【風の谷のナウシカ】ナウシカの父ジルはなぜ殺された？病気や登場シーン・セリフも紹介

「風の谷のナウシカ」は原作漫画の連載開始から40年近く経過してもなおファンの支持を受け続けている作品です。特に映画版は人気が高いことで有名です。「風の谷のナウシカ」には多くの重要キャラクターが登場しますが、ここではナウシカの父であるジルについて紹介していきます。ナウシカの父ジルは映画版でなぜ殺されたのかの考察を中心に、ジルの病気について、さらにジルの名セリフや演じたアニメ声優などを取り上げます。

「風の谷のナウシカ」は世界的な人気と知名度を持つ宮崎駿が描いた原作漫画をアニメ映画化した作品です。映画版の監督を務めたのも宮崎駿です。また「風の谷のナウシカ」の制作スタッフが中心となってスタジオジブリが立ち上がったのはあまりにも有名なエピソードです。ここでは「風の谷のナウシカ」の基本的な作品情報を紹介していきます。「風の谷のナウシカ」の概要やあらすじを取り上げることで同作品の魅力に迫ります。

「風の谷のナウシカ」の原作漫画はアニメージュ1982年2月号から連載がスタートし、数度の中断期間を経て1994年3月号で完結しました。アニメージュコミックスワイド版全7巻が刊行中です。「風の谷のナウシカ」の映画版は1984年3月11日に公開されました。現在も地上波で放映される機会があることで世代を超えたファンを獲得し続けていると評されています。また、BDやDVDも発売されており手軽に鑑賞を楽しむことができます。

「風の谷のナウシカ」のあらすじ紹介です。「火の七日間」という最終戦争によって旧人類は高度文明の破壊と深刻な環境汚染を引き起こしました。それから1000年後の人類は腐海の瘴気と王蟲の存在に怯えて暮らしていました。主人公ナウシカの父ジルは風の谷を治めている長でしたが、現在は病気で臥せっていました。ナウシカは父ジルの代理として風の谷の人々をまとめ上げていますが、大国の脅威が迫りつつあったのです。

ここでは「風の谷のナウシカ」のナウシカの父ジルのプロフィールを紹介します。ナウシカの父ジルは年齢50歳です。小国である風の谷の族長をしています。元々は大気の流れを読み、メーヴェを自在に乗りこなすことのできる「風使い」です。「風使い」としてのジルは大変優秀で隣国にその名を馳せたと言われています。「風の谷のナウシカ」の物語では既に病気を患っていて、臥せっています。ナウシカを長の代理としています。

「風の谷のナウシカ」に登場するナウシカの父ジルの家族構成について考察・紹介します。ジルには妻、そしてナウシカを含めて11人の子供がいました。ナウシカ以外の子供の性別や年齢は明らかになっていません。ジルの妻とナウシカを除く10人の子供たちは腐海の毒に侵されてしまい全員病気で亡くなりました。ナウシカだけが生き残ったのは先に生まれた10人の子供たちが妻の体内にある毒を取り去ったからだと言われています。

「風の谷のナウシカ」のジルの性格について紹介します。ジルは心優しい性格の持ち主です。ナウシカに対しても風の谷の人々に対しても分け隔てのない接し方をして、皆から慕われています。しかし、ナウシカが王蟲の幼生を庇護していた時にはたしなめる厳しさも持ち合わせており、リーダーシップに溢れた人物でもあります。ナウシカは身近にいる父ジルを良き手本として自らもリーダーとしての資質を磨いていったと言われています。

「風の谷のナウシカ」に登場するナウシカの父ジルは原作漫画でも映画版でも死亡します。しかし、映画版のジルはトルメキア兵に殺された描写がなされているのに対して原作漫画では殺された描写はありません。なぜ映画版でジルは殺されたのでしょうか？ここでは「風の谷のナウシカ」の映画版でナウシカの父ジルがなぜ殺されたのかについて考察・紹介していきます。また、原作漫画でのジルの最後も併せて取り上げていきます。

ここでは「風の谷のナウシカ」の映画版でなぜナウシカの父ジルが殺されたのかについて考察・紹介します。ナウシカの父ジルはトルメキア帝国が風の谷に侵攻してきた際、病気で臥せっていました。しかし、傍にいた大ババを守るために起き上がり、ベッドに座った状態で剣を構えていました。ジルの部屋を襲撃したトルメキアの兵士たちは剣を構えた人間がいたので抵抗される前に銃撃したのです。ジルは銃によって殺されたのでした。

ナウシカの父ジルは病気で満足に動けない状態なのにも拘わらず剣を構えました。この時剣を出さなければ殺されずに済んだと推察するファンが多いと言われています。なぜジルは剣を構えたのでしょうか？風の谷の長としてのせめてもの抵抗ではないかと分析する人もいます。また、ナウシカに対しての何らかのメッセージであると考える人もいます。いずれにしても映画版のジルがなぜ剣を持っていたのかは謎のままだと言われています。

「風の谷のナウシカ」の原作漫画ではナウシカの父ジルはトルメキア兵に殺されていません。ジルは物語中で死亡しましたが、腐海の毒の影響による病気が死因でした。ジルはナウシカの行く末を心配しながら力尽きました。なぜ原作漫画と映画版でジルの死因が違うのかについては2021年5月現在も公式アナウンスがないので明らかになっていませんが、剣を持って殺された映画版より原作漫画の死の方が自然だと評されています。

「風の谷のナウシカ」に登場するナウシカの父ジルはストーリー開始の時点で病気に罹って寝たきり状態になっていました。ジルが罹患した病気の原因は腐海の毒によるものだということは先述しましたが、ここでは腐海の毒が人体に及ぼす影響について考察・紹介していきます。腐海の毒による病気はどのような症状が出てくるのでしょうか？また、そのような毒をもたらす腐海についてもう少し詳しく考察・解説していきます。

「風の谷のナウシカ」に登場するナウシカの父ジルが罹患した病気は「体が次第に石化していき、最終的には死亡してしまう」という症状が出るものでした。これが理由でジルは満足に手足を動かずことができずに寝たきりの状態になっているのでした。根治する方法はなく、ジルの体はゆっくりと、それでいて確実に石化していくのです。本来であれば生きるのを拒むことも考えられますが、ジルは長として父として病を受け入れてました。

「風の谷のナウシカ」に登場するナウシカの父ジルが侵された病気の原因は先述した通り腐海の毒です。腐海に生息する植物（実際は菌類）は瘴気と呼ばれるガスを放出します。これが人間にとって非常に有害なものなのです。風の谷は海風のおかげで瘴気の影響が少ない土地だと言われています。それでも瘴気はジルの場合ように人間の体を蝕むので、風の谷の人々を含めた人類は腐海の存在に恐れおののいているのだと評されています。

「風の谷のナウシカ」に登場するナウシカの父ジルはストーリーの始まりから既に病人だったので登場シーンや活躍シーンが少ないと言われています。しかし、その中でも風の谷の族長らしく威厳に満ちた名言や名セリフが多いとも評されています。ここでは「風の谷のナウシカ」に登場するナウシカの父ジルの名言・名セリフ集を画像付きで紹介していきます。ジルの名言・名セリフを取り上げることで彼の魅力に迫っていきます。

「風の谷のナウシカ」に登場するナウシカの父ジルの名言・名セリフを紹介しています。最初に挙げるのはナウシカが幼い頃に王蟲の幼生を庇護した時にジルがナウシカを諫めるために言ったセリフです。ナウシカは人間にも王蟲にも平等に接する存在ですが、それを認めてしまうと風の谷の民に示しがつかないことと、やはり王蟲を育てる危険性をナウシカに理解させるために上記のセリフを言いました。ジルの威厳が窺える名言です。

「風の谷のナウシカ」に登場するナウシカの父ジルの名言・名セリフを紹介します。次に紹介するのはナウシカが風の谷に侵攻してきたトルメキア軍に対して風の谷の代表としてたった一人でトルメキアに従軍することを知った時に言ったセリフです。ジルはナウシカが一人であまりにも大きなものを背負い過ぎていることを危惧していました。このセリフはファンの間でジルの親心が垣間見られる名言であると高く評価されています。

「風の谷のナウシカ」は原作漫画も映画版も不朽の名作だと称されています。「風の谷のナウシカ」の映画版が傑作になった理由の一つに声優陣の演技にリアリティがあったからだと分析するファンが多いと言われています。ここでは「風の谷のナウシカ」に登場するナウシカの父ジルを演じた声優について取り上げていきます。ジルを演じた元声優の故・辻村真人さんのプロフィールや主な出演作品を紹介します。それではご覧ください。

「風の谷のナウシカ」の映画版でナウシカの父ジルを演じたのは元声優の故・辻村真人さんです。辻村さんは1930年4月14日生まれです。いくつかの声優事務所を経て最終的には81プロデュースに所属していました。1954年に俳優デビュー後、1960年代後半から声優としての活動をスタートさせ1990年代以降は声優活動がメインとなりました。2013年以降は仕事をセーブしていきました。2018年11月27日に老衰のため死去しました。

ここでは元声優の故・辻村真人さんの主な出演作品を紹介していきます。「忍たま乱太郎」の大川平次渦正（学園長）役が最も有名だと言われています。他にも「アラビアンナイト シンドバットの冒険」のアラジン役、「名探偵コナン」の菊右衛門（土屋万吉）役、「ケロロ軍曹」の超絶プラモ大魔王役、「ドラゴンボール改」の大界王神役など多くの大ヒット作で個性的なキャラクターを演じたバイプレーヤー的存在でした。

辻村真人さんは特撮ファンの間では「仮面ライダーシリーズ」でかまきり男やドクガンダー、ヒルカメレオンなど多くの怪人の声を演じたことでも知られています。また、ミッキー・ルーニーやロバート・プロスキーなどの海外俳優の吹き替え声優としても活躍しました。俳優としてはNHK大河ドラマ「花の生涯」「赤穂浪士」「独眼竜政宗」などに出演して、独特のハイバリトンボイスを活かした見事な演技を披露しました。

ここでは「風の谷のナウシカ」に登場するナウシカの父ジルに関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「風の谷のナウシカ」のジルはインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？それではご覧ください。

「風の谷のナウシカ」の大ファンだと思われる方のツイートです。ナウシカが名乗る際「風の谷のジルの娘」と言うことからナウシカやジルには苗字が存在しないのかという疑問を持たれています。

「風の谷のナウシカ」の大ファンだと思われる方のツイートです。ナウシカの父ジルの若い頃を主役に二次創作漫画を描かれるほどのファンで、寝たきりの状態でなければどのような活躍をするのか興味があるとつぶやかれています。

「風の谷のナウシカ」の原作漫画・映画版両方の大ファンだと思われる方のツイートです。原作漫画のナウシカの考えや行動が映画版に比べて判りづらい理由はジルが生き残って族長の役目を果たしたからではないかと分析されています。

「風の谷のナウシカ」に登場するナウシカの父ジルについて映画版でなぜトルメキア兵に殺されたのかを中心に紹介してきました。「風の谷のナウシカ」は原作漫画・映画版ともに何度読んでも・観ても新たな発見があると言われています。是非ジルに注目しながら「風の谷のナウシカ」をお楽しみください。