【ハウルの動く城】カカシのカブの正体とは?かけられた呪いやソフィーとの関係を考察

スタジオ・ジブリの2004年公開映画「ハウルの動く城」は、主要キャラクターに木村拓哉をはじめとする有名俳優による吹き替えが話題となりました。その「ハウルの動く城」で、大泉洋が声を担当したカカシのカブについて紹介します。カカシのカブは呪いによってカカシの姿になってしまったのですが、ここでは、カカシのカブの正体について考察します。また、カカシのカブとヒロインのソフィーとの関係についても考察します。さらに、声優として出演した大泉洋についても紹介します。

【ハウルの動く城】カカシのカブの正体とは?かけられた呪いやソフィーとの関係を考察のイメージ

目次

  1. ハウルの動く城のカカシのカブとは?
  2. ハウルの動く城のカカシのカブの正体と呪い
  3. ハウルの動く城のカカシのカブの性格や名シーン・ソフィーとの関係
  4. ハウルの動く城のカカシのカブの原作での設定や名前
  5. ハウルの動く城のカカシのカブのアニメ声優
  6. ハウルの動く城のカカシのカブに関する感想や評価
  7. ハウルの動く城のカカシのカブまとめ

ハウルの動く城のカカシのカブとは?

ハウルの動く城の作品情報

「ハウルの動く城」は、監督・宮崎駿、アニメーション制作・スタジオジブリによる映画です。原作はイギリスの小説「魔法使いハウルと火の悪魔」(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ・作)です。2004年に公開された「ハウルの動く城」は、2005年5月までの1年間で196億円の興行収入、1500万人の観客動員数を記録するなど、ジブリ作品の中で「千と千尋の神隠し」に次いで第2位の興行成績を記録しました。

また、「ハウルの動く城」は世界三大映画祭の一つとされる「ヴェネツィア国際映画祭」でオゼッラ賞、「ニューヨーク映画批評家協会」では最優秀アニメーション賞」を獲得するなど、海外でも高く評価されています。

ハウルの動く城の概要

「ハウルの動く城」は前半部分は原作に沿った内容となっていますが、後半部分では原作にはない戦争が描かれるなど、より深みの増した内容となっており、大人が観て楽しめる作品だと言われています。また「ハウルの動く城」は、主人公のハウルを木村拓哉、ヒロインのソフィーを倍賞千恵子、荒地の魔女を美輪明宏、国王を大塚明夫、などの俳優、声優が声を担当し、話題となりました。

ハウルの動く城のあらすじ

「ハウルの動く城」のあらすじを見ていくと、魔法使いのハウルは高い魔力に加えて若さと美しさを兼ね備えた青年です。荒地の魔女はそんなハウルの心臓を狙っています。ある日ハウルは帽子屋のお針子で、ソフィーという少女と出会います。ソフィーはハウルと出会った後、荒地の魔女に呪いを掛けられて90歳のおばあさんになってしまいました。ソフィーは呪いを解く方法を探るため、ハウルの動く城で働くことになりました。

カカシのカブのプロフィール

「ハウルの動く城」のカカシのカブについて見ていくと、蝶ネクタイに黒いスーツ姿で、普段よく見かけるかかしとは違い、まるで紳士のような整った衣装を着ています。頭にはシルクハットを被っていますが、頭部がカブということで、カブの葉が飛び出した状態です。足が1本なので、飛び跳ねながら前に進みます。また、カカシということで声を出すことができません。元々名前はなく、カブというのはソフィーが名付けました。

ハウルの動く城 - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

ハウルの動く城のカカシのカブの正体と呪い

ここからは「ハウルの動く城」で、大泉洋が声を担当しているカカシのカブについて紹介していきます。呪いで老婆になってしまったソフィーの前に突然現れたカカシのカブの正体は?カブに掛けられた呪いとは?について見ていきます。

カカシのカブの正体は王子様

カカシのカブは荒野でソフィーと出会いましたが、そこからソフィーたちといつも一緒にいることになり、後半では身を挺してソフィーたちを守ってくれました。すっかり打ち解けた様子のカカシのカブの正体は、となりの国の王子様でした。物語の終盤、ソフィーによって呪いが解かれ、正体を現すことができたカブは、とても美しい王子様でした。

カカシのカブにかけられた呪い

カカシのカブの正体は隣国の王子様だということが分かりました。王子様は呪いによって姿を変えられていたのですが、この呪いを掛けたのは誰なのでしょうか?映画では誰が呪いを掛けたのか明らかになっていませんが、サリマンという魔法使いではないかという説があります。サリマンはハウルの魔法の師匠で、マダム・サリマンと呼ばれています。

戦争が始まった理由は王子様だった?

カカシのカブの正体である隣国の王子様は呪いによって姿を変えられてしまい、そのために自分の国に帰ることができず、戦争が始まったと言われています。上述したように王子様に呪いを掛けたのはサリマンだと考えられています。国王に次ぐ権力を持つとされるサリマンが、戦争を仕掛けるために隣国の王子様に呪いを掛けたのだと考えられています。

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ハウルの動く城のカカシのカブの性格や名シーン・ソフィーとの関係

「ハウルの動く城」のカカシのカブの性格を紹介すると共に、カブの名シーンを紹介します。さらに「ハウルの動く城」のヒロインであるソフィーとカカシのカブの関係についても見ていきます。

カブの優しい性格

カカシのカブの性格は優しいの一言に尽きます。中でも初めて会った時、助けてもらったソフィーに恩返しのためなのか、日常の様々な用事を手伝うなど何かと気を配る優しさを見せています。そんな優しい性格のカブは、みんなに危険が迫ると、自らの体を投げ出して守ろうとする頼もしさもあります。

カブの名言や名シーン

ハウルが思わず発した言葉に傷ついたソフィーが、雨の中、泣きながら外に飛び出していきました。その際、カカシのカブが取った行動が名シーンだと言われています。カカシのカブは、荒地でずぶ濡れになっているソフィーを見つけ、自分が雨に濡れても構わず傘をさしかけてあげるのでした。カカシのカブの優しさが垣間見えた名シーンだと言われています。

カブとソフィーとの関係

カカシのカブがソフィーと出会ったのは、呪いを掛けられて老婆になったソフィーが店を飛び出し、丘を登っていた時でした。杖になりそうな枝を見つけた際、逆さまになっているカカシを見つけ、助けてあげたのがカカシのカブとの出会いでした。頭がカブになっているカカシが呪いを掛けられた姿だと気づいたソフィーですが、「子どもの頃からカブは嫌い」と言って、その場を去っていきました。

カカシのカブは助けてくれたソフィーの後をついていきます。そして、ソフィーにちょうどいい杖を見つけてあげました。杖をもらったソフィーは、ついでに今夜の宿も見つけて欲しいと言うので、カカシのカブは「ハウルの動く城」を連れてきました。こうして、カカシのカブはソフィーが「ハウルの動く城」に乗るきっかけとなったのでした。ちなみに、カブという名前はソフィーが付けました。理由は、頭部がカブだったからです。

カカシのカブとソフィーは、その後もずっと一緒に行動しており、物語の大詰め、カカシのカブの呪いを解いたのがソフィーでした。カカシのカブの呪いは愛する人からのキスを受けることで解けるというものでした。カカシのカブはソフィーを愛しており、そのソフィーのキスによって呪いが解け、元の王子様の姿に戻ることができました。

王子様に戻ったカブは、ソフィーの気持ちがハウルにあると知りながら、戦争を止めるために帰国し、そしてソフィーが自分の方を向いてくれるのを待つことになりました。

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ハウルの動く城のカカシのカブの原作での設定や名前

ここまで、スタジオ・ジブリによる映画「ハウルの動く城」で、大泉洋が声優として担当しているカカシのカブの正体、性格、ソフィーとの関係について考察してきました。ここからは「ハウルの動く城」の原作でのカカシのカブについて紹介します。

考察①名前はかかし?

「ハウルの動く城」の原作では、姿は映画と同じように頭部がカブになっているのですが、名前は付いておらず、ただ「カカシ」と呼ばれます。さらに、原作では、カカシの正体は隣国の王子様ではありません。そもそも原作に隣国の王子様というキャラクターは登場しないということです。

考察②原作のカカシの正体はサリマンの心?

それでは「ハウルの動く城」の原作のカカシとは何者なのでしょうか?原作によるとカカシに命は宿っていませんでした。カカシは魔法によって命が吹き込まれたのでした。この魔法は「自分が気に入る人間を作るために、色々な人間から顔、胴体、足などを一部ずつ取ってくっつける」というものです。そして、それぞれ余ったパーツをくっつけて犬にしてしまう魔法もあります。

原作ではこのようにして出来上がったキャラクターが3体登場します。これらの魔法を使っているのが荒地の魔女で、元々命のない存在だったカカシに魔法を掛けたのも、荒地の魔女だったのでした。このように、原作ではカカシに命を与えたのは荒地の魔女で、カカシの中には「サリマンの心」が入っていました。映画ではカカシの正体は隣国の王子様ですが、原作ではサリマンの心がカカシの正体でした。

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ハウルの動く城のカカシのカブのアニメ声優

ここからは「ハウルの動く城」のカカシのカブの声を担当している声優を紹介します。カカシのカブを担当している声優は、俳優の大泉洋です。ここでは、大泉洋のプロフィールと主な出演作品を紹介していきます。

大泉洋のプロフィール

カカシのカブの声優を務めている大泉洋は、1973年4月3日生まれ、北海道出身、血液型B型、所属事務所は「CREATIVE OFFICE CUE」で、俳優、タレント、声優、歌手。1996年に北海学園大学の演劇研究会に所属するメンバーで演劇ユニット「TEAM NACS」を結成。同年、北海道テレビ(HTB)の深夜バラエティー番組「水曜どうでしょう」に出演し、人気番組となりました。

その後、大泉洋は東京に進出したことで、全国的に知名度が上がり、2011年には北海道を舞台にした映画「探偵はBARにいる」の探偵役で主演し、2013年にシリーズ2作目、2017年にはシリーズ3作目が公開されました。また、多くの芸能人や著名人、政治家などのモノマネを得意としています。

さらに、大泉洋は「ハウルの動く城」だけでなく、声優として「千と千尋の神隠し」番台蛙、「猫の恩返し」国語教師、などジブリ作品に出演、他にも「茄子 アンダルシアの夏」ペペ・ベネンヘリ、「レイトン教授と永遠の歌姫」レイトン教授、「ドラえもん のび太の宝島」キャプテン・シルバー、など様々なアニメ作品で声優を務めています。

大泉洋の主な出演作品

カカシのカブの声優・大泉洋の主なテレビドラマ出演作は、2006年「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」中川雅也、2009年「赤鼻のセンセイ」石原参太朗、2010年「龍馬伝」近藤長次郎、2016年「真田丸」、2018年「あにいもうと」赤座伊之助、2019年「ノーサイド・ゲーム」君嶋隼人。

カカシのカブの声優・大泉洋の主な映画出演作は、2008年「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」ねずみ男、2009年「TEAM NACS FILMS「N43°」、2013年「清須会議」羽柴秀吉、2014年「青天の霹靂」轟晴夫、2015年「駆け込み女と駆け出し男」中村信次郎、2018年「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」鹿野靖明、2019年「そらのレストラン」設楽亘理、2020年「新解釈・三國志」劉備玄徳。

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ハウルの動く城のカカシのカブに関する感想や評価

「ハウルの動く城」のカカシのカブは、ソフィーを秘かに好きになっていました。愛する者にキスをしてもらうことで呪いを解くことができるということをソフィーに告げるところなど、切ないシーンだという感想です。ソフィーはハウルのことが好きだったのですが、ハウルよりもカブの方がいい男だという感想です。

「ハウルの動く城」のカカシのカブはソフィーに助けてもらったこともあり、ソフィーに対して優しく接します。常にソフィーの後をついて行き、何かとフォローしてくれます。ハウルはダメ男で、カブは常に寄り添ってくれる優男だという感想です。

「ハウルの動く城」には極悪人というキャラクターが登場せず、みんな良いキャラクターだという印象で、特にカカシのカブの優しさ、終盤でのカッコ良さなどが良かったという感想で、みんなのために体を張って頑張ったカブも報われて欲しいという感想です。

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ハウルの動く城のカカシのカブまとめ

いかがでしたか?スタジオ・ジブリによる映画「ハウルの動く城」のカカシのカブについて紹介しました。カカシのカブの正体は隣国の王子様で、愛するソフィーのキスで元に戻ることができました。王子様をカカシに変えたのはサリマンだという説を紹介しました。また、カカシのカブの優しい性格やソフィーとの関係を見てきました。

「ハウルの動く城」の原作でのカカシは、カブという名前ではなく、カカシのままでした。原作でのカカシには映画に比べて複雑な設定でした。そして、映画「ハウルの動く城」でカカシのカブの声を担当した大泉洋について紹介しました。大泉洋は俳優、タレント、声優として活躍中です。ツイッターではカカシのカブの優しさが良かったという感想があり、そんなカカシのカブに注目して映画「ハウルの動く城」をお楽しみください。

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