ります。その後は人間を滅ぼそうとする特級呪霊一味に加担していました。自分たちにとって邪魔な存在の五条悟を協力して封印するために手を組んだ偽夏油でしたが、特級呪霊一味も彼同様に人間を倒すために偽夏油を利用しようと考えていたのです。

活躍⑤渋谷事変で五条を封印

呪術廻戦で新しい世界を作り出そうという目的を持っている偽夏油(加茂憲倫)は、邪魔者である五条悟を封印するため渋谷事変を起します。一般市民を人質にして五条悟を呼び出したもののなかなか封印することができないでいました。死んだはずの夏油傑の姿を見せ動揺させたもののすぐに見破られてしまったために、特級呪霊一味らと協力してやっと封印することができたようです。

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偽夏油と本物の違いは?夏油が復活する可能性も考察

考察①偽夏油と本物の違い

呪術廻戦で耳に大きめのピアスをしている夏油傑と人間の肉体を乗っ取って悪行を働いている偽夏油との違いはどうなっているのでしょうか?見分けることはできるのでしょうか?そこで、新しい世界を作り出そうと暗躍している偽夏油と本物の違いは?日本に四人しか存在しない特級呪術師の一人として活躍していた夏油が復活する可能性も考察していきます。まずは、冷酷な偽夏油と本物の違いを考察していきましょう。

呪術廻戦で肉体を乗っ取った目的にも注目が集まっている偽夏油ですが、彼と本物の違いは見てすぐにわかるようになっていました。上記の画像のように額に大きな傷を持っているのが偽夏油となっています。正体が羂索だった偽夏油は、自らの脳みそを相手の肉体の脳みそと交換することで肉体を乗っ取ることができたのです。本物の夏油傑の額には傷はなく、綺麗な額を持つイケメンとなっていました。

考察②本物の夏油が復活する可能性

呪術廻戦で六眼を持って戦っている五条と切れ長の目を持っている夏油傑の肉体を奪った偽夏油(加茂憲倫)が戦っていた際に、肉体を乗っ取られてしまった本物の夏油傑が肉体の主導権を取り戻そうとしている姿が描かれていました。降霊術によって呪力を一切持っていない禪院甚爾(伏黒甚爾)が主導権を握ることができたように、肉体を通じて本物の夏油傑が主導権を握ることで今後復活することは十分ありそうです。

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偽夏油に関する感想や評価

呪術廻戦で自分勝手な目的を達成するために多くの命を奪ってきた偽夏油(加茂憲倫)の存在をかっこ良すぎると感想を寄せている人もいました。キャラデザインが良すぎるとコメントしている人もいます。さらに、呪術師として才能豊かだった夏油傑の肉体を奪ったことで扱えるようになった呪霊操術もかっこいいと感じた人も多かったようです。

呪術廻戦で肉体を乗っ取った目的などもさまざまに考察されている偽夏油(加茂憲倫)はメロンパンと呼ばれており、額のぱかーのせいで今まで気持ち悪いと感じていたと感想を寄せている人もいました。正体が羂索だった偽夏油を見ていくうちに急にかっこいいと思うようになった人もいたようです。脳みその正体は羂索であるものの、肉体は夏油傑であるためやはりかっこいいと感じてしまう人はいるようでした。

呪術廻戦で暗躍している偽夏油(加茂憲倫)の強キャラらしさがとても好きだと感想を寄せている人もいました。正体が羂索だった偽夏油が11巻において後悔についてどんな味だったかとセリフを放っているところが、強キャラらしさがにじみ出ていて良いとあらためて感じた人もいたようです。めちゃくちゃかっこいい強キャラの振る舞いにかっこいいとコメントしている人もいました。

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偽夏油まとめ

呪術廻戦で最終的には新しい世界を作り出そうという目的を持っている偽夏油(加茂憲倫は、その目的を達成するためにさまざまに思案して、それに最適な肉体を選びながら渡り歩き、千年以上生きてきたようです。六眼によって苦しめられてきた偽夏油は、六眼を扱うことができる五条悟を封印することで新しい世界を作り出そうと暗躍していたのです。彼には周囲の人間や呪霊はその目的のために必要な道具でしかありませんでした。

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