【風の谷のナウシカ】クシャナのおぞましい体とは？左腕が義手の理由も考察

今回はおぞましいと語っていたクシャナの体について考察していきます。クシャナとは風の谷のナウシカのもう1人の主人公と言われているキャラクターで、巨神兵の力で腐海を焼き払おうと風の谷に現れました。左腕には義手を装着していますが、意味深な発言により他の部位も欠損していると噂されています。そんなクシャナの体の秘密を、原作漫画と比較しながら考察していきます。

クシャナのおぞましい体について考察していく前に、まずは風の谷のナウシカの作品情報を紹介します。風の谷のナウシカは戦争により汚染された地球で人間同士の争いに巻き込まれながらも、人間や自然の在り方を模索する少女を描いたSF・ファンタジー作品です。国内外から高く評価されており、漫画家や映画監督として活躍している宮崎駿の出世作となりました。

元々は漫画家を志望していた宮崎駿は大学院卒業後にアニメ業界へ飛び込み、映画化を視野に入れた風の谷のナウシカの連載を開始しました。1984年には原作漫画の一部を映像化した長編アニメーション映画が公開されました。長年多くのファンから愛され続けられており、2019年に上演した新作歌舞伎も話題となりました。

火の七日間と呼ばれる大戦の結果、高度文明は崩壊して大地のほとんどは腐海という瘴気に包まれた森で覆われました。ナウシカが暮らす風の谷は地形に恵まれていたため、腐海の瘴気の脅威を最小限に止めて慎ましい農耕生活を送っていました。しかし輸送船の墜落をきっかけにナウシカや風の谷の民たちは、トルメキアとペジテ市の争いや巨神兵の復活に巻き込まれてしまいます。

今回注目した風の谷のナウシカのクシャナは、トルメキアの第4皇女です。現国王のヴ王は先代王の娘と政略結婚している策士なので、王妃とクシャナだけが正統な王族とされています。25歳のクシャナはトルメキアの兵の指揮を任されており、巨神兵を回収するために風の谷に現れました。

容姿だけでなく武術も優れており、部下たちから絶大な信頼を寄せられています。普段はあまり感情を表に出さず冷徹な態度をとっていますが、全ては人間が住みやすい世界を取り戻すためであり他者の意見を聞き入れる寛容さもあります。主人公のナウシカと相対する存在として描かれており、アプローチの仕方は異なりますが王としての資質を備えた有能なキャラクターです。

原作漫画と比較しながらクシャナの秘密について掘り下げていく前に、まずは風の谷のナウシカの作品情報を紹介しました。続いてはクシャナがおぞましきものと表現した体の秘密について迫ります。美貌とカリスマ性を兼ね備えているクシャナですが、マントと鎧に隠された体はどのような状態になっているのでしょうか?ここではクシャナのおぞましい発言の意味を考察します。

クシャナの意味深な発言が、風の谷のナウシカファンの間で話題となりました。クシャナは風の谷の城おじたちに、左の籠手を外して義手であることを告白しました。クシャナはその後に続けて「我が夫となる者は、更におぞましきものを見るだろう」と言い放ちました。城おじたちとの前後の会話の文脈から、「おぞましきもの」はクシャナの体を示していることが分かります。

この後「おぞましきもの」について触れられることはなく、風の谷のナウシカファンの間では様々な考察が飛び交いました。クシャナは正統な王族でありながらトルメキアの将軍として最前線で戦っているため、体の至る所が傷だらけだと言われています。また深手を負ったことがあるとすれば、手術痕が残っている可能性も高いと考えられています。

「おぞましきもの」という意味深な発言は、クシャナの体の傷ではないという考察もあります。左腕よりと同等かそれ以上に酷い状態と考えるのであれば、他の部位も欠損しているのではないかと言われています。そして考察する上でカギとなるのが、「我が夫となる者は」と対象が限られている点です。

このことから風の谷のナウシカファンの間では、他人には容易に見せない部位だと考察されています。例えば女性と認識できるような胸部や臀部などの一部を、怪我や病気の治療のために切除した可能性が考えられます。マントや鎧を身に着けているシーンばかりなため、クシャナの「おぞましきもの」の状態は明らかとなっていません。

風の谷のナウシカの作品情報を紹介し、クシャナのおぞましい発言の意味を考察しました。続いてはクシャナの体の欠損部位について迫ります。左腕が義手だと明かしたクシャナですが、ファンの間で噂になっているように両下肢にも義足を装着しているのでしょうか?ここではクシャナの左腕が義手である理由についても掘り下げていきます。

おぞましいと語るクシャナの体のうち、左腕の義手については作中で明らかとなりました。しかしながら左腕が義手だという事実は告白したものの、それ以上深くは語っていませんでした。またユパ・ミラルダから蟲が原因なのかと問われていましたが、クシャナは答えませんでした。

そこでクシャナの左腕が義手である理由についても、風の谷のナウシカファンの間で様々な考察が浮上しました。まず瘴気の毒により体が石化する病気ですが、他の発病者が体の部位を切除している様子でもないので可能性は低いと考えられています。そのためクシャナの左腕が義手になったのは、蟲に襲われたか戦争中に負傷したのではないかと言われています。

おぞましい体という発言や左腕の義手の告白により、クシャナの両足にも注目が集まっています。実はマントや鎧を脱いでいる軽装時にも、クシャナは左腕と両足に甲冑を付けています。そのため風の谷のナウシカファンの間では、クシャナは両足も欠損しているのではないかと言われています。

しかしながらクシャナが左腕の義手以外について語っていないため、両足の状態は明らかとなっていません。ただ風の谷のナウシカの世界では火の七日間以降、蟲の脅威に晒され続けています。またクシャナの場合は、軍を指揮するために戦争の最前線に出向かなければなりません。そのため一度で左腕と両足を失ったのではなく、度重なる不運により欠損部位が増えたという可能性もあります。

クシャナのおぞましい発言の意味や、左腕以外の体の状態について掘り下げました。続いてはクシャナの体の状態を、原作漫画と比較しながら考察していきます。風の谷のナウシカのもう1人の主人公という役割もあるクシャナですが、原作漫画と映画で設定に違いはあるのでしょうか?

これまで長編アニメーション映画でのクシャナの容姿や発言を考察してきました。それでは原作漫画のクシャナは、長編アニメーション映画と違いがあるのでしょうか?風の谷のナウシカの長編アニメーション映画は、原作漫画の2巻半ばまでのエピソードの一部を改変した作品です。当時は原作漫画が3巻までしか描かれていないこともあり、オリジナルの設定や展開で制作が進められました。

そのため主人公のナウシカの性格が装甲兵に致命傷を負わせるような勇猛果敢な戦乙女から、博愛精神を持っている聖女のような存在に変更されています。クシャナの性格に違いはほとんどありませんが、長編アニメーション映画ではもう1人の主人公というよりも悪役としての側面が強くなっています。またクシャナが義手というのもオリジナル設定であり、原作漫画では左腕を失っていません。

長編アニメーション映画でのクシャナの役割は、主人公のナウシカと相対する悪役でした。博愛精神を持っている聖女のようなキャラクターのナウシカは、生活を脅かしている腐海の植物にさえも興味を持ち地下で育てています。またナウシカには生き物の心を感じ取る能力も備わっており、キツネリスのテトに嚙まれても優しく宥めていました。

そんなナウシカと相対する存在であるクシャナは自然と共存するのではなく、腐海の蟲や植物から人間の生息域を取り返すという考え方を持ったキャラクターです。そのためクシャナは巨神兵の力を利用して腐海を焼き払い、植物や蟲を一掃しようと計画していました。長編アニメーション映画のクシャナが体の一部を欠損しているのも、蟲を酷く憎んでいるという設定に繋がっていると言われています。

クシャナのおぞましい発言について掘り下げたり原作漫画と比較することで、左腕以外の体の状態を考察しました。続いては両下肢も義足ではないかと噂されているクシャナが、どのような結末を迎えたのか説明していきます。またトルメキア王国の兵から絶大な信頼を得ているクシャナの強さにも迫ります。

クシャナが風の谷で巨神兵の復活させようとしていた頃、ペジテ市ではトルメキア軍の抹殺計画が進んでいました。ペジテ市では腐海で暮らしている蟲を誘導することで、街に残留していたトルメキア軍を一掃しようとしていました。その後ペジテ市長は奪われた巨神兵の繭の居場所を知り、風の谷ごと王蟲の群れで飲み込もうと動き出しました。

そして風の谷に居たクシャナの目の前に、怒り狂った王蟲の群れが押し寄せます。そこでクシャナは巨神兵のビームで王蟲を一掃しようとしますが、未熟な巨神兵は朽ち果ててしまいます。そこへ風の谷を守るためにナウシカが駆け付けて、命懸けで王蟲の怒りを鎮めました。巨神兵を失ったものの窮地を脱したクシャナは、ナウシカと和解して風の谷を去りました。

長編アニメーション映画では詳しく描かれていませんが、クシャナは不遇な半生を歩んできました。先代王の血を引くクシャナはヴ王から疎まれており、異母兄を次期王に据えようとする支持者から命を狙われていました。第3皇子の支持者が盛った毒により、クシャナを庇った王妃は精神が崩壊してしまいました。そしてクシャナは自分の身を守るために、強さを手に入れました。

クシャナは戦略や指揮能力だけでなく剣術を極めて、ヴ王親衛隊の第3軍の最高指揮官を任されるようになりました。また能力の高さやカリスマ性により、多くの兵の信頼を獲得しました。トルメキアの白い魔女という異名で呼ばれるようになったクシャナは、ヴ王から王の座を受け継ぎ代王としてトルメキアを導きました。

クシャナのおぞましい発言について掘り下げたり原作漫画と比較することで、左腕以外の体の状態を考察しました。それでは最後に、風の谷のナウシカのクシャナに関する世間からの感想や評価を紹介します。両下肢も義足ではないかと噂されているクシャナに対して、世間からはどのような感想や評価が寄せられているのでしょうか?

こちらは風の谷のナウシカのクシャナをカッコイイと評価している感想ツイートです。長編アニメーション映画では蟲に恨みを持っているという設定も追加されており、悪役という側面が色濃く描かれていました。しかしながら風の谷のナウシカの原作漫画では国民のために命懸けで戦ったり部下を鼓舞する場面もあり、クシャナの印象が変わると言われています。

こちらは風の谷のナウシカの描き方によっては、クシャナのファンが激増するのではないかと考察している感想ツイートです。風の谷のナウシカは原作漫画の途中までしか映画化されておらず、原作漫画ファンからはクシャナの良さが伝わらないという意見もあります。そのため忠実に原作漫画を映像化すれば、クシャナの人気が急上昇するだろうと考えるファンも沢山います。

こちらは風の谷のナウシカの今後の映像化に関するツイートです。ファンの間では風の谷のナウシカの長編アニメーション映画を、原作漫画の全編の内容でリメイクするのではないかという噂があります。エヴァンゲリオンシリーズで知られている庵野秀明が監督を務めて、クシャナを主人公にするのではないかと期待されています。

原作漫画と比較しながらクシャナがおぞましいと表現していた左腕以外の体の状態を考察しましたが、いかがでしたでしょうか?クシャナの体以外にも、風の谷のナウシカにはファンが注目する謎や都市伝説が沢山存在します。この機会にぜひ、風の谷のナウシカをご覧になってみてはいかがでしょうか?

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