2018年08月14日公開
2018年08月14日更新
ハウルの動く城の登場人物・声優キャスト一覧!ソフィーを演じたのは?
日本映画歴代興行収入第3位(2018年現在)に輝くジブリアニメ『ハウルの動く城』の登場人物一覧と声優一覧を紹介しています。『ハウルの動く城』は日本映画史に記録を残す大ヒットアニメ映画です。幅広い客層に親しまれるジブリアニメですが、『ハウルの動く城』はヒロインのソフィーが18歳から90歳に変化、声優を当時63歳の倍賞千恵子が務めたことで話題になりました。他にも木村拓哉や、大泉洋など、豪華なキャストが集められてた声優一覧を、登場人物一覧の紹介と共にまとめました。
目次
ハウルの動く城の登場人物と声優を一覧で紹介!
『ハウルの動く城』の登場人物一覧と声優一覧を紹介していきます。『ハウルの動く城』はそれまでの宮崎駿作品に比べて恋愛要素を前面に打ち出された作品と言われます。老婆の姿になってしまう異例のヒロイン・ソフィーや、金髪の美青年ハウルなど、個性的な登場人物が多くいます。そんな『ハウルの動く城』の登場人物一覧と、議論を呼んだ声優一覧をまとめました。
ハウルの動く城とは?
スタジオジブリ制作の長編アニメーション!
『ハウルの動く城』はスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画です。スタジオジブリの劇場用アニメーションとしては13作目。宮崎駿監督作品としては7作目に当たります。『ハウルの動く城』は『魔女の宅急便』以来15年振りに原作のあるアニメ映画として作られました。ただし、原作にはない「戦争」の要素を取り入れるなど、特にアニメの後半はオリジナルの要素が強い作品に仕上がっています。
2年連続で興行成績第1位の大ヒット!
『ハウルの動く城』は2004年11月20日に日本で公開されました。公開2日で興行収入14億8000万円を突破し、日本映画史上に残る好調なスタートを切った作品です。2004年と2005年の興行成績で2年連続のトップとなり、歴代興行収入でも千と千尋の神隠しに次ぐ2番となりました。2016年の『君の名は。』に抜かれるまでは興行収入TOP3がジブリ作品(他『千と千尋の神隠し』と『もののけ姫』)でした。
ハウルの動く城の登場人物一覧!
『ハウルの動く城』の登場人物一覧を紹介します。魔法使いが存在するファンタジー世界を舞台にした『ハウルの動く城』の登場人物一覧の多くは、何らかの呪いや魔法が掛けられています。老婆になってしまうソフィーや、悪魔との契約を結んでいるハウルなど、個性的です。
若者であり老婆!ソフィーとは?
『ハウルの動く城』の主人公・ソフィーについて紹介します。ソフィーのフルネームはソフィー・ハッター(hatter)です。その名が示す通り、父親が残した帽子屋で針子をして暮らしていました。針子の仕事は自ら望んで就いた仕事ではありませんが、自分に自信が持てないソフィーは地味な暮らしを受け入れていました。ある日、偶然ソフィーの帽子屋を訪ねてきた荒地の魔女に呪いを掛けられ、老婆の姿になっていまします。
老婆になったソフィーは帽子屋での暮らしを捨てて家出します。旅先で偶然助けたカカシのカブの導きによって、ソフィーはハウルの動く城で暮らすことになりました。ハウルの動く城の掃除婦となったソフィーは、カルシルファーやマルクルたちと暮らす中で、次第に彼らを家族のように大切に思うようになります。そして、ハウルへの恋心を自覚し、悪魔の契約に蝕まれていくハウルを助けたいと願うようになりました。
ソフィーは『ハウルの動く城』の序盤で老婆にされますが、常に老婆の姿になっているわけではありません。寝ている時や感情の昂ぶりによって少女の姿に戻ったり、皺の数が減ったりします。呪いがかけられる前のソフィーは自分の容姿に自信の持てす、大人しくしている少女でしたが、老婆になったことで吹っ切れ、本来の強気な性格が表に出るようになります。最後にはハウルにきちんと気持ちを伝えてハッピーエンドになりました。
魔法使いのイケメン!ハウルとは?
『ハウルの動く城』の城主であり、魔法の才能を持った青年・ハウルについて紹介します。ハウルは昔、魔法学校でサリマンに魔法を学んだ経験を持ちます。ハウルの魔法の才能はサリマンも高く評価していましたが、自由で気ままな暮らしを求めるハウルはサリマンの元を去りました。その後は、ペンドラゴンやジェンキンスという偽名を使い分けて嫌な物から逃げる暮らしをしています。
ハウルは幼ない頃にカルシファーと悪魔の契約を結んでおり、強力な魔法の力を発揮できます。しかし、悪魔の契約は魔力を使いすぎると身を滅ぼす危険なものでした。ハウルは悪魔の契約に蝕まれながらも嫌いな戦争に加担しています。カルシファーには心臓を渡しており、生死を共にする間柄になっています。
強い魔法の力を優雅に使いこなすハウルですが、本来は見栄っ張りで臆病な性格でした。女の子に振られたり、髪の色が変わるだけで酷く落ち込みます。そんな情けない姿を見せてもハウルを心から気遣うソフィーを、ハウルもいつからか大切に想うようになりました。ソフィーやマルクルたち大切な家族を守るためにハウルは魔法を使います。力の使い過ぎで倒れたハウルでしたが、ソフィーによって救われ、ふたりは結ばれます。
ソフィーに呪いをかけた荒地の魔女とは?
『ハウルの動く城』でソフィーに呪いをかけた張本人である荒地の魔女について紹介します。荒地の魔女は強力な魔法を使う魔女として人々に恐れられています。荒地の魔女の力についてはハウルも恐れを抱くほどです。荒地の魔女はもともとはサリマン同様、王宮に仕えていました。しかし、50年前に悪魔と契約したことをきっかけに王宮を追い出されています。王宮に戻ることは荒地の魔女のひとつの大きな目標でした。
サリマンの誘いに乗じて、久しぶりに王宮に出向いた荒地の魔女でしたが、サリマンが仕掛けた罠によって本来の年老いた姿にされてしまいます。魔女としての力をほぼ失った荒地の魔女は、なし崩しにハウルの動く城に住むことになりました。ソフィーやマルクルの介護を受けながら静かに暮らします。
しかし、強い力が得られるとするハウルの心臓への執着は捨てきれず、カルシファーの中にあったハウルの心臓を見つけると奪い取ります。カルシファーの魔力が弱まり、ハウルの動く城が崩壊してもハウルの心臓を手放そうとしません。強欲な態度を示す荒地の魔女でしたが、最終的にはハウルを助けるために心臓を欲したソフィーの願いを聞き入れ、心臓を手放します。ハウルが元気になった後はみんなで一緒に暮らしました。
ハウルと契約した悪魔カルシファーとは?
ハウルの動く城を動かしている悪魔のカルシファーを紹介します。カルシファーはハウルが幼い頃に契約を交わした火の悪魔です。契約によってハウルはカルシファーに心臓を渡しており、ふたりは生死を共にしています。ハウルとは仲が良く、古くからの友人のようです。魔法を使いすぎて弱っていくハウルのことを心配しています。また、魔法の力でハウルの動く城を制御する役目を担っています。
カルシファーの性格はお調子者です。ソフィーはカルシファーがおだてに弱いことをすぐに見抜いて上手く助けを借りていました。その一方、ハウルに似て臆病なところがあります。埃や水で火が消えることを恐れていました。最終的にはハウルとの契約が無くなって自由の身となりますが、ハウルやソフィーと一緒に暮らすことを望んで帰ってきます。
ハウルの弟子マルクルとは?
『ハウルの動く城』に登場するハウルの弟子の少年・マルクルを紹介します。マルクルはハウルの弟子としてハウルの動く城に住み込んでいる少年です。ハウルとどのように知り合ったのかは『ハウルの動く城』では描かれていません。普段は少年の姿ですが、来客や買い物の際はフードを被って髭を生やした老人のような姿に変装する魔法を使います。老人の姿の時は年寄りの声真似をしますが、ソフィーにはやめるように言われます。
ソフィーと初めて会った時は、大人びた態度で接していましたが、次第に打ち解けると、子供らしい反応をするようになります。ハウルのことは「ハウルさん」と呼び、敬語を使っていますが、ハウルやソフィーのことを家族のように思っています。
ソフィーに好意を寄せるカカシのカブとは?
『ハウルの動く城』でソフィーに好意を寄せるカカシのカブを紹介します。カカシであるカブは言葉を話す言葉できず、飛び跳ねて移動する不思議なカカシです。カブはひっくり返って草むらで身動きが取れなくなっているところをソフィーに救われました。そのお礼として、旅の宿を探しているソフィーのためにハウルの動く城を連れてきます。ソフィーに対しては、雨に濡れるソフィーに傘を差しだすなど、紳士的な態度で接します。
そんな紳士的なカカシであるカブの正体は隣の国の王子でした。『ハウルの動く城』のラストシーンでソフィーが感謝のキスをすると、カブの呪いは解けて人間の姿に戻ります。「愛する者からキスをされる」というのが呪いをとく方法だったからです。ソフィーはハウルのことを愛しているので、カブは一旦身を引きますが、「心変わりは人の常」と言って再会を約束して自国に帰っていきました。
ハウルの師匠サリマンとは?
『ハウルの動く城』に登場するハウルの師匠・サリマンを紹介します。サリマンは王宮に仕える魔法使いです。同時に、魔法学校で魔法を教える立場にもあります。ハウルはサリマンの下で魔法を学びました。以前からハウルの才能に目を付けていたサリマンは、悪魔の契約に手を出したハウルが身を滅ぼすことで貴重な魔法の才能が失われるのを危惧しています。
サリマンは目的のためなら手段を選ばないところがあり、荒地の魔女からは容赦なく力を奪いました。ハウルの代わりに面会したソフィーとの対談では、ハウルをけなす発言をしてソフィーを怒らせました。ハウルの様子を探るために使い魔のヒムや、ソフィーの母も利用します。最終的にハウルたちがハッピーエンドを迎えると、それ以上の詮索を辞めて戦争を終わらせるように働きかけたことが示唆されます。
サリマンの使い魔のヒンとは?
『ハウルの動く城』でサリマンの使い魔として登場したヒンを紹介します。ヒンは年老いた老犬の姿をしています。ハウルの代わりにソフィーが王宮を訪れた時に初めて登場しました。ソフィーは最初ハウルが化けた姿だと思っていました。ソフィーとサリマンの面会の後、荒地の魔女と一緒にハウルの動く城に住むことになります。
荒地の魔女からは「ワンちゃん」と可愛がられ、マルクルとも仲良く遊ぶようになります。サリマンの使い魔としてはほとんど働いておらず、『ハウルの動く城』のラストシーンで、元気になったハウルや少女の姿に戻ったソフィーたちの様子を嬉しそうにサリマンに報告します。サリマンからは「浮気者」と言われていました。
ハウルの動く城の声優一覧!
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『ハウルの動く城』の登場人物一覧の声優を務めたキャストを一覧にまとめました。『ハウルの動く城』の日本版のキャストでは、当時63歳の倍賞千恵子がヒロインのソフィーを演じたことで大きく話題になりました。また、圧倒的人気と知名度を誇る木村拓哉の起用も注目されました。2018年現在も活躍するTEAM NACSのメンバーや、声変わり前の神木隆之介など、バラエティに富んだ声優一覧になっています。
倍賞千恵子(日本版ソフィー役)
『ハウルの動く城』の日本版でソフィーの声優を務めた倍賞千恵子を紹介します。倍賞千恵子は1941年6月29日に東京都で生まれました。実の妹である倍賞美津子もベテラン女優として活躍していることがよく知られています。倍賞千恵子は1961年の映画『斑女』で女優デビューし、1963年には『下町の太陽』で歌手デビューもしました。以降は女優・歌手として多くの作品に携わっています。
倍賞千恵子の女優としての活動で良く知られているものは山田洋次監督の映画作品です。先述の1963年の映画『下町の太陽』を皮切りに、1969年から始まった『男はつらいよ』シリーズで主人公の「トラさん」こと、車寅次郎の妹・さくらを演じています。他にも山田洋次監督の映画作品では60本以上主役や準主役を務めていました。
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歌手としては1963年の『下町の太陽』で紅白歌合戦に出場以降、4年連続で紅白歌合戦に出場しました。第4回日本レコード大賞で新人賞を受賞し、デビュー当時から継続して歌手活動を行っています。『ハウルの動く城』では、ソフィーの声優だけでなく、主題歌の「世界の約束」も担当しています。また、ジブリアニメ『コクリコ坂から』の主題歌「さよならの夏」にも倍賞千恵子が歌ったバージョンがあります。
エミリー・モーティマー(英語版ソフィーの若い頃役)
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『ハウルの動く城』の英語版で若い頃のソフィーの声優を務めたのはエミリー・モーティマーです。エミリー・モーティマーは1971年12月1日にロンドンで生まれました。2009年の映画『レオニー』のPRのために初来日しています。ルックスだけでなく声も可愛いと評判です。『ハウルの動く城』以降の出演作には2011年の『ヒューゴの不思議な発明』や2017年の映画『ベロニカとの記憶』などがあります。
ジーン・シモンズ(英語版ソフィーの老婆の頃役)
『ハウルの動く城』の映画版で老婆になったソフィーの声優を務めたのはジーン・シモンズです。ジーン・シモンズは1929年1月31日にロンドンで生まれました。ジーン・シモンズは1948年の映画『ハムレット』でオフィーリアを演じ、ヴェネチア国際映画祭の女優賞を受賞しました。以降はハリウッドでも活躍します。2010年1月22日、肺癌のためアメリカの自宅で息を引き取りました。
木村拓哉(日本版ハウル役)
『ハウルの動く城』の日本版でハウルの声優を務めたのは木村拓哉です。木村拓哉は1972年11月13日に東京都で生まれました。国民的アイドルグループSMAPのメンバーとして2016年まで活動していたことが良く知られています。女性を中心に高い人気を誇るアイドルの代表的存在であり、俳優として主演したドラマが高い視聴率を獲得したことから「視聴率男」と呼ばれることがあります。
木村拓哉が主演したドラマには1996年の『ロングバケーション』、2001年の『HERO』、2007年の『華麗なる一族』などがあります。映画では2006年に主演した映画『武士の一分』の演技が高く評価されました。近年の出演作品では、2018年のドラマ『BG〜身辺警護人〜』や、ジャニーズの後輩・嵐の二宮和也と共演する2018年の映画『検察側の罪人』などが注目を集めました。
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木村拓哉は『ハウルの動く城』が声優初挑戦というわけではなく、『花より男子』のCDブックで花沢類役を務めた経験があります。また、2010年のアニメ映画『REDLINE』でも主人公の声優を務めました。そんな木村拓哉が『ハウルの動く城』に出演したのは、ジブリや宮崎駿からのオファーやオーディションではなく、木村拓哉から出演の希望を出したとされています。
クリスチャン・ベール(英語版ハウル役)
『ハウルの動く城』の英語版でハウルの声優を務めたのはクリスチャン・ベールです。クリスチャン・ベールは 1974年1月30日にウェールズで生まれました。2005年の『バットマン ビギンズ』以降、シリーズの主役であるブルース・ウェインを演じたことで知られています。2002年の『リベリオン』で披露した「ガン=カタ」や、2004年に出演した『マシニスト』での徹底した役作りなどで知られています。
美輪明宏(日本版荒地の魔女役)
『ハウルの動く城』の日本版で荒地の魔女の声優を務めたのは美輪明宏です。美輪明宏は1935年5月15日に長崎県で生まれました。15歳で歌手を目指して上京した美輪明宏は、17歳でシャンソン喫茶「銀巴里」と契約して歌手デビューを果たします。その後は三島由紀夫を始めとする文化人たちと交流を持つようになりました。自ら作詞作曲した「ヨイトマケの唄」は1966年に注目を集めます。
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1967年に旗揚げされた寺山修司の演劇実験室・劇団天井桟敷では、美輪明宏のために書き下ろされたという舞台作品、『青森県のせむし男』や『毛皮のマリー』で主演を務めました。以降、歌手や舞台での活動と共に、2005年からのバラエティ番組『国分太一・美輪明宏・江原啓之のオーラの泉』などで広く人気を集めていきます。2012年、初出場となった紅白歌合戦で披露された「ヨイトマケの唄」は話題となりました。
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美輪明宏は声優として、1997年のジブリアニメ『もののけ姫』でもモロの君役で出演しています。モロの君のセリフである「黙れ小僧!」は『もののけ姫』のセリフの中でも特に有名です。他の声優の仕事には、2009年の映画『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ』のゲスト声優としてアルセウス役を務めました。
ローレン・バコール(英語版荒地の魔女役)
『ハウルの動く城』の英語版で荒地の魔女の声優を務めたのはローレン・バコールです。ローレン・バコールは1924年9月16日にニューヨークで生まれました。1944年の映画『大脱出』でデビューしています。数多くの映画に出演し、2009年にはアカデミー名誉賞を受賞しました。2014年8月12日に脳卒中で亡くなっています。
我修院達也(日本版カルシファー役)
『ハウルの動く城』のカルシファーの声優を務めたのは我修院達也です。我修院達也は1950年12月10日に東京都で生まれました。6歳の頃から子役として芸能活動を行っていた我修院達也は「桜一平」の名前で演歌歌手デビュー、「若人あきら」名義での俳優活動など、これまで何度か芸名を変更してきました。郷ひろみのモノマネがウケたことでテレビへの露出が増えます。1991年には失踪事件が発生し、注目を集めました。
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我修院達也は独特の声質を活かして声優活動も行っています。2001年のジブリアニメ『千と千尋の神隠し』でも青蛙役で出演していました。他にも、ロールプレイングゲーム『シャドウハーツ』シリーズでは実在の人物をベースにしたキャラクター、ロジャー・ベーコンの声優を務めています。また、ゲーム『ドラッグオンドラグーン2 封印の紅、背徳の黒』といった作品でも声優として出演しました。
ビリー・クリスタル(英語版カルシファー役)
『ハウルの動く城』英語版でカルシファーの声優を務めたのはビリー・クリスタルです。ビリー・クリスタルは1948年3月14日にニューヨークで生まれました。コメディアンとして活躍し、1975年から放送されたバラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』で知名度を上げました。ディズンー映画『モンスターズ・インク』に登場するマイク・ワゾウスキーの声優を務めたことでも知られています。
神木隆之介(日本版マルクル役)
『ハウルの動く城』のマルクルの声優を務めたのは神木隆之介です。神木隆之介は1993年5月19日に埼玉県で生まれました。子役として芸能活動を始め、元SMAPの中居正広が主演した1999年のドラマ『グッドニュース』でドラマデビューを飾っています。2005年の映画『妖怪大戦争』では主演を務めました。ドラマでの初主演は2006年のドラマ『探偵学園Q』です。
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変声期を経た後も、2012年の映画『桐島、部活やめるってよ』や、2014の映画『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』など、多くの話題作に出演しています。近年の活躍には主演を務めた2018年のNHKドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』や、2017年公開の映画『3月のライオン』などがあります。
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神木隆之介は声優としても成功しており、2001年のジブリアニメ『千と千尋の神隠し』や2010年の『借りぐらしのアリエッティ 』などにも出演しています。ジブリアニメ以外では2009年の『サマーウォーズ』や2016年の『君の名は。』の主演を務めたことが知られています。ちなみに、神木隆之介が出演した『千と千尋の神隠し』『君の名は。』『ハウルの動く城』は日本の歴代邦画興行収入ランキングTOP3です。
ジョシュ・ハッチャーソン(英語版マルクル役)
『ハウルの動く城』英語版でマルクルの声優を務めたのはジョシュ・ハッチャーソンです。ジョシュ・ハッチャーソンは1992年10月12日にケンタッキー州で生まれています。2003年の映画『アメリカン・スプレンダー』で映画デビューしました。近年の活動には2012年から展開されている『ハンガー・ゲーム』シリーズのピータ・メラーク役が知られています。
大泉洋(日本版カブ役)
『ハウルの動く城』でカブの声優を務めたのは大泉洋です。大泉洋は1973年4月3日に北海道で生まれました。大泉洋は仲間と結成した演劇ユニット「TEAM NACS」に所属しています。大泉洋を含めた「TEAM NACS」のメンバー全員(森崎博之、安田顕、戸次重幸、音尾琢真)が『ハウルの動く城』に出演しています。大泉洋は深夜のバラエティ番組『水曜どうでしょう』に出演したことで知名度を上げました。
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大泉洋は2005年に人気ドラマシリーズであった『救命病棟24時』に出演します。2007年のドラマ『ハケンの品格』では準主役を務めて存在感を見せました。2011年からの映画『探偵はBARにいる』シリーズでは地元北海道を舞台に活動する探偵役を演じています。2016年には大河ドラマ『真田丸』で主人公・真田幸村の兄・真田信之を演じて注目を集めました。
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声優としては2001年のジブリアニメ『千と千尋の神隠し』で番台蛙役を務めています。以降、2003年のアニメ映画『茄子 アンダルシアの夏』や、2006年のアニメ映画『ブレイブ ストーリー』などに出演。2007年に第1作が発売された『レイトン教授』シリーズでは一貫して、主人公のレイトン教授の声優を務めています。
クリスピン・フリーマン(英語版カブ役)
『ハウルの動く城』英語版でカブの声優を務めたのはクリスピン・フリーマンです。クリスピン・フリーマンは1972年2月9日にイリノイ州で生まれました。舞台俳優として活動した後、声優業に専念した活動にシフトしています。日本のアニメファンでもあり、海外向けの吹き替えを多く担当しています。
加藤治子(日本版サリマン役)
『ハウルの動く城』のサリマンの声優を務めたのは加藤治子です。加藤治子は1922年11月24日に東京都で生まれました。1937年に御舟京子という芸名で松竹少女歌劇団に所属し、女優としてのキャリアをスタートさせます。1939年に『花つみ日記』で映画デビューを果たしました。以降数多くの作品に出演しましたが、 2015年11月2日に心不全のため亡くなっています。遺作となった映画は2010年の『おとうと』でした。
加藤治子はアニメ声優として1969年の『千夜一夜物語』や、1987年の『風が吹くとき』に出演しています。また、1989年のジブリアニメ『魔女の宅急便』でも老婦人役で出演しています。
ブライス・ダナー(英語版サリマン役)
『ハウルの動く城』英語版でサリマンの声優を務めたのはブライス・ダナーです。ブライス・ダナーは1943年2月3日にペンシルベニア州で生まれました。1965年の大学卒業を機に舞台女優としてのキャリアをスタートさせました。2000年のコメディ映画『ミート・ザ・ペアレンツ』などに出演しています。
原田大二郎(ヒン役)
『ハウルの動く城』でヒンの声優を務めたのは原田大二郎です。原田大二郎は1944年4月5日に神奈川県で生まれました。1970年の映画『裸の十九才』で新人でありながら主役デビューを飾っています。1975年のテレビドラマ『Gメン'75』で演じた関屋一郎警部補役が当たり役となり、全国的な知名度を獲得しました。以降、多くの映画や舞台に出演します。
原田大二郎の声優としての活動に2000年のアニメ映画『風を見た少年』や、2004年のテレビアニメ『それいけ!ズッコケ三人組』などがあります。また、1974年の『刑事コロンボ 愛情の計算』で吹き替えの仕事も経験しています。
ハウルの動く城のソフィーは1人で演じた!
『ハウルの動く城』の日本版の特徴にヒロインであるソフィーを倍賞千恵子がひとりで演じたというものがあります。英語版の声優の紹介したように、他の国のバージョンではソフィーの若い頃と老いた頃の声優は別々に用意されています。日本版では少女のソフィーも当時63歳の倍賞千恵子が一貫して演じたため、キャスティングに対してはたびたび議論が起こります。
ハウルの動く城のソフィーは下手なのか?
スタジオジブリのアニメでは専業の声優があまり使われない傾向がありますが、『ハウルの動く城』でもその傾向は変わりません。そのため、声優の演技力について苦言が呈されることもあります。『ハウルの動く城』は、ハウル役の木村拓哉については概ね好評です。しかし、ソフィー役の倍賞千恵子については厳しい意見も散見されます。
「少女のソフィーの声に違和感がある」といった内容が多いですが、これは倍賞千恵子の演技が下手というよりも、「63歳の女性が18歳の女の子の声をやることに無理がある」という意見が多いようです。老婆の時のソフィーの声については不満な意見は見当たらないので、演技力ではなく大胆なキャスティングに対しての不満が挙げられているようです。
ハウルの動く城の登場人物と声優まとめ
『ハウルの動く城』の登場人物一覧と声優一覧をまとめました。『ハウルの動く城』はそれまでの宮崎駿監督作品からの転機となった作品とよく言われます。ファンタジー世界を舞台としながらも『ラピュタ』や『ナウシカ』のような冒険活劇ではなく、『魔女の宅急便』や『千と千尋の神隠し』以上に「恋愛」が大きな要素を占めていると言われます。
以上のような理由から興行成績に反して、好き嫌いの別れる作品となっているようです。ただし、登場人物についてはソフィー、ハウル、カルシファーなど、概ね人気が高いです。今回紹介した登場人物一覧を参考に『ハウルの動く城』を楽しんでみてください。